風力発電、立地規制緩和は見送り 経産・環境省研究会 / クリッピング asahi.com
" 経済産業省と環境省は2日、風力発電と自然環境保護を両立させるための課題をまとめた論点整理を発表した。温室効果ガス排出量が少ない風力発電を進める重要性は確認されたものの、経産省や産業界が要望していた国立公園などでの立地基準緩和の是非については両論併記にとどまった。 "-----asahi.com,2007年08月02日
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この国の自然を守りたい、野鳥の暮らす山を荒らしたくない。立地規制は必要でしょう。
しかし、中東の石油に依存し、地震の巣のような国で原子力発電を多数運用している。今回の新潟の地震で、明らかになったことは地盤は海も陸地もつながっているのに、さまざまな理由で海の地質、断層の研究が不十分だったということだ。それでも、原子力発電所は、日本の各地で運転中。この全体の風景に息苦しさを感じてしまいました。
実際、私たちは、残念ながら多くのエネルギーを利用しないと生活できない。エネルギー食料もさまざまな資源の多くを外国に依存している。といいつつ、外国で石油、鉱物資源、食料、水などが調達される現場でどんなことが行われているかについては、あまり考えない。石油は採掘、輸送中に漏れれば環境を汚す、汚すだけでなく、採掘から精製、輸送までのあらゆる段階で環境に負荷を与えている。野鳥や魚を思いのほか多く殺しているかもしれない。ウラニウムも露天掘りされ、大地に醜い穴と環境を汚染する残渣を産み出し続けている。
全部監視できない。考えすぎると、ひどい頭痛がしてきて、病気になりそうです。
日本で暮らす私たちの目から隠されているたくさんの”遠い外国の現場”
自国の環境や景観にインパクトを与える”目の前の風車”
そして、暮らしていく上でどうしても必要だと考えているエネルギーの確保。確かにむずかしい問題。
山で暮らしたことがあります。朝の静けさを破るのは、そうぞうしい野鳥の声。夜は驚くほど静かだったり、おどろくほど森の中にあふれる生物たちの音で騒々しかったりいろいろです。もし、そこに大型の風車が目の前に建てられることになったなら、、、、反対するかもしれません。
この議論は非常にむずかしいです。ただ、大型風力発電機でも地元に歓迎されている風車もたくさんあります。愛されている風車です。結局、問題の解決には手間がかかるということなのかもしれません。手間を惜しめば、問題は私たちの可能性を食い尽くしていきます。手間はかかりますが、試す価値のあることはたくさんあります。水力、地熱、バイオマス、太陽光、太陽熱、風力、温度差、海洋、、、、さらに省エネ、コジェネ、燃料電池と私たちの暮らすこの場で可能な方法をさぐることを決意する必要があります。一人一人の決断が、多様な価値と地域を生み出すことになるかもしれません。国や行政にまかせていては、解決しないのは確かです。(t_t)
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プレスリリース / 環境省、平成19年8月2日
・「風力発電施設と自然環境保全に関する研究会 論点整理」について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8645
投稿: 追加情報 プレスリリース 環境省 | 2007/08/06 10:59