HIT太陽電池セルで世界最高の変換効率22.0%を達成 / プレスリリース 三洋電機
-----image(pop up) & text : 三洋電機、2007年06月19日発表より
" 三洋電機株式会社(以下、三洋電機)は、この度、HIT太陽電池で、実用サイズ(100cm2以上)の結晶シリコン系太陽電池セルの変換効率としては世界最高となる22.0%を研究レベルで達成(従来21.8%)いたしました。
..........
高効率化を可能にした要素技術の概要
1.単結晶シリコン(以下c-Si)基板とアモルファスシリコン(以下a-Si)層との界面の高品質化
HIT太陽電池構造の特長は、発電層であるc-Si基板表面に高品質なa-Si層を積層することにより、電気の素であるキャリア(電荷)の再結合損失※6を低減できることにあります。今回、c-Si表面の清浄性を従来以上に高めることのできる洗浄技術の開発およびa-Si層形成時のc-Si表面へのダメージを従来以上に抑制する技術の開発に成功したことで界面の高品質化を実現しました。その結果、キャリアの再結合損失を低減し、開放電圧(Voc)を従来の0.718Vから0.722Vへと改善しました。 "
関連サイト
・三洋電機 : 研究分野 ソフトエナジー分野
三洋電機 住宅用太陽光発電システム
関連記事
・三洋電機、最高効率の太陽電池を開発-----イザ!、06/19
関連エントリー
・太陽電池事業3倍以上の拡大へ向け「HIT太陽電池 次世代プログラム」スタート / プレスリリース 三洋電機-----ソフトエネルギー、2006/06/23
コメント
三洋電機のHITパネルは、アモルファス シリコン薄膜と単結晶シリコンを積層構造をもつ太陽電池です。今回のリリースに構造のイメージがでていました。
-----image(pop up ; ”【要素技術概要図】 ”) : 三洋電機、2007年06月19日発表より
この積層構造により、今回損失を抑え、さらにセル表面に到達した太陽光をセル表面のミクロンオーダーの凹凸により効率的に太陽電池セル内部に導くことにより今回の発電効率の向上が可能になったと解説されています。
三洋電機のHITパネルは評判も上々のようです。今回開発のセルを利用した製品は2010年には市場に登場されるということですので、実際に使えそうですね。(t_t)
関連エントリー
----------Googleサイト内検索 : 三洋電機----------
ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。
しなやかな技術研究会のタイムライン --- グリーン・ポストのおすすめ”本”(amazon.co.jpインスタントストア)
| 固定リンク
« グーグルが大規模な太陽光発電を始めた理由 -- 米環境担当者に聞く / クリッピング 日経Ecolomy | トップページ | 再生エネ投資1千億ドルに 温暖化対策で急成長 / クリッピング 中日新聞 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント