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U.N. Raises Doubts on Biofuels / クリッピング Guardian Unlimited(バイオ燃料への懸念を国連が表明)

" Biofuels like ethanol can help reduce global warming and create jobs for the rural poor, but the benefits may be offset by serious environmental problems and increased food prices for the hungry, the United Nations concluded Tuesday in its first major report on bioenergy. "
-----Guardian Unlimited(AP),May 9,2007

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 日本は、フランスからすでにバイオ燃料を購入し、この連休前にスタンドで販売を開始している。さらにこの購入量、対象国を拡大し本格的にバイオ燃料を導入しようとしている。しかし、当初から指摘のあった、作物由来のバイオエタノールがもたらす問題点、

人間の食料と競合し、不足をまねいたり、価格を高騰させる。さらには、新しい農地を確保しようとするために、森林伐採、あらっぽい方法での作物の転換により農地が荒廃する。
 また、ただでさえ気候変動がもたらす影響により世界の穀物、作物不足が懸念される中で、そもそも、作物由来のバイオ燃料が解決法たりうるのかという基本的な意味からも、疑う声はおおかった。
 さらに、アメリカは自国内で生産し、自分で使っている。輸出も考えているようだが、もともと作物すら戦略物質と考えて、日本にも販売しているわけだから、彼らの立場は理解できる。商売になるものは、作り、売るのがアメリカのやりかただ。だが、輸入という形でのバイオ燃料の確保を考えている日本の事情はかなり違う。アメリカに追従するかのように、運輸部門の温暖化効果ガス削減のひとつとして導入するということなのだが、安易すぎるように思います。
 日本は今後、自国内に農地の荒廃、食糧不足の地域をかかえていたり、森林面積の減少といった、温暖化対策上も大変な問題をかかえる国からも輸入を考えているようだ。
 今回の、UNの懸念。政府の見解と方策を聞きたいものです。

 ところで、バイオ燃料には、セルロース系や非作物系の燃料もあります。また、作物でも他国からの輸入ということでなく、自国内での生産ということではだいぶ意味が違っています。手間と金と研究の努力がいるこの分野は、積極的に進めるべきだと思います。すべて、バイオ燃料とくくらないで、時間をかけて、技術と取り組む地域づくりにこそ資金を投入すべきだと思います。(t_t)

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