Portugal opens major solar plant / クリッピング BBC News(大規模太陽光発電所建設でみせた、ポルトガルの心意気）

" Portugal has inaugurated what it says is the world's most powerful solar power plant. ......... Prime Minister Jose Socrates has said he wants 45% of Portugal's power consumption to come from renewable energy by 2010. "

-----BBC News,28 March 2007

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・ＣＯ２など２０２０年までに２０％削減　ＥＵが目標 / クリッピング asahi.com-----ソフトエネルギー、2007/01/11

コメント
ポルトガルで、11MWｐの大型太陽光発電所が建設されたそうです。現時点では、最大規模ということです。まあ、現在は、世界各地で100MWを越えるような計画が発表されていますので、11MWと聞いても小さく感じてしまいますが、、、。

　とはいえ、なんと６０ヘクタールの面積の太陽光発電所により、8000軒分の電力をまかなうことができるとのことです。

　EUは、「欧州委員会は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素（ＣＯ２）など温室効果ガスの排出量を２０２０年までに９０年比で少なくとも２０％減らす」ことを決め、さらにその後の中長期計画の具体的な計画作りをしている。2050年とか、2100年とかの指標年を定め、１０年ごとのこまかで具体的な案作りを「行っている」。この行っているに「」をつけた理由は、現状はEUの各国の足並みは必ずしもそろっているわけではなく、原子力政策の推進という勢力が確実に地歩を固めていくなかで、石油の資源性をめぐる議論にもさまざまな意見があるので、今後本当にどうなるかについては、余談を許さないということもあるのでつけました。

　ただEUが2020年に20％削減という具体的な目標を選択したことで、日本、アメリカそして中国、インドなどに大きなプレッシャーと、今後の議論の流れを作ったことだけでも、非常に大きな仕事をしたと思います。イニシァティブという概念のないかの日本の政府の姿勢とは、大きな差がある決定です。
　最近ちょっとびっくりした情報は、原子力に積極的に見えるイギリス、フランスでも、多彩なプラニングがどんどん進められている点です。
　地方では、エコロジカルでグリーンなライフスタイルをよしとし、都会とは違うあらたなコミュニティや建物作りがブームという段階にまで達しつつあり、一つの年齢層を超えた文化を創りはじめているという情報があります。そして、国も原子力、脱石油を模索しつつ、小規模分散型のエネルギーと地域づくりに具体的に取り組んでいる。現在、エコロジカルで効率的な社会としてて、EUの先進的な環境大国と比べても数字的には日本は決して遅れをとっているわけではないようだ。しかし、まさにいま大きく走り出そうとしているかに見える、さまざまなEUの動きにより、日本がオルターナティブな未来を今選択できなければ、すぐ近い将来、日本は、格差、差別といった問題に加え、環境および、生活環境の面で、大きな遅れをとってしまう。そして、その遅れは、エネルギーの枯渇、気候変動などにより、時間がたてばたつほど、ますます是正が困難となる傾向があることがEUの資料などに記載されています。早くスタートすればするほど、コストとエネルギーが少なくて済むというのが、この時期にEUが選択した大きな理由のようです。
　タイムイズマネーに加え、タイムイズライフの時代に入ったという危機的な認識があるように感じます。(t_t)

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