スターン・レビュー「気候変動の経済学」の日本語版作成について / プレスリリース 国立環境研究所
" 国立環境研究所とアジア太平洋統合評価モデル(AIMエイム)チームの研究者グループは、環境省と駐日英国大使館の企画・監修のもと、スターン・レビュー「気候変動の経済学」のExecutive Summary(概要)部分(原文約30ページ)を翻訳しました。そこで、和英を併記した版を本日公表いたします。当該概要版は、環境省、駐日英国大使館及び国立環境研究所のウェブページにてダウンロードできます。(駐日英国大使館では、2月21日から。) また、報告書本文についても、環境省と駐日英国大使館は、国立環境研究所のAIMチームの全面的な協力を得て、本年4月末を目途に、翻訳を完成し、公表する予定です。 スターン・レビューは、昨年10月、世界銀行の元チーフ・エコノミストで、現在は英国政府気候変動・開発における経済担当政府特別顧問であるニコラス・スターン博士が取りまとめ、英国首相と財務大臣に報告され、昨年12月には、ナイロビ(ケニア)で開催された気候変動枠組条約の締約国会議(COP12)でも紹介されました。 "-----国立環境研究所、2007年2月16日
関連発表
・英国大使館
お知らせ / スターン・レビュー「気候変動の経済学」の日本語版作成について
/ 低炭素社会への転換
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国際的なデザイン・ビジネス・コンサルタント会社で、現在世界初の持続可能都市の設計を中国の東灘(Dongtan)で進めているアラップは、2050年の低炭素社会がどのようなものになるかをを6月の会議で発表する予定です。東灘における活動の主な設計面には次のようなものが含まれています。
・エネルギー需要のほとんどを風力発電、バイオ燃料、有機物質のリサイクルなど再生可能源から供給
・ 家庭や会社からの廃棄物はリサイクルされ、有機廃棄物は堆肥にするか、またはバイオマスを通じてエネルギーをつくり出すために使われます。
・ 新旧の建築技術を駆使することによって、エネルギーの使用は最大70%削減されます。建物の屋上緑化は断熱や濾過の効果を高めます。
・新しいコミュニティにおける移動手段として、太陽光発電による水上タクシーや水素燃料電池バスが開発されます。
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・新着情報 / スターン・レビュー「気候変動の経済学」に対するコメント(お知らせ)記者発表 2007年2月16日 (国立環境研究所)
関連記事
・スターン報告書の発表-----温暖化いろいろ、2006-11-01
コメント
イギリスの気候変動、エネルギー政策に大きな影響を与え、与えているといわれるスターンリポートの翻訳が環境省、国立環境研究所などの手により4月を目処に作業が進んでいる。今回発表された概略だけでも、十分な資料といえます。概略版はすでに上記発表中のリンクからダウンロードできました。
スターン・レビューについては、上の関連記事の”温暖化いろいろ”というサイトに詳細な情報のリンクがあります。
今後、京都議定書の”次の段階”の政策に大きな影響をもつといわれているリポートです。(t_t)
関連エントリー
・CO2排出量、2050年までに70%削減可能-----しなやかな技術研究会β、2007-02-16
・ヨーロッパ関連エントリー(ソフトエネルギー)
参考記事
・保険仲介大手の研究機関、地球シミュレータの日英共同研究に参加-----Eda blog -温「断」化ニュース、2007年02月15日
追加情報
・国連気候変動枠組条約締約国会議 United Nations Climate Change -Conference Conferences of the Parties -COP/ ブックマーク-U,C、き、こ-----自然エネルギー、2009/02/03
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