ドイツ「未来は原子力を必要としない」政務次官が、脱原発の重要性を訴える / クリッピング EICネット
" ドイツ連邦環境省のミュラー政務次官は、1月15日、ドイツの電力供給が、将来、原子力発電の利用がなくても可能であることを強調するコメントを発表した。概要は下記のとおり。 「学術的な研究により、最後の原子力発電所が閉鎖される2020年以降も、ドイツにおける電力供給は安定することが示されている。これは、再生可能エネルギーによる電力供給の増強とエネルギー効率の改善によって成功する。原子力発電の利用の延長は、分散型の賢明な解決手段を先送りにし、投資を遅らせることにしかならない。学者や全ての連邦議員団の代表者は、既に、原子力発電では、気候問題は解決できないことを確認している。 現在11%を占めている再生可能エネルギーによる電力供給は、2020年までに25%を大幅に超えることが見込まれている。 "-----EICネット、2007.01.15
関連情報
・EICネットドイツ関連
-ドイツ 最初の洋上風力パークのための電力網接続工事が開始(2007.01.30)
-ドイツ スペイン、スロベニアと再生可能エネルギー促進に向けて国際協力(2007.01.30)
-ドイツ 省エネ・再生可能エネルギー助成金情報をまとめたパンフレットを改訂 (2007.01.28 )
-ドイツ 再生可能エネルギー市場促進プログラムの効果を証明する研究報告書が完成 (2007.01.26 )
・Federal Environment Minister Sigmar Gabriel welcomes energy and climate package of the EU Commission-----BMU(Bundesministerium fur Umwelt),Berlin, 10.01.2007
" Furthermore, Europe needs to rely more on renewable energy sources. Therefore I support the proposed binding target for the whole of Europe to increase the share of renewable energies in Europe’s primary energy consumption to 20 per cent by 2020. The energy mix issue, i.e. if and to what extent nuclear power is going to be used, is a matter for the member states to decide. The Commission stated this correctly and clearly. "
・Renewable Energy : What electricity from renewable energies costs -----BMU(Bundesministerium fur Umwelt),January 2007 / PDF書類:WHAT ELECTRICITY FROM RENEWABLE ENERGIES COSTS
コメント
”未来は原子力を必要としない”。ここに百回ぐらい書きたい言葉です。
原子力エネルギーに懸念を抱く最大の理由は、地震。
・防災の日を前に、原子力発電と地震についてしっかりと考えよう!-----しなやかな技術研究会、2006/08/29
東大地震研究所のサイトには、こんな情報がある。
上の地図に下のGoogleマップの位置を置いてみると、位置関係がわかります。
中部電力(株) 浜岡原子力発電所(Googleマップ)
今度は、浜岡原子力発電所の位置を頭において、下のサイトをご覧ください。
・地震調査研究推進本部 / 地震予測地図
/ 「全国を概観した地震動予測地図」報告書-----平成17年3月23日 平成18年9月25日改訂 地震調査研究推進本部 地震調査委員会
コメント続き
人間が技術の粋を集めて、完全な管理の下で造った、もっとも”強固で完全な耐震構造の建物と運用体制”vs 巨大地震というデスマッチを組んでいると私は考えています。
それでも勝ち目のない、あまりに危険な賭けだと考えています。
みなさんは、どうなると思いますか? 興味をもったら、是非、検索エンジンに、「浜岡原子力発電所」 、「原発震災」とかの単語で是非検索して、納得されるまで調べてみてください。
ドイツの再生可能エネルギーのことを調べる気でいたのですが、
”未来は原子力を必要としない”
というながれにない国に暮らすものとして、別の事象のエントリーになってしまった。
残念です。ドイツについては、また日を改めて、、、、。いつの日か、
”美しい地震国、日本
未来は原子力を必要としない
再生可能エネルギーを、このように積極的に評価し、利用します”
という内容のクリッピング、エントリーを連ならせてみたいです。(t_t)
参考記事
・「技術大国ドイツ」危うし エンジニア不足深刻-----イザ!、2006/8/23
関連エントリー
・ドイツ 再生可能エネルギー拡大の雇用効果に関する研究報告書が完成 / クリッピング EICネット- 海外ニュース ------ソフトエネルギー、2006/10/04
・浜岡原子力発電所が止まった、、、-----しなやかな技術研究会β、2006-07-22
・成長が加速するドイツのソーラー業界 / ドイツ大使館発表-----ソフトエネルギー、2006/08/08
・INTERVIEW : Lovins on Nuclear(A・ロビンス、原子力を語る) / クリッピング Corporate Knights-----ソフトエネルギー、2006/07/20
・新エネルギー利用法 施行から3年 / クリッピング 東京新聞-----ソフトエネルギー、2006/06/13
追加情報 2007/2/23 AM10:30
原子力を推進せざるを得ないと考えている、ドイツに暮らす友人のAEさんから以下の情報をメールでいただきました。ドイツが現在の状況の中で、原子力をオプションとしてはまったく捨てていない、捨てられないかもしれないという現実についても情報はある程度知っています。各国の未来は、今後何が起るのかで流動化します。そのことは私も認識しています。
平和が唯一、世界がグリーンな方向に歩いていける道です。その平和について、現在が平和か? また、将来、現在確保されている安定がますますおびやかされることがあるかもしれないと考えています。
参考までにこのコメントをアップします。
AEさんの主張は、私信なので公開できませんが、「ドイツは、将来的に現在何を言おうと、脱産業化は考えていないし、先進国としての基盤を失うつもりはない。石油資源確保が問題になるなか、、原子力エネルギーにも前向きに取り組まざるを得ないだろう」です。ただしAEさんに日本の地震国としての現実を伝えると、知っている「お気の毒さま」とのことでした。
イザ!のリンクが切れてしまっていますが、ドイツの技術者不足、将来の技術的な基盤に対しての懸念があるようです。このあたりも、総合的にドイツの国民が何を選択するかに注目しています。
ドイツと日本の選択する内容は参考になりこそすれ、同じではないと思います。
AEさんが参照していた情報は、以下です。
・Nuclear Power in Germany(February 2007)-----World Nuclear Association
コメントさらに続き 2/13 19:17
ドイツが脱原子力の方向で動いているのかをヨーロッパが固唾を呑んで見守っている感じが伝わってきました。がんばってください、としかいえませんが、
”未来は原子力を必要としない”
この言葉は、私にとっても課題です。重-い。(t_t)
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投稿: Maria | 2022/03/17 06:27
追加情報を本文にアップしました。
AE様、メールありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
しなやかな技術研究会 つねとう
投稿: 本文に追加情報をアップしました | 2007/02/23 10:45