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CO2など2020年までに20%削減 EUが目標 / クリッピング asahi.com

" 欧州連合(EU)の行政機関である欧州委員会は10日、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出量を2020年までに90年比で少なくとも20%減らす目標を加盟27カ国に提案した。 ..........欧州委は京都議定書以降、さらに踏み込んだ目標を提示した。 "
-----asahi.com,2007年01月10日

関連サイト
European Commission / Energy for a Changing World (下imageロゴも同サイトより)
Energy_01
/ プレスリリース / 10 January 2007 Saving 20% by 2020: European Commission unveils its Action Plan on Energy Efficiency
 A Renewable Energy Roadmap: paving the way towards a 20% share of renewables in the EU's energy mix by 2020

関連記事
New EU energy policy to seek 30% cut in CO2 emissions from developed nations-----EARTHtimes.org,10 Jan 2007

" The European Union will today announce a new set of 'green energy' plans that it expects member nations to implement as a common energy policy. With mounting concerns about global warming, the Commission will propose targets such as lowering carbon dioxide emission levels to 20 percent below 1990 levels with a 2020 deadline.
..........The EU will also call for increasing the use of biofuels and other renewable sources of energy. "

EU: Days of Secure, Cheap Energy Over-----WORLD NEWS Dailycomet,January 10. 2007

" ..........
With world demand for limited stocks of oil and gas surging, top EU officials have embraced a new energy strategy that emphasizes diverse and renewable sources of fuel. The plan is due out Wednesday. "

コメント

 日米が、石油備蓄と原子力という既存の枠組みで、しのごうとしているのとは、だいぶことなる方向性をEU連合は打ち出した。欧州は-----とりあえず-----”欧州委は水力や風力、太陽光発電の推進や、CO2排出が少ない車の利用促進などを挙げている。”というオルターナティブな方向性を探る動きを示そうとしている。「とりあえず」と書いたのは、各国でエネルギー政策にはかなりの方向性と温度差がある。
 ヨーロッパで今後かなりの規模で再生可能エネルギーへの投資が行われることは間違いがない。だが、関連記事の”EU: Days of Secure, Cheap Energy Over”にあるように、EUも石油漬け、今後は天然ガス依存を増し、さらに原子力の積極利用に向けての動きを増していかざるをえない、と見る向きの記事のほうが実際は多い。問題としては、高い石油時代の到来と、気候変動や中東の政治不安など65億の人の口が抱える問題が流動化してきていることだ。時間、、、つまり脱石油または、極省エネ社会の実現という難しい課題を乗り越えるには、人類はあまりに利己的にすぎるという見方が、エネルギー関連の海外のメーリングリストやBBSなどの書き込みで増え、また支持を集めていると思えることだ。ただ、EUの姿勢には希望がある。多様な意見、主張の中に、草の根的な運動が広がり、政府の動きにも影響を与え、時には独自に地方分散型の自治的な動きを作りだすことに成功している姿を見ることができるからだ。
 先進各国でもっとも中東の石油に依存し、食糧自給率も低い日本の姿勢は、今後真剣に問うていかなくてはならない。個人の生活と、政治ということなるレベルで、「わたしたちはこう生きたい」という主張を練ることからはじめようと思う。(t_t)

参考エントリー
「自然エネルギー20/20」キャンペーンが開始されました。賛同者募集中!-----ソフトエネルギー、2006/11/14

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» EUのポストキョウト提案骨子が明らかに [温暖化いろいろ]
やっぱり交渉の口火を切るのはEU の続きです。 朝日新聞:CO2など2020年までに20%削減 EUが目標 http://www.asahi.com/international/update/0110/021.html ”欧州連合(EU)の行政機関である欧州委員会は10日、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出量を2020年までに90年比で少なくとも20%減らす目標を加盟27カ国に提案した。2012年までの削減目標を定めた京都議定書の後をにらみ、今後の国際交渉を主導する... [続きを読む]

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