国立公園でも風力発電、温暖化対策で厳しい規制を転換 / クリッピング YOMIURI ONLINE
" 環境省は4日、国立公園内での風力発電施設の設置を推進していくことを決めた。
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来年度から年間10億円、3年計画で計30億円を投入し、バードストライクの防止策などを検討する。
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これ以前に設置された国立公園内の風力発電施設は計13件あるが、東京・八丈島(富士箱根伊豆国立公園)の出力500キロ・ワットの施設を除くと、いずれもトイレ用電力などを賄う小規模のものばかりだ。
三重県鳥羽市の伊勢志摩国立公園内に民間会社が計画している風力発電施設の建設に対しては、野鳥保護団体が「予定地一帯は渡り鳥のルート」として反対している。 "-----読売新聞、2006年8月4日
関連情報
・風力発電-----EICネット
" 環境省は、国立・国定公園特別地域内での風力発電施設の設置審査基準を示す自然公園法施行規則の改正を行い(2004年4月)、次のようにその取り扱いを明らかにした。
(1)特別保護地区、第1種特別地域、海中公園および第2種・第3種特別地域のうち植生の復元が困難な地域には設置しないこと、(2)展望・眺望を著しく妨げないこと、(3)耐用年数経過後の施設撤去計画が定められており、撤去した跡地整理を適切に行うとされていること、(4)色彩や形が周囲の風景に調和していること、(5)土地の改変を最小化していること、(6)支障木の伐採が僅少であること、(7)野生動植物の生息や景観維持に重大な支障を及ぼすおそれがないこと──など。 "
・風力発電-----ウィキペディア(Wikipedia)
" 技術的課題と対策
鳥への影響
イヌワシ、クマタカ、オオタカなどの希少猛禽類の幼鳥が、風力発電のブレード(回転羽根)に衝突(バードストライク)して死亡するケースがある。このため自然保護団体が設置や運用に反対する場合もある。しかし最近の風車では回転速度が低下したため、鳥類に対する危険性は大幅に減少している。設置する場所や形態の選定さえ適切ならば、通常の送電線以下の危険性しか及ぼさないとの報告もある(クローネ(Krone)他)([NRELによるまとめ])。また英国王立鳥類保護協会も、「適切に設置された風力発電所は、鳥類に大きな脅威を及ぼさないと考える」と[表明]している。発電効率の改善も兼ね、20~30年前の高速で回転する小型風車を、低速回転の大型風車に更新する例も増えている。
その他の問題
景観 "
コメント
環境省が、国立公園内での風力発電を推進するという。
歓迎すべき発表なのだが、すっきりとしない。鳥類への影響に対する環境省見解をさがしたが、現時点ではネット上ではさがせていない。風力発電機もさまざまな機種があるし、性能も同一ではない。技術的な対応も含めて一般にも理解できるような、見解が発表されるべきだと思います。引き続き、情報を集めたいと思います。(t_t)
参考記事
白色閃光灯は疑問 風力発電事業者のイヌワシ保護策 / クリッピング 神戸新聞ニュース
" 朝来、宍粟市にまたがる大規模な風力発電施設の建設予定地で、絶滅危惧(きぐ)種のイヌワシが確認された問題で、日本イヌワシ研究会兵庫地区(阿部明士代表)は十一日、発電事業者が提案する白色閃光(せんこう)灯で衝突を避ける対策などの実効性を疑問視する独自調査の報告書を、井戸敏三県知事らに提出した。 "-----神戸新聞ニュース、2006/07/12
関連エントリー
・イヌワシ飛来、衝突懸念 朝来、宍粟の風力発電に影響 / クリッピング 神戸新聞-----ソフトエネルギー、2005/10/26
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