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英BPが2005年のエネルギー動向リポートを発表

 BP社のサイトで、以下のリリースが発表された。ならびに、再生可能エネルギーやその他のエネルギー源に関する情報サイトもデーターベースが公開されています。

・Energy Supplies Available and Reliable in 2005 Despite Physical Disruptions / プレスリリース BP
" Last year was another dramatic period in global energy markets with energy prices rising to new highs while dramatic weather impacts both strengthened energy consumption and weakened production.
..........
World energy growth slowed in 2005 with an increase of 2.7 per cent, down from the 4.4 per cent increase in 2004 which was the largest rise for 20 years. "-----BP,14 June 2006

関連サイト
Statistical Review of World Energy 2006 / Review by energy type / Renewable energy
" Although renewable energy continues to grow rapidly, it represents at present only a small part of today’s global energy picture. It comprises less than 3% of primary energy consumption, but plays an increasingly important role in the energy balance in some countries "

関連記事
昨年の全世界エネルギー需要の伸びが減速=英BP調査報告-----livedoor 外報記者ブログ、June 15, 2006(MEMO(しな研β)

コメント

BPのデーターベース。今後、利用できそうな感じのものもありました。
 なんとなく、石油屋さんの取り組みが変わってきたと思います。企業倫理の確立を急いでいるヨーロッパが牽引しているというイメージですが、アメリカでもオヤっと思わせるような”PR活動”がみられます。

 アメリカの石油会社のシェブロンがディベートや消費者の理解を求めるキャンペーンを張ったり、今回の英国のBPが世界、あらゆるエネルギーソースに関する”簡単な(発表できる)”データーをオープンにするなど、石油を積極利用して50年といわれる現時点の歴史、そして今後をにらんで活発な動きを見せています。シェブロンが発表した、2005年の動向(CRR)も、それなりに充実しているように思えました。

Chevron / 2005 Corporate Responsibility Report

 地球温暖化による気候変動の影響というだけでなく、顕著になるその影響とともに、「石油資源は有限」であり、政治と人間の暮らしの安定に、非常に貴重な資源となってきている。この認識には、重要な懸念を含む、危機意識すら感じられるといったら、大げさでしょうか?

 石油を人類が利用しはじめて100年。そのだいたいの節目、2050年に何が待ち受けているかについては、”今の動き”が非常に重要なことは間違いないと思えてきました。
 2050年。指標年としては適当かもしれません。
 たとえば、50/50といえば、ある人にとっては、2050年に自然エネルギーなど再生可能エネルギーの利用を50%にする。
 また、極度に悲観的な人にとっては、生き残る確率だったりするわけです。さらに、いろいろと象徴的な数字なのですが、それは日を改めて、、、
 2050年なり、50/50。これをひとつの重要な通過期日として認識して動いていこうかと思っております。

参考サイト
脱温暖化2050プロジェクト

参考記事
BPとデュポンが次世代バイオ燃料の生産、販売で連携-----nikkeibp.jp,2006年6月26日

Chevron Commits $12 M to Research Cellulosic Biofuels and Hydrogen -----Renewable Energy ACCESS,2006/06/19

BP Expects Solar Sales to Jump in Japan, China, Korea (Update1) -----Bloomberg.com,May 23, 2006

コメント続き
 そして、資源をもたないわれわれが、資源とエネルギーに対して無頓着に見える理由は、なんなのでしょうか? こちらには逆に、ヤケクソ的な開き直りを感じるこのごろです。(t_t)

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