Cheaper Solar Comes Closer(Stellaris Corporation、MIT関連の大賞を受賞:安価な太陽電池がやってくる!?) / クリッピング RED HERRING -Industries -
" Solar startup Stellaris, which won first place in the MIT Enterprise Forum’s clean energy business plan competition this year, said Monday that it expects to launch its low-cost, high-efficiency solar modules next year. "-----RED HERRING -Industries -,May 15, 2006
関連サイト
・the 2006 Ignite Clean Energy Competition
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MITのthe 2006 Ignite Clean Energy Competitionの大賞に輝いたのは、薄膜モノの太陽電池特殊なクリヤーレンズ一体型の”底”に貼り付けた”ヒートシンク付太陽電池”だった。
この方式により、コストは約40%に、変換効率は20%となる。
この技術は、適切な資金と既存の製造技術の応用レベルですぐにでも、記事では2007年からでも製造可能だという。
紫外線被爆に十分な対応できる薄膜モノの太陽電池はすでに登場しているので、そうしたメーカーにこの技術を提供することができれば、コスト高と原料不足に悩む太陽電池業界にとって、強力な”つなぎの太陽電池製造技術”として市場に登場する可能性も高いという。
さらに、さまざまな噂レベルであるが、ローコスト太陽電池の開発競争にしのぎをけずる各社の数年後、2010年代中の目標は、RRP価格レベルで、現在の4分の1程度の1W=1$という価格を設定し次代のエネルギーとして、他、たとえば原子力、高くなってきている原子力エネルギーと伍する価格を実現しようと懸命の開発競争が行われている。となると、確かに今回の大賞を獲得した太陽電池の価格は、1W=2$程度と予想される。だがハイブリッド車のように”つなぎ”と思われていた技術が、実は本命へと進化していくということもありうる。
駿馬的な技術となりうる可能性もある。レンズ付太陽電池という技術は、かつてホンダなども海外からフレーネルレンズ付の太陽電池を購入し展示しているのを見たことがあるし、ネットでも目にしてきた。だが、今回のStellaris Corporationの技術は、製品としてすでにスマートに収まっている。施工性も問題なさそうだ。現物をみたい!
ちなみに、1$=1Wの太陽電池が実現したあかつきには、概算だが、3KWpの一般家庭向きのシステムで、
・3KWpの太陽電池 30万円
・インバーター 20万円
・周辺部材 30万円
・工事費 30万円
合計 110万円!
現状でも安売りで3KWp太陽電池一式150万円というのを見たことがあり、全体の技術の向上と企業努力で、良心的な施工をする業者でも100万円で3KWPの太陽電池が購入できるとなれば、、、、
かなり革命的な時代です。まあ、皮算用なんですが、、、、
(t_t)
参考記事、サイト
・Solar industry chases a cheaper kilowatt-----CNET News.com,March 9, 2006
・U.S.Depertment of Energy - National Center for Photovoltaics
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