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エコ燃料を10%導入へ 環境省が普及シナリオ / クリッピング 西日本新聞社

" サトウキビや廃油などから作った生物資源由来の「エコ燃料」の利用拡大策を検討している環境省の推進会議は17日、2030年までにエコ燃料の割合を自動車の燃料消費の10%にすることを目指す普及拡大シナリオをまとめた。"-----西日本新聞社(共同通信)、2006年05月17日

関連情報
・プレスリリース / 環境省
 第4回エコ燃料利用推進会議の開催について、平成18年5月18日
" 環境省では、バイオマス資源を原料とする燃料(エコ燃料)に係る国内外での取組状況を整理し、その導入シナリオ及び支援方策について検討を行うため、エコ燃料利用推進会議を開催しています。その第4回会合を5月30日(火)に開催し、エコ燃料の導入及び支援方策に係るとりまとめを行います。"-----傍聴申込み締切、平成18年5月25日(木)17:00必着で、E-mail

Foe Japan / バイオマス燃料の持続可能性を要請-----プレスリリース、2006年5月12日

America and Brazil Intersect on Ethanol-----RenewableEnergyAccess.com,2006/05/15

コメント

 共同通信の報道によると、「2010年までに原油換算で約50万キロリットルのエコ燃料を導入。同約4万キロリットルはサトウキビや廃油からのバイオエタノールなど国産品で賄うが、残りは輸入に頼る。」というから、ほとんど輸入だ。耕地を使ったエタノール燃料の問題は、さまざまな方向から疑問点、問題点が指摘されている。運用と資金の投入は慎重に行ってもらいたい。
 沖縄振興のための、サトウキビへの補助という話も見方によってはかなりキナ臭い、が地域の小規模分散型エネルギーの開発という「確かで地道な努力が支えられる」のであれば、歓迎したい気持ちもある。

参考記事
エタノール製造を沖縄振興の目玉に、首相が指示-----読売新聞,2006年5月13日

 沖縄のさとうきびについては、タイムリーに記事が登場しているので、以下に資料として掲示します。

琉球弧で「砂糖+ワン」生産を行う理由 / (資料掲載情報) 農畜産業振興機構

 独立行政法人 農畜産業振興機構 砂糖類 国内情報のサイトに以下の記事が掲載されました。

・今月の視点 2006年5月
 〔生産/利用技術〕琉球弧で「砂糖+ワン」生産を行う理由 ~伊江島における砂糖・エタノール複合生産実証試験、もう一つの意味~ 
"はじめに
1.琉球弧における製糖用さとうきびの持続的生産技術開発
2.不良環境への適応性向上に有効な、「砂糖」生産から「砂糖+ワン」生産への移行
3.夏植え型1年栽培さとうきび、高バイオマス量サトウキビを用いた周年収穫・多段階利用の実現
4.不良環境適応性を具える高バイオマス量サトウキビを用いた地力改良型作物生産技術
おわりに
引用文献 "

関連資料
平成15年さとうきび生産振興計画~沖縄県~-----農畜産業振興機構、2003年7月

コメント続き
 首相のエタノール振興発言は、基地問題解決における、見返りのひとつという見方があるが、適切に利用されることが担保されるのであれば、エネルギー政策における実験的な取り組みにもなりうるので、”多少”歓迎したいが、もし、島からエタノールを外に出すということなら反対だ。生産地周辺での車等への利用実験という文脈でのみ行っていただきたい。外へ売るとなるなら、補助政策にかかる国の予算すべてをエネルギーの対価として評価せざるおえない。もともと、沖縄の砂糖が国際競争力を得るために、国の一定の補助を受けている事業だと認識している。金とエネルギーはころがさず、すべて地域における生産性の向上とエネルギーの小規模分散型利用という新しい文脈で開発を続けていただきたい。
 それにしても、エタノールはきな臭すぎるので、グローバリズム経済の力にからめとられつつある。冷静で息のながい取り組みはむずかしいかもしれないが、”油断”ということになれば、島を救うこともあるかもしれない。まあ、いずれにしろ、エタノールは世界的にみても、結構危うい。情報収集を続けてみようとおもっている。(t_t)

関連エントリー
代替燃料:「バイオエタノール」導入へ取り組み / クリッピング MSN毎日インタラクティブ-----ソフトエネルギー、2006/04/12

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