太陽光発電に投資ブーム、大手投資銀行や他業種も参入 / クリッピング nikkeibp.jp
" 中国の太陽光発電産業が一大投資ブームを迎えた。ウォーバーグピンカス、JPモルガン、ゴールドマンサックスなどの大手投資銀行が多額の資金を準備し、この産業への参入を狙っている。杉杉、春蘭といった他業種資本までが、太陽光発電事業に、異常とも思えるような投資を行い始めた。 "-----nikkeibp.jp - ニュース解説 - ,2006年4月17日
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中国でのハイテクバブルの可能性を秘めた太陽光発電への投資ブーム。数字だけをみていると、シャープをしのぎ結構早く中国の太陽電池業界がのしてきそうですね。
アメリカのハイテク産業も半導体関連から、ITまで太陽電池に投資をはじめていますし、10MWp以上の大型案件も数件予定されているようです。
小規模分散型という文脈で太陽電池を捉えてきたのですが、ここにきて”国家としてのエネルギー計画”が目白押しで、大規模集中型太陽光発電所という展開にも目を向ける必要があるようです。
太陽電池は、それこそ、数ワットのものから10メガワットクラスまで、太陽の光さえ確保できれば設置できるという特徴があります。言い古されていますが、無排気、無騒音、無可動(動力)で直流の電力を得ることができます。太陽の光を電気に直接変換する装置であるという特質は、ここにきて他の発電システムとはちがうメリットを発揮しているように思います。
こんなことを考えてみました。各国、一般家庭から、大型太陽光発電所までさまざまな規模で取り組んでいますが、最悪計画を見直したり、変更したりする場合でも組みなおすのが太陽電池の場合、簡単です。大型太陽光発電所で使っていたシステムを、バラして数キロワットずつ一般家庭に取り付けることもできますし、その逆も可能です。このような発電システムは他ではありえません。
あとは、変換効率の上昇と次世代太陽電池の開発を静かにまつだけです。中国は、環境技術にも取り組む姿勢もみせています。世界人口の五分の一の圧力を感じながら、見守る必要があるでしょう。(t_t)
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・中国の社会格差に思う-----日経ビジネスオンライン、2006年4月14日
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20060413/101299/
コメント
なかなかメディアに露出しない、中国の農村事情。インターネット検閲は、農村崩壊の様子を知られたくないこともあるのでしょうね。
投稿: 追加情報 中国の最近の状況 | 2006/04/23 17:02