小型風力発電機が実用レベルで本格離陸へ、ゼファーが量産出荷開始 / クリッピング nikkeibp.jp - 環境 -
" 出力1kWで17.5kgと軽量、風速2.5〜50m/秒で発電可能、47万2500円(税込国内価格)と安価。これまでのモニュメント的なレベルを脱し、実用的な発電機として仕上がった小型風力発電機の量産出荷を、同分野の専門メーカーであるゼファー (東京都渋谷区)が2006年2月15日に開始した。 "-----nikkeibp.jp,2006年03月06日
関連サイト
・ゼファー
/ ゼファー エアドルフィン Mark-Zero
関連記事
・小型風力発電機が実用レベルで本格離陸へ ゼファーが「Airdolphin Mark-Zero」を出荷 -----技術&事業インキュベーション・フォーラム、2006/03/06
・ゼファーの小型風力発電機「AIRDOLPHIN」 「グッドデザイン賞」を受賞-----技術&事業インキュベーション・フォーラム、[2005/10/13]
・ゼファー:小型風力発電機を発売 家や施設に取り付け使用 / クリッピング MSN Mainichi Interactive
" 小型風力発電機メーカーのゼファー(本社・東京)は小型風力発電機「エアドルフィン マークゼロ」を発売した。プロペラが付いた風車型の発電機で、家や施設に取り付けて使う。 "----- 毎日新聞 2006年2月26日
コメント
ゼファーさんのサイトを久々に訪れて驚いたのが、すでにオープンしている英語サイト以外にもスペイン語、イタリア語、中国語のサイトを準備中とホームページにかかれていた点だ。小型風力発電機を世界中でテストと記事にも書かれているので、世界市場での展開を図るというところだろう。
考えてみれば、日本では15m以上の風車のタワーを住宅地に近接して建てるとなると規制がかかる。かといってそれ以下の高度なら、強い風を捕まえることができない。となれば、そうした規制のない世界で、勝負。かっこいいです。応援したい、と思ってもディーラーではないので、小社では売れません。傍らから、成功をお祈りします。
さて、スペックを見ると
"製品名 エアドルフィン Mark-Zero
型番 Z-1000
ロータ直径 1800mm
ブレード数 3枚
カットイン風速 2.5m/s
カットアウト風速 50m/s
耐風速 65m/s
定格出力 1kW(12.5m/s)
定格回転速度 1250rpm
最大出力 3.2kW(20m/s)
最大出力回転速度 1600rpm(20m/s)
出力電圧 DC25V
推奨バッテリー容量 独立電源システム:500Ah以上/系統連係システム:100Ah以上
希望小売価格(税込)
<風車単体> \472,500円 (税抜価格45万円)”
予定より若干高い価格になったようですが、ぎりぎり世界と勝負できる価格になっています。ローター直径が1.8mということは、受風面積が約2.54平方メートル。
定格風速の半分の風速が、12.5 /2 = 6.25m/s
風のエネルギーは、
0.735 * 受風面積(平方メートル) * 風速の三乗(m/s)3 * 風車の効率
で概算を求めることができる。まあ、小型風車の効率は、0.35くらいだから
0.735 * 2.54(平方メートル) *(6.25)3乗 *0.35 = 約160Wぐらいのものでしょうか?
カットインが2.5m/sとのことですから、経験から20%ぐらい削って
平均風速が6.25m/sの地点に導入。月の発電量は、92kWh/月ぐらいに私の計算だとなるのですが、、
記事では、”100k〜120kW”となっていて、すでに実測を終えているので、さらに効率がよかったということなのでしょうか? 総合効率で40%以上いってそうな数字です。または、カットインに対する工夫をゼファーさんは長年進めているようなので、そのあたりの工夫が生きているのかもしれません。
だれか、早く導入しないかな。結果を知りたいです。
ただ、小型風車の評判は結構落ちてます。
住宅地でこの風車を使おうなどとは思わないほうがいいと思いますよ。定格風速の半分のプラスマイナス20%の平均風速の地域が理想的な導入対象地域と言われています。バッテリーを入れれば、結構な金額になりますので、しっかりと風のことを勉強して、風況調査を進めてから導入してください。
というのも、小社でも小型風車を設置して、回っていないものもあります。原因はいろいろあります。なかには理由は、風が吹いていないから、というものがあります。お客さんは、モニュメント的、看板として導入してくれたので、”問題にはなっていない”ですが、小型風車の導入条件を満たすような地点を、人間の一般的な住環境に隣接した場所で探すことが、日本の場合、かなりきびしいと思っていただいたほうがいいです。
ただし、最近ビルの屋上の風況がかなりいいというデーターがあります。場所によっては、風車のとおり道みたいなところもあります。そうしたところに実際に行ってみて、付近で暮らす人に”ここはほんとうにひどい風が吹く”というような表現を聞いたら、そこは小型風車の適地である可能性もあります。そうした場所に風車を建てる。そんなプランには私もこれからも参加したいです。ゼファーさんの風車とも今後縁があればいいなと思っております。(t_t)
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コメント
岩淵雅明さん
ブログ拝読しました。真剣なプラン、お話しだということはわかるのですが、そこにいたる組み立てが私の立ち位置からはわかりません。
すみません。
グリーン・ポスト 恒任とうじ
投稿: t_t | 2010/05/10 01:30
blogに記事書きました。
良かったら読んでください。
投稿: 岩淵雅明 | 2010/05/05 11:37
地球温暖化STOPに必要な事人類判って無いようだ。
1)先ず持続可能な、安いEnergy高層の緯度45度付近の風(~40Kw/㎡に達する)→青森以北に、高度5000m並の風況(10m以上得られる広大な海洋有り(NEDO)それをBooster変換し更にUP可能なり。)海中(大気)CO2、280億㌧から→デンプン191億㌧or水素(無炭素燃料)可能。電力100%可視光変換LED:京大2005開発。SC:SuperContinuum白色光ファイバー変換
1000m深海で光合成可能。
投稿: 岩淵 雅明 | 2009/05/02 10:18
やる人おまへんか?
二酸化炭素100%、無痛全人類参加のSTOPを!
回答あり。
投稿: 岩淵 雅明 | 2007/12/07 11:15
高度300m以上の風力発電が、地球温暖化のカギを握っている。これは33333μmol/㎡s
(24h/day)のFlux〈光束=5000kw/㎡)を緯度と関係なく、全地球上に創れる。これは、最強Fluxを持つ赤道の41倍のEnergy密度である。
赤道の24h〈8h→24h引伸ばし光束=810μmol/㎡s)Fluxは810μmol/㎡Sである。①風力発電はCO2,即Cut、②33333μmol/㎡S(Fullday)
は海中CO2,から7199g/㎡day、澱粉を光独立
栄養BIOで光合成できる。10560g(CO2)~7199g(澱粉)が出来る。日本/世界がヤッテイルHetero{光従属栄養方式)では不可能である。
海中CO2分圧を下げる事により,大気残留炭酸ガスは、海中に溶け、大気残留炭素濃度は、減少する。米、中、インド参加も、無痛になり容易になる。HeteroBIO,遺伝子組み換えは地球環境には無意味だ。
投稿: 岩淵 雅明 | 2007/10/11 12:17
今回の選挙は、味気無いスルメの如し、桜井Y氏もこれで20年遅れると言っている。
地球温暖化STOPに、英/欧は2030年迄に資金合計2400兆円投入する。年間104.4兆円、消費税、1%で2.5兆円と言っているが、選挙でこ
の話は無し、06年世界総GDPの2%(毎年)を23年投入する方向で固まっている。10数年後、
1000兆円(毎年)以上出る二酸化炭素の災害損失
、巨大隕石、食糧、ゼロ炭素燃料、水、問題解決に手をコマネイテ、千載1遇のチャンスを逃がすのか?英欧はこれで新産業基盤を幾つも造り景気/人類問題を、解決第2産業革命をヤル気だ。奇しくもブラウン首相はグラスゴウ大(第1産業革命発生の)出身、伊藤博文中退、グラバーも同じ・・・。
投稿: 岩淵 雅明 | 2007/09/26 11:00
この参議院選挙は実に低調世界一恥かしい!
無知な、衆愚選挙だ。くれくれ、年金選挙一色だ・・。
数10年待たずして、温室ガスは『1000兆円超える災害』損失を蒙る様になる。英欧はマッピラなのだ。
地球環境掲げない政党は『インチキ政党だ!。』低脳マスコミで国民は知らない、知らされない。
→年金100%の頭。入るユトリなし。
日本の将来、未来は、知れたもの…!!!
投稿: 岩淵 雅明 | 2007/07/26 17:23
しなやか技術研究会
恒任東士さまコメント有難う御座います。
藻類発見117年、幾多の食糧国家プロジェクトが全世界で行われ、敗退し続けて居ます。BIOは発酵/農芸化学系が仕切った結果と考えます。小規模でもレーザー開発型の組織が有効でした。ドイツ2回目の国家プロジェクト迄で、農業の千倍(~万倍)反収の藻類BIOは確立し、食糧/Energy問題は解決し、2酸化炭素問題無かったか、難なく解決したデショウ。更に、強力光変換/拡散技術有り。
英国の偉大な首相:ブレア等が世界銀行副総裁(OB)チーム外注した:スターン経済報告書でポスト京都議定書
C:60%CUTを議会に提出する。環境庁は早々とGiveUp
した。このDSW+高度繋留飛行船発電+100%PPF変換+光拡散BIOは、2酸化C:100%~200%CUTも2年以内に実現可能です。IWABUCHI。
投稿: 岩淵 雅明 | 2007/05/13 15:29
岩淵 雅明さん
コメントありがとうございます。ホームページ、御社の検索結果等を拝見しました。
興味深い技術をお持ちですね。
今後ともよろしくお願いいたします。
しなやかな技術研究会 つねとう
投稿: t_t | 2007/05/07 12:23
IPCC:バンコック会議(2013年以降の議定書枠組み)決定によると、(5/4)世界GDPの3%/年の資金投入でCO2排出を現在並に抑制可能。(1.3兆㌦/年)サモナイト。・・・世界銀行グループ(英国政府外注報告書)によると、数10年後~、の災害損失は1000兆円規模/年になる。
投稿: 岩淵 雅明 | 2007/05/04 13:43
風力増幅/繋留高度飛行船発電は、赤道の光合成光束(PPF)2430μmol(μE)/㎡S:1日/8h:日照時間)
1000μmol/㎡S(可視光照射)24hでC3植物/量子要求12molとして→216g/㎡dayの粗澱粉ガデキル。
飛行船風力発電で5KW/㎡(平均値)出来るのでLED(白色光400~700nm)変換効率:100%(京大)でPPF変換すると、澱粉(g)=5KW/㎡÷0.075KWx1000μmolx216g→66666μmol/㎡x216g/day→約14400g/㎡day
澱粉が出来る。効率%とする。
投稿: 岩淵 雅明 | 2007/04/21 19:06
地球温暖化防止ーⅡにスタンフォード大のクリスチーナ・アーチャーが+チーム、が居る。
世界各地の風況を8199箇所について調査した。
2002年世界の総電力は14テラW(140億KW)に対し、(低層の?。)風力資源は72テラW(720億KW)100m高度毎に数千m風況分布を調べると720テラW以上になるのでは、…。ゼロCost電力も可能かも・・・。
投稿: 岩淵 雅明 | 2007/03/13 10:52
「地球はあと10年で終る!」は本当だ。メタン覚醒のトリガーを引かせない事だ。ゴアの本/映画より内容有り。気候大異変(NHKIPCC):地球シミュレーター(日本)も温暖化防止の武器だ。処法を言う。→米国ジョン・マーチン(個人:モス海洋研)の海洋光合成の不活性は鉄欠乏が原因→明確に証明。1方、メリーランド大のロバート・コンスタンザ博士は海洋の年間生産性
は21兆㌦(陸は11.3兆㌦)。要所に鉄(2価)6万㌧散布し、(DSW深層水可)66億㌧海/大気:(CO2)→澱粉:45億㌧+O2に変換可能。seed-Ⅱ(日)や他国の成果の5万分の1も面積で可能。『地球に20個の等価の海を‥超光合成変換力を持たせ→CELSS化せよ!』救う最短の道だ。
投稿: 岩淵 雅明 | 2007/03/13 10:30
北海道NEDOの風況高度30mで1倍とすると高度70mでエリアは約60倍(12m/s)Magenn風力発電Systemは可也有効。Sky Windpower社は高度10kmに繋留する飛行機
発電あり。
⇒赤道の光合成Flux(光束=400~700nm)は1day:8h
=2430mol/㎡sである。24hでは、810μmol/㎡sである。電力密度:5KW/㎡風力で出来たら。(簡単)LEDで100%可視変換できる。5KW/0.075KW=66.66x1000μmol/㎡s(24h)⇒赤道の82倍のFLUX創出。
投稿: 岩淵 雅明 | 2007/03/07 10:01
①九大の風レンズ特許如何クリア?or他。
②価格:10KW、20KW、その他。
5m/sの風況→(12m/s)UP出来ない?。
③量産価格;10000台、5万台~30万台、 で?。N国:30万円/台→3万円(量産効果)
④超光合成BIOで売電なしでイケル法アリ。
食糧、Energy、他、ゼロCost供給可能。
⑤共同開発OK。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3810/
投稿: 岩淵 雅明 | 2006/03/23 11:17