宇宙に“クモの巣”小型ロケットで世界初実験 / クリッピング YOMIURI ONLINE
" 宇宙航空研究開発機構は22日午後1時、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から、観測用の小型ロケット「S—310」36号機(全長約8メートル)を打ち上げた。
..........親機を中心に三角形(一辺10メートル)のクモの巣状の網を展開する実験を行い、成功した。...........将来、宇宙空間に超大型の太陽電池パネルなどを設置する際の基礎.......... "-----読売新聞,2006年1月22日
関連サイト
・宇宙航空研究開発機構 / S-310-36号機 発表文----- 平成18年1月22日
" 宇宙空間におけるアレイアンテナの構成実験を主目的としたS-310-36号機は、平成18年1月22日13時00分上下角72度で発射されました。
ロケットの飛翔および搭載された機器の動作は全て正常で、発射後80秒に開頭が行われました。ロケットは83秒後に実験装置部を切り離し、姿勢を安定化させた後、130秒後に高度117kmで展開動作を開始し、続いて親機と子機を用いたアクティブ・フェイズド・アレイ・アンテナ実験を行いました。 "
コメント
記事では、宇宙太陽光発電の”スペース・アレイ”展開実験の基礎と読める記述があったので、クリッピング。宇宙太陽光発電って、生きてたんだ、、、、。
宇宙で、太陽電池を展開と聞くと三浦折りを思い出してしまうけど、三角形ということだから違うみたいですね。一辺が10mの三角形。だいたい36平方メートルぐらいかな。
関連サイトの情報によると、
・Q18
宇宙用の太陽電池は地上用のものとどこが違うのですか
”エネルギー変換効率20%を超える物も開発”ということだから、20%として、7.2kWpぐらいの太陽電池かな? 発電量は、24時間発電(宇宙のメリット)が可能だし、空気通過量が0、低温なんてことを考えると、ロスなく1日で約173kWHもの発電量が可能ということなのでしょうか?
地上なら、7.2kWpで日平均19kWH程度だから、9倍もの発電となることに、、。宇宙ステーションの電源と考えれば、多いに理解できますが、、、。
だけど、マイクロビームによる照射転送で地上で使うということになると、だいぶ話しがややこしい。いったい研究、設備費用としていくらかかるのだろうか? 大予算、集中型のシステムとしては、とうぜん”超ハードエネルギーパス”の太陽光発電装置ですね。まだまだ、地上でできることがあると、グチグチ、思ってしまいます。
ところで、”だいち”の打ち上げは、この記事を書いた23日には、 1月24日 午前10時33分〜43分とのこと。この人工衛星にはちょっと期待していることがあります。(t_t)
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