家庭用の風力発電機 フクロウの羽に消音学ぶ / クリッピング asahi.com
" 新エネルギーとして、風力発電の普及が進んでいる。最近は家庭の庭やベランダに取り付ける出力1キロワット未満の小型機にも注目が集まっている。 "-----asahi.com,2005/12/04
参考サイト(記事で触れられているもので、同じ出力のもの)
・ゼファー / アウル(定格 12.5m/s-400W)
・酉島製作所 / TWE500L(定格 12m/s-500W)
・神鋼電機 そよかぜ君 / WK18-12(定格 13m/s-520W)
・ニッコー小型風力発電システム / NWG-600(定格 9.5m/s-300W)
コメント
小型風力発電機。費用対効果の点からみて、よっぽど低価格モデル以外は”落第”という話しは、あるエネルギー関連機関の補助担当者の口からでたものです。
実際、小型風車の評判は悪く、実際当初の発電実績を積むことができないものが多いと聞きます。また、風況の悪いところに建てられたか、建てざるをえなかった小型風車が多いとも推察してます。小社(グリーン・ポスト)でも一時期は、積極的に小型風車を販売していたので、、、責任を感じるところも大です。ただ、「あまり発電しません」と、お話しても、どうしてもと購入していただける場合もあり、風車の魅力は、その実力だけではないことも確かです。
小型風車の適地を探すむずかしさは、
”風況は、人間の生活環境から離れると良くなる。”
ということが一般的に言えるということもあります。大型風車が、年間平均風速6.0m/s以上の地点、高度に設置されるのに対して、小型風車は住宅など住環境に近いところに建てられるのが一般的です。小型風車は、身近であるがゆえに、いい風をつかまえることがむずかしいということです。
かつて、小型風車のマニュアルには、海外では年間平均風速4.0m/s以上、あるいは5.0m/sが適地と書かれているものを読んだことがあります。こんな風を利用できる条件を個人がもつことは非常に珍しいことです。高度は15m以下で、樹木や近隣の建物の高度が6m以上あったとすれば、乱流域から風車をだし安定した”いい風”をつかまえるには、高さはすくなくとも12mになってしまいます。(付近の建物、樹木より6m あげると風は地表の乱流から離れ、”若干”有利になります。)
価格はというと、では、いったいどれくらいの価格なら、、、、?
と、考えている方がいると思います。風況が正確に把握できていないなら、風車単体で20万円以下がいいと思います。というのも、ちゃんとした風況観測機器は軽く10万円以上しますし、20万円以下で、個人能力で、建てられる風車がいくつかあるからです。
風車の比較テストみたいなことをやれればいいのですが、カタログデーターだけでは比較できないこともあることがわかっています。推薦したいのは、とにかく実績のある安いもの、とだけ今回は書いておくことにします。小型風車の情報、なんでもいいですから是非、コメントください。(t_t)
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