マイクロ水力発電装置共同開発へ 諏訪東京理科大と地元企業6社 / クリッピング 長野日報
" 諏訪東京理科大(茅野市豊平)と地元企業六社は、一世帯の電力がまかなえる一キロワット級低落差マイクロ水力発電装置の共同開発に取り組む。"-----長野日報、2005-7-12
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自然エネルギーのある意味”大本命”である小水力をめぐる動きが活発になってきた。2010年の自由化に向けての動きとして注目を集めている。表題の記事中で紹介されている”一世帯の電力がまかなえる一キロワット級低落差マイクロ水力発電装置の共同開発”を目指す”マイクロ水力発電開発研究会”は、まだホームページを開設されていないようなので、記事以上の情報は集まりませんでした。1キロワット級の低落差というところが、非常に関心を集めるところです。関係者のみなさま、このコラムご覧になりましら、t_tsuneto@greenpost.jpまでご連絡ください。情報のご提供等をお願いします。
さて、7/16日には東京で、
小水力利用推進協議会の設立総会ならびにシンポジゥムが開催されます。私も事務局長のNさんのお邪魔(お手伝いと書きたいところですが、いままでほとんど何もお手伝いできていないので、、、、)します。小水力の夜明け! 是非みたいところです。
例えば月に400kWhの電力を得るには、
太陽電池なら、一般的な日射条件下で、5.5kWpの設備容量(設置面積約46平方メートル)
風力発電機なら、住宅地ならこんなものということで年間平均風速3.5m/sするならば、3.5m/sの風速の時に、2kW程度の発電量の風車が必要。発電開始風速が3.0m/s程度とすればもっと条件は、実際悪い。計算上と割り来って考えてみても、受風面積にして160平方メートルも必要。水平軸風車とすると、直径が約14mにもなる。ちょっと個人では設定できません、、、
ところが、水力となると、
400/30/24*1000=555W
計算間違いかと思うほど、単純(検算しましたが、本当に間違ってたら、ご指摘ください)。
この数字なら、すでに小水力に取り組んでおられる個人、農場などが100万以下、あるいは数百万円の設備で実現しているシステムで可能です。なぜ、この分野がこれまで冷遇されてきたのか? それが、問題であり、今後の課題です。今後、表題の記事のような低落差対応型の小型水車が登場すれば、それこそ、あちこちの河川や農業用水路に普及していくでしょう。本当に、楽しみな展開です。(t_t)
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