島根県企業局が江津で国内最大級の風力発電事業化へ / クリッピング 山陰中央新報
" 島根県企業局は十一日、江津市西部で「江津高野山風力発電所」の建設事業を本年度に着手すると発表した。出力二千三百キロワット、風車の直径九十メートルの国内最大の風力発電機を九基設置し、自治体が手掛ける風力発電施設としては国内最大級。二〇〇八年四月の営業運転開始を目指す。 "
-----山陰中央新報、'05/05/12
関連サイト
・島根県 : 江津高野山風力発電所
参考情報
・島根県 : 隠岐大峯山風力発電所
"1.概要
島根県企業局では風力発電の開発について様々な視点から検討を行い、平成10年度から県内全域について開発地点の調査を行った結果、最初の導入地として安定した風力の見込まれる隠岐地域を選びました。
平成12年度からは隠岐郡隠岐の島町において、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究(風力発電を行うための風況調査・システム設計)を行い、そして現地での状況把握、電力会社との打ち合わせ、経済性の評価などを行い、平成14年9月から「隠岐大峯山風力発電所建設事業」として建設工事に着手し、平成16年2月に運転を開始しました。
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4.稼働状況
■運転実績
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・島根県企業局-----こちらのサイトでは、すでに運用中の”隠岐島の隠岐の島町大峯山に風力発電所(PDF ファイル:3444KB)を建設し、平成16年2月より運転を開始しました。”をダウンロードできます。
・島根県プレスリリース、平成16年1月9日 :第8回新エネ大賞新エネルギー財団会長賞の受賞について
" 隠岐大峯山風力発電所における超高速フライホイール電力安定化装置を併設した風力発電システムの導入
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【受賞理由】
離島や系統末端など所轄「系統の弱い地点」に風力発電設備の導入比率を高める為に は、電力品質の維持を目的として、風速変動に伴う風力発電機の出力変動量および出力変化率を抑制する必要が有ります。隠岐島に建設した隠岐大峯山風力発電所は、恵まれた風況を充分に活用するために、世界で初めて「超高速フライホイール電力安定化装置」の実用機を併設しました。本装置は、回転体を高速回転させて慣性モーメントとしてエネルギーを蓄えるもので、電気エネルギーに余剰を生じたときには電動機として回転子を駆動して、回転速度を上昇させることによりエネルギーを蓄え、電気エネルギーが不足したときは発電機として作用し、蓄えたエネルギーを放出する原理を有しています。これにより出力の平滑効果が期待できることとなり、離島における電力系統との融和を図り、総容量1,800kW(DeWind社製600kW×3基)の発電設備を系統連系することが可能となり、このことが評価されました。 "
・新エネルギー財団 : 平成15年度 第8回「新エネ大賞」受賞一覧 新エネルギー財団会長賞 / 超高速フライホイール電力安定化装置を併設した風力発電システム 島根県企業局 富士電機システムズ株式会社
関連
・富士電機技報(富士時報) バックナンバー / 78巻1号~6号(2005年) - 78巻6号(2005年) 特集1 エネルギーソリューション - 風力発電の系統連系システム(矢後 賢次,腰 一昭)
"..2003..隠岐大峯山風力発電所..超高速フライホィール電力安定化装置..納入.."
コメント続き
島根県の風力発電についても、もちろん興味があります。しかし、今回は、新エネ大賞新エネルギー財団会長賞を隠岐の既設の風力発電設備が授賞し、その授賞理由が「超高速フライホイール電力安定化装置」にもあったというのですから、この情報貴重です。参考情報として、ここに収録しました。
以前の記事「Beacon Power社のフライホィールという”蓄電”システム」で、日本のシステムは、小型で、UPS用みたいに書いているもので、、、日本の試行、先行していたのですね。世界初とか?、、、どんなシステムなのか、調べてみようと考えています。マイクログリッドの地域展開ということで、風車の発電の安定化に利用できるなら結構いいシステムかもしれませんから、、(t_t)
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