”オレンジの皮がエネルギー源”
April 1, 2005のCNNの記事は、Citrus peels an alternative energy source [ 柑橘類の皮は、代替エネルギー源になる ]だった。
一目見たときに、エイプリルフールの記事かと思ったが、内容はいたってまじめなもののようだ。オレンジの生産で有名なフロリダでの、その用途のほとんどがオレンジジュース。つまり、現地では大量のオレンジの皮が廃棄さえることになる。そのオレンジの皮からメチルアルコールを作り、燃料電池で走る車の燃料にできないかと考えているようなのだ。現在は、大半のオレンジの皮は、家畜のえさになっているようだ。それは、それでいいように思うのだが、、、
燃料電池の車への期待は米国では高いようだ。しかし、将来くるであろう水素社会への敷居は意外に高いとみる研究も最近の米国ではでてきている。なによりも、開発、設備投資にかかる膨大な資金が問題になっているようだ。
しかし、石油高は今後も続くと分析されているので、”無駄になっている”オレンジの皮どころか、新たに植物を栽培して、メタノールを作ろうと考えている研究もある。先進国の豊かなな食卓が満たされ続くという予想のもとに、こうした研究がされているのだろうと思う。しかし、食料の質どころか量さえ確保することがむずかしくなるという見方もある。砂漠化が進行しているのは陸だけではない。懐中で生物資源の単純化、生存量の減少が見られるというのだ。メタノールどころか、オレンジの皮が人間の”飼料”にさえなるような社会がくることだけは想像したくない。(t_t)
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