Green energy to 'cost consumers' / クリッピング BBC NEWS
" Consumers face a 5% rise in electricity bills by the end of the decade to help meet government targets on renewable energy, an official report says. "
-----BBC NEWS, 11 February, 2005
コメント
イギリスの会計検査を行う独立行政法人である The national Audit Office(NAO)が京都議定書の発効を直前とした2月11日に、Renewable Energyに関して、報道資料を発表したというニュース。地味な話題に見えるが、国のエネルギー政策が”見えてくる”という意味では、重要なトピックスに思えます。
内容は、地球温暖化防止のために再生可能なエネルギーが”有効”とし財源は、今後10年間で、電気料金の5%程度の値上げにより賄うのが妥当ということ。イギリスの目標である2010年に再生可能エネルギー源で10%とする目標にの達成については、別の報道で疑問視されている向きもあるが、とにかく動きだしているし、政府をあげて取り組もうとしていることだけは間違いなさそう。
5%電気料金が上がることだって、事前に説明がありさまざまな計画の議論が見えてくるならば、国民もたぶん、あまり異議は唱えないと思います。
みんなで議論してくださいといって、まったくイニシアチブをとろうとしない政府、そして我が国の状態は、かなり歯がゆい。国民が気がつかないウチに、重要なことが決まっていってしまう。結局は現状維持か、原子力への異常なこだわりではこまります。枯渇燃料の輸入依存と原子力偏重政策では、まったく将来が見えないですよー。さらに、南海沖油田とメタンハイドレードなどの資源確保にも非積極的という「謎」が多い姿勢がなおさら、北朝鮮の核武装の脅威とやらと重なり、「改憲、核武装考えてんじゃないの?」みたいな話題が巷で出るほど、不気味。マンガや国際サスペンス小説的な危機、”きな臭さ”を感じるこのごろです。
関連サイト
・NATIONAL AUDIT OFFICE
/ Department of Trade and Industry: Renewable Energy -----National Audit Office Press Notice, 11 February 2005
| 固定リンク
« イベント 3/6 -京都議定書発効記念シンポジウム-持続可能なエネルギー政策の実現戦略(東京) | トップページ | 自然エネルギーを利用した風力発電装置の運転開始 / プレスリリース デンソー »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント