自然エネルギーを利用した風力発電装置の運転開始 / プレスリリース デンソー
image(pop up) & text : デンソー、2005年2月15日より
" 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:深谷 紘一)は、善明製作所(愛知県西尾市)内に自然エネルギーを利用した小型風力発電装置を設置し、本日から運転を開始しました。
善明製作所は、年間平均風速毎秒5.1メートルの風があり、風の強さや風向きなど立地条件に優れています。風車に直線翼垂直軸方式を採用したことにより、風切り音がなく静かで、また風向きに影響を受けることなく発電することができます。
この風力発電装置は、風車の回転運動によりデンソー製の自動車用発電機(オルタネータ)を駆動して送電しています。汎用オルタネータを活用したため発電設備コストを低減することができました。この発電能力は8kWで、一般家庭の2.5世帯分の電力を供給できます。
項目 仕様
風車形式 直線翼垂直軸型
受風面積 5.0×φ5.0m
定格出力 8kW at 15m/s
発電機 汎用オルタネータ24V、50A×3台自社製、ブラシレス
カットイン風速(発電開始風速) <3m/s
カットアウト風速(運転停止風速) 15m/s
終局風速 60m/s
外形寸法 Φ5.0×19.6m "
コメント
小型風車としては、定格8kWと少し大きめ。高さも直径も5m。注目したいのが高さ19.6mという高さだ。二階建て住宅が建ち並んだような住宅地では、少なくとも平均的な屋根の高さ+6mぐらいあるとなんとか乱流域からでて、有効に風を利用できるぎりぎりの線だからだ。しかしながら、15m以上だと認可の問題があるが、それでも、ちょっと注目したい高さです。
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