アジア最大級の洋上風力発電所を浙江省に建設へ / クリッピング nikkeibp.jp/建設
" ..........2000キロワットの巨大風車100基を設置する。発電容量は20万キロワットで、アジア最大級の洋上風力発電所となる。 "
-----nikkeibp.jp/建設、2005年01月17日(日中経済インフォメーションセンター)
コメント
コメント
いろいろな意味で中国のことが、なんとなく気になる。昨年末、人口が13億を超えたと伝えられ、一人っ子政策の影響か、老齢化社会への早期の仲間入りも指摘されている。食料、エネルギー、大気汚染、安全保障など、隣国の動向を無視できない。その中国が、風力発電に熱心だという話しは、前から伝えられていたが、表題の記事で大型風車100基を並べる計画というのに、いまさらながら、中国の国土の大きさを感じさせられた。どこ製の風車を並べる予定なのだろうか?
風力の立地をめぐっては、景観、生き物、騒音、微気象への影響などさまざまな問題も指摘されはじめている。自然エネルギー=”やさしい技術”というわけでもなく、その技術の運用方法への取り組みが世界的に問われている。
話しは、変わるが10年ほど前に分散型エネルギー研究をしている知人から、中国の農村では、有蓄農家を中心に10万基の小さなバイオガスプラントが駆動していると聞いた。それは、伝統と工夫から産まれた草の根の技術だった。その技術は、日本でも適正技術の普及ということで応用され、日本の農家などにボランティアベースで建設された。牛や、豚、鶏などの糞を利用し、発酵槽でメタンガスを作り、エネルギーや液肥を取り出すというシンプルで導入コストの安いすぐれた技術だ。その技術は、国内で少しずつ育ちつつある。機会があれば、また紹介したいです。
ところで、今も中国では、その10万の小さなバイオガスプラントは、元気に駆動しているのだろうか。
繰り返すが、中国のことがなんとなく気になる。グローバリズム経済の名の下に、軍事、エネルギー、情報という分野でアメリカンスタンダードを前面に押し出してくるアメリカの強引さへの恐れと興味とはまた違った、新たな局面を迎えつつあるアジアの大国への興味だ。そして、いずれの大国も、小さな農民や市民の生活を、国の力として生かしていないように思う。環境問題の解決や豊かに暮らすためには、結局は地域・規模分散型の生き方、技術の応用なくして成立しないと思っている。人を支えるには、人が必要だと思う。人々のつながりを強めるような生き方、技術の必要性をますます感じております。
といいつつ、いつになく長文を書きながら、それでも将来、悠久とも表現される大地に立つ風車を見てみたい。さらには、長年親しんできた太極拳の動きを、のぞむべくば平和に市民が集う大気汚染のない、小さな公園で感じたいと思います。(t_t)
参考サイト
・China steps up wind energy production-----www.chinaview.cn ,2004-09-23
最近興味深く読んだ中国IT関連の記事
・ もう一つの中国インターネット統計- iResearch-----中国情報局 SEARCHINA,2005/01/07
バイオガスプラント普及(国内)
・ぶくぶく農園-----バイオガス・キャラバンの中心的存在の桑原氏のホームページ。バイオガスプラントに関する情報は、http://www.jca.apc.org/~stet/contentsEnergy.htmlに掲載されています。ぶくぶく農園は、当サイト運営のグリーン・ポストと同じ自然エネルギー事業協同組合REXTAのメンバーです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント