”ナノテクノロジーが切り開く太陽光発電の革命 - ? -”
カナダのトロント大学の関連webサイトに掲載された記事が、太陽光発電の製造、利用、応用のさまざまな部分に新しい可能性をもたらすとして話題を呼んでいる。
・Nanotechnologists’ new plastic can see in the dark-----News@UofT,(Jan 10/05)
内容の詳細は、Nature Materials という専門誌に掲載された。
ここで紹介されている技術のキーワードは、結晶系の太陽電池よりも広い光の波長(赤外線)によく反応する可塑性のプラスチックという表現にある。資源的にも製造エネルギー的にも限界が指摘される結晶系の太陽電池の問題点を克服するかもしれない技術がここにあるというわけだ。この材料を日本語にどのように翻訳したらいいかわからないが、化学的な工程を経て生成されるナノテクノロジーを応用した基材を利用しているということのようだ。今後10年くらいの研究開発期間を経て、将来的な変換効率は、30%と非結晶系の太陽電池としては、非常に高い値が書かれている。
この技術は、カナダの一般誌にも紹介され、読みようによっては、かなり革命的な発見であると読むこともできる。現状ではあまりに楽観的すぎるが(製品を見るまでは、、、、)、次世代の太陽光発電の研究は世界中で急ピッチで進められていることは間違いない。
一般誌の記事は、有料サービスとなっているようなので、以下の転載サイトをご覧ください。
・Scientists create cells that can harness sun's rays -----Peace,Earth & Justice News,January 10, 2005(オリジナルは、The Vancouver Sun Online
" The plastic solar cells would be exponentially cheaper and easier to manufacture than similar material made of traditional semi-conductors like silicon, and more efficient than previous plastic solar cells that until now had managed to capture only the visible portion of the spectrum.
The material dissolves into a liquid without losing any of its performance, and may be painted onto walls or windows, sprayed on clothing, or printed onto rolls of paper. "
この話題を扱った関連サイトやblogなどもたくさんあったが、
・Power from new plastic and the sun-----GEEK.COM,Jan 11 2005の記事やMATTHEW'S OPINIONに寄せられたコメントを読んで、なぜかほっとした気分になりました。
とにかく、製品待ちますというのが正直なところです。実験室を出て、使える技術になることを祈っております。(t_t)
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・衣服に織り込める太陽電池、カナダの大学が発明-----ITmediaニュース、2005/01/14
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0501/14/news018.html">http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0501/14/news018.html
投稿: 追加情報 | 2005/01/21 13:53
追加情報
・Scientists Make Chargers Wearable-----TECHTREE.COM,January 17, 2005
http://www.techtree.com/techtree/jsp/showstory.jsp?storyid=57186&s=ln
投稿: 追加情報 | 2005/01/18 16:01