イギリスのロンドン郊外に欧州最大6.3MWpの浮体式太陽光発電所が登場

 イギリスのヒースローに近い、サリー ウォルトン・オン・テムズ クィーン・エリザベス II 貯水池に欧州最大6.3MWpの浮体式太陽光発電所が登場しました。日本では世界最大の浮体式太陽光発電所と言われる、京セラの13.7MWp山倉水上メガソーラーが建設されていますので、規模では驚きません。驚いたのはその施工の様子です。

 なんじゃこりゃー。下の記事の写真に驚きました。この、このせりあがった様はなんだ? というわけです。

World's biggest floating solar farm powers up outside London-----theguardian,29 February 2016
Guardian_floating_solar
-----image : 上記ニュースより

 下の動画を見つけて、せりあがっているのではなく、単に貯水池の堤防の上にそって施工中のフロート付きの太陽電池が並んでいるのだと理解して、驚きは少し冷めました。

Europe's largest solar array unveiled at QE2 reservoir

Luke Garratt、2016/03/22)

この動画の1分半ぐらいのあたりから、堤防に並べられた太陽電池の様子を見ることができます。画像の謎は解けても、23,000枚の太陽電池が並ぶ様は圧巻です。
 このシステムを請け負ったのは、Lightsource社で、浮体式架台のシステムは、日本でもお馴染みになりつつあるciel-et-terre シエル・テール社のものです。先の京セラの山倉水上メガソーラーでも採用されています。世界の浮体式太陽光発電の浮体式架台の標準となりつつあります。


プレスリリース / Lightsource、Feb 15th 2016
Lightsource Begins Work on Europe’s Largest Floating Solar Project
Capture
-----image : 同リリースより

" Europe’s biggest ever floating solar panel array is being installed by Lightsource Renewable Energy on London’s Queen Elizabeth II reservoir.  More than 23,000 solar photovoltaic (PV) panels will be floated on the reservoir near Walton-on-Thames, as part of Thames Water’s ambitious bid to self-generate a third of its own energy by 2020. .......... "

関連
・ciel-et-terre : press-review / Europe’s largest floating solar panel project is being installed on Thames Water’s QEII reservoir in Greater London.(PDF,02/02/2016)
/ Video Gallery

Europe’s biggest floating solar panel project charges ahead in London
-----thameswater,15 February 2016


参考
京セラ、千葉県で水上として世界最大級約13.7MWp 山倉水上メガソーラーの建設を開始-----ソフトエネルギー、2016/03/10

・Twilog ; #pv #floating(浮体式太陽光発電に関する情報のクリッピング)


おすすめエントリー

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三菱重工業、イギリスで新型油圧ドライブトレイン搭載の7MW風力発電機の実証試験を開始

 三菱重工業は、英国ハンターストン Hunterston の大型風力発電装置の詳細な評価ができる施設において、新型油圧ドライブトレイン搭載の7MW風力発電機、MWT167H/7.0の実証試験を開始しました。MWT167H/7.0は、同社が2010年に買収した英国のベンチャー企業、アルテミス社のArtemis Digital Displacement Technology(DTT)をベースに開発された油圧デジタル制御技術を搭載している点が最大の特長です。従来のギア式の可変装置の欠点を補い、かつコスト的にも利点を発揮することが期待されています。発電特性として高度な同期性を風力発電機にもたせることが可能で、ギア式の可変速部とインバーターを不要とすることができます。
 このプロジェクトはNEDOと英国ビジネス・イノベーション・職業技能省(BIS)の大型洋上風力発電機開発プログラムとして進められます。英国電力大手 SSE(Scottish and Southern Energy)社が運営するハンターストンのこの実証施設は、同国最大にして随一、最新の風力発電専用の実証サイトで、恵まれた風況条件の中で、さまざまなテストを実施することができます。風力発電機は、同社の横浜製作所からナセルなどの主要機器を搬入して現地で組み立てられました。新開発のブレードの長さは81.6m(ローター径167m)。ハブの高さは約110m、全体の高さは200m近くにも達するということです。
 この三菱の7MWの洋上風力発電機機は、Mitsubishi Power Systems Europeが開発を続けてきた SeaAngelプロジェクトの最終段階で、この英国での陸上実証試験の結果を踏まえ、福島沖で実施される浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業に、2015年度に油圧ドライブ式大型風力発電設備を供給し、実証試験を行っていく計画となっています。
 また、商用化、量産化の目途が立った段階で、三菱重工とヴェスタスの合弁の洋上風力発電設備専業会社であるMHIヴェスタスへこの新型油圧ドライブトレインを供給することも検討するということです。

 正直、日本での洋上風力発電の導入時代が訪れるのか? 訪れるとすればいつなのか? については、少々懐疑的です。しかし、すでに洋上風力発電においては、一時代を築いている欧州市場では、まだまだ開発計画が推進されています。この傾向は、2030年ころまでは続くと見られています。欧州での技術の確立とコストダウンの恩恵を日本やアジアが生かすことができるのか? そんな視点で洋上大型風力発電機の今後に関心をもっています。


プレスリリース / 三菱重工業、2015年2月5日
世界初 洋上風車用新型油圧ドライブトレインの実証試験を開始 英国ハンターストンで - E

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-----image(”ハンターストンテストセンターのMWT167H/7.0”) : 同リリースより

" 三菱重工業は4日(現地時間)、英国ハンターストン(Hunterston)テストセンター※1において、油圧ドライブ式大型洋上風力発電設備(MWT167H/7.0、定格出力7000kW)の陸上実証試験を開始しました。独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と英国ビジネス・イノベーション・職業技能省(The Department for Business, Innovation and Skills : BIS)および同国技術戦略委員会(Innovate UK)の支援を得て開発している大型風力発電設備で、デジタル可変容量制御(Digital Displacement※2)を行う油圧ドライブトレインを持った風力発電設備の実証試験は世界で初めてです。
...........
 新型油圧ドライブトレインは、当社が2010年に買収した英国のベンチャー企業、アルテミス社(Artemis Intelligent Power, Ltd.)の持つ油圧デジタル制御技術をベースに、同社と共同開発したものです。この方式を採用した風力発電設備は、風のエネルギーを油圧に変換し一定の回転数で発電機を回すため、増速機やインバーターを必要としないのが特徴です。
..........
※1 Hunterston (onshore) test center :SSE社の運営する、英国初の政府公認の洋上風車専用実証試験場(Glasgowを拠点とするCentre of Excellence for Renewable Energy (CEERE)構想の一環)で、スコットランド北アイルシャー州に所在。敷地内ではSiemens社SWT6.0/154が先行して実証試験中。
※2 Digital Displacementは三菱重工の商標です。
.......... "

関連
世界初、油圧ドライブトレインを採用した大型風車を開発―世界最大級7MW大型風力発電を英国で実証-----NEDO、2015年2月5日
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-----image[”図1 英国に設置された油圧ドライブトレインを採用した7MW大型風力発電設備
(ブレード長さ:81.6m、ナセル中心高さ:約110m、ブレード先端までの高さ:約200m)”)]: 上記リリースより

SSE(Scottish and Southern Energy) / Hunterston

"Construction is underway at the UK's first offshore wind turbine test facility at Hunterston in North Ayrshire.
...........
LATEST NEWS

The first assembled test turbine, a Siemens SWT-6.0-154, began generating clean wind powered energy in March 2014. It is a 6MW turbine and has a tip height of 177 metres with a 154 metre rotor diameter.

The second turbine, the 7MW Mitsubishi SeaAngel turbine will be assembled in October 2014 with a tip height of 193.5 metres and a 167 metre rotor diameter. Once assembled it will be commissioned and then begin long term operational testing and assessment while generating electricity to the local Network.
.......... "

UK: MHI Testing Digital Hydraulic Drive Train for OW Turbines-----offshoreWIND.biz,2015/02/05

関連エントリー
三菱重工、7MWkW級の最新型の風力発電機開発に向けて、世界初の油圧ドライブトレインを開発-----ソフトエネルギー、2013/01/29

三菱重工業、7MWの巨大洋上風力発電機開発のタイムテーブルを発表-----ソフトエネルギー、2011/12/02

三菱重工、英国のベンチャーアルテミス社を買収。活発化する超大型洋上風車開発 Round 3 Project への足がかり-----ソフトエネルギー、2011/01/07

参考エントリー
三菱重工とヴェスタス、洋上風力発電設備専業の新会社MHI Vestas Offshore Wind A/S の営業を開始-----ソフトエネルギー、2014/04/10

ヴェスタス Vestas、翼の直径164mの8MW風力発電機 V164-8.0 の運転を開始-----ソフトエネルギー、2014/02/14

三菱重工業とヴェスタス、洋上風力発電設備専業の新合弁会社を設立-----ソフトエネルギー、2013/10/01

ヴェスタス Vestas、翼の直径164mの7MW洋上風車 Vestas V164 offshore wind turbine を発表-----ソフトエネルギー、2011/05/10

参考
Energy Consortium Launch Offshore Wind Research and Development Programme-----Mitsubishi Hitachi Power Systems Europe,24 July 2012

・GOV.UK : UK Offshore Wind: opportunities for trade and investment,First published:12 November 2014

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欧州連合 EU、再生可能エネルギーと二酸化炭素貯留技術 CCS に10億ユーロの助成

 欧州委員会 EUは気候変動対策として、全欧規模で実施される再生可能エネルギーと二酸化炭素貯留技術など、革新的実証プロジェクト19件に対し、10億ユーロの助成金を拠出することを公表しました。10億ユーロといえば、現在のレートで、約1365億5千円(1ユーロ =約136.5円換算 )です。

 具体的には、

クロアチア 地熱発電 14.7 百万ユーロ(1.35億円換算で、約19.8億円)

キプロス 太陽熱発電 CSP 60.2 百万ユーロ(約81.3億円)

キプロス スマートグリッド 11.1 百万ユーロ(約15.0億円)

デンマーク バイオエネルギー 39.3 百万ユーロ(約53.1億円)

エストニア バイオエネルギー 6.9 百万ユーロ(約9.3億円)

エストニア バイオエネルギー 25 百万ユーロ(約33.8億円)

フランス 地熱発電 16.8 百万ユーロ(約22.7億円)

フランス 海洋エネルギー 72.1 百万ユーロ(約97.3億円)

アイルランド 海洋エネルギー 23.3 百万ユーロ(約31.5億円)

イタリア 太陽熱発電(CSP) 40 百万ユーロ(約54億円)

イタリア スマートグリッド 85 百万ユーロ(約114.8億円)

ラトビア バイオマス発電(熱分解) 3.9 百万ユーロ(約5.3億円)

ポルトガル 太陽光発電 8 百万ユーロ(約10.8億円)

ポルトガル 海洋エネルギー 9.1 百万ユーロ(約12.3億円)

スペイン 風力発電 33.4 百万ユーロ(約45.1億円)

スペイン 風力発電 34 百万ユーロ(約45.9億円)

スペイン バイオエネルギー 29.2 百万ユーロ(約39.4億円)

スウェーデン バイオエネルギー 203.7 百万ユーロ(約275.0億円)

イギリス CCS 300 百万ユーロ(約405.0億円)

 となっています。最大のプロジェクトはイギリスの二酸化炭素貯留技術実証プロジェクト(CCS)で、約405.0億円の資金が投じられます。これは、EUにおける最初の大規模な二酸化炭素貯留技術プロジェクトとなるものです。今回の助成は、NER300プログラムの第2期選定分です。NER300プログラムは、欧州県内の新規参入者用排出枠分売却による収益による50%の共同融資プログラムの2012年実施の第一回(23件、12億ユーロ)に続く、第二弾となるものです。
 これにより、欧州県内の気候変動対策におけるエネルギー分野の具体的な対策がここに盛り込まれることになります。
 今回意外だったのは、海洋エネルギー関連が、3件あったことです。2030年代に実用化する技術として、予算的な限界がある中で、手厚く育てようとしている様が見えます。この3件については、具体的に日をあらためてみていきたいと思います。


プレスリリース / EUROPEAN UNION, 8 July 2014
Climate action: Commission uses polluters' revenues to fund clean energy projects across Europe

" The European Commission today awarded €1 billion funding to 19 projects to fight climate change under the second call of the so-called NER 300 funding programme. The funding for the projects comes from revenues resulting from the sale of emission allowances in the EU Emissions Trading System. This makes the polluters the driving force behind developing new low-carbon initiatives.

The funding will be used to demonstrate technologies that will subsequently help to scale-up production from renewable energy sources across the EU as well as those that can remove and store carbon emissions. The projects awarded co-financing today cover a range of technologies − bioenergy, concentrated solar power, geothermal power, photovoltaics, wind power, ocean energy, smart grids and, for the first time, carbon capture and storage (CCS).

Connie Hedegaard, EU Commissioner for Climate Action, said: "With these first-of-a-kind projects, we will help protect the climate and make Europe less energy dependent. The €1 billion we are awarding today will leverage some additional €900 million of private investment. So that is almost €2 billion of investment in climate-friendly technologies here in Europe. This is a contribution to reducing Europe's energy bill of more than €1 billion per day that we pay for our imported fossil fuels."
..........
NER 300
The NER 300 programme is so-called because it is funded from the sale of 300 million emission allowances from the new entrants' reserve (NER) set up for the third phase of the EU emissions trading system (EU ETS).

In its recent Communication: 'A policy framework for climate and energy in the period from 2020 to 2030', the Commission outlines the possibility of exploring an expanded NER 300 system in the post-2020 climate and energy framework. This could be a means of directing further revenues from the EU Emissions Trading System towards the demonstration of innovative low-carbon technologies in the industry and power generation sectors.
.......... "

関連
Questions and Answers on the outcome of the second call for proposals under the NER 300 programmeEUROPEAN UNION, 8 July 2014

欧州投資銀行、CCSプロジェクト資金を調達-----Global CCS Institute,29 Apr 2014

"EUのCO2排出枠3億単位の売却で調達された20億ユーロ以上の資金で、欧州における革新的な再生可能エネルギー実証プロジェクト及びCO2回収プロジェクトが恩恵に与ることになる。このことは、排出枠売却の第2フェーズが成功裏に完了した後、欧州投資銀行によって発表された。この売却は、欧州委員会、欧州投資銀行及びEU加盟国が共同で管理している資金調達手段であるNER300プログラムの一環として行われた。
......... "

EU 再生可能エネルギー・二酸化炭素貯留技術実証プロジェクトに10億ユーロの助成を決定-----EICネット、 2014.07.08


追加情報
仏 Akuo Energy、西インド諸島マルティニークに16MW浮体式海洋温度差発電所"NEMO"建設へ-----ソフトエネルギー、2014/08/20

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東芝、英国シェフィールド大学の系統周波数調整実証試験向けにコンテナ型SCiB蓄電池を受注

 東芝は、英国シェフィールド大学が企業と連携して行う系統周波数調整実証試験向けにコンテナ型SCiB蓄電池を受注しました。納品される蓄電池は、チタン酸リチウムを用いた1MWh相当のリチウムイオン二次電池「SCiBTM」です。正確には、定格 968kWh で2MW蓄電池システムに組み込んで使用されます。イギリス初となるリチウムイオン大型蓄電池による再エネ由来電力運用システムとなります。
 蓄電池は9月に納入され、実証は11月から開始される予定です。実証試験では、周波数や電圧などの電力品質維持のための周波数制御などの系統運用サービスにおける蓄電池蓄電池システムの役割の確認などが行われます。
 同蓄電池は、約1万回以上の充放電が可能な長寿命、高い安全性、高入出力などの優れた特性を持ち、英国ウェスト・ミッドランズ州ウォルヴァーハンプトンのウィレンホール変電所に設置され、気象条件により出力が変動する風力発電や太陽光発電の導入拡大に伴う系統周波数調整に用いられ、電力の安定供給の維持に貢献する予定です。


プレスリリース / 東芝、2014年06月24日
英国シェフィールド大学の系統周波数調整実証試験向けに蓄電池を受注

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-----image[”納入する蓄電池コンテナ(イメージ)”] : 同リリースより

" .....英国シェフィールド大学が英国政府系研究機関である工学・物理化学研究委員会(Engineering and Physical Sciences Research Council (EPSRC))の助成を受け、配電会社のウェスタン・パワー・ディストリビューション社と連携して実施する系統周波数調整用蓄電池システムの実証試験向けに蓄電池を受注しました。蓄電池を9月に納入し、実証は11月から開始される予定です。

 今回受注した蓄電池は、チタン酸リチウムを用いた1MWh(メガワットアワー)相当の容量の当社製リチウムイオン二次電池「SCiBTM」で、約1万回以上の充放電が可能な長寿命、高い安全性、高入出力などの優れた特性が評価されました。英国ウェスト・ミッドランズ州ウォルヴァーハンプトンのウィレンホール変電所に設置され、気象条件により出力が変動する風力発電や太陽光発電の導入拡大に伴う系統周波数調整に用いられ、電力の安定供給の維持に貢献します。

 英国では、2008年に施行された気候変動法により、温室効果ガスを2050年には1990年比80%削減する目標が掲げられ、この実現に向けて洋上風力発電を中心とした再生可能エネルギーの導入が拡大しており、電力の安定供給に向けた周波数変動抑制や送配電網の拡充・整備などが課題となっています。
..........
注1 周波数や電圧などの電力品質維持のための周波数制御などの系統運用サービス
.........
受注した蓄電池の概要
1.定格 968kWh (2MW蓄電池システムに組み込んで使用)
2.主要機器 蓄電池コンテナ、蓄電池盤、蓄電池モジュール(SCiBTM)
.......... "

関連
Giant battery to help tackle energy storage challenges-----University of Sheffield, 24 June 2014

東芝の二次電池 SCiB
Img_productoutline_01
-----image : 上記サイトより

" SCiB(TM)は、高い安全性を確保しながら、10000回を超えるサイクル寿命、 急速充電性能、高出力性能、低温動作等の優れた諸特性を有する二次電池です。"


関連エントリー
九州電力、長崎県の対馬、鹿児島県の種子島と奄美大島に再エネ+のリチウムイオン蓄電池等実証試験設備を設置-----ソフトエネルギー、2014/03/24

新型二次電池「SCiB(TM)」の事業化について / プレスリリース 東芝-----しなやかな技術研究会、2007/12/27

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丸紅ら出資の英Seajacks、保有4隻目となる洋上風力据付特殊船 Seajacks Hydra を竣工

 丸紅と産業革新機構が共同出資している、英国の洋上風力据付会社 Seajacks International Limited(シージャックス)の据付特殊船 Seajacks Hydra がこのほど完成しました。同船は、シージャクス社の4隻目の保有船となります。この船は、以前の記事で自己推進式ジャッキアップ船として紹介したものの新型で、クレーン容量は400トン、最大作業深度48mで大型の洋上風力発電機2台を搭載可能な積載スペースをもっています。この船の作業現場となる北海の条件は、平均41mの深度で、海底に4本の支柱を建て、クレーンで建柱工事、そして風力発電機の据付を1基あたり、数日のペースで建設する能力があります。
 以前の発表によると、シージャックス社は欧州において830MW以上の洋上風力発電タービン機器等の据付実績を誇り、現在もドイツにおいて大型洋上風力発電所(Meerwind洋上風力発電所 288MW)の建設を行っています。

 日本近海の”深い海”では使えない船ですが、アジアでも活躍することはできます。ただ、今の隣国たちとの政治的な状況では、無理ですね。


プレスリリース / 丸紅、2014年6月3日
ニュース /
英国シージャックス社 洋上風力据付特殊船竣工の件

Seajacks_hidra
-----image : 同リリースより

" 丸紅株式会社(以下「丸紅」)が株式会社産業革新機構(以下「産業革新機構」)と共同出資する、英国の洋上風力据付会社 Seajacks International Limited(以下「シージャックス社」)の据付特殊船が2014年6月2日に竣工しました。

 本船は、2012年5月のシージャックス社買収後に建造を開始したもので、シージャクス社として4隻目の保有船となります。
........... "

関連
Seajacks Hydra delivered ahead of schedule-----Seajacks International,June 3rd 2014
Seajackshydra1024x768
-----image(”New vessel said to be ‘finest yet’ in terms of quality”) : 上記より

"Seajacks International, a world leading offshore installation and maintenance contractor in the offshore wind and oil and gas sectors, has taken successful delivery of its fourth self-propelled jack-up vessel, the ‘Seajacks Hydra’.
.......... "

・産業革新機構 : 投資先情報 投資案件 Seajacks International Ltd.

・Seajacks International : Seajacks Hydra
Seajacks_hydra
-----image : 「Seajacks Hydra Technical Sheet(PDF)」より

"..........
Main Dimensions
Hull
Length waterline: 61.0m
Length overall: 75.0m
Width overall: 36.0m
Hull depth: 6.0m
Distance between legs:
Longitudinal 36.5m
Transverse 28.5m
Draft: 3.75m to hull
(6.75m incl. thrusters)
Main deck area: 900m²
Main deck load capacity: 5T/m
(Option 1) Blade Rack 49m x 6m x 9m
(Option 2) Helideck
Helicopter type: Sikorsky S92 (12.8t)
or equivalent
Diameter: 22.2m
.........."

・Twilog : seajacks(seajacksに関する情報)

追加情報


関連エントリー
丸紅と産業革新機構、洋上風力据付事業会社シージャックス Seajacks の国内&アジア向け新会社設立-----ソフトエネルギー、2013/06/04

丸紅と産業革新機構、英洋上風力発電設備据付の大手であるSeajacks Internationalを買収-----ソフトエネルギー、2012/03/21

洋上風力発電所で活躍する自己推進式ジャッキアップ船Seajacks Zaratanの姿-----ソフトエネルギー、2012/09/18

洋上風力発電所の作り方 Seajacks社自己推進式ジャッキアップ船 Leviathan篇-----自然エネルギー、2012/09/18


参考
Seajacks work at Meerwind Offshore Wind Park

( Seajacks UK Ltd,2014/05/16)

"Seajacks Zaratan and Seajacks Leviathan worked in tandem on the Meerwind Offshore Wind Park in the German Bight, installing all 80 WTGs."

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世界最大の洋上風力発電所 London Arrayの姿。3.6MW風力発電機175本!

Inauguration Event

(londonarray,2013/07/05)

"Marking the official inauguration of London Array, the world's largest operational offshore wind power plant to date at an official event in Margate, Kent. Rated at 630 MW, Phase One of London Array generates enough energy to power around 500,000 British homes and displaces over 900,000 tonnes of CO2 a year -- equivalent to taking nearly 300,000 cars off the road each year. "

London_array_201307
-----image : 上記ビデオクリップより

 暑い、熱い日が続いています。なんともまぁ。家庭菜園の野菜も干上がりそうです。

 ということで、本日は世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイの最新のビデオクリップをご紹介しておきます。水しぶきからスタート!

 ロンドンアレイは、この4月に本格稼動したシーメンスの3.6MW風力発電機を175基、合計630MWの巨大な洋上風力発電所です。完成時の下の記事も含めて、これまでなんどか紹介してきましたので、この洋上風力発電所の建設の工程全体を紹介してくれる上のビデオクリップを見るのは楽しい体験でした。

関連エントリー
世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイ洋上風力発電所、本格稼動開始!-----ソフトエネルギー、2013/04/16

630MWの世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイ洋上風力発電所、第一期完成-----自然エネルギー、2013/04/16

630MWの世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイ洋上風力発電所 London Array Offshore Wind Farm が発電を開始-----ソフトエネルギー、2012/11/06

1000MW洋上風力発電所の作り方-ロンドンアレイ / YouTubeから-----自然エネルギー、2011/02/09

マスダール Masdar、DONG EnergyおよびE.ON、世界最大の洋上風力発電所 London Array ロンドンアレイは2012年中に完成と発表-----ソフトエネルギー、2011/07/27


参考
イギリスの自然エネルギー-----自然エネルギー、2010/05/12

・Twilog - greenpost: londonarray


コメント続き
 これまでも世界最大の洋上風力発電所の称号は、巨大な風力発電所から、さらに巨大なものへと引き継がれてきました。そして、今回のロンドンアレイもこれから行われる予定の第二フェーズの工事が進み、1000MWに到達したとしても、及ばない規模の洋上風力発電所の建設計画があります。
 ロンドンアレイも主導するDONG Energyとシーメンスの6MW機300基による、合計1800MWの巨大なプロジェクトの計画が進められているのです。

Siemens to supply 300 offshore wind turbines to DONG Energy-----Siemens, 2012-Jul-19

"Siemens and DONG Energy continue their successful cooperation in offshore wind. On July 19, 2012, the companies signed a framework agreement for the supply of a total of 300 wind turbines with a capacity of 1,800 megawatts (MW). The agreement is based on the new SWT-6.0-154 direct drive wind turbine that will be installed in wind power plants off the British coast between 2014 and 2017. The world's largest rotor blade measuring 75 meters in length equaling a total rotor diameter of 154 meter will be deployed.
........... "

 とはいえ、予算などの確保が難しいという話もあります。これから計画が煮詰められる段階でこの1800MWの話は、消えるかもしれません。しかし、欧州の他地域でロンドンアレイを越える規模のいくつかの規模の洋上風力発電所の建設計画の案が練られています。世界最大の称号は、いつか越えられるに違いありません。

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ウェールズのスウォンジー湾 Swansea Bayで、240MWの潮汐発電 Tidal Lagoon計画の事前協議開始

 ウェールズのスウォンジー湾 Swansea Bayに流れ込む河口部分は、世界でも2番目に高潮位差であることで知られています。このスウォンジー湾 Swansea Bayでは、春に潮位差が12mに達します。この潮位差を生かして、人工的なラグーンを作り潮汐力を利用し電力を作るという試みが計画されています。その名は、Swansea Bay Tidal Lagoon スウォンジー湾タイダル・ラグーンプロジェクトです。今回、予算やタイムテーブルを煮詰めていくことが正式に決まりました。協議のための情報の公開が、7月4日から開始されるということです。
 予算は、6億5000万ポンドということですから、日本円にして約975億円。発電規模は、240MWで、一般家庭120,000軒分が消費する電力を、120年間にわたって供給できる設備となる予定だということです。ちなみに、この年間の発電電力は、400GWhで、同ベイエリアの70%の電力を供給できる予定だということです。

 しくみは、同湾に全長9.5kmで5-20mの高さの堤防を建設し、この堤防をダムとして水力発電のしくみと同じように発電タービンで発電するというものです。この壁に囲まれる面積は、11.5平方キロメートル。円にするとだいたい直径4kmぐらいのプールという感じです。関連のビデオクリップを見ると、タービンは、550mあまりの発電部に29基収められているようです。1基のタービンのサイズは、直径6mで、長さ18mに達する巨大なものです。全体で240MWですから、一基あたり8MW強の発電出力をもつ計算です。

 今後2013年中に計画の周知が図られたのちに、来年に協議が開始されます。決まれば、2015年の4月から建設が開始されます。

Tidal Lagoon (Swansea Bay) plc / Press Releases
- 2nd July 2013 Launch of 3D virtual programme of proposal
- 1st July 2013 Tidal Lagoon Power announces global partners of the world's first Tidal Lagoon in Swansea Bay

3730_tlp_swansea_animation_still010
-----image : 上下とも、Image Galleryより-----
3730_tlp_swansea_animation_still014

Plan_of_tidal_lagoon
-----image : Tidal Lagoon (Swansea Bay) plc  introduction to the project in English」より


関連
SgurrEnergy elected strategic advisor for world’s first, purpose built tidal lagoon power plant-----SgurrEnergy,May 14, 2013
520x368tidallagoonproject
-----image : 上記リリースより

Formal consultation to begin on Swansea Bay Tidal Lagoon-----Renewable Energy Focus.com,02 July 2013

VIDEO: Project Film for Tidal Lagoon Swansea Bay-----OffshoreWind.biz,Mar 11th, 2013

Proposed tidal lagoon for Swansea Bay

(This is South Wales,2013/03/12)

"A new video of the proposed tidal lagoon for Swansea Bay has been unveiled.
It is part of a £650 million investment in the area which could provide energy for around 107,000 homes.
.......... "

参考
Swansea_bay
-----GoogleマップでSwansea Bayを見る

・Wikipedia : Swansea Bay


MEMO
Tidal Electric(United States)
/ Technology - Tidal Illustrations - Bulb Turbine
/ Projects - United Kingdom - Swansea Bay

"Swansea Bay
A 60 MW project has been proposed for Swansea Bay measuring 5 square kilometers in area and about a mile offshore. WS Atkins has conducted a Feasibility Study on the proposed project and finds that the project is technically feasible, environmentally plausible, and economically viable."

/ Full Deployment of Tidal Lagoons in the Severn Estuary


参考エントリー
ロシアのRusHydro、ノルウェー国境近く、ムルマンスク Murmanskに12MW潮汐力発電所を建設中-----ソフトエネルギー、2011/12/20

潮位差を利用したラグーン"lagoons"発電ってシンプルでいいかも-----ソフトエネルギー、2008/06/04

波力・潮流・潮汐・海洋温度差発電のカタログを作りはじめます!-----ソフトエネルギー、2012/12/19
- 波力・潮流・潮汐・海洋温度差発電のカタログ 海洋エネルギーは次代を担う!

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世界最大の洋上風力発電所での救助訓練のようす - シーメンス / YouTubeから

 シーメンスが、630MWの世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイ洋上風力発電所 London Array Offshore Wind Farm で実施された大規模な救難訓練の様子を公開しました。
 訓練では、二隻の船が衝突、そのうち一隻が洋上風力発電機に衝突したという想定のもとに実施されました。関係機関や企業から500名も参加した非常に大規模なものです。


Mayday Array - emergency training at the world's biggest offshore wind farm

(Siemens、2012/11/14)

"Emergency off the British Coast of Kent. Two ships collide and one crashes into one of Siemens' wind turbines of the offshore wind farm London Array. Five hundred people from forty organizations rehearse the emergency in connection with a wind turbine. For Siemens and its ambition of a "Zero Harm Culture" this training exercise is a welcome opportunity to put its health and safety skills to the test. See for yourself what it means to be prepared at all times."

Mayday_london_array_windfarm
-----image : 上記ビデオクリップより

関連エントリー
630MWの世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイ洋上風力発電所、第一期完成-----自然エネルギー、2013/04/16

世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイ洋上風力発電所、本格稼動開始!-----ソフトエネルギー、2013/04/16

630MWの世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイ洋上風力発電所 London Array Offshore Wind Farm が発電を開始-----ソフトエネルギー、2012/11/06

1000MW洋上風力発電所の作り方-ロンドンアレイ / YouTubeから-----自然エネルギー、2011/02/09

マスダール Masdar、DONG EnergyおよびE.ON、世界最大の洋上風力発電所 London Array ロンドンアレイは2012年中に完成と発表-----ソフトエネルギー、2011/07/27

参考動画
London Array offshore substation construction and installation

(londonarray、2012/05/14)

おすすめエントリー
分子科学研究所らの研究グループ、有機太陽電池をシリコン太陽電池と 同じドーピングのみで製作することに初めて成功-----ソフトエネルギー、2013/05/21

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ABB、潮流発電のScotrenewables Tidal Powerに対し1200万米ドルの出資を発表

 スイスの重電関連企業のABBグループは、2013年3月にスコットランドの潮流発電機メーカーの Scotrenewables Tidal Power に1200万米ドル(約11億5千万円)を出資すると発表しました。Scotrenewables Tidal Powerは、いまや世界中から海洋エネルギー開発の中心地として注目されるようになったEuropean Marine Energy Centre(参考:EMEC)において、2012年に250kWのSR250潮流発電機の試運転を成功させています。今回は、発電実証用モデルとしてスケールアップされた2MW(2000kW) SR2000モデルの開発を加速させるためにこれらの資金が活用されることになります。今年の後半の設置に向けてすでにプロジェクトは進行しています。このシステムは、オークニーで進む Lashy Sound tidal demonstrator projectに採用され設置される最初の商用実証システムとる予定です。

 EMECでテストされたSR250のおおまかなスペックは、

 出力 250kW
 長さ 30m
 重さ 100トン
 姿は、まるで浮上した黄色い潜水艦で、水中に2枚の発電用のプロペラを持っています。

 以前発表されたスケジュールでは、今年中に設置される予定の今回の2MWのSR2000に続き、2017年ころに発電用モデルの10MW機の開発が計画されています。


プレスリリース / ABB、March 13
ABB leads $12 million investment in tidal power leader Scotrenewables

Scotrenewables_tidal_power
-----image : 下記ビデオクリップより

Scotrenewables Tidal Power Ltd

(Scotrenewables Tidal Power Ltd,2011/09/07)

"ABB, the global power and automation technology group, has led a $12 million investment in Scotrenewables Tidal Power, a provider of tidal turbine systems, to support the rollout of a new hydrokinetic device and to expand ABB’s renewable energy assets. ABB’s participation was made through its venture capital unit, ABB Technology Ventures (ATV), which invests in early and growth stage companies with technologies of strategic importance to the industries it serves. The investment round included participation from existing strategic investors Total New Energies, a unit of oil major Total, and Fred. Olsen, the Norwegian maritime conglomerate, through its associated Bonheur and Ganger Rolf holding companies.

The funding is being used specifically to roll out a larger and more advanced tidal energy conversion system known as the SR2000. The floating 2 megawatt turbine includes a number of innovations to deliver simplicity, low mass, rapid connection/disconnection and heightened survivability. Scheduled for completion next year, it will be the first of a number of commercial units installed in the Lashy Sound tidal demonstrator project in Orkney, where Scotrenewables is based.

“ABB led a comprehensive review of tidal stream technology and concluded that Scotrenewables was well below its peers in capital outlay per megawatt and overall power delivery cost,” said Grant Allen, senior VP of ATV. “Scotrenewables has designed a remarkably robust hydrokinetic unit which, by nature of its easily accessible floating design bypasses many of the maintenance issues that confront other marine startups.”

Aligning with Scotrenewables is a natural, strategic fit for ABB given the switchgear, transformers, cabling and other electrical gear being used in the containerized design. Through its UK operations, ABB engineers have already been working closely with the company on packaging and integration. The ATV investment complements current competencies in marine energy harvesting through ABB’s prior early-stage investment in Aquamarine, a leader in near-shore wave power development.
.......... "

関連
Major New Investment Announced - 13 December 2012-----Scotrenewables Tidal Power Limited

" Scotrenewables Tidal Power Limited is pleased to announce that it has agreed terms in respect of a major financing package totalling £8.84m which includes £1.24m in public funding from the Scottish Government as well as £7.6m in private investment from a trio of multi-national backers. The deal will see both of SRTP's long-standing investors, shipping and renewable energy specialists Fred. Olsen and oil major TOTAL, participating in this round along with a new investor partner in ABB Technology Ventures. ABB-TV is the venture capital arm of the Swiss power and automation multinational and its decision to invest will allow SRTP access to ABB expertise in key technical areas which complement the offerings of SRTP's existing investors.

Under the terms of the £7.6m investment deal ABB-TV will contribute £5m while the remaining £2.6m will come from SRTP's existing investors. These funds will be injected in two equal tranches the second of which will be linked to the ongoing technical progression of SRTP's proprietary technology. The £1.24m in funding awarded to SRTP in August 2012 under the Scottish Government WATERS 2 scheme was critical in leveraging the agreed terms for this substantial amount of foreign private investment.
.......... "


- The Future Next Generation SRTT- 2MW 'Commercial Scale' Demonstrator
60mw_farm__orcadia
-----image(”60MW farm__orcadia”) : 上記サイトより

Wave energy developer Scotrenewables receives new ABB loan-----Hydroworld,03/15/2013

SR250 Testing at EMEC - August 2012

(ScotrenewablesLtd、2012/08/10)

参考
ABB in Japan

ABBはなぜ中国で存在感を高められたのか  スマートシティ戦略をアジア地域責任者に聞く-----日本経済新聞、2012/1/16


参考エントリー
イギリス、スコットランド、2020年までに1.6GW規模の海洋エネルギー開発を行うプロジェクトを正式にスタート-----ソフトエネルギー、2012/08/21

欧州海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centre(EMEC) / 情報のまとめ-----ソフトエネルギー、2012/03/14

波力・潮流・潮汐・海洋温度差発電のカタログ 海洋エネルギーは次代を担う! / P.7

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世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイ洋上風力発電所、本格稼動開始!

 世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイが、本格稼動しました。今回完成し、陸への送電を開始した第一フェーズの風力発電機は、シーメンスの3.6MW風力発電機を175基、合計630MWです。
 昨年末に部分的に発電を開始し、現地4月6日に本格稼動となりました。

 今年の2月に公開されたビデオクリップには、175基の設置パターンが映っています。

Londonarrayytpatern
-----image : 630MWの世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイ洋上風力発電所、第一期完成-----自然エネルギー、2013/04/16より

 日本でも実証実験が進められ洋上風力発電所が計画される中、3MW機175基のロンドンアレイの姿は、前とはまた違ってみえるような気がします。

 
プレスリリース / DONG Energy, 08.04.2013
London Array fully powered and producing green electricity

Londonarraysidstemolle420px
-----image(”A view from the last turbine. Photo: London Array”) : 同リリースより

"Full capacity has now been reached at the 630MW first phase of the world’s largest offshore wind farm, the London Array. The commissioning of the 175th and final turbine happened at 16.09 on Saturday, 6 April.

With all turbines now exporting power to the national grid, London Array is expected to produce enough green electricity to power nearly half a million homes a year.

Turbine installation was completed in December 2012; since then the project has focused on fully commissioning and putting into operation all 175 of the 3.6MW Siemens turbines by this spring.
.......... "

関連
London Array fully powered and producing green electricity-----LONDON ARRAY,Saturday, 6 April

London Array fully powered and producing green electricity-----E.ON UK,08 April 2013

参考エントリー
630MWの世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイ洋上風力発電所、第一期完成-----自然エネルギー、2013/04/16

630MWの世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイ洋上風力発電所 London Array Offshore Wind Farm が発電を開始-----ソフトエネルギー、2012/11/06

1000MW洋上風力発電所の作り方-ロンドンアレイ / YouTubeから-----自然エネルギー、2011/02/09

マスダール Masdar、DONG EnergyおよびE.ON、世界最大の洋上風力発電所 London Array ロンドンアレイは2012年中に完成と発表-----ソフトエネルギー、2011/07/27

イギリスの自然エネルギー-----自然エネルギー、2010/05/12


コメント続き
 洋上風力発電所の建設に積極的に動いてきたイギリスですが、再生可能エネルギーの導入状況は、それほど進んでいません。実際、2010年に3.30%だった再生可能エネルギーの導入割合を、2020年にEU27カ国が進める目標の中で掲げる15%をにすることはなかなか大変です。

EU、欧州委員会は、2020年再生可能エネルギー20%目標を検証-----ソフトエネルギー、2013/03/28

 数字的には、日本と似た状況にある島国イギリスの今後に注目する理由がそこにあります。

welcome to london array offshore windfarm

(参考動画 : handsomemackem,2013/02/13)

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