2010/12/14

東京ガス、羽田空港燃料電池バス用の「羽田水素ステーション」を大田区京浜島に設置

 東京ガスは、羽田空港と結び運行される燃料電池リムジンバスの運用実験用に羽田空港近傍の大田区京浜島に「羽田水素ステーション」を設置しました。これは国内初の天然ガススタンド併設型ステーションで、今後のインフラ整備において、設備と施設の運用実施において、この併設型を一つのモデルケースとして課題の克服うために、問題点の洗い出しなどを行うということです。

 燃料電池バスは、リムジンバスの東京空港交通により、羽田空港-西新宿、羽田空港-東京シティエアターミナル(中央区)間で実際に運転されるそうです。車体はトヨタと日野自動車が製作、ベース車両は、日野ブルーリボンシティ(ノンステップ大型路線バス)で、「FCHV-BUS」燃料電池ハイブリッドバスとして乗車し公道で見ることができます。
 また、同様にHySUT水素ハイウェイプロジェクトとして東京・杉並水素ステーションも開所、合わせて運用されるということです。

プレスリリース / 東京ガス、平成22年12月7日
「水素ハイウェイプロジェクト」における「羽田水素ステーション」の開所について

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-----image(左-”羽田水素ステーション”、右-”燃料電池バスが停車中の羽田水素ステーションと京浜島エコ・ステーション”) : 同リリースより

" 国内初の天然ガススタンド併設型水素ステーション
 東京ガス株式会社(社長:岡本毅、以下「東京ガス」)は、羽田空港近傍の大田区京浜島に「羽田水素ステーション」(以下「本ステーション」)を建設し、本年12月15日に開所いたします。
 本ステーションは、経済産業省の「水素利用社会システム構築実証事業」のひとつである「水素ハイウェイプロジェクト※1」において、同事業実施者である水素供給・利用技術研究組合※2(理事長:吉田正寛)からの委託を受けて建設・運用するものです。
 本ステーションは、既存の天然ガススタンドに併設するもので、日本初の天然ガススタンド併設型の水素ステーションになります。本ステーションでは、都市ガスを改質して水素を製造し、その際に発生するCO2の分離・回収を行います。水素ステーションで供給する水素を製造しながら、CO2の分離・回収の実証を行うのは日本で初めてです。
 本ステーションは、本年12月16日から羽田空港(東京都大田区)~新宿駅西口(東京都新宿区)間、羽田空港~東京シティエアターミナル(東京都中央区)間に定期営業運行する燃料電池バスに水素を供給します。
 東京ガスは本ステーションで、事業化段階に近い稼働条件での運転データの収集や、水素ステーション利用者へのアンケート調査などを実施し、水素供給の事業化に向けた課題の抽出と解決を図ってまいります。

本ステーションの特長
1.天然ガススタンド併設型水素ステーション
..........
2.都市ガスから水素を製造する際に発生するCO2を分離・回収
 水素は使用時にはCO2を排出しませんが、都市ガスから水素を製造する際にはCO2を排出します。本ステーションでは、水素製造時に発生するCO2を分離・回収し、液化する実証を行います。今回の実証では、1時間あたり、一般のご家庭1件が約半月で使用する都市ガスに相当する19Nm3の都市ガスを原料として、燃料電池自動車(乗用車)約1.5台分※4にあたる50Nm3の水素を製造し、あわせて、10kgのCO2を液体で回収します。回収したCO2については、工業用原料として有効利用する方法などを検討します。
..........
※1 「水素ハイウェイプロジェクト」は、「羽田水素ステーション」、「成田水素ステーション」、「東京・杉並水素ステーション」の3つの水素ステーションを建設・運用し、日本初となる燃料電池自動車の高速道路経由での定期的な運行を行うプロジェクトです。
※2 水素供給・利用技術研究組合は、燃料電池自動車・水素供給インフラ普及に向けた社会実証試験を実行することを目的として2009年7月31日に経済産業大臣の認可を得て設立された法人で、東京ガスを含む13社が参加しています(2010年12月時点)。
※3 「京浜島エコ・ステーション」は東京ガスが大田清掃工場内の土地を東京二十三区清掃一部事務組合から賃借して設置したものです。
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仕様概要
建設・運用 東京ガス株式会社
水素供給方式 都市ガス改質(水蒸気改質 + PSA)
CO2分離回収
圧縮設備 能力 50Nm3/h
圧力 40MPa
蓄ガス設備 内容積 300L×18本
圧力 40MPa
充填圧力 35MPa
主要構成機器 水素製造装置、水素圧縮機、蓄圧器、ディスペンサー、 CO2分離回収装置
所在地 東京都大田区京浜島3-7-1

システムフロー図
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-----image : 同リリースより

水素製造装置:都市ガスの主成分のメタン(CH4)に水(H20)と熱を加え、触媒を用いて水素(H2)、一酸化炭素(C0)、二酸化炭素(C02)に分解します。反応温度は約800℃です。その後、吸着剤を用いて水素以外の不純物ガスを除去し、99.99%の水素を製造します。除去した一酸化炭素などの不純物ガスは、都市ガスとあわせて水素製造時の加熱に利用します。

C02分離回収装置:水素製造装置で除去した不純物ガスから、吸着剤を用いてC02のみを分離し、回収します。回収したC02を運搬しやすくするため、加圧、冷却し、液化炭酸ガスとして容器に詰めます。

水素圧縮機:水素製造装置で製造した水素の圧力を、燃料電池自動車に充填するために必要な圧力まで高めます。
蓄圧器:圧力を高めた水素を貯めておきます。
ディスペンサー:水素を燃料電池自動車の燃料タンクに充填します。
......... "

関連
東京空港交通 : 羽田国際線ターミナル情報

トヨタ、日野、東京都心~羽田空港間での燃料電池ハイブリッドバスの営業運行に車両提供-----日野自動車、2010年12月07日

".....トヨタと日野が、燃料電池ハイブリッドバス「FCHV-BUS」をリムジンバス仕様に改造しHySUTに貸与、東京空港交通が運行を行なう形態をとる。東京空港交通は、営業路線である新宿駅西口~羽田空港間および東京シティエアターミナル~羽田空港間で12月16日からそれぞれ1往復/日、高速道路経由での営業運行を実施する。
..........
トヨタと日野は、燃料電池ハイブリッドバスの実用化に向け、走行実態から取得したデータを検証し、着実に研究開発を進めていく。なお、水素の充填は、12月15日より稼動する東京・杉並水素ステーションならびに羽田水素ステーションの二ヶ所を使用する。


燃料電池ハイブリッドバス「FCHV-BUS」の営業運行計画と車両概要は、以下のとおり。

【「FCHV-BUS」の営業運行計画】
・運行開始日  2010年12月16日(木)
・運行会社   東京空港交通
・運行路線   羽田空港線(東京空港交通営業路線)
午前:新宿駅西口⇔羽田空港
午後:東京シティエアターミナル⇔羽田空港
・使用台数   1台(別に予備車両1台)
・運行ダイヤ  次表のとおり
.......... "

トヨタ、日野、東京都心~羽田空港間での燃料電池ハイブリッドバスの営業運行に車両提供-----トヨタ自動車、2010/12/07

「HySUT水素ハイウェイプロジェクト」における「東京・杉並水素ステーション」が開所-----JX日鉱日石エネルギー、2010年12月 7日
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-----image(”東京・杉並水素ステーションのイメージ図”) : 上記リリースより

水素供給・利用技術研究組合(HySUT) / 2010.12.07 水素ハイウェイプロジェクトに関しプレスリリースしました。(PDF/540KB)
- HySUT : FCVと水素ステーションの普及に向けたシナリオ(FCCJ作成)

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2010/09/10

トヨタ、アイシン、NEDOの固体酸化物形燃料電池実証研究事業に家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの2010年度モデルを提供

 平成19年度から22年度まで、新エネルギー・産業技術総合開発機構および新エネルギー財団によっておこなれている固体酸化物形燃料電池実証研究事業にトヨタ、アイシンが2010モデルとして、さらなる省エネと発電効率を向上させ、貯湯タンクの容量を増やし排熱の有効利用などを可能にした新モデル60台を納入すると発表しました。

 新エネルギー財団のSOFC(固体酸化物形燃料電池)のサイトには、これまでの結果などが報告されています。このSOFC(固体酸化物形燃料電池)では、日本は技術的に世界をリードしているとされている分野だけに、一段の飛躍が期待されます。

プレスリリース / トヨタ、2010/09/07
トヨタ、アイシン、「固体酸化物形燃料電池実証研究事業」に家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの2010年度モデルを提供

" ..........独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO*2)の「固体酸化物形燃料電池実証研究事業*3」に約60台程度を提供する予定である。
 本システムは、大阪ガス株式会社(以下、大阪ガス)・京セラ株式会社・トヨタ・アイシン4社で共同開発しており、実証研究事業については、北海道ガス株式会社、東京ガス株式会社、東邦ガス株式会社、大阪ガス、西部ガス株式会社の5社が参画している。

 2009年度の同実証研究事業にもトヨタ・アイシンは機器を提供し、SOFCが省エネ性に優れる機器であることを確認した。2010年度モデルでは、これまでの同実証研究事業で判明した技術開発課題を克服することにより、より一層の省エネ性・CO2削減が図れるよう、発電ユニットの低出力時の負荷効率(以下、部分負荷効率)の向上ならびに貯湯タンクの容量を増やし、排熱の有効利用度を 上げた。
 また、商品性を向上させるため、耐久性・メインテナンス関連の改善を加えた。

 新モデルを実証研究事業に提供することにより、家庭用SOFCコージェネレーションシステムの開発を一層加速し、2010年代前半の開発完了を目指す。

*1 SOFC : Solid Oxide Fuel Cell (固体酸化物形燃料電池)の略。
電解質にセラミックスを用いた燃料電池。酸素が酸素イオンとなって電解質を通過することで水素や一酸化炭素と化学反応し電気を発生。一酸化炭素も利用できる点が大きな特徴
..........
<仕様>
・発電ユニット
サイズ
高さ×幅×奥行 935mm×600mm×335mm
重量 90kg
燃料 都市ガス13A
定格発電出力 700W
定格発電効率 LHV*2 (HHV*3) 45%以上(41%以上)
定格排熱回収効率 LHV (HHV) 40%以上(36%以上)

・排熱利用給湯暖房ユニット
戸建住宅仕様
サイズ
高さ×幅×奥行 1,760mm×740mm×310mm
重量 94kg
貯湯タンク容量 90L
貯湯温度 約70℃
.......... "

関連
トヨタ、アイシン、「固体酸化物形燃料電池実証研究事業」に家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの2010年度モデルを提供-----アイシン、2010年09月07日

SOFC(固体酸化物形燃料電池)実証研究 / 2010年6月16日 - 「固体酸化物形燃料電池実証研究」
平成19~21年度設置サイトの運転結果(平成19年9月~平成22年3月)を報告します。

/ システムメーカー紹介 アイシン精機

NEDO : 固体酸化物形燃料電池実証研究

2010年度 家庭用固体酸化物形燃料電池(SOFC)コージェネレーションシステムの開発について-----大阪ガス、2010年9月7日
3_1
-----image(”【家庭用SOFC 構造模式図】”) : 上記リリースより

" .....
セルスタック : 都市ガスから改質した水素と、空気中の酸素を反応させ発電します。
モジュール : 燃料改質器・セルスタックを収納し、高温状態に保つ筐体で断熱材に覆われています。
脱硫器 : セルスタックなどの劣化の原因となる都市ガスの付臭剤中の硫黄化合物を除去します。
貯湯タンク : 発電ユニットから発生した熱をお湯として貯めておくタンクです。
補助熱源機 : 貯めたお湯が全て使われた場合に、給湯や暖房を行うために使用します。...... "

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2009/11/30

パナソニック、デンマークの電力会社と共同でスマートグリッドを意識した家庭用エネルギーマネージメントシステムを実験を開始。COP15でも展示すると発表

 パナソニックは、デンマーク第2位の送電・配電の電力会社SEAS-NVE社と共同で同社が展開するスマートグリッド・スマートメータと家電の制御などを行うエネルギーマネージメントシステムと家電を組み合わせた電力の見える化と制御の実験を行い、COP15の会場でもデモ展示を行うということです。
 デンマークのSEAS-NVE社は、ロラン島での大規模な風力発電、電気分解により水素製造と貯蔵により燃料電池などの運用を行い、スマートメーターに関しては2011年に全顧客世帯(約35万所帯)設置完了予定ということです。

プレスリリース / パナソニック、2009年11月25日
パナソニック及びパナソニック電工は、デンマーク電力会社(SEAS-NVE社(※1))と共同でスマートグリッド(※2)連携ホームエネルギーマネジメントシステムの実験を開始。デンマークでCOP15(※3)にあわせてデモ展示(※4)も実施

Jn09112518
-----image(”実験概要図”) : 同リリースより

" パナソニック株式会社、パナソニック電工株式会社とデンマークの電力会社SEAS-NVE社は、共同でデンマークにおいて、SEAS-NVE社が展開するスマートグリッド・スマートメータと連携したホームエネルギーマネジメントシステムの実験を12月1日より開始します。実施する実験内容は、電力消費の見える化、センサーによる照明制御・暖房機器制御、創エネ・蓄エネ連携などです。

また、デンマークのコペンハーゲンで開催されるCOP15にあわせて、SEAS-NVE社の展開するスマートグリッドの取り組みと今回実施する実験内容、パナソニックの環境取り組み(※5)などモデルハウスにてデモ展示紹介を行います。

SEAS-NVE社は、すでに、デンマークのロラン島にて、洋上の風力発電の余剰電力により水素を発生させ、その水素を活用した燃料電池による給湯・暖房の実証実験などの先進的取り組みを実施しています。このたびSEAS-NVE社は、スマートグリッドへの取り組みとして全ユーザに対し、スマートメータ(※6)の設置を計画し、すでに2009年5月より設置を開始しています。
このスマートメータと連携してパナソニック電工のホームエネルギーマネジメントシステム「ライフィニティ(※7)」によるエネルギーマネジメントの実験を開始します。

■SEAS-NVE社とパナソニック・パナソニック電工連携による実験内容
*2009年12月1日より、スマートメータとライフィニティ連携の実験開始
<第1ステップ>
電力消費の見える化
センサーによる照明器具の省エネ制御
照明器具や各種機器の遠隔制御
<第2ステップ>
センサーによる暖房機器の省エネ制御
創エネ・蓄エネ機器連携活用
■SEAS-NVE社のスマートグリッド実証実験の経過
(1) 1990年からロラン島の洋上風力発電設置開始
(現在75基、ロラン島全体の150%の電力供給)
(2) 2008年から風力発電での余剰電力で水素を生成し、燃料電池で暖房・給湯供給の
実証実験を開始(現在5家庭⇒将来35家庭へ拡大予定)
(3) 2009年5月よりスマートメータを各家庭に設置開始、
2011年に全顧客世帯(約35万所帯)設置完了予定
..........
Jn09112519
-----image["■ご参照:日本で展開する「ライフィニティ」システム図(電気使用量の見える化を核に新築住宅中心に展開)] : 同リリースより "

関連
SEAS-NVE : Biblioteker

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2009/11/12

水素・燃料電池実証プロジェクト、東京から福岡までトヨタのFCHV-adv、日産のX-TRAIL FCV、そしてホンダのFCX Clarity 三台による1100kmの長距離実証走行運転を実施

 経済産業省が実施する水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFCプロジェクト)は、三台の燃料電池車により11日に霞ヶ関を出発し、12日に北九州にゴールする1,100kmの実証長距離走行運転を実施中です。
 2回の水素補給で走行し、ガソリン車並みの長距離走行が可能だという実用性をアピールするために行われるこのテストに参加しているのは、トヨタのFCHV-adv日産のX-TRAIL FCV、そしてホンダのFCX Clarity。ともに快走中ということです。

プレスリリース / 経済産業省、2009年11月11日
燃料電池自動車1,100km長距離走行実証レポート
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-----image : 同発表より

"  平成21年11月11日(水)~12日(木)、今、話題の『燃料電池自動車』が、東京の経済産業省から福岡県北九州市のステーションまでの約1,100kmを快走中!
3台の快適な走行の様子をレポートします!
.....
平成21年11月11日(水)AM8:30 経済産業省(東京・霞ヶ関)スタート!
当日はあいにくの雨でしたが、多くの方々が見守る中、3台の燃料電池自動車が北九州までの1,100kmの旅路に向けて出発しました。
3台とも調子は上々。愛知県庁に向かってLet's Go!
-----image(”試乗してご満悦な増子副大臣 談:とても快適で静か!”) : 同発表より

平成21年11月11日(水)PM16:00 愛知県庁に到着!

長距離走行イベント概要

プレイイベント
2009年11月10日(火):日光ステーション開所式(栃木県日光市)
走行日程
2009年11月11日(水):東京・霞ヶ関(経済産業省)スタート
2009年11月12日(木):大阪府庁表敬訪問、北九州ステーション(福岡県北九州市)ゴール
ポストイベント
2009年11月13日(金):完走式(福岡県・九州大学) "

関連
水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFC)「燃料電池自動車1,100km長距離走行実証」実施のお知らせ-----水素・燃料電池実証プロジェクト、2009/11/2
01
-----image(”■ 長距離走行の参加車両 FCHV-advX-TRAIL FCV、FCX Clarity”) : 上記リリースより

" 水素・燃料電池実証プロジェクト(呼称:JHFCプロジェクト)は、燃料電池自動車(FCV)による1,100kmの長距離走行実証を実施いたしますのでお知らせします。
このイベントは、FCVによって東京―福岡間1,100kmを走行し、FCVが実用的に十分な長距離走行が可能であることを実証します。霞ヶ関 経済産業省にて出発式を行い、ゴールである北九州水素ステーションまで2日間で走行します。 またプレイベントとして日光水素ステーション開所式、ポストイベントとして九州大学水素ステーションでの完走式を予定しており、FCVの実用性と水素インフラの拡充を体現するものです。
..........
FCVは水素と空気中の酸素の反応で電気をおこして走る電気自動車の一種です。電気自動車の特徴である騒音が少なくスムースで強力な加速性能や高効率性に加えて、今回の実証目的でもある、十分実用的な航続距離と燃料補給などの利便性を兼ね備えた車両として期待されています。また、FCVの燃料となる水素は様々なエネルギー源から製造(転換)可能で、エネルギー源の多様化に寄与するクリーンな自動車燃料です。走行中に排出するのは環境への悪影響が全くない水(水蒸気)のみで理想的なクリーン自動車といえます。更に化石燃料から水素を製造した場合でも総合的な効率が極めて高いため、CO2削減に寄与し、低炭素社会の構築に向けて期待される技術の一つです。

JHFCプロジェクトとは、2002年度より経済産業省が実施、FCVと水素インフラの実現・普及に向けた実証研究です。2009年度からはNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業となり、財団法人石油産業活性化センター(理事長 西尾進路)、財団法人日本自動車研究所(理事長 青木哲)、財団法人エンジニアリング振興協会(会長 増田信行)、社団法人日本ガス協会(会長 市野紀生)の4者共同体制で事業展開しています。
.......... "

燃料電池車で東京-福岡1100キロ挑戦-----nikkansports.com,2009年11月11日

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