W.A.V.E. Cycles Edge 10000W High Performance E-Bike
海外には、驚くほどハイパワーの電動バイク Ebikeが存在します。昨日の記事の中で気になった、このW.A.V.E. Cycles Edge 10000W High Performance E-Bikeを紹介しています。
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@greenpost ツイッターのプロフィールの内容を変更、追加しました。耕職中とは?
「再生可能エネルギーニュース 自然エネルギーに関心があります。次代を担う、暮らし方を支える技術についての情報収集ならびに発信を行っています。 #renewjapan #renewworld 田舎暮らし、移住、クワイエットスポーツの情報収集も開始しました。耕職中です。」
おいおい説明させていただきます。
ここをメインのウェッブ展開のベースとする、しなやかな技術研究会の活動を再会できる強い動機と興味が出てきました。
いったん、しなやかな技術研究会の活動を見失った時、再生の時、背中を後押ししてくれたみなさん、関係者のみなさま、ありがとうございますした。とりあえず2016年の船出です。
2016年2月9日
しやなかな技術研究会 恒任東士
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12月3日付けの日本経済新聞によると、政府は風力利用して航行することができる、大型船の開発に着手するようです。記事によると、2016年にも”主に風力で動く”大型船を開発する方針のようです。連携するのは、商船三井、東京大学、さらに、日本郵船や川崎汽船、大島造船所などの名前もあがっています。
商船三井が、新型帆装装置「Power Assist Sail」の陸上における実験を開始していることは知っていたのですが、開発までまだまだ時間がかかるものと、考えていました。
外航船での導入を検討し、燃料消費や二酸化炭素(CO2)の排出量を半減する計画を政府が後押しするということで、実証実験へ大きくはずみがつきそうです。
・風力で動く大型船、CO2半減 政府と商船三井など-----日本経済新聞、2013/12/3
"政府は東京大学や商船三井と連携し、2016年にも主に風力で動く大型船を開発する方針だ。船に取り付けた帆が風向きに応じて動き動力源を確保する。外航船での導入を検討し、燃料消費や二酸化炭素(CO2)の排出量を半減する。国連は今後CO2の大幅な削減を海運会社に求める方針。政府は新技術の開発を後押しすることで規制への対応を急ぐ。
.......... "
ただ、以下のプレスリリースのように、帆装装置「Power Assist Sail」は、アシストが眼目。横風時には揚力を、追風時には抗力利用することで、2~5%の省エネ航行が可能となる内容が想定されていました。今回のリリースでは、「2016年にも主に風力で動く大型船を開発」となっているようで、話がだいぶことなります。
海外では、大航海時代のような帆船でありながら、完全に自動制御可能な省エネ大型帆船の開発計画などはありますが、主力=風となる、商船となると、、、。実際かなりむずかしいような気がします。
一方で、数年前に商船三井のPower Assist Sailのような帆が複数ならんだ”帆船”の絵をどこかで見たことがあります。むずかしいながら、日本の造船技術を集めて、新しいエコ船を作るという計画になっていくなら、面白いですね。
この開発の今後、できればまめに情報のリリースを期待しています。興味津々です! 関係者のみんさん、どうぞよろしくお願いいたします!
プレスリリース / 商船三井、2013年07月03日
・新型帆装装置「Power Assist Sail」の陸上実証試験を開始 - 帆を用いた船舶のCO2排出量削減装置を三井造船と共同開発
-----image(”写真(1) Power Assist Sailプロトタイプ”) : 同リリースより
".....三井造船株式会社(略)、株式会社三井造船昭島研究所(略)、および一般財団法人日本海事協会(略)とともに、船舶から排出されるCO2の削減に寄与する新型帆装装置「Power Assist Sail」に関する共同研究を実施しております。
このたび、実船搭載可能な実機スケールのプロトタイプ(写真(1))を製作し、三井造船大分事業所内にて2013年6月から陸上での実証試験を開始しました。本装置は、横風時には飛行機に対してと同様に発生する揚力を、追風時には抗力を、それぞれ主に利用することで船舶の補助推進力の増加に寄与します。
実船搭載時には、搭載する船舶の規模と、目標とする CO2削減効果に応じて、搭載する基数を調整し、適切な帆装システムを実現します。既存の船舶の設計を大幅に変更することなく搭載できることを目指しており、そのCO2削減効果は2~5%を想定しています。
今回の陸上での実証試験により、本装置の性能と耐久性を確認するとともに、実船搭載を行うための改良点の抽出を行います。当社は単年度経営計画「RISE 2013」の環境戦略の一つとしてCO2排出削減への取組みを進めており、今回の開発はその一環であります。今後も環境負荷低減に資するあらゆる技術の導入に積極的に取り組んでいきます。
Power Assist Sail主要目
全高 : 27.5m 帆高 : 20.0m
帆幅 : 10.0m 帆面積 : 200m2
総重量 : 約60トン 駆動方式 : 油圧式Power Assist Sail特長
-----image(”写真(2) 格納動作中”) : 同リリースより帆本体はアルミ合金製、マストおよび駆動部分は鋼製であり、耐久性に優れる。
風向・風速、船速、船首方位に応じて最大の推力が得られるように、帆角度を自動制御する。
荒天時、あるいは無風時には、マスト下部を水平に屈曲させて格納可能な機構を設けており(写真(2))、船舶の運航に与える影響を最小限に留めることが可能である。
なお、本研究開発は日本海事協会の「業界要望による共同研究」のスキームにより研究支援を受け、2012年6月より実施されております。
.......... "
関連
・東京大学大学院新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻 プロジェクト : 次世代帆船ウィンドチャレンジャー計画
"大内 一之特任研究員(代表)、早稲田卓爾准教授
産業共同研究、業界要望に応えた研究スキーム(日本海事協会)
(平成23年10月~平成26年9月)
..........
研究予算は今後3年間で約1.7億円を予定し、そのうちの約半分は日本海事協会の「業界要望に応えた研究スキーム」による資金、残りは民間5社(日本郵船、商船三井、川崎汽船、大島造船所、タダノ)の自己資金で賄う。
.......... "
追加情報
次世代商船は「風力」で省エネ…「帆」設置実験開始-----MSN産経ニュース http://t.co/G85qEW3qPZ "..試算..北太平洋航路の往復..年平均30%の燃料削減.." #renewtp #renewjapan #ecoship #sailingship
— greenpost (@greenpost) January 26, 2014
参考
・日本郵船 : NYKスーパーエコシップ2030
参考エントリー
・B9 Shipping、ポスト化石燃料の時代、最新型三本マストのバイオガス駆動の大型貨物用帆船の復活のとき?-----しなやかな技術研究会、2011/03/09
・ドイツの大型船用の帆システム、スカイセイル SkySails が漁船で使われはじめました / YouTubeから-----しなやかな技術研究会、2010/04/09
・ソーラーシップのソーラー・セイラー Solar Sailor、上海万博を機に中国へ-----しなやかな技術研究会、2010/06/17
おすすめエントリー
・京セラ、KDDIの茨城県行方市の用地に直径300mの円形の2.6MWpのメガソーラーを完成-----ソフトエネルギー、2013/12/03
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つくばエクスプレス(TX)を運行している首都圏新都市鉄道は、12月1日より、電車の運行時に発生する、回生電力の余剰分を電力会社に売電する事業(電気供給事業)をスタートさせました。2013年に、つくばエクスプレス(TX)は、全列車に回生ブレーキを採用し、ブレーキをかけてから停止するまでモーターを発電機として電力を発生させて発電した、回生電力の活用をアナウンスさせていました。一年間に列車の運行や駅で使用する電力量の約12〜13%をまかなっていました。そして今回、余剰分の売電を行い、初年度の売電量として、一般家庭の年間電気使用量の600世帯分に相当する、200万kWh程度を見込み、さらに拡大させる予定だということです。
基本的には、変電所にあるPWM変換装置を対応したシステムに変え、電気ブレーキを回生ブレーキ対応とすることで、すべての鉄道で利用可能なシステムとなります。鉄道各社は、省エネや太陽光発電の設置などにも取り組んでいます。鉄道事業の新しい収益パターンとしての、発電事業としても、注目されそうです。
プレスリリース / 首都圏新都市鉄道、平成25年11月29日
・電気供給事業の開始について(12月1日〜) 列車ブレーキ時に発生する回生電力の余剰分を電力会社に売電
" つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道株式会社(略)では、12月1日から、回生電力の余剰分を電力会社に売電する事業(電気供給事業)をスタートさせますので、お知らせします。
TXの列車がブレーキをかけた時に発生する「回生電力」注)については、走行中の他の列車、駅の照明、エレベーター・エスカレーター、冷暖房などの動力・電源として有効活用しておりますが、これらで使用してもなお余剰となる分について、今般、電力会社に売電することといたしました。
初年度の売電量は200万kWh程度(一般家庭の年間電気使用量の600世帯分)を見込んでおり、今後さらに拡大させる予定です。
なお、この回生電力の売電は、鉄道事業者における先進的な取り組み事例となります。
つくばエクスプレスにおいては、引き続き、省エネをはじめ電力の有効利用に取り組んでまいります。注)TXの列車は、加速する時には電気でモーターを回し推進力を得ますが、列車がブレーキをかける時にはモーターから電気が発生します。この電気は「回生電力」と呼ばれています。
......... "
関連
・輸送力増強に向けて車両を増備!3編成18両(TX-2000系車両)を導入します。-----首都圏新都市鉄道、平成24年6月18日
" .........
1.増備車両の名称
TX-2000系(交直流車)【TX-71編成、TX-72編成、TX-73編成の計3編成】2.TX-2000系車両の主な特徴
1)秋葉原〜つくば間の全線で走行が可能な交直流車で、直流区間(秋葉原〜守谷)および交流区間(守谷〜つくば)の二つの異なる電気方式に対応しています。
2)車体の素材にアルミニウム合金を採用し、軽量化とすることで電力消費量の軽減を図っています。
3)ブレーキ動作時に電車のモーターを発電機としてエネルギーを発生させる回生電力を採用しており、高速130km/hから列車停止まで回生ブレーキを使用しています。
.......... "
".........
保有車両数 222両(37編成)
車両の種類 直流車(TX-1000系)、交直流車(TX-2000系)の2 車種
..........
TX-2000系車両(交直流車)
TX-2000系は、秋葉原〜つくばの直流・交流区間全線を走行する交直流電車です。車内・側面の車号銘板や表記等にはコンセプトカラーである赤を使用しています。
.......... "
"..........
回生エネルギーの有効利用
全列車に回生ブレーキを採用し、列車がブレーキをかけてから停止するまでモーターを発電機として電力を発生させ、その電力を架線に戻し、他の列車に利用したり、変電所にあるPWM変換装置により駅の電気設備にも利用できるようにして、電力の有効利用を行っています。
これにより、一年間に列車の運行や駅で使用する電力量の約12〜13%をまかなっています。
.......... "
・Wikipedia : 首都圏新都市鉄道TX-2000系電車
"..........
制動方式 CS-ATC連動回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
全電気ブレーキ
.......... "
・Wikipedia : 首都圏新都市鉄道TX-1000系電車
"..........
制動方式 CS-ATC連動回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
全電気ブレーキ
.......... "
おすすめエントリー
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ヤマハ発動機は、三輪電動アシスト自転車とリヤカーをセットにした配送業務専用モデル PAS GEAR CARGO 発売すると発表しました。
まずは、三輪車。仕様表によると、前輪は26インチ、後輪は20インチ。全長2215mm×高さ1050mm×幅1035mmで車重が50.5kg。前のかごに3kg、サドルの後ろのスペースに20kgの積載スペースをもっています。アシストモーターの出力は、240Wのブラシレス DC モーター。通常の電動アシスト自転車並みです。ちょっと驚きです。標準のリチウムイオン蓄電池は、8.7Ah(25.2V)で、充電時間は、4.5時間。オプションでより大きな 12.8Ah のバッテリーパックも用意されています。
そして、アシストは、0km/h以上10km/h 未満は、比例アシスト。 10km/h 以上 24km/h 未満は逓減補助方式で、気になる一充電あたりの走行距離は、強モード 17km(25km)、標準モード 22km( 30km)、オートエコモード プラス 25km(33km)。カッコ内は、三輪車だけの走行距離です。この三輪車は、コーナーでサドルから前の部分が前輪も含めて倒れこむことができる点がとってもクールです。カタログでは、「スイング機構付の五輪走行で、安定した走行性と自然な操縦性を実現 」と説明されています。
さらに、脱着式リヤカーですが、脱着時には、収納されていた2輪を出すことで、手押し式の4輪カーゴ車として機能します。サイズは、全長1065mm×全幅745mm×高さ980 mmで、重量:26.5kg。荷物は、最大100kgまで載せることができます。配達先で、脱着式リヤカーだけで配達、といった使い方ができるように、デザインされているようです。ストッパー付きです。カタログでは、しっかりとしたケースがサドルの後ろとリヤカー用に配置され、結構な荷物を運ぶことができる感じです。最大で123kgの積載、そして運転者の体重を合わせると200kg近い重さになります。ブレーキや、実際の配達作業中に安全が確保できるような工夫が随所に見受けられます。
利用にあたっては、リースも設定されているので、メンテナンスなども委託し運用できます。面白い日本製の働くebikeが登場しました。町で見るのが楽しみです。
PAS GEAR Cargo
(YAMAHA PAS,2013/10/21)
プレスリリース / ヤマハ発動機、2013年10月24日
・電動アシスト自転車業界初!三輪車と脱着式専用リヤカーを連結した配送業務専用モデル「PAS GEAR CARGO」新発売
"ヤマハ発動機株式会社は、三輪の電動アシスト自転車「PAS」と脱着可能リヤカーを組み合わせた専用設計の配送業務専用モデル「PAS GEAR CARGO(パス ギア カーゴ)」を2013年11月1日より法人向けに発売します。販売台数は500台(日本国内・年間)を計画しています。 当社は、環境意識の高い配送業界各社の業務をサポートし、都市部での交通渋滞軽減や低炭素社会の実現に貢献することを目的に「PAS GEAR CARGO」を開発しました。当社独自の車体開発の技術を生かして企画から設計・開発までを新規に行い、重荷重配送にも対応できる仕様としています。《「PAS GEAR CARGO」の主な特長》
1)電動アシスト自転車業界で初※1となる三輪車と脱着式専用リヤカーの連結方式を採用した配送業務専用モデル
2)脱着式専用リヤカーは簡単な操作で車体から取り外せ、そのまま台車としての使用が可能
3)リヤキャリヤ20kg、脱着式専用リヤカー100kg、フロントバスケット3kgの合計123kgの荷物の積載が可能
4)リヤカー連結方式により、三輪自転車同様の安定走行と容易な取りまわしを実現
5)車体がスイングすることでコーナーでもスムーズな走行が可能。三輪車の両後輪には大型フィン付ローラーブレーキを装備し、安定した制動力を発揮なお、選択しているギアと走行速度に合わせてパワフルでなめらかな乗り心地を実現する当社独自の機構「S.P.E.C.3(スペックスリー/Shift Position Electric Control × 内装3段変速)」やトリプルセンサーシステム、残りアシスト走行可能距離※2が表示できる3ファンクションメーターなど、通常のPASシリーズの車両で好評の機能も搭載しています。
また、このPAS GEAR CARGOは、ヤマト運輸株式会社様での採用が既に決定しています。※1 2013年10月時点、当社調べ。
※2 走行状況やバッテリーの劣化状態により変化します。また積載重量により表示よりも著しく走行距離が短くなることがあります。
.......... "
参考エントリー
・お気に入りの自転車 カーゴバイク篇
追加情報
・アシスト力の大きいリヤカー付電動アシスト自転車を配送事業に活用する計画を認定しました~産業競争力強化法の「企業実証特例制度の活用」です-----経済産業省、平成26年9月18日
"......政府として、安全性の確保等を条件に、現行法令によるアシスト力の上限の2 倍よりも大きい3 倍のアシスト力を有するリヤカー付電動アシスト自転車について、物流用途に限定して活用できるようにする新たな規制の特例措置を本年4 月24 日付けで整備しました。
この規制の特例措置については、民間企業が政府に対して当該特例措置を活用した新事業活動計画について認定を申請し、政府が認定した場合に限り、活用することができます。....."
物流用途リヤカー付電動アシスト自転車のアシスト力を特例措置で3倍に規制緩和へ-レスポンス http://t.co/9xzYtqltFR "..1月20日に施行された産業競争力強化法に基づく企業実証特例制度.." #renewtp #bicycle #ebke #cargobike
— greenpost (@greenpost) February 28, 2014
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移動中に目にしたテレビのニュース番組でスーパー保冷剤のニュースをしていました。ひとつは、ソフトエネルギーでも紹介したJFEエンジニアリングのネオホワイト。
・JFEエンジニアリング、既存ビル水蓄熱槽に後付で使える空調の節電対策用蓄冷パック、ネオホワイト(R)を開発-----ソフトエネルギー、2012/05/22
そして、今回はじめて聞いた。丸ビルに本社を置く、Innovation Thru Energy Co.Ltdのアイスバッテリー。これがすごい!
・ITE (Innovation Thru Energy Co.Ltd) / アイスバッテリー(R)システムとは
すでに導入もはじまっているようです。民生用から、将来家庭用まで、省エネ技術としても注目です。
新たにカテゴリー、ネタの種を作りました。
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お友達のSWさんが、カーゴバイクが気になる、買うかもというので、気になるのは同じなので、情報をまとめてみました。
・お気に入りの自転車 カーゴバイク篇(Naverまとめ利用)
いやー、世の中にはさまざまな自転車とそれを活用して生き、移動する人々がいるものですね! 人力、素晴らしい。
参考動画
XtraCycle, Cargo, Utility, SUB, Chopper bikes & trikes
(markhoagy, 2008/12/22 )
[ カテゴリー : 自転車 ]
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今後私たちは、この単語「デマンドレスポンス Demand Response」を耳にする機会が増えるでしょう。この単語の意味は、電力網における需要に対応して需要家が電力消費を低減したり、他の需要家に余剰電力を供給したりする、需要応答という意味です。
今回、鹿島が自社ビルである、鹿島赤坂別館に既存の建物に導入したとする「鹿島スマート電力マネジメントシステム」は、電力利用者が自身の電力利用において、その快適性を損なわずに使用電力を合理的に抑制することが可能で、なんとピーク時電力の20%以上を節電することを可能にする技術だといことです。
今年私たちが直面する数パーセントから2割程度ピークに電力が不足するという危機にまさに、レスポンス(対応)システムといえます。今回は、自社ビル1社の実験ですが、短期には発電所増設は間に合わないという現実を考えれば、今年の夏、そしてここ数年間の焦眉の電力の需給調整にまさに必要とされる技術です。
しかも、よく設計された「デマンドレスポンス技術(需要応答技術)」は、全自動節電制御で利用者(社、地域)にその不足を感じさせないという技術であるということです。
今回鹿島が導入したシステムでは以下のような、制御を行っているということです。
”制御ロジック概要 外部サーバより天気予報、気温等の情報を取り込み、空調負荷予測を実施 任意の節電時間帯と節電量を設定 建物内での使用電力量をリアルタイムで計測し、節電量に応じた制御レベルの自動判定を実行 節電時間帯において働く人間の快適性に影響のない範囲で、照明の調光、空調温度の調整、コンセント負荷のON/OFFを実行し使用電力量の低減を実施 「デマンドレスポンスモード」と「省エネ節電モード」の選択が可能 ”
原発の再稼動が電力の需給関係と比較されるこのタイミングで、是非鹿島さん、関電管内の企業に対して強力にプレゼンしてください。今年が無理でも、来年、再来年とここ数年予想される電力ピーク対策に他社のみなさんも、自身のもつすべての技術を駆使してこの日本社会における、省エネと需給調整の可能性をご提供ください。
まあ、そんな可能性のある技術がここにあります。「デマンドレスポンス Demand Response」、需給応答という単語、みなさん、覚えておきましょう。だって、知らない、不便を感じないうちに数割の節電が可能かもしれない技術ですから。
プレスリリース / 鹿島、2012/04/26
・「鹿島スマート電力マネジメントシステム」の開発・運用開始
-----image(上-”鹿島赤坂別館”、下-”デマンドレスポンスの概念”) : 同リリースより-----
" 鹿島赤坂別館で電力ピーク抑制を目的としたデマンドレスポンス制御の運用を開始
鹿島(略)は、電力のピークをビル側で自動的に制御して、ピーク時電力の20%以上の節電を可能とする「鹿島スマート電力マネジメントシステム」を開発し、このほど、自社ビルである鹿島赤坂別館に導入、3月より運用を開始しました。 需要家側における電力ピーク時の全自動節電制御を、既存の建物に導入したのは国内で初めてです。開発の背景
昨年3月11日に発生した東日本大震災以降、電力会社や政府の要請により、消費者や企業が電力ピーク時の節電を実施しました。当社においても、本社ビル群をはじめ、支店ごとに各種節電対策を実施し、需要抑制目標を上回る効果を達成しました。 今後も継続してピーク電力需要抑制を実行していくために、執務者の快適性を損なわずに使用電力を合理的に抑制する「デマンドレスポンス技術(需要応答技術)」を適用したシステムが社会的に求められています。当社がこれまで培ってきた様々な省エネ技術のノウハウと、昨年夏季以降の節電にて実施した節電エンジニアリングを一体化し、デマンドレスポンス自動制御として完成させたのが「鹿島スマート電力マネジメントシステム」です。 この度、当社所有の鹿島赤坂別館オフィスフロアに導入し、夏季及び冬季の電力供給に対応した電力マネジメント制御の運用を開始致しました。
...........
(※)デマンドレスポンス(DR:Demand Response、需要応答):電力網における需要(デマンド、特にピーク需要時)に応答して需要家が電力消費を低減したり、他の需要家に余剰電力を供給したりすること、またはそのような仕組みを指す。将来、電力会社が電力需要(デマンド)に応じた柔軟な料金制度(ダイナミックプライシング)を導入した場合、需要家は需要の調整により料金メリットを受けることが可能となる仕組み。本システムの概要
今回導入した「鹿島スマート電力マネジメントシステム」は、赤坂別館にて既に運用していたB・OAネット(情報ネットワークと設備ネットワークの統合システム)上の中央監視装置とBEMS(ビルエネルギー管理システム、Building and Energy Management System)を連携し、指定した任意の時間帯と節電量に応じて、あらかじめ設定したデマンドレスポンスレベルで自動的に最適な制御を行い、確実で正確な節電を実現するものです。 2011年夏季の節電時に実施した節電レベルと快適性に関するアンケート結果を基に、そこで働く人間の快適性を損なわない節電ロジックを構築し、節電時間帯と節電量を設定することにより、全て自動で最適な制御を実行するシステムです。本システムの運用により、電力ピーク時で20%以上の節電が可能となります。更に、従来管理者が手動で行っていた節電対策を自動化することにより、大幅な省力化を実現します。本システム装置は東光電気株式会社(本社:東京都千代田区)の協力により開発いたしました。
制御ロジック概要
外部サーバより天気予報、気温等の情報を取り込み、空調負荷予測を実施
任意の節電時間帯と節電量を設定
建物内での使用電力量をリアルタイムで計測し、節電量に応じた制御レベルの自動判定を実行
節電時間帯において働く人間の快適性に影響のない範囲で、照明の調光、空調温度の調整、コンセント負荷のON/OFFを実行し使用電力量の低減を実施
「デマンドレスポンスモード」と「省エネ節電モード」の選択が可能
-----image(”赤坂別館デマンドレスポンス制御概念図”) : 同リリースより
-----image(”デマンドレスポンスによる電力削減の概念図”) : 同リリースより本システムの特長
鹿島の豊富な省エネ技術と、昨年の節電対策に関するアンケート結果を基に制御ロジックを構築。働く人間の快適性を損なうことなく確実な節電を実施し、電力ピーク時で20%以上の節電を可能とする。
将来のダイナミックプライシング(時刻別電力料金設定)に対応した任意時間帯、節電量の設定が可能である。
新築建物以外に中央監視、空調・照明制御を備えた既存建物にも導入が可能である。今後の展開
今後は本システムにより、ピーク電力抑制を合理的かつ確実に実施して社会の要請に応えることはもちろん、赤坂別館において実証データを蓄積し、システムをブラッシュアップしていく方針です。 また、既存の建物への導入が容易であることから、今後、主要な社有施設へ適用していく他、広く得意先へも提案していくことにしています。導入建物概要
■鹿島赤坂別館
所在地 : 東京都港区赤坂6丁目5番地11号
用途 : 事務所、住宅
設計 : KAJIMA DESIGN
規模 : SRC・S造、地下2階/地上15階(事務所1~9階)
延床面積 : 33,350.7m2
建物竣工年月 : 2007年7月
.......... "
関連
・鹿島/ピーク時電力20%以上節減/自動制御システム開発、自社ビルで運用開始-----建設工業新聞、4月27日
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・世界初のフィルムと空気層の多層構造による窓用断熱材『エアサンドイッチ』の発売について-----積水化学工業、2011年12月9日
-----image(”採光断熱材『エアサンドイッチ』の詳細”) : 同リリースより
" 積水化学工業株式会社(代表取締役社長:根岸 修史、以下積水化学)の100%子会社である積水テクノ成型株式会社(代表取締役社長:出原 幹也、以下積水テクノ成型)は、窓ガラスに設置して省エネルギー性能を高める採光断熱材『エアサンドイッチ』を、12月10日より正式に発売します。
『エアサンドイッチ』は、ガラス窓における熱の出入りを抑えるために、ガラスに直接設置するタイプの採光性のある断熱材で、独自のプラスチック素材設計・加工技術を活用して商品化を図ったものです。世界初となる空気層とフィルムとの多層構造によりペアガラスや内窓並みの断熱・遮熱を可能にします。
Ⅰ.背景
社会的に省エネに対する意識が高まる中、建物のエネルギーロスのうち30~50%を占める開口部(窓)の断熱が課題となってきました。窓の断熱リフォーム分野は、法人や公共施設関係の需要だけでも、国内で900億円/年という市場規模が存在し、今後も増えていくことが予想されます。
こうした中、積水化学では、空気を活用した断熱に着目し、独自のフィルム関連技術を活用することで直接窓に貼り付けることができる採光性のある断熱材の開発に取り組んできました。
『エアサンドイッチ』は、積水化学がNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「エネルギー使用合理化技術戦略的開発」の枠組みにおいて、先導研究2年(2005~2006年度)、実用化開発2年(2007~2008年度)の助成を受けて研究開発を行った成果をもとに完成させ、商品化に至ったものです。なお、今後の製造・販売については、積水テクノ成型が行っていきます。
Ⅱ.『エアサンドイッチ』の特長
エアサンドイッチは、2.9W/㎡Kという優れた熱貫流率を有し、ペアガラス並みの断熱効果を発揮します。また、施工が容易でありながら、遮熱フィルムにはない冬場の断熱効果も期待できます。
(1)冬の暖房電力削減
・冬の暖房電力30~60%削減(窓ガラスからの熱のロスが大幅に抑制され暖房費が削減される)
・窓付近で発生するコールドドラフト現象(※)の緩和
・断熱効果による結露の大幅な軽減
※コールドドラフト現象:窓で冷やされた空気が床に向かって流れる現象(2)夏のピーク時冷房電力削減
・夏のピーク時冷房電力を最大で25%削減(日射を40%カットし、エアコンの負荷が低減)
・窓付近における日射によるジリジリ感を大幅に緩和(3)自由度の高い施工方法
・既存ガラス窓の室内側から、コーキングや両面テープで設置
― 軽量(5層6mm厚品で1.7kg/㎡)のため窓周りへの取付け負荷が少ない
・大面積の窓ガラスにも複数のエアサンドイッチパネルを組み合わせることにより装着可能
・施工場所を選ばず、工期も短い。各種オフィスや事業所の大型窓に最適Ⅲ.事業計画
工場、オフィスビルなどの法人・企業を中心に販売活動を行い、2012年度に5億円、2013年度には10億円の売上を目指します。
..........
『エアサンドイッチ』は、世界で初めて複数の透光性を有するフィルムで空気層を積
層した、多層構造体です(特許取得済)。以下のような熱伝達3形態の最適化を行い、多層化構造を設計しています。
①固体伝導熱小:素材設計により、剛性のある薄いフィルム
を細いスペーサを介して積層することで実現
②対流なし:はさみこむ空気層の厚みを流動解析により設定
③放射熱小:伝熱解析により最適な層数を設計
基本構成材料としては、フィルムに高透明PET、空気層を保
持するスペーサ材にアクリル樹脂を使用しています。
【断面拡大写真】
製品のタイプは、標準断熱タイプの5層4mm厚と、高断熱タイプの5層6mm厚の二種類があります。
-----image(”断面拡大写真”) : 同リリースより【基本性能(品種別)】
5層4mm厚 5層6mm厚
熱貫流率(W/㎡K) 3.4 2.9
日射熱取得率(%) 60 56
可視光線透過率(%) 63 63
重量(㎏/㎡) 1.6 1.7
..........
-----image(”『エアサンドイッチ』5層6mm厚 大型窓の施工例”) : 同リリースより
........... "
[ カテゴリー : Clipping ]
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アメリカ、エネルギー省主催のエコソーラー建築の世界的な実験および、デザインコンペである、ソーラーデカスロン Solar Decathlon 2011が、まもなく開幕します。いよいよ、ベルギー、カナダ、中国、ニュージーランドを含む20チームが現地に集合、建設を開始した模様です。開催場所は、リンカーン・メモリアルにも近い、ウエストポトマック公園 National Mall West Potomac Park ,Washington,D.C.です。
・Twitter @Solar_Decathlon : #SD2011 teams arrived at 11pm at West Potomac Park to assemble their houses! Visit the team blog to hear from them! go.usa.gov/07Q
一般公開される、具体的な日程は、9/23-10/2です。この間、建物、市場性、エンジニアリング、コミュニケーション、市場性、満足度、温水利用、電気器具およびそのコントロール、娯楽性、エネルギーバランスの10種の部門でまさに、評価され採点され、1位を競います。
・イベント9/23-10/2 ソーラーデカスロン Solar Decathlon 2011-----ソフトエネルギー、2011/01/20
-----image : Solar Decathlon 2011サイト
/ about
-----image : 上記サイト「brochure for an overview of Solar Decathlon 2011」より
関連
・Solar Decathlon News Blog
-All-Team Meeting Kicks Off Solar Decathlon 2011-----solardecathlon.gov,September 13, 2011
-Team News
・Twitter : Solar_Decathlon
・Flicker : Dept of Energy Solar Decathlon's photostream
・YouTube : Dept of Energy Solar Decathlon / Featured Videos
・Face Book : Solar Decathlon
・Some Sunshine Hits Washington, DC-----Huffington Post,9/14/11
Richard King 2011 Video Blog: Day One, Assembly
(DOESolarDecathlon, 2011/09/16)
追加情報
・ソーラーデカスロン Solar Decathlon / おまとめサイト-----自然エネルギー、2011/9/16
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