2016/03/14

積水ハウス、全戸最新のエネファーム搭載で”売電”できる超高層マンション2棟を発表

 積水ハウスは、大阪市内に事業主として開発する超高層マンション2棟の全戸に、新型燃料電池家庭用燃料電池(エネファーム type S)を搭載、大阪ガスと共同でCO2排出量および一次エネルギー消費量の大幅な削減を実現する次世代のエネルギーシステムを導入すると発表しました。

  新たに開発されたエネファーム type Sは、家庭用固体酸化物形燃料電池(SOFC)の新製品で、定格出力1kW以下の家庭用燃料電池としては、世界最高の発電効率発電効率52%を達成。発電ユニットに貯湯タンクを内蔵し、通常のガス給湯器に接続する仕組みとしたことで、世界最小の機器本体サイズを実現しています。また、余剰電力の買取に対応しています。価格でも、現行品よりも約25万円の低価格となる1,785,000円の価格を実現したことも、評価されるポイントです。
` 実際、各家庭で使われなかった燃料電池発電電力(余剰電力)を大阪ガスへ売電できる仕組みによって、利用者がどれほどの利得を得ることができるのかはわかりませんが、発電システムとしての出口が各戸の用意されたという意味では、将来重要な進歩になるかもしれません。
 もっとも重要なポイントとなる一次エネルギー消費量削減では、従来マンションに比較し約25%を実現しているということです。

 それ以外の教養部分の取り組みとして、停電対応コージェネレーションと備蓄LPGによる非常時の電力供給。自然光を利用できるデザイン。コージェネレーションの排熱とクールヒートチューブを用いた共用部の空調負荷の低減
。雨水の散水利用と、日本の在来種の植栽を用いた都市部での生態系ネットワークの構築など、様々な環境対策や非常時対策も採用され、建物の訴求力の増大が図られています。

プレスリリース / 積水ハウス、3月24日
・世界初、超高層マンションで新型燃料電池を全戸設置し余剰電力を活用(PDF)より
Fuelcell_sekisui
-----image : 同リリースより

" 「(仮称)グランドメゾン大淀南タワー」 「(仮称)グランドメゾン内久宝寺タワー」

 積水ハウス株式会社(略)は、大阪市内2か所にて事業主として開発する超高層マンション「(仮称)グランドメゾン大淀南タワー」および「 (仮称)グランドメゾン内久宝寺タワー」において、大阪ガス株式会社(略)と共同で家庭用燃料電池エネファーム type S(以下、新型燃料電池)を活用したCO2排出量および一次エネルギー消費量の大幅な削減を実現する次世代のエネルギーシステムを導入いたします。主な特徴は以下の通りです。
 
① 世界初、新型燃料電池を全戸に設置した超高層マンション
② ご家庭で使われなかった燃料電池発電電力(余剰電力)を大阪ガスへ売電が可能に
③ 従来マンションに比較し約25%の一次エネルギー消費量削減を実現
.......... "

関連
世界初、超高層マンションで新型燃料電池を全戸設置し余剰電力を活用「(仮称)グランドメゾン大淀南タワー」「(仮称)グランドメゾン内久宝寺タワー」-----大阪ガス、2016年2月24日
Kyocera_fuelcell
-----image : 上記リリースより

2016/3/12-14 のしなかな技術研究会のクリッピング

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2011/08/05

川崎重工、セントラル自動車向け世界最高効率のカワサキグリーンガスエンジン KG-18V、7800KWを受注

 川崎重工は、トヨタ自動車傘下のセントラル自動車向けにカワサキグリーンガスエンジン KG-18V、発電出力7800KWを受注したと発表しました。全国的に省エネ、電力の需給関係に関心が高まり、さらには長期化も懸念される中で、企業のバックアップ電源の確保という問題が新たに注目されています。

 カワサキグリーンガスエンジン KG-18Vは、世界最高となる発電効率49.0%を誇る高効率タイプで、熱併用利用のガスコージェネレーションを採用した場合の総合効率は、最大84.1%に達します。今回も該当システムより発生する電力および蒸気は全てセントラル自動車宮城工場内で使用されるということです。

プレスリリース / 川崎重工、2011年08月02日
国内自動車会社向けに「カワサキグリーンガスエンジン」を受注

Img_machinery_a6_01
-----image : グリーンガスエンジンより

" 川崎重工は、エンジニアリング会社である(株)エネ・ビジョンより、トヨタ自動車(株)100%出資のセントラル自動車(株)宮城工場向けに「カワサキグリーンガスエンジン」を受注しました。
今回受注した「カワサキグリーンガスエンジン」は発電出力7,800kW、世界最高となる発電効率49.0%を誇る高効率タイプであり、当社はエネ・ビジョンに対してガスエンジン発電設備、電気・制御装置およびエンジン補機を供給します。
エンドユーザーであるセントラル自動車の宮城工場はトヨタグループの最新工場であることから、東北地区における重要な生産拠点として位置付けられており、このたびエネルギー使用合理化を目的としてガスエンジン・コージェネレーションシステムが採用されることとなりました。このガスエンジン・コージェネレーションシステムは今年度公募の都市ガス振興センター「ガスコージェネレーション推進事業費補助金」の採択を受けており、本システムより発生する電力および蒸気は全て宮城工場内で使用されます。
 本システムのセントラル自動車への最終引き渡しならびに稼動開始は2012年1月の予定です。
エネルギーの有効利用と環境負荷の低減が求められる中、当社は今後ともガスエンジンを始めとした環境負荷低減に貢献する発電設備の提供、販売に取り組み、エネルギー・環境ビジネスを積極的に展開していきます。

主要目
型式
KG-18V
シリンダ数
18シリンダ
発電出力
7,800kW
発電効率
49.0%
NOx排出量
200ppm以下(O2=0%換算)
.......... "

関連
川崎重工、グリーンガスエンジン

" 特長
・世界最高の発電効率48.5%
 燃焼室形状の最適化と、シリンダ毎の個別制御により世界最高の48.5%を達成しました。
・優れた環境性能
 排出NOxは200ppm以下(O2=0%換算)を達成しました。
・液体燃料不要
 電気着火方式の採用で、パイロット着火用液体燃料が不要です。
・幅広い出力レンジ
 シリンダ径300mmの小型高出力エンジンです。5~7.8MWの発電出力をカバーしています。
・高いフレキシビリティ
 川崎重工の技術を結集した自社開発エンジンです。種々のご要求にフレキシブルに対応可能です。
・発電効率をさらに向上させ、49.0%を達成したKG-Vシリーズの販売を開始しました。

KG-18-V
発電出力(kW)7,800
発電効率(%)49.0% 

Green_kg18_1
-----image(”KG-18型発電装置外形”) : 上記サイトより

Green_kg18_2 -----image(”エネルギーバランス”) : 上記サイトより Green_kg18_3 -----image(”プラント構成例”) : 上記サイトより  "

関連
川崎重工 : カワサキ非常用ガスタービン発電設備をお使いの皆様へ 計画停電に対する非常用ガスタービン発電設備運用上のお知らせ

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2011/05/31

ホンダ HONDA、超低燃費と世界最小サイズを実現した新型家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットを各ガス事業者へ供給開始

ホンダ HONDAは、ガス会社から「エコウィル(ECOWILL)」として販売されている、ガスエンジンで発電し、その際に生じるエンジンからの排熱を利用して給湯する高効率な家庭向け熱電併給システム向けの家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットを全面改良し、さらなる低燃費と世界最小サイズを実現する新エンジンを搭載した新ユニットを全国の対応各ガス会社に供給を開始しました。
 より高い性能を実現した複リンク式高膨張比エンジンEXlink と独自の発電機技術により、発電効率を従来モデルの22.5%から26.3%にまで向上、一次エネルギーの利用率を従来モデルの85.5%から92.0%へと飛躍的に向上させることに成功させたということです。

 これにより、給湯暖房ユニットと組み合わせて利用する際の光熱費を年間で約50,000円節約※4できます。さらに、ガスエンジンコージェネレーションユニットとして世界最小※5サイズを実現することで、より多くの一般住宅への設置を可能としています。

プレスリリース / Honda,2011年5月23日
超低燃費と世界最小サイズを実現した新型家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットを各ガス事業者へ供給開始

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-----image(”左-家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニット
MCHP1.0K2、右-複リンク式高膨張比エンジン「EXlink」(カットモデルによる撮影)
”) : 同リリースより

" Hondaは、ガスエンジンで発電し、その際に生じるエンジンからの排熱を利用して給湯する高効率な家庭向け熱電併給システム「エコウィル(ECOWILL)」のコアユニットとして好評の家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットを全面改良し、今月より各ガス事業者への販売を開始します。

この新型ユニット「MCHP1.0K2」は、吸気行程と膨張行程のストローク長が異なる高膨張比化によって熱効率を高めることで燃費性能を飛躍的に向上した、複リンク式高膨張比エンジン「EXlink※1(エクスリンク)」を搭載。「EXlink」と独自の発電機技術により、発電効率を従来モデルの22.5%から26.3%にまで向上※2するとともに、燃焼時にエンジンから発生する熱を細部にわたって回収する高効率な熱交換システムにより、一次エネルギーの利用率を従来モデルの85.5%から92.0%※3へと飛躍的に向上しました。これにより、給湯暖房ユニットと組み合わせて利用する際の光熱費を年間で約50,000円節約※4できます。さらに、ガスエンジンコージェネレーションユニットとして世界最小※5サイズを実現することで、より多くの一般住宅への設置を可能としています。

Hondaは、ガスエンジンと独創の発電技術「正弦波インバーター」を組み合わせた小型発電システムによる家庭用小型コージェネレーション(熱電併給)ユニットを2003年より販売開始。このユニットと排熱を利用する給湯暖房ユニットで構成されるシステムは、「エコウィル(ECOWILL)」のブランドで各ガス事業者から販売され、累計約10万8,000戸に設置されています。
..........
P110523c
-----image(”<MCHP1.0K2 内部構造イメージ>”) : 同リリースより

<主要諸元>
使用燃料 天然ガス(都市ガス)、LPガス
エンジン形式 4ストローク水冷単気筒OHV
排気量 吸気行程容積:110cm3/排気行程容積:163cm3
発電機形式 多極式正弦波インバーター発電
発電出力 1.0kW(AC100/200V)
熱出力 2.5kW
質量(整備) 71kg
サイズ 全高750mm×全幅580mm×奥行298mm(突起部を除く)

<システム概念図>
P110523d
-----image : 同リリースより

「新型家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニット」の主な特長
○燃費性能を飛躍的に高めたコンパクトな高効率エンジン「EXlink」
..........従来ユニット比約15%の低燃費化を実現しました。

○高い発電効率と熱回収率を実現
・一般家庭に適した1.0kWの発電出力と2.5kWの熱出力で92.0%という高い一次エネルギー利用率を達成。発電効率は従来モデルと比べ、22.5%から26.3%にまで向上しました。
・オルタネーターは、ローターのマグネットとステーターのスロットそれぞれの数や配置の適正化などにより、エネルギーロスとなる渦電流を低減しました。
..........
○低振動・低騒音
..........
○優れた設置性、メンテナンス性
..........
○高い信頼性
・エンジンにロングライフスパークプラグや大容量オイルタンクを採用し、6,000時間または約3年のメンテナンスインターバルを達成しています。
・商用電力の電圧波形を常に監視。万一の停電を適切に判断し、安全に停止する系統監視システム「二重停電検知機能」を搭載しています。
.......... "

参考
東京ガス : エコウィル / エコウィルのしくみ
- Q:ガスで発電ができる?

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2011/02/08

ホンダ Honda、バイラント社と共同開発した家庭用小型コージェネレーションシステムをドイツで発売

ホンダ Honda、ドイツの給湯・暖房機器メーカーのバイラント社と共同開発した家庭用小型コージェネレーションシステムを現地で販売すると発表しました。現地での製品名は、エコパワー1.0 Vaillant ecoPOWER 1.0。社は、すでに複数世帯住宅用や商業施設などに適した、3.4kWおよび4.7kWのものを販売しているそうです。今回のものは、1kWの電力と2.5kWの熱を供給。よりコンパクトなパッケージとなっています。

プレスリリース / Honda,2011年2月4日
Hondaと独バイラント社が共同開発した家庭用小型コージェネレーション(熱電併給)システムをドイツで発売

" Hondaの英国現地法人、ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド(本社:バークシャー州スラウ 社長:高木 滋)は、2011年2月3日に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。

<ご参考>
Hondaは、ドイツの暖房・給湯機器専門メーカーであるバイラント社(本社:レムシャイド市)と共同開発した家庭用小型コージェネレーションシステム「エコパワー1.0」を、2011年中ごろにドイツ市場に投入します。販売はバイラント社が担当し、主に一般の戸建て住宅向けとしての普及を目指します。

「エコパワー1.0」は、Hondaの家庭用小型コージェネレーションユニットを、バイラント社の暖房・給湯ユニットと組み合わせたシステムです。Hondaのコージェネレーションユニットは、新開発の天然ガスエンジンと正弦波インバーターを組み合わせ、家庭用に適した小型・軽量・高効率を実現しました。静粛性に優れ、1kWの電力と2.5kWの熱を創出します。CO2排出量は最大約50%の低減効果※1が期待できます。

ドイツ政府は、2009年1月に施行した新CHP※2(コージェネレーション)法を背景に、コージェネレーションシステムの普及を推進しており、お客様は購入後の電気税の免除や、エネルギー会社による電力買い取り支援などの補助を受けることができます。現在のドイツにおける小型コージェネレーションシステムは、レストランやホテルなどの小規模商業施設向けが主体となっています。今後は、一般家庭向けに1kWクラス以下の小型システムの普及が期待されており、「エコパワー1.0」の投入により市場を開拓していきます。

Hondaの家庭用小型コージェネレーションユニットは、日本では2003年の発売以来、各ガス会社を通じて累計10万世帯以上のお客様にご利用いただいています。また、2007年からは米国においても、ECR社を通じて販売をしています。
..........

【バイラント社の概要】
1.設 立 1874年
2.CEO カールステン・フォイグトレンダー
3.本 社 ドイツ レムシャイド市
4.売上高 22億ユーロ(2009年)
5.事業内容 暖房・給湯機器専門メーカー。個人住宅用の商品・システム・サービスを提供。コージェネレーションシステムについては、すでに複数(3~4)世帯住宅や商業施設などに適した、3.4kWおよび4.7kWの比較的小型なシステムを開発・販売している。
6.従業員数 約1万2,000人(2009年)
.......... "

関連
Vaillant und Honda prasentieren Mikro-Heizkraftwerk fur Einfamilienhauser(ヴァイヨンとホンダは、家庭用マイクロパワーステーションを発表)-----Honda(www.honda.de),03-02-2011
Hondacogenegermany
-----image : 上記リリースより

Honda : 家庭用小型コージェネレーションユニット / 主要諸元

" 使用燃料 都市ガス(13A、12A)、LPガス
エンジン形式 4ストローク水冷単気筒OHV
排気量 163cm3
発電形式 多極式正弦波インバーター発電
発電出力 1.0kW(AC100/200V)
熱出力 2.8kW
質 量 82kg(運転時冷却水含み 83kg)
奥 行 380mm(突起部分除く)
全 幅 580mm(突起部分除く)
全 高 880mm(突起部分除く) "

参考(Vaillant社は以前から独自開発していたようです。前の製品情報を見ることができます。独語なので内容はよくわかりません。現地の雰囲気はわかります。)
Vaillant / ecoPOWER Blockheizkraftwerk

Vaillant BHKW ecoPOWER Einsatzmoglichkeiten und Montage(独語)

(Vaillant1874,2009年012月17日)

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2010/09/10

トヨタ、アイシン、NEDOの固体酸化物形燃料電池実証研究事業に家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの2010年度モデルを提供

 平成19年度から22年度まで、新エネルギー・産業技術総合開発機構および新エネルギー財団によっておこなれている固体酸化物形燃料電池実証研究事業にトヨタ、アイシンが2010モデルとして、さらなる省エネと発電効率を向上させ、貯湯タンクの容量を増やし排熱の有効利用などを可能にした新モデル60台を納入すると発表しました。

 新エネルギー財団のSOFC(固体酸化物形燃料電池)のサイトには、これまでの結果などが報告されています。このSOFC(固体酸化物形燃料電池)では、日本は技術的に世界をリードしているとされている分野だけに、一段の飛躍が期待されます。

プレスリリース / トヨタ、2010/09/07
トヨタ、アイシン、「固体酸化物形燃料電池実証研究事業」に家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの2010年度モデルを提供

" ..........独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO*2)の「固体酸化物形燃料電池実証研究事業*3」に約60台程度を提供する予定である。
 本システムは、大阪ガス株式会社(以下、大阪ガス)・京セラ株式会社・トヨタ・アイシン4社で共同開発しており、実証研究事業については、北海道ガス株式会社、東京ガス株式会社、東邦ガス株式会社、大阪ガス、西部ガス株式会社の5社が参画している。

 2009年度の同実証研究事業にもトヨタ・アイシンは機器を提供し、SOFCが省エネ性に優れる機器であることを確認した。2010年度モデルでは、これまでの同実証研究事業で判明した技術開発課題を克服することにより、より一層の省エネ性・CO2削減が図れるよう、発電ユニットの低出力時の負荷効率(以下、部分負荷効率)の向上ならびに貯湯タンクの容量を増やし、排熱の有効利用度を 上げた。
 また、商品性を向上させるため、耐久性・メインテナンス関連の改善を加えた。

 新モデルを実証研究事業に提供することにより、家庭用SOFCコージェネレーションシステムの開発を一層加速し、2010年代前半の開発完了を目指す。

*1 SOFC : Solid Oxide Fuel Cell (固体酸化物形燃料電池)の略。
電解質にセラミックスを用いた燃料電池。酸素が酸素イオンとなって電解質を通過することで水素や一酸化炭素と化学反応し電気を発生。一酸化炭素も利用できる点が大きな特徴
..........
<仕様>
・発電ユニット
サイズ
高さ×幅×奥行 935mm×600mm×335mm
重量 90kg
燃料 都市ガス13A
定格発電出力 700W
定格発電効率 LHV*2 (HHV*3) 45%以上(41%以上)
定格排熱回収効率 LHV (HHV) 40%以上(36%以上)

・排熱利用給湯暖房ユニット
戸建住宅仕様
サイズ
高さ×幅×奥行 1,760mm×740mm×310mm
重量 94kg
貯湯タンク容量 90L
貯湯温度 約70℃
.......... "

関連
トヨタ、アイシン、「固体酸化物形燃料電池実証研究事業」に家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの2010年度モデルを提供-----アイシン、2010年09月07日

SOFC(固体酸化物形燃料電池)実証研究 / 2010年6月16日 - 「固体酸化物形燃料電池実証研究」
平成19~21年度設置サイトの運転結果(平成19年9月~平成22年3月)を報告します。

/ システムメーカー紹介 アイシン精機

NEDO : 固体酸化物形燃料電池実証研究

2010年度 家庭用固体酸化物形燃料電池(SOFC)コージェネレーションシステムの開発について-----大阪ガス、2010年9月7日
3_1
-----image(”【家庭用SOFC 構造模式図】”) : 上記リリースより

" .....
セルスタック : 都市ガスから改質した水素と、空気中の酸素を反応させ発電します。
モジュール : 燃料改質器・セルスタックを収納し、高温状態に保つ筐体で断熱材に覆われています。
脱硫器 : セルスタックなどの劣化の原因となる都市ガスの付臭剤中の硫黄化合物を除去します。
貯湯タンク : 発電ユニットから発生した熱をお湯として貯めておくタンクです。
補助熱源機 : 貯めたお湯が全て使われた場合に、給湯や暖房を行うために使用します。...... "

コメント続き

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2007/11/01

関西初、家庭用燃料電池と太陽光発電を組み合わせた「W(ダブル)発電システム」を導入し一般公開します / プレスリリース 大阪ガス

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-----image(pop up ; ”省エネルギー住宅外観写真”) & text : 大阪ガス、平成19年10月31日発表より

" 大阪ガス株式会社(社長:芝野博文)は、開発を進めている家庭用固体高分子形燃料電池(PEFC)によるコージェネレーションシステム(以下、燃料電池)と、太陽光発電システムを組み合わせた「W発電システム」を大阪府茨木市彩都あさぎに導入し、11月3日(土)より関西で初めて一般公開を開始します。
 大阪ガスは、環境に優しい次世代のエネルギーシステムとして期待される燃料電池の開発を進めていますが、今回さらにCO2排出量の削減を図るため、自然エネルギーを活用する太陽光発電を組み合わせて「W発電システム」として、「環境共生都市」を目指す彩都に導入し、広く一般の方々に公開します。
..........
【今回公開する住宅設備システムの特長】
1. 「W発電システム」の導入により、省エネルギー性を向上
発電と同時に発生する熱を給湯等に有効利用できる燃料電池と、自然エネルギーを活用する太陽光発電の組み合わせにより、一般的なご家庭で従来システム※1と比べ、一次エネルギー消費量を約55%削減、CO2排出量を約70%削減※2することができ、家庭での環境負荷軽減に貢献できます。
..........
3. 大阪ガスグループがご提案する住宅関連設備を設置
(1) ホームセキュリティ「アイルス」
インターネット回線を利用したホームセキュリティでご家庭の安全を見守ります。
(2) 外部電動ブラインドと蓄熱壁による省エネルギー
通常、建物の内側にあるブラインドを、建物の外側に設置することで、夏は太陽光を遮断、冬は開放して太陽光を室内の蓄熱壁にあて蓄熱します。太陽光を発電だけでなく空調にも有効利用することで省エネルギーを図ります。
..........
※1 4人家族・戸建住宅での当社試算。電気を火力発電所から供給し、熱を都市ガス会社が供給するガスを熱源とする給湯暖房機などから供給する従来方式との比較。
※2 想定条件:太陽光発電4.0kW相当設置、年間太陽光発電量4,145kWh
..........
【PEFCコージェネレーションシステムの商品化目標仕様】
定格発電容量 1kW級
定格発電効率 35%以上(LHV:低位発熱量基準)
定格排熱回収効率 45%以上(LHV:低位発熱量基準)
排熱貯湯温度 60℃以上
系統連系 逆潮流なし

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2007/07/18

「家庭用小型コージェネレーションユニット」国内販売5万台を達成 / プレスリリース Honda

C070717
-----image(pop up ; ”家庭用小型コージェネレーションユニット Honda MCHP 1.0”) & text : Honda,2007年7月17日発表より

" Hondaは、ガスエンジンで発電し、同時にエンジンの排熱を利用して給湯する高効率家庭向け熱電併給システムのコアユニット「家庭用小型コージェネレーション(熱電併給)ユニット」の国内販売台数が、2003年の発売以来、5万台に達したと発表した。

 Hondaの「家庭用小型コージェネレーションユニット」と排熱利用の給湯暖房ユニットで構成されるシステムは、「ECOWILL(エコウィル)」のブランドで各ガス会社から販売されている。
 「家庭用小型コージェネレーションユニット」の総合エネルギー効率は85.5%という高いレベルであり、「ECOWILL」5万台分の年間CO2排出低減効果は約42,000トンで樹木300万本分※1に相当する。
 環境意識の高まりにともない、家庭用小型コージェネレーションシステムの需要は着実に増しており、日本ガス体エネルギー普及促進協議会は「ECOWILL(エコウィル)」の2010年度末までの累計普及目標台数を23万5000台としている。

 また、米国では今年3月より、Hondaの「家庭用小型コージェネレーションユニット」と排熱利用の暖房ユニットで構成されるシステムを「freewattTM(フリーワット)」のブランドでアメリカン・ホンダモーターカンパニーリミテッドと米国クライメート・エナジー社が共同で販売を開始した。
..........
<主要諸元> 使用燃料 都市ガス(13A、12A)、LPガス
エンジン形式 4ストローク水冷単気筒OHV
排気量 163cm3
発電形式 多極式正弦波インバーター発電
発電出力 1.0kW(AC100/200V)
熱出力 2.8kW
質量 82kg(運転時冷却水含み 83kg)
サイズ 奥行380mm×全幅580mm×全高880mm(突起部分除く)

システム概念図

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2007/01/15

イベント 1/31-2/2(東京)、2/22-2/24(大阪)ENEX2007 第31回地球環境とエネルギーの調和展

-----イベント案内のサイトより-----

" ENEX2007 第31回地球環境とエネルギーの調和展
内 容 省エネルギー・新エネルギーの総合展示会
会期・会場 【東京会場】会場:東京ビッグサイト西3、4ホール
会期:2007年1月31日(水)~2月2日(金) 10:00~17:00
【大阪会場】会場:インテックス大阪2号館会期:2007年2月22日(木)~2月24日(土) 10:00~17:00
主 催 財団法人 省エネルギーセンター
入場料 無料
後援(予定)
省エネルギー・省資源対策推進会議、新エネルギー・産業技術総合開発機構、経済産業省、国土交通省、文部科学省、環境省など
協賛(予定)
京都商工会議所、神戸商工会議所など "

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2006/10/02

新型家庭用小型コージェネレーションユニットを発売 / プレスリリース Honda

P060925
----- image(pop up;"家庭用小型コージェネレーションユニットHonda MCHP 1.0") & text : Honda,2006年9月25日発表より
" Hondaは、ガスエンジンで発電し、同時にエンジンの排熱を利用して給湯する高効率家庭向け熱電併給システムのコアユニットとして好評の家庭用小型コージェネレーションユニットをモデルチェンジし、10月より都市ガス各社へ販売する。
 新型ユニットは、発電効率を従来の20%から22.5%にまで向上。これにより給湯暖房ユニットと組み合わせて利用する際の光熱費節約額を年間で約3,000円拡大(節約額合計:約43,000円)。CO2排出量は従来モデルの低減率30%から33%にまで向上。また、燃料流量を最適に自動調整する電子制御可変ジェットを採用することにより、低温下での始動性を向上している。

 Hondaは、世界最小のガスエンジンと独創の正弦波インバーターを組み合わせた小型発電システムによる「家庭用小型コージェネレーション(熱電併給)ユニット」を2003年より販売開始。このユニットと排熱利用の給湯暖房ユニットで構成されるシステムは、「ECOWILL(エコウィル)」のブランドで各ガス会社から販売されている。現在約3万4千戸に設置されており、一次エネルギー(都市ガス)の利用効率を85.5%という高いレベルで実現している。 "

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2005/11/29

大阪ガスと京セラは、家庭用固体酸化物形燃料電池(SOFC)コージェネレーションシステムの国内初の居住住宅での運用試験を開始します / プレスリリース

sofc_og
-----image(pop up ; ”SOFCコージェネレーションシステム 実住居での設置写真”) & text : 大阪ガス、京セラ、2005年11月24日発表より
" 大阪ガス株式会社(社長:芝野 博文)と京セラ株式会社(社長:川村 誠)は、1kW級の家庭用固体酸化物形燃料電池(SOFC)コージェネレーションシステムを大阪ガスが所有する実験集合住宅「NEXT21」 内に設けた共同研究住戸(1住戸、4人家族)に設置し、11月28日から国内初となる実住居での運用試験を開始します。
..........
 両社は、今回の実住居での運用試験をステップに、2008年度の市場導入を目指し、さらに開発を加速します。 "
 
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