2016/03/15

豊田合成、世界トップレベル、効率 200 lm/Wの高効率照明用LEDを開発

 豊田合成は、世界トップレベルとなる効率 200 lm/Wの高効率照明用LEDを開発しました。今回発表された「TG White 30 H」のサイズは、3.0×3.0×0.65mmで2016年3月からサンプル出荷、そして2016年4月からの量産が予定されています。サンプル出荷されるのは、LED電球、LED蛍光管、ダウンライト、シーリングライトなど照明用途向け(スマートジャパン調べ)です。
 同社では、さらに高い効率のLEDの開発も視野に入れ、さらなる効率化を推進する模様です。

 比較に関しては、白熱電球が 15 lm/W程度、今目の前にぶら下がっている、ちょっと古いコンパクト蛍光灯が60 lm/Wの効率となっています。そして今回の豊田合成のLEDが、効率 200 lm/W
 なかなか高い性能のレベルに達してきました。
 

プレスリリース / 豊田合成、2016年02月29日
世界トップレベルの高効率照明用LEDを開発
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-----image(”製品外観”) : 同リリース

" 豊田合成株式会社(略)は、省エネルギー社会の実現に向けたLEDの新製品として、世界トップレベル※1の高効率となる200lm/W※2を実現した照明用LEDパッケージを開発し、サンプル出荷を開始します。

※1 当社調べによる(2016/2時点)
※2 LEDの発光効率の単位で、単位電力あたりの全光束(光の量)を表す

 開発した製品は、青色LEDチップと蛍光体を組み合わせた構造で、主にLEDチップとパッケージ材料の改良によって、世界トップレベルとなる高効率化を達成しました。
 特長は、「小型」「高効率」に加え、熱硬化性樹脂材料を採用することで、耐熱性と耐ガス性に優れる「高信頼性」を実現しています。
 開発した製品のサンプル出荷は3月から開始し、またコスト対応力に優れた185lm/Wの製品も同時に開始します。
 今後は、本年秋ごろを目途に、更に高効率化した製品も開発する予定です。
 豊田合成はLEDのトップメーカーとして、世界のお客様のニーズに合った製品開発を通じ、選ばれるグローバルサプライヤーを目指していきます。

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-----image : 同リリースより
............ "

関連
・豊田合成 : LED製品

豊田合成が世界トップレベルの高効率照明用LEDを開発-----スマートジャパン、2016年03月14日

".....LED電球、LED蛍光管、ダウンライト、シーリングライトなど照明用途向けに3月からサンプル出荷を開始する....2017年には発光効率215lm(ルーメン)/W(ワット)の製品開発を目指している....."


2016/3/15 のしなかな技術研究会のクリッピング

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2013/02/12

シャープ、高天井照明や街路灯用100Wクラス 照明用LEDデバイスを開発。発光効率143 lm/W !

 シャープは、高天井照明や街路灯用に利用される、100Wクラスの照明用LEDデバイスを開発したと発表しました。このLEDデバイスは、熱伝導率の高い材料を基板に採用することで放熱性を高め、従来の50Wクラスの照明用LEDデバイスに比べて熱抵抗を約1/3に抑えることに成功しています。これにより、発光効率143 lm/Wを実現。現在高天井照明や街路灯の多くに採用されている、メタルハライドランプや水銀灯を置き換えることが期待されます。

 100Wで光束14,000 lmの大光量を実現することができ、40,000時間の長寿命によりメンテナンスの負担が軽減できるこのLEDデイバスにシャープが付けた愛称は、「銭形 (ZENIGATA)」。直径4cmほどの円形の発光面を意識してのことでしょうか?

 そして、サンプル価格を見て驚きました。
 
 サンプル価格(税込) 9,000円

 思っていたよりもかなり安いです。LEDが特殊なものではなく、本当にメタルハライドランプや水銀灯に置き換わっていく可能性のある価格が最初から設定されています。


プレスリリース / シャープ、2013年2月7日
単一のLEDデバイスで業界最高※1の光束(明るさ)14,000 lm、発光効率143 lm/Wを実現 100Wクラス 照明用LEDデバイスを開発、発売

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-----image : 同リリースより

"シャープは、単一のLEDデバイスで業界最高の14,000 lmの光束(明るさ)を実現した100Wクラスの照明用LEDデバイス<GW7GAL50SGC>を開発、発売します。
..........
品名 照明用LEDデバイス
愛称 銭形 (ZENIGATA)※3
タイプ 投入電力100Wクラス
形名 GW7GAL50SGC
サンプル価格(税込) 9,000円
サンプル出荷時期 3月5日
量産時期 5月27日
月産個数 5,000個

■ 主な特長
1. 単一のLEDデバイスで業界最高の光束14,000 lmを実現
2. 発光効率143 lm/Wと40,000時間の長寿命を実現し、省電力やメンテナンスの負担が求められる高天井照明や街路灯などの製品化に貢献
3. ハンダ付けが不要となるコネクタ接続方式を採用

※1 2013年2月7日現在。投入電力100WクラスのLEDデバイス(標準使用条件)において。当社調べ。

※2 当社従来機種 GW5DAE50MR5(投入電力50Wクラス、発光効率110 lm/W)と当デバイス(投入電力100Wクラス、発光効率143 lm/W)との比較。

※3 LEDチップを高密度に実装した照明用LEDデバイス「銭形(ZENIGATA)」は、当社の登録商標です。

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-----image : 同リリースより
.......... "

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 仮に電気料金20円/kWhとして、

100W 14000lumensのLEDを1日10時間点灯すると、年間の電気料金は、
 100W*10時間/1000*365*20円/kWh=7300円/年(寿命は、40,000時間)

高天井灯にI社のメタルハライドランプ 175W(12000lumens)との比較
175W*10時間/1000*365*20円/kWh=12775円/年(寿命は、9000時間)

 寿命から4年の比較を考えてみると、100WLEDの玉は9000円。I社の175Wの値段は、6552円。寿命を考えると4個なので26208円。4年間の電気料金の差は、(12775円-7300円)*4=21900円。4万円以上の差。

 器具代金や交換などを考えれば、新規ならLED。入れ替えでも検討の価値のある価格と省エネ効果。水銀灯の場合には、玉の値段が2000円しないが、計算すると新規ならLED。

 ほんと、LEDがあらゆる場所に浸透できる体制にむけてまた一歩進んだって感じです。あとは、使用感次第というところですね。

参考
省エネルギーセンター : 学校での省エネルギーを考える

"学校の電気代はおおよそ1kWhあたり18円程度"


おすすめエントリー
週刊GreenPost 60号 2013/2/12-15日版 しなやかな技術研究会

三菱商事とシーテック、愛知県田原市で77MWpのメガソーラーを計画-----ソフトエネルギー、2013/2/12

日本地熱協会が設立されました - 地熱発電所の建設促進を目指した業界団体-----自然エネルギー、2013/02/10
 

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2012/06/22

日立アプライアンス、100W電球相当の明るさをもつ101 [lm/W]のLED電球を発売

 日立アプライアンスは、白熱電球100W形相当(1,520lm [ルーメン])の昼光色相当タイプのLDA15D-Gと白熱電球80W形相当(1,160lm [ルーメン])の電球色相当のLDA15L-Gの電球型LEDを7月13日から発売すると発表しました。
 
 消費電力は、いずれも15Wで、寿命は40000時間。浴室などの密閉型器具にも対応しています。口金はE26エジソンベースです。光拡散カバーとスリット構造ボディで白熱電球のような広がる光を実現しているということです。

 総合光束効率は、
 昼光色相当タイプのLDA15D-G 1,520lm /15 W = 101 [lm/W]
 電球色相当タイプのLDA15L-G 1,160lm /15 W = 77 [lm/W]

 と電球型蛍光灯の効率を凌駕しました。価格は、数倍としても、画期的な製品開発だと思います。はじめての100W電球を置き換えることができるLED電球の性能を早く拝見したいところです。


プレスリリース / 日立アプライアンス、2012年6月19日
業界初*1 白熱電球100W形相当(1,520lm(ルーメン))*2 の大光量を実現 LED電球「一般電球形(E26口金)広配光タイプ 電球100W形相当」を発売

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-----image : 同リリースより

"業界初*1 白熱電球100W形相当(1,520lm(ルーメン))*2 の大光量を実現 LED電球「一般電球形(E26口金)広配光タイプ 電球100W形相当」を発売

*1国内のLED電球一般電球形(E26口金)広配光タイプ(全般配光形)において。2012年6月19日現在。LDA15D-G(昼光色相当)。
..........
日立アプライアンス株式会社(略)は、国内のLED電球一般電球形(E26口金)広配光タイプにおいて、業界で初めて白熱電球100W形に相当する大光量(1,520ルーメン)を実現したLED電球「一般電球形(E26口金)広配光タイプ 電球100W形相当(昼光色相当)」を7月13日から発売します。

本製品は、高効率LEDモジュールの採用に加え、LEDモジュールから出る熱を効果的に逃がすスリット部の放熱面積を従来機種の約1.3倍*3に拡大した「スリット構造ボディ」と、さらにLEDの光を広範囲に拡散させるとともにカバーの光ムラをおさえる「光拡散カバー」などの技術を継続採用することで、白熱電球100W形相当の明るさと電球のような広がる光の両立を実現しています。白熱電球100W形と比べた場合、消費電力は約6分の1*4、定格寿命は40,000時間*5と40倍長持ち*4します。
さらに、白熱電球100W形相当の明るさで、かつ消費電力が15.0Wと少ないため、白熱電球60W形や40W形対応の器具にも使用できます。これにより、白熱電球から取り替えるだけで手軽に明るさと省エネ性の向上を図ることができます*6。
なお、白熱電球80W形に相当する明るさ(1,160ルーメン)のLED電球「一般電球形(E26口金)広配光タイプ 電球80W形相当(電球色相当)」も同日に発売します。

*2一般社団法人日本電球工業会の定める性能表示等のガイドラインによります。LDA15D-G(昼光色相当)。
*3当社LED電球LDA15D-G(放熱面積約11,700mm2)とLDA11D-G-A(放熱面積約8,600mm2)との比較。
*4当社LED電球(LDA15D-G、定格消費電力15.0W、定格寿命40,000時間)と白熱電球100W形(LW100V90W、定格消費電力90W、定格寿命1,000時間)との比較。
*5定格寿命は、LED単体で定められた温度設計に基づいて算出された設計寿命であり、使用環境・使用温度により寿命が異なります。
*6調光機能の付いた器具や断熱材施工器具など、種類によっては使用できない場合があります。屋外では使用できません。
.......... "

[ カテゴリー : 照明/電気製品 ]


おすすめエントリー
GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/6/19-22日版

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2012/06/04

NTTスマイルエナジーとグラモ、関西地区300家庭で夏のピーク電力を抑制するデマンドレスポンスのトライアル 1kW LOVE を発表

 家庭の電力のみえる化サービス「エコめがね」を提供しているNTTスマイルエナジーとスマホを遠隔・超高機能リモコンに利用できるサービス「iRemocon」を提供しているグラモが、この夏、関西地区300家庭で夏のピーク電力を抑制するデマンドレスポンスのトライアル 『1kW LOVE』を実施すると発表しました。

 具体的には、7月2日~9月28日の期間、関西地区を中心とした約300世帯において、電力需給の逼迫が見込まれる前日と当日にメールで連絡、遠隔からのエアコン制御をさせて頂いたり、自発的な節電を実施してもらうことで、電力のピークカットにどうつながりうるのかが検証されるということです。

 参加するユーザーは、ピーク情報だけでなく、エネルギー消費の全体像がわかり、実際に消費をカットできるスイッチを得ることができます。小規模とはいえ、将来的には、「1kWの節電が1,000世帯集まれば1MW相当の発電」とのことですから、有意義な実験になりそうです。

 今年の夏は、関西電力を最大とする電力の需給逼迫の中で、電力各社が一斉に節電を呼びかけ、ピーク電力の抑制のための電力料金の設定などを発表する事態になっています。

9電力各社、この夏の電力需給状況と節電に関する情報をリリース-----自然エネルギー、2012/05/19

 この事態を受けて、再生可能エネルギーが注目されますが、その導入と効果には時間がかかります。地震国日本における、原子力の信頼性が毀損される中で、もっとも効果があるのは、省エネであり、まずは問題となる夏、冬のピーク電力の抑制を確実に担保することです。そのために、電力の需給調整のさまざまな手法が注目を集めています。

 デマンドレスポンス Demand Response(DR) とは、経産省の資料によれば、”○卸市場価格の高騰時または系統信頼性の低下時において、電気料金価格の設定またはインセンティブの支払に応じて、需要家側が電力の使用を抑制するよう電力消費パターンを変化させること」を指す。(Assessment of Demand Response & Advanced Metering, FERC(2011)。○デマンドレスポンスはおおまかに、時間帯別料金等の電気料金ベースのものと需給調整契約等のインセンティブベースのものに分けられる。”[デマンドレスポンス(Demand Response)について-電力システム改革、002_s01_01_05、日本語訳は需要応答、需要家応答]

 具体的には、選択的な電気料金の設定、または、電力側が需要家と”非常時”に負荷抑制または遮断を要請したり、実際に操作するものは、ネガワット取引と呼ばれる、需要家による需要削減量を供給量と見立て、市場等で取引する事業形態などが海外では検討されたり運用されています。

 しかし、今年の夏に即応できる体制は日本にはなく、本格的なものも地域限定で試験運用が開始されようとしている段階です。ということで、今回のNTTスマイルエナジーとグラモの300家庭での小規模な実験も、一歩として興味深い試行となります。なによりも、節電と電力制御を手にしたい人ならすでに商社のサービスを利用すればだれにでも手に入れられるというところがいいです。

 もちろん、こうした試行をまとめあげ、消費者と電力事業者にとって、よりよい電力の利用方法を手に入れることを支援する行政と国の体制作りが必要なのは言うまでもありません。

 iPhoneやアンドロイド対応のスマホを遠隔操作可能な超高機能リモコンに利用できるへと進化させてしまう、グラモの「iRemocon」については、コメント続きをご覧ください。


プレスリリース / NTTスマイルエナジー、グラモ 、2012年5月31日
日本初!“家庭向け”デマンドレスポンストライアル 『1kW LOVE』

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-----image(”全体概要図”) : 同リリースより

" ~電力見える化と家電遠隔制御システムを用いて実施~

 株式会社NTTスマイルエナジー(略)、株式会社グラモ(略)は、日本で初めて、一般家庭を対象に遠隔リモコンを用いて家電の一斉制御等をすることで夏のピーク電力を抑制するデマンドレスポンスのトライアル 『1kW LOVE』を、平成24年7月2日(月)より実施いたします。

1.背景と目的
 5月10日の政府発表のとおり今夏も西日本エリアを中心に電力不足が懸念されており、電力消費量全体の3割を占める一般家庭においても、有効な節電手法が求められています。

 そこで、NTTスマイルエナジーは、電力不足が懸念される日のピーク時間帯に一斉に節電依頼を行い、それに呼応する形で節電いただくデマンドレスポンス(需要家応答)のトライアルを実施いたします。

 消費する側が節電し、しかもそれを一斉に多くの世帯で節電すればその分、ピーク電力を抑制することにつながります。仮に1kWの節電が1,000世帯集まれば1MW相当の発電と同等の価値があるともいえます。(節電分を発電と同価とみなす考え方をネガワットといいます)

 NTTスマイルエナジーは、本トライアルを通じ、デマンドレスポンスの効果の測定やサービス性の検証等を行うことを目的としています。

2.トライアル概要
 NTTスマイルエナジーが提供するサービス『エコめがね』とグラモが提供する『iRemocon』を用いた家電遠隔制御システムを利用したデマンドレスポンスのトライアルで日本初の試みとなります。また、NTTスマイルエナジーから遠隔で各ご家庭のエアコンの電源を制御し節電効果の測定をする等、サービス性の検証を行います。

(1)実施期間 平成24年7月2日(月)~平成24年9月28日(金)
(2)対象 関西地区を中心とした約300世帯
..........

3.トライアル内容
 電力需給の逼迫が見込まれる前日と当日にメールでご連絡差し上げ、以下のとおり遠隔からのエアコン制御をさせて頂いたり、自発的な節電を実施して頂きます。

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-----image : 同リリースより

【節電量表示WEB画面イメージ】
 トライアル参加者様ごとに過去2週間のピーク電力をもとにした節電量を設定し、電気使用量や節電量等を見える化します。

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-----image[”マイページ(ピーク電力量、節電量、達成カレンダー表示)”] : 同リリースより

また、トライアル参加者様の節電量を合計したものを、1つの「エコめがね節電所」として表現し、みんなで節電に取り組んでいただきます。

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-----image[”エコめがね節電所ページ(トライアル参加の皆様の節電量の合計を表示)”] : 同リリースより

4.各社の役割
 NTTスマイルエナジー:デマンドレスポンストライアルの実施主体として、『エコめがね』を活用した電力利用状況計測や効果検証作業等
 グラモ:『iRemocon』を利用した家電の遠隔制御に関するシステム開発、運用

5.今後の予定
 本トライアルで得られた成果とお客様ニーズの検証、分析を実施し、ICTを活用した新たなエネルギー関連サービスの提供に取り組み、よりよいエネルギー社会の実現に貢献していきたいと考えております。
.......... "

関連
NTTスマイルエナジー : エコめがね

グラモ
- iRemocon
- iRemoconとは?
- iRemoconで節電対策!?
- 製品仕様

NTTスマイルエナジーとグラモ、「家庭向け」デマンドレスポンスのトライアル-----IT PRO,2012/05/31

NTTスマイルエナジー、太陽光発電状況の見守りやCO2排出権の価値化・還元も可能なクラウド型電力見える化サービス“エコめがね”を開始-----しなやかな技術研究会、2011/11/04

NTT西日本とオムロン、一般家庭の消費電力や太陽光発電システムの発電電力を「見える化」し省エネを支援サービスを提供する合弁会社を設立-----しなやかな技術研究会、2011/05/13


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2011/12/15

シャープ、寿命60,000時間-光束維持率約95%の省エネ型直管形LEDランプおよび、専用照明器具6機種を発売

 シャープは、設計寿命が60,000時間で、その使用の間の光束維持率が約95%の省エネ型直管形LEDランプおよび、専用照明器具6機種を発売しました。発売される省エネ型直管形LEDランプはオフィスやさまざまな設備で多く利用されている40W直管蛍光灯からの置き換えを想定した40W形直管タイプの直管形LEDランプDL-T420NM型。価格は、税込13650円で、12月15日から発売開始。
 そして同時に、この直管形LEDランプDL-T420NM対応の専用器具もあわせて6種類発売されます。気になる省エネ効果は、FL40形蛍光灯器具と同等の明るさを想定した場合では、同社2灯用LED照明器具の消費電力が約50.0Wで、直管蛍光灯利用時よりも、約47%も省エネになるということです。さらに、業界初として発表された特長、設置する場所や用途に合わせて明るさを4段階(100/90/70/50%)から選べる機能と、広範囲な調光機能(約10~100%)を搭載している点です。明るさ50%で十分な部分などを細かく設定すれば、さらなる節電効果も期待できそうです。

 管の価格で比較すると蛍光管の4倍程度の価格ですが、専用照明器具とあわせた価格では、ほとんど変わらないので、新築や省エネ対応としての置き換え対象として利用されるシーンが増加しそうです。

プレスリリース / シャープ、2011年12月14日
直管形LEDランプ1機種、直管形LEDランプ専用照明器具6機種を発売

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-----image : 同リリースより

" 業界トップクラス※1の設計寿命60,000時間※2と、高い省エネ性能を実現

 シャープは、オフィス、商業施設や工場などで多く使用されているFL40形蛍光灯器具からの置き換えが可能な「直管形LEDランプ」1機種と「直管形LEDランプ専用照明器具」6機種を発売します。
 本製品は、業界トップクラス※1の60,000時間※2の設計寿命で、さらに、直管形LEDランプは、ほとんど減衰しない光束維持率約95%※3を実現しました。
 また、設置する場所や用途に合わせて、明るさを4段階から選べる機能を業界で初めて※4搭載。加えて、調光機能や設置初期の余分な明るさを抑える初期照度補正機能を採用するなど省エネ性に配慮しました。
 オフィス、商業施設や工場での節電対策として、現在多く使用されているFL40形蛍光灯器具から本製品へ交換することで、大幅な省エネ※5ができます。
..........

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-----image : 同リリースより
主な特長
1. 業界トップクラス※1の設計寿命60,000時間※2を実現。しかも光束維持率約95%※3
2. 業界初※4設置する場所や用途に合わせて明るさを4段階(100/90/70/50%)から選べる機能と、広範囲な調光機能(約10~100%)を搭載
3. 従来のFL40形蛍光灯器具からの交換で大幅な省エネ※5が可能な高効率設計

※1 2011年12月14日現在、JEL801規格準拠の直管形LEDランプ、直管形LEDランプ専用照明器具として。
※2 保証値ではありません。一定条件での理論推定値です。
※3 保証値ではありません。周囲温度30℃での理論推定値です。
※4 2011年12月14日現在、JEL801規格準拠の直管形LEDランプ専用照明器具として。設置時に設定。
※5 FL40形蛍光灯器具と比較した場合。
※6 器具とセットでの販売となります。
.......... "

関連
直管形LEDランプ1機種、直管形LEDランプ専用照明器具6機種を発売 発表会レポート
Straight
-----image(”直管形LED照明ラインアップ”) : 上記リリースより

Business
-----image(”業務用LED照明ラインアップ”) : 上記リリースより

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2011/12/07

村田製作所、人が指で押す電力で動作する ZigBee 規格の無線スイッチを開発

 村田製作所は、人が指で押す電力で動作するZigBee(R)規格の無線スイッチを開発し、戸田建設社屋で実験を開始したと発表しました。ZigBee(R)規格は、無線通信規格の一つで、低消費電力であり、複雑なネットワーク構築に適しているということです。今回のスイッチのユニットは、アメリカ、EnOcean社のもので、人がスイッチを押す圧力を電磁誘導で電力に変換し、この電力を用いて無線通信で信号を送信。制御子機が無線通信を受信し、AC100V制御リレーを動作させることで照明器具の点灯・消灯を行うということです。指で押す時に発生するわずかな電力で、障害物のない空間であれば、200~300mの通信が可能。このシステムには、電池が含まれず、結果メンテナンスフリーの、屋内配線が不要な、スイッチ制御システムが構築可能だということです。
 
 このスイッチ制御システム、後付で導入できることを考えると、同社が想定する照明制御、空調制御、ビルオートメーション、ホームオートメーションなどの分野だけでなく、農業や林業、さらにはさまざまな観測装置などにも応用できそうです。

プレスリリース / 村田製作所、2011年12月05日
国内初!! エネルギー・ハーベスティングによる無線スイッチシステムを戸田建設社屋で実験開始!

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-----image : 同リリースより

" 要旨
 株式会社村田製作所は、EnOcean*1を使用した電池不要のエネルギー・ハーベスティング *2 による無線スイッチとZigBee(R) *3 を組み合わせた照明制御システムを2011年11月1日から戸田建設株式会社本社ビルに設置し、効果および機能の検証を開始しました。

当社のシステムを国内事業所に設置した初めての事例です。

背景・目的
昨今、ビルオートメーション*4やリニューアルの市場において、無線による照明制御のニーズが増えており、特にメンテナンスが容易なエネルギー・ハーベスティングによる無線技術に注目が集まっています。そうしたなか、当社独自の高周波回路設計技術やモジュール製造技術、ソフトウェア開発技術を活かしてエネルギー・ハーベスティングによる無線照明制御スイッチシステムの開発を進め、戸田建設様のご協力の下、実用化に向けて試験運用を開始することとしました。

詳細
次の仕組みで電池不要の無線照明制御システムを実現しています。

人がスイッチを押す圧力を電磁誘導で電力に変換し、この電力を用いてEnOceanによる無線通信で信号を送信します
無線照明制御親機がEnOcean無線通信をZigBeeR無線通信に変換します
無線照明制御子機がZigBee(R)無線通信を受信し、AC100V制御リレーを動作させることで照明器具の点灯・消灯を行います

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-----image(”図1: EnOceanとZigBeeRを活用した照明制御システムの構成”) : 同リリースより

特徴
スイッチ部に電池や外部からの電源供給が不要
メンテナンスフリー
屋内配線が不要
障害物のない空間で200~300mの通信が可能

用途
リモートコントローラ、照明制御、空調制御、ビルオートメーション、ホームオートメーションなど
..........
生産体制
2012年夏頃より量産予定

※品名、電気的性能、生産体制はEnOcean無線通信モジュールの場合の内容です

用語解説
*1 EnOcean: 独シーメンス社からスピンオフしたICメーカー。同社が開発した無線通信方式の名称でもあり、エネルギー・ハーベスティングで動作可能という特徴を持つ
*2 エネルギー・ハーベスティング: 光、熱、振動など、身近な環境に存在するエネルギーを電力に変換すること
*3 ZigBee(R): 無線通信規格の一つ。低消費電力であり、複雑なネットワーク構築に適している
※ZigBeeRは、ZigBee Allianceの登録商標です。
*4 ビルオートメーション: 空調、電気、給排水、防災・防犯等の設備をコンピュータで総合的に管理するシステム。室内環境の向上や省エネの推進などに貢献する
.......... "

関連
EnOcean / ECO 200 & PTM 330

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2011/11/28

パナソニック電工、照射範囲を簡単に調整できる可変配光LEDスポットライト、ダウンライトを発売

 パナソニック電工は、商品ディスプレイ、美術館やイベントなどでのさまざまな展示などに利用できる、照射範囲を簡単に調整できる可変配光LEDスポットライト、ダウンライトを発売するということです。
 発表によれば、国内業界初となる配光可変機能付きLED照明器具だということです。

 また、照射強度、範囲だけでなく、多彩なオプションにより、色や効果を選び、演出することがかのうだとういことです。
 発売されるのは、EVERLEDS(エバーレッズ)「可変配光LEDスポットライト/ユニバーサルダウンライト100形(JR12V50形器具相当)」合計10品番で、2011年12月1日より発売となるということです。標準ユニットの価格は、可変配光LEDスポットライト100形(JR12V50形器具相当)が24,675円-37,800円。可変配光LED ユニバーサルダウンライト100形(JR12V50形器具相当)18,690円です。これまで、ハロゲンランプなどを利用してきた場所での利用が進みそうです。
 消費電力は、13.3W - 14Wです。省エネは、もちろん大事なポイントです。

プレスリリース / パナソニック電工、2011年11月22日
国内業界初(※1)、LED照明器具に配光可変機能を搭載 「可変配光LEDスポットライト/ユニバーサルダウンライト」 新発売

11118a
-----image : 同リリースより

" パナソニック電工株式会社は、EVERLEDS(エバーレッズ)「可変配光LEDスポットライト/ユニバーサルダウンライト100形(JR12V50形器具相当)」合計10品番を2011年12月1日より発売します。国内業界初(※1)、LED照明器具に配光可変機能を搭載し、展示物に合わせて照射範囲(配光)を簡単に調整できます(※2)。アパレル・雑貨・飲食店などの店舗や、美術館、博物館、ギャラリーなどのレイアウトやディスプレイの変更が多い空間に最適です。高い演色性(平均演色評価数:Ra92)で展示物の色を忠実に再現します。

 照明設計の段階でディスプレイなどのサイズが決まっていない場合でも、竣工時に、その場で展示状況に合わせて照射範囲を簡単に調整できます。また、被照射物に合わせて器具ごとに約5~100%の範囲で調光ができる個別調光機能付タイプも品揃えしていますので美術館、博物館、ギャラリーなどにもお薦めです。
※1: 国内照明器具業界において、国内にて発売済のLEDスポットライト/ユニバーサルダウンライトにおいて
2011年11月22日現在 当社調べ
※2: 特許申請中
-----image : 同リリースより

■主な特長
(1)照射範囲を簡単調整。国内業界初(※1)LED照明器具本体に配光可変機能を搭載
(2)個別調光機能付タイプも品揃え。美術館、博物館、ギャラリーにもお薦め
(3)展示や空間に合わせて選べるオプション品(別売)もラインアップ
■特長
(1)照射範囲を簡単調整。国内業界初(※1)LED照明器具本体に配光可変機能を搭載

灯具先端の回転操作で、照射範囲の調整ができます(特許申請中)。
レイアウトや展示物の変更で照射したい範囲が変わっても、その場ですぐに調整できます。
また、複数の器具の照射範囲を合わせたい場合にも、目印付なので簡単に調整ができます。
※1: 国内照明器具業界において、国内にて発売済のLEDスポットライト/ユニバーサルダウンライトにおいて
2011年11月22日現在 当社調べ

Panasonicdenko_ledspot_n_down
-----image : 同リリースより

..........
(2)個別調光機能付タイプも品揃え。
美術館、博物館、ギャラリーにもお薦め
被照射物に合わせて器具ごとに約5~100%の範囲で調光できる個別調光機能付タイプは、美術館や博物館にお薦めです。

(3)展示や空間に合わせて選べるオプション品(別売)もラインアップ
..........
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-----image : 同リリースより
.......... "

コメント続き

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2011/11/01

GSユアサ、薄型軽量、高効率で超寿命のLED道路用照明灯具「LEGA」を発表

 GSユアサは、シャープと共同でLED道路照明器具を開発。2012年1月末より販売を開始する予定であることを発表しました。今回開発されたLED道路照明器具「LEGA」は、従来の水銀灯と比較して約70%、高圧ナトリウム灯と比較して約40%の省エネを実現しているということです。また、今回開発された独自レンズにより薄型のフォルムが可能となり、小さな受圧面積を実現、安全性の向上と洗練されたデザインとなっているとのことです。
 国土交通省から9月にLED照明の利用による、道路とトンネルの照明の省電力化と維持費の低減を奥的としたガイドライン案「LED道路・トンネル照明導入ガイドライン(案)」が公表されており、今後LED照明の道路照明としての本格的な導入が期待されているといます。

 メンテナンスの手間と経費、そして交換時の事故などの安全に大きく貢献することが期待される寿命については、60,000時間の超寿命設計が可能となるということです。これは、水銀灯の5倍、高圧ナトリウム灯の2.5倍の値が発表されました。

 気になる効率ですが、器具光束が11600[lm]で消費電力が120[W]タイプの場合で、光束効率は、約97[lm/W]に達します。
 いよいよ、LED照明の特性、特質を生かした道路照明が普及していきそうです。

プレスリリース / GSユアサ、2011/10/24
ニュースリリース / 業界最高水準の省エネ性能で薄型デザインのLED道路照明器具「LEGA」を商品化(PDF)

Gsyuasaledlega
-----同リリースより

" GSユアサとシャープが共同開発
..........

Gsyuasaledlegatable
-----image : 同リリースより-----

Gsyuasaledlegadimensionjpg
.......... "

関連
LED道路・トンネル照明導入ガイドライン(案)について-----国土交通省、平成23年9月15日

参考エントリー
経済産業省、LEDなど省エネ街灯を普及させるための新たな電灯料金区分の設定。10Wまでのものを格安に-----しなやかな技術研究会、2011/10/05

[ カテゴリー : 照明/電気製品 ]

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2011/10/05

経済産業省、LEDなど省エネ街灯を普及させるための新たな電灯料金区分の設定。10Wまでのものを格安に

 経済産業省は、電力10社からの申請を受けて、定額電灯及び公衆街路灯Aにおける新たな料金区分を設定し、各電力会社により12月1日以降適用される新たな電灯料金区分を認可したと発表しました。
 具体的には、LEDなど省エネ街灯を普及させるため、新たに10Wまでのものを格安に利用できる料金区分が設定されます。例えば東京電力の場合、現在適用中の20ワットまでの街灯が108.66円/月という定額契約の下に、10ワットまで75.33円/月という料金が、関西電力の場合、現在適用中の20ワットまでの街灯が90.72円/月という定額契約の下に、10ワットまで61.11円/月という料金設定が設けられます。LEDなどの省エネ街灯を採用することで、同じ街灯としての機能を維持しつつ、より安価な電気料金での運用が可能となり、街灯の省エネ化が進むことが期待されての改定です。
また、沖縄電力では、これまでは、40Wまでの区分しかなかった区分を見直し、10Wまでの設定と10Wをこえ20Wまでの2区分が新設されるということです。

 これにより、街灯のLED化が図られると、LEDの寿命が蛍光灯よりも長いことから、交換やメンテナンスの手間などが省ける効果も期待できるかもしれませんね。

プレスリリース / 経済産業省、平成23年10月3日
LED等高効率次世代照明の普及に向けた新たな電灯料金区分の設定に関する特別措置の認可について

" 本件の概要

 経済産業省は、LED等高効率次世代照明の普及に向けて、定額電灯及び公衆街路灯Aにおける新たな料金区分の設定について、本日認可いたしましたので、お知らせいたします。当該区分は12月1日以降に適用されることになります。
..........
LED等高効率次世代照明の普及に向けた新たな電灯料金区分の設定に関する特別措置の認可について(PDF形式:115KB)より

”1.近年、LED、有機EL等による高効率かつ小容量の照明機器の開発が進んでおり、エネルギー基本計画では、今後大幅な省エネ性能の向上が見込まれるこれら高効率次世代照明について、2020年までにフローで100%、2030年までにストックで100%の普及を目指しています。
※現在、道路用照明における LED の採用比率は約10%(フローベース。民間試算値)。

2.LED等高効率次世代照明の普及に当たっては、同計画においても電気料金面での対応の必要性が盛り込まれており、総合資源エネルギー調査会電気事業分科会においても議論され、電力会社から平成23年度中に実施する方向が表明されておりました。

3.今般、電力10社からの申請を受け、定額電灯及び公衆街路灯Aにおける新たな料金区分の設定について、本日認可を行いました。

4.具体的には、各社の「定額電灯」及び「公衆街路灯A」において、現在「20ワットまで」の区分までしかないところ、新たに「10ワットまで」の電灯に適用する料金区分が設定され、12月1日以降に適用されることになります。
※沖縄電力は「40ワットまでの」の区分しかないところ、「10ワットまで」及び「10ワットをこえ20ワットまで」の2区分を新設。

Metiledgaitou

-----image : 上記資料より
.......... ”

.......... "

関連
東京電力 : 電気料金・各種お手続き -定額電灯・公衆街路灯Aの電灯料金区分を細分化いたしました。
→定額電灯・公衆街路灯Aにおける新たな電灯料金区分設定のご案内(PDF:846KB)
→定額電灯・公衆街路灯Aの新電灯料金区分適用申込書(Excel:35.5KB)

電気料金についての特別措置の認可について(定額電灯および公衆街路灯Aの新たな料金区分の設定について)-----関西電力、2011年10月3日

" 当社は、平成23年9月12日に申請した電気料金についての特別措置について、本日、経済産業大臣から認可をいただきました。
 つきましては、今回認可をいただいた内容に基づき、平成23年12月1日以降、電気料金についての特別措置として、定額電灯※1および公衆街路灯A※2の料金について、現行の電気供給約款ならびに供給約款等以外の供給条件(料金についての特別措置〔太陽光発電促進付加金〕)における20ワットまでの料金区分以下に、10ワットまでの料金区分を新たに設定いたします。
 当社は引き続き、安全を最優先に電力の安全・安定供給に努めるとともに、低炭素社会の実現や長期的な地球環境問題の解決に向けて貢献し、「お客さまと社会のお役に立つ」という変わらぬ使命を果たしてまいります。
※1 電灯または小型機器を使用する需要で、その総容量が400VA以下のものに適用する契約種別(看板灯,アパートの共用灯等)
※2 公衆のために設置された電灯または小型機器を使用する需要で、その総容量が1kVA未満のものに適用する契約種別(街路灯,交通信号灯等)
以 上
・別紙:「定額電灯および公衆街路灯Aの料金についての特別措置」および「料金についての特別措置〔太陽光発電促進付加金〕」の概要
・参考1:定額電灯・公衆街路灯Aにおける新料金区分 [PDF75.3KB]
・参考2:定額制供給の場合の燃料費調整額算定の際に適用する基準単価 [PDF72.3KB]
・参考3:定額制供給の場合の太陽光発電促進付加金単価 [PDF71.6KB]
.......... "

参考エントリー
エレコム、画期的! グローを取り外すだけで。15Wと20W型直管蛍光灯型LEDに交換できるLED灯具を開発-----しなやかな技術研究会、2011/05/30

パナソニック電工、新規格L形口金付直管形LEDランプシステム対応のEVERLEDS エバーレッズ 直管形LEDランプ搭載ベースライト発売-----しなやかな技術研究会、2010/11/15

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2011/09/09

福岡県、使用済み蛍光管からレアアースを回収・再資源化へ。全国初!

 福岡県は、福岡県リサイクル総合研究センター、三井金属鉱業(株)、日本イットリウム(株)、(株)ジェイ・リライツ、九州大学平島剛教授らの協力体制のもと、使用済み蛍光管からのレアアースの回収・再資源化の事業化を開始すると発表しました。
 蛍光管には、イットリウム、ランタン、セリウム、テルビウム、ユーロピウムの5つのレアアースが蛍光粉として使用されていて、含まれるレアアースの量は、蛍光管のメーカー、種類、大きさにもよるが、1本当たり2~5gの蛍光粉が使用され、その内約70%がレアアースだということです。蛍光管1本当たりレアアースは1.4~3.5gに達するということです。(三波長蛍光管以外にもレアアースを含まないハロ蛍光管と言われるものもある。以上、添付資料より抜粋))
 本事業の市場規模は、九州で1年間に排出される使用済み蛍光管のすべてが回収されれば、レアアースの回収量は約57t、金額にすると約25億円と推定されるということです。

プレスリリース / 福岡県、平成23年9月6日
全国初!使用済み蛍光管からレアアースを回収・再資源化

Fukuokafllightrc2
-----imag : 同リリース参考資料(PDF)より

" レアアースの新たな供給源に
〇 福岡県、福岡県リサイクル総合研究センター、三井金属鉱業(株)、日本イットリウム(株)、(株)ジェイ・リライツ、九州大学平島剛教授は、使用済み蛍光管からのレアアースの回収・再資源化に一定の目処が立ったことから、共同プロジェクトを立ち上げ、平成23年度中の事業化を目指します。

使用済み蛍光管からレアアースを回収する事業としては全国初となります。

〇 蛍光管には、イットリウム、ランタン、セリウム、テルビウム、ユーロピウムの5つのレアアースが蛍光粉として使用されています。

○ 現在、使用済み蛍光管は、リサイクル企業各社で分解処理され、ガラス、金属、水銀が回収・再利用されますが、蛍光粉に含まれるレアアースについては技術や採算性の課題があり、ほとんど再利用されていません。一方、輸入価格の高騰により、レアアースリサイクルの社会的ニーズが急速に高まってきています。

〇 同センターは、産学官による研究会(座長:平島教授)により事業化可能性について検討するとともに、(株)ジェイ・リライツ、九州大学平島教授と共同で、回収した蛍光粉のレアアースの濃度を上げる技術の研究に取り組んできました。また、三井金属鉱業(株)と日本イットリウム(株)は、(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)からの委託事業により、蛍光粉からレアアースを抽出・精製する技術開発を進めてきました。

〇 共同プロジェクトでは、同センターが全体調整、進捗管理などのコーディネートを行い、品質や価格設定の条件等を検討し、平成23年度中の事業化を目指します。

〇 本事業の市場規模は、九州で1年間に排出される使用済み蛍光管のすべてが回収されれば、レアアースの回収量は約57t、金額にすると約25億円と推定されます。

〇 この事業をさらに拡大することにより、輸入に大きく依存しているレアアース資源の安定確保に貢献できると考えています。
【共同プロジェクト関係者】
■福岡県リサイクル総合研究センター
 TEL:略
■三井金属鉱業(株)総務部広報室
 TEL:略
■(株)ジェイ・リライツ
 TEL:略
■九州大学広報室
 TEL:略
..........
参考資料(PDFファイル 139.74KB)
..........
Fukuokafllightrc1
-----imag : 同リリース参考資料(PDF)より
.......... "

関連
福岡県リサイクル総合研究センター

九州大学大学院 工学研究院 地球資源システム工学部門 / 平島 剛

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