2022/04/24

Soral Decathlon ソーラーデカスロン ”The 2023 Design Challenge の参加受付がまもなく開始されます

 アメリカエネルギー省主催の大学対抗のエコハウスデザインのコンペ、Soral Decathlon ソーラーデカスロンが20周年を迎えた。日本からも千葉大学チームか過去に参加したことがあるこの伝統あるすごく学べて楽しいこの大会が、コロナ禍を乗り越えて「The 2023 Design Challenge」として来年開催されます。2022年7月から10月まで参加受付が開始されるということで世界からどんな大学が参加してどんなエコ建築を来年披露してくれるか非常に楽しみです。

 なお 2022 Design Challenge の様子が公開されています。38の大学が参加して行われます。その内容をこれから見ていこうと思います。

 興味ある方は、以下のサイトをご覧ください。

2022 Design Challenge Teams

 以前はよくチェックしていたサイトですが、久しぶりに拝見しています。再生可能エネルギーを活用した低炭素住宅のデザインと性能、各大学のチャレンジに注目してみていこうと思います。

参考

https://twitter.com/solar_decathlon/status/1517961668218834944?s=21

 

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2019/04/14

ICONのローコスト3DPrinter ハウス に興味あり

「.....建設スタートアップのICONが、3月に開催されたテクノロジー系の大規模イベントであるサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)で発表した3Dプリンタ実証住宅.....」——-2019/04/10,ビジネス+IT

https://www.sbbit.jp/article/cont1/36238

 

 建設スタートアップのICONが、3月に発表した3Dプリンタ実証住宅のお値段は、約1100万円とのこと。実証住宅は、約60平方メートル(約18坪)で、リビング、ベッドルーム、バスルーム、キッチン、屋根付きのポーチを備えている。

クレーンのような形をした大型3Dプリンタを使い、コンクリートの層を積み重ねて基礎から、壁、床を順次仕上げていく。設計図を読み込ませれば、さまざまな形状の住宅を作り出すことができるという。

 

 むかし、もう20年以上前の話、知人と電力を太陽電池で賄うオートノマスハウスを考えたことがあった。その時、二階建て33坪で1500万円と試算した。私は、実際に建ててみたいと考えていたが、実現しなかった。私は、5年ほど前まで太陽光発電などの自然エネルギー関連の企画や事業に関わっていた。その仕事をやめるとき、自らの詰めの甘さ、人間としての未熟さに嫌気がさし、エコや自然エネルギーに関しては、熱意を完全に失ってしまった、ようだ。

  「ようだ」という自覚のないフェードアウトのまま終わるとおもっていたが、最近ボケがひどくなってきたと、家族に言われる始末。確かに文字もあまり読まないし、書かない。そもそも今の政治、思想、世相にも嫌気以上の興味が湧かないという、いわば無責任状態。

 パートナーが「新聞でも読めば」といってわたしてくれた4月12日の日経新聞を、今の仕事の介護タクシーの客待ちの合間に眺めいたら、

  ブレクジット、アサンジ、テスラモータース、大学無償化、ゴーンと、結構気になる話題がならんでいる。それで、どの話題もすでに知っていることを自覚した。なんとなく、ツイッターでの情報は、欠かしていなかったからだ。問題は、掘り下げることができないこと。興味を失っていたことだと認識できた。ちょっとした気づき、、、

 

 そして、この3Dプリンター住宅の記事で、私が「しなやかな技術」とかつてはことあるごとに語り、ブログにまとめていた繊細かつ強靭な生活者サイドから集め育てる技術について、強い興味を今も持っていることを認識した。

  情報も、ただ受け取るだけだと意味がなく、目的を育て失わないように発見を積み重ねる「必要」がある。

 

情報収集開始

Google検索:ICON 3Dprinter house 

 

参考

https://twitter.com/greenpost/status/1260135206524121089?s=21

 

 

 

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2016/04/01

H28.4.1より、本日より建築物省エネ法が段階的に施行になります

 H28.4.1より建築物省エネ法が段階的に施行になります。対象となるのは、延べ面積2000m2以上の新築の非住宅建築物で省エネ基準の適合義務化が始まります、さらに2020年までに戸建て住宅も含む全ての新築の建築物で適合義務化が段階的に拡大していくことになります。建物の省エネ基準への適合化により、住宅を含む建築物の省エネ化が進むことが期待されています。
 具体的な規制については、2年間の猶予[適合義務や届出等の規制的措置については、公布後2年以内(平成29年4月を予定)の施行]がありますので、4月1日から関係するのは、建築物省エネ法に基づく表示制度などです。表示制度には、建物の省エネ性能を表す表示(7条)と省エネ基準に適合していることを表す表示(36条)の二種類があります。7条による表示は、どちらかというと適合すていることを外部に知らせ、建物の性能をアピールできるというメリットが強調されています。36条の表示は、適合証となります。

 これら一連の建物に関する省エネに関する法律は、平成27年7月に、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」(建築物省エネ法)が公布されたことにるものです。
 全体の施策などについては、建築物省エネ法の概要について■建築物省エネ法の概要パンフレット(平成28年3月11日)がまずはわかりやすいです。


プレスリリース / 国道交通省、平成28年3月11日
住宅・ビル等の省エネ性能表示のガイドラインを策定・公表しました
001124725
-----image : 同リリースより

" 建築物省エネ法に基づく表示制度が平成28年4月より始まります

○平成27年7月に、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」(建築物省エネ法)が公布されました。
○本法律では、販売・賃貸事業者に対する建築物の省エネ性能の表示の努力義務が規定され、本年4月より施行されます。
○この度、具体的な表示方法等について定めた住宅・ビル等の省エネ性能表示のガイドラインを策定・公表しましたので、お知らせいたします。

1.ガイドラインの概要等
・建築物省エネ法第7条において、建築物の販売・賃貸事業者は、省エネ性能の表示に努めなければならないと規定。
・本ガイドラインでは具体的な表示方法等について提示。「第三者認証又は自己評価の別」、「基準値からの削減率(例:25%削減)」などを下図等により広告物等に表示 など
・本ガイドラインの正式名称は、「建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針(平成28年国土交通省告示第489号)」。平成28年3月11日公布、平成28年4月1日施行
..........
2.参考資料(別添資料)
・ 【別添1】住宅・ビル等の省エネ性能の表示について<パンフレット>
・ 【別添2】建築物の省エネ性能表示のガイドラインについて<参考資料>
・ 【別添3】建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針(平成28年国土交通省告示第489号)
 ※ 制度や支援措置等の詳細は国土交通省HP「建築物省エネ法のページ」参照。
.......... "

関連
「建築物省エネ法のページ」

「建築物省エネ法の表示制度のページ ~2016年4月始動。住宅・ビル等の省エネ性能見える化~」


おすすめエントリー

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2016/03/14

積水ハウス、全戸最新のエネファーム搭載で”売電”できる超高層マンション2棟を発表

 積水ハウスは、大阪市内に事業主として開発する超高層マンション2棟の全戸に、新型燃料電池家庭用燃料電池(エネファーム type S)を搭載、大阪ガスと共同でCO2排出量および一次エネルギー消費量の大幅な削減を実現する次世代のエネルギーシステムを導入すると発表しました。

  新たに開発されたエネファーム type Sは、家庭用固体酸化物形燃料電池(SOFC)の新製品で、定格出力1kW以下の家庭用燃料電池としては、世界最高の発電効率発電効率52%を達成。発電ユニットに貯湯タンクを内蔵し、通常のガス給湯器に接続する仕組みとしたことで、世界最小の機器本体サイズを実現しています。また、余剰電力の買取に対応しています。価格でも、現行品よりも約25万円の低価格となる1,785,000円の価格を実現したことも、評価されるポイントです。
` 実際、各家庭で使われなかった燃料電池発電電力(余剰電力)を大阪ガスへ売電できる仕組みによって、利用者がどれほどの利得を得ることができるのかはわかりませんが、発電システムとしての出口が各戸の用意されたという意味では、将来重要な進歩になるかもしれません。
 もっとも重要なポイントとなる一次エネルギー消費量削減では、従来マンションに比較し約25%を実現しているということです。

 それ以外の教養部分の取り組みとして、停電対応コージェネレーションと備蓄LPGによる非常時の電力供給。自然光を利用できるデザイン。コージェネレーションの排熱とクールヒートチューブを用いた共用部の空調負荷の低減
。雨水の散水利用と、日本の在来種の植栽を用いた都市部での生態系ネットワークの構築など、様々な環境対策や非常時対策も採用され、建物の訴求力の増大が図られています。

プレスリリース / 積水ハウス、3月24日
・世界初、超高層マンションで新型燃料電池を全戸設置し余剰電力を活用(PDF)より
Fuelcell_sekisui
-----image : 同リリースより

" 「(仮称)グランドメゾン大淀南タワー」 「(仮称)グランドメゾン内久宝寺タワー」

 積水ハウス株式会社(略)は、大阪市内2か所にて事業主として開発する超高層マンション「(仮称)グランドメゾン大淀南タワー」および「 (仮称)グランドメゾン内久宝寺タワー」において、大阪ガス株式会社(略)と共同で家庭用燃料電池エネファーム type S(以下、新型燃料電池)を活用したCO2排出量および一次エネルギー消費量の大幅な削減を実現する次世代のエネルギーシステムを導入いたします。主な特徴は以下の通りです。
 
① 世界初、新型燃料電池を全戸に設置した超高層マンション
② ご家庭で使われなかった燃料電池発電電力(余剰電力)を大阪ガスへ売電が可能に
③ 従来マンションに比較し約25%の一次エネルギー消費量削減を実現
.......... "

関連
世界初、超高層マンションで新型燃料電池を全戸設置し余剰電力を活用「(仮称)グランドメゾン大淀南タワー」「(仮称)グランドメゾン内久宝寺タワー」-----大阪ガス、2016年2月24日
Kyocera_fuelcell
-----image : 上記リリースより

2016/3/12-14 のしなかな技術研究会のクリッピング

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2016/03/03

家を3Dプリンターで造る。イタリアのWASP Big Deltaプロジェクト

 イタリアで、家を3Dプリンターで造るプロジェクト、WASP Big Deltaが進んでいる。この家を造るために作られた、3Dプリンターの高さは 12m。六角形のトラス構造の中に粘土や泥といった持続可能な資材が圧送され、先端のノズルからこの材料が出ていく、ノズルはコンピューター制御で動き、この材料は下から順番に上に積み上げられていく。この繰り返しで、ケーキのモンブランのような感じで家ができていくという仕組みです。
 今のところ計画通りの実際に人間が住める家が”出力”されるレベルには達していない。実際のスケールの何分の一かの小さな家を積み上げて作る実験が行われている段階です。

 実際に人間が住むことができる住宅の出力には、もう少し時間がかかりそうですが、面白いのは、粘土や泥に別の、たとえば種のようなものや、素材を入れることで、新しい機能を家が備えることも可能だというヴィジョンです。実際に、出力された家の完成形を早くみたいですね。

 アフリカや、災害の被災地など住宅が不足する場所で、その場所で調達できる基材を使って、住宅を出力する。それも、ローコストに素早く。これが実現すれば、輸送に必要なエネルギーやコストも節約できることになり。さらに、現地に新しい家の作り方という技術も伝搬することができる可能せもあります。
 このプロジェクト以外にも、家を出力するプランはあるようです。まもなく、家を出力して造る時代が訪れるのかもしれませんね。

3d Printer Delta WASP 12m_The reality of dream

(WASP Team、2015/09/14 )

関連
WASP(World's Advanced Saving Project)
/ about
/ Press Kit

3dprinting_house_project1637x320
-----image : Novità da WASP - Stampanti 3D

TOC ThinkInProgress Future 3D Printed Home

(ArtificioDigitale、2015/02/13 )

家を出力する巨大3Dプリンタ Big Delta 。被災地に低コストでシェルターを設置-----Engadget、2015年09月25日

家を建てられる巨大3Dプリンター(動画あり)-----Wired,2015.9.24


2016/3/3 のしなやかな技術研究会のクリッピング

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2016/02/29

世界でもっとも”グリーン”なビルとは? シアトルのブリットセンター Bullitt Center の紹介

 ネットエネルギーゼロのビル。まず頭に浮かぶのが、極省エネにして太陽光発電で電力を賄うというような電力自給のビルディングです。
 ということでネットで調べてみると、世界でもっともグリーンな商業ビルはシアトルのブリットセンターだという記事を発見しました。この下の記事は、つい先日刊行された「The Greenest Building: How the Bullitt Center Changes the Urban Landscape(@amazon)」の紹介だったのですが、

The Greenest Building: How the Bullitt Center Changes the Urban Landscape-----Living Future Ins., January 21, 2016

 シアトルに2013年に建設された、ブリットセンター Bullitt Centerは、敷地面積4645平方mの6階建ての商業ビルです。当初から環境に配慮し、エネルギー的にも自立した設計を盛り込んで立てられています。同ビルの機能紹介のページには、紹介すべき17のポイントが紹介されています。その中でこのビルを特長づけていると思われるのは、屋根の太陽電池により電力はすべて賄われている。トイレのし尿は、コンポスト化され肥料と水分ともに植物の生育に供されている。暖房効率、快適さを実現するように屋内空気環境とその循環が整えられている。さらにこれらのエネルギーと水の利用量や、空気のデータは、リアルタイムに表示されて、利用者にこのビルの機能を知らせることができる、など。
 このビルの総工費は、約3000万ドル。建設されてから、数々の賞に輝いている。シンプルなデザインで、強省エネと先進のデザインを組み合わせたビルとなっているようです。


関連
Bullitt Center
Bullitt_center_hp
----image : 上記サイトより
/ Building Features


参考
 このビルの様子がわかる記事と動画を紹介しておきましょう。

Bullitt Center(ブリットセンター):シアトルで成功した太陽エネルギープロジェクト-----Mother Earth News,2015/10/23

Daniel Blumberg assignment 4 Precedent Conditions Research Bullitt Center

(Daniel Blumberg、2016/02/07 )

コメ-同ビルの建築中、運用中の写真を紹介するコーナーもおすすめです。働いている人も自由な感じで、くつろげそうなビルですね。


2016/2/26 のしなやかな技術研究会のクリッピング

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2016/02/21

CAT Phones、赤外線サーモ機能搭載のアンドロイドスマホ「CAT S60」を開発

 CAT Phones、あのキャタピラー社のスマホ開発部門が赤外線サーモ機能搭載のアンドロイドスマホ「CAT S60」を開発したそうです。

 前から欲しかったものとして、手軽に買えて使える赤外線サーモメーターやカメラがありました。家の開口部からの隙間風と放射熱をはかり、エコハウス診断。屋根に登って、太陽電池の面を撮影し、熱の変化や場合によっては不具合の発見。人を測って、いろいろ実験したりとやりたいことはたくさん。森の中にいって、小動物を探すなんてこともできたら便利で楽しいだろうと、考えておりました。ただ、ほとんどの製品が高価で、いつも持ち歩くという使い方には向かない。

 と、キャタピラーが世界初の赤外線サーモカメラ搭載の頑丈系スマホ「CAT S60」を開発したということで、希望が芽生えました。FLIRの赤外サーモグラフィーカメラを搭載し、海外で2016年後半に599ドル(約6万7000円)/649ユーロ(約7万3000円)で発売予定とか、、、。日本での販売はかなり微妙かなぁ。でも、発売するならiPhoneに3月に戻るのをやめて、待ってもいいんだけどなぁ。ほしい。

プレスリリース / CAT Phones、February 18, 2016
CAT® S60 ANNOUNCED AS WORLD'S FIRST SMARTPHONE WITH INTEGRATED THERMAL CAMERA
S60pr
-----image : 同リリースより

関連



参考
 スマホに後付という選択肢としては、FLIR ONE for iOS and FLIR ONE for Androidという手もある。3万円半ばで手に入るようです。

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2016/02/09

ツイッターのプロフィールの内容を変更、追加しました

 @greenpost ツイッターのプロフィールの内容を変更、追加しました。耕職中とは?

「再生可能エネルギーニュース 自然エネルギーに関心があります。次代を担う、暮らし方を支える技術についての情報収集ならびに発信を行っています。 #renewjapan #renewworld 田舎暮らし、移住、クワイエットスポーツの情報収集も開始しました。耕職中です。」

 おいおい説明させていただきます。
 ここをメインのウェッブ展開のベースとする、しなやかな技術研究会の活動を再会できる強い動機と興味が出てきました。
 いったん、しなやかな技術研究会の活動を見失った時、再生の時、背中を後押ししてくれたみなさん、関係者のみなさま、ありがとうございますした。とりあえず2016年の船出です。

 2016年2月9日
 しやなかな技術研究会 恒任東士

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2012/02/24

積水化学工業、窓の後付断熱を可能にする窓用断熱材『エアサンドイッチ』を発売

世界初のフィルムと空気層の多層構造による窓用断熱材『エアサンドイッチ』の発売について-----積水化学工業、2011年12月9日

111209_1
-----image(”採光断熱材『エアサンドイッチ』の詳細”) : 同リリースより

" 積水化学工業株式会社(代表取締役社長:根岸 修史、以下積水化学)の100%子会社である積水テクノ成型株式会社(代表取締役社長:出原 幹也、以下積水テクノ成型)は、窓ガラスに設置して省エネルギー性能を高める採光断熱材『エアサンドイッチ』を、12月10日より正式に発売します。
 『エアサンドイッチ』は、ガラス窓における熱の出入りを抑えるために、ガラスに直接設置するタイプの採光性のある断熱材で、独自のプラスチック素材設計・加工技術を活用して商品化を図ったものです。世界初となる空気層とフィルムとの多層構造によりペアガラスや内窓並みの断熱・遮熱を可能にします。

Ⅰ.背景
 社会的に省エネに対する意識が高まる中、建物のエネルギーロスのうち30~50%を占める開口部(窓)の断熱が課題となってきました。窓の断熱リフォーム分野は、法人や公共施設関係の需要だけでも、国内で900億円/年という市場規模が存在し、今後も増えていくことが予想されます。
 こうした中、積水化学では、空気を活用した断熱に着目し、独自のフィルム関連技術を活用することで直接窓に貼り付けることができる採光性のある断熱材の開発に取り組んできました。
 『エアサンドイッチ』は、積水化学がNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「エネルギー使用合理化技術戦略的開発」の枠組みにおいて、先導研究2年(2005~2006年度)、実用化開発2年(2007~2008年度)の助成を受けて研究開発を行った成果をもとに完成させ、商品化に至ったものです。なお、今後の製造・販売については、積水テクノ成型が行っていきます。

Ⅱ.『エアサンドイッチ』の特長
 エアサンドイッチは、2.9W/㎡Kという優れた熱貫流率を有し、ペアガラス並みの断熱効果を発揮します。また、施工が容易でありながら、遮熱フィルムにはない冬場の断熱効果も期待できます。

(1)冬の暖房電力削減
 ・冬の暖房電力30~60%削減(窓ガラスからの熱のロスが大幅に抑制され暖房費が削減される)
 ・窓付近で発生するコールドドラフト現象(※)の緩和
 ・断熱効果による結露の大幅な軽減
 ※コールドドラフト現象:窓で冷やされた空気が床に向かって流れる現象

(2)夏のピーク時冷房電力削減
 ・夏のピーク時冷房電力を最大で25%削減(日射を40%カットし、エアコンの負荷が低減)
 ・窓付近における日射によるジリジリ感を大幅に緩和

(3)自由度の高い施工方法
 ・既存ガラス窓の室内側から、コーキングや両面テープで設置
  ― 軽量(5層6mm厚品で1.7kg/㎡)のため窓周りへの取付け負荷が少ない
 ・大面積の窓ガラスにも複数のエアサンドイッチパネルを組み合わせることにより装着可能
 ・施工場所を選ばず、工期も短い。各種オフィスや事業所の大型窓に最適

Ⅲ.事業計画
 工場、オフィスビルなどの法人・企業を中心に販売活動を行い、2012年度に5億円、2013年度には10億円の売上を目指します。
..........
『エアサンドイッチ』は、世界で初めて複数の透光性を有するフィルムで空気層を積
層した、多層構造体です(特許取得済)。以下のような熱伝

達3形態の最適化を行い、多層化構造を設計しています。
①固体伝導熱小:素材設計により、剛性のある薄いフィルム
を細いスペーサを介して積層することで実現
②対流なし:はさみこむ空気層の厚みを流動解析により設定
③放射熱小:伝熱解析により最適な層数を設計
基本構成材料としては、フィルムに高透明PET、空気層を保
持するスペーサ材にアクリル樹脂を使用しています。
【断面拡大写真】
製品のタイプは、標準断熱タイプの5層4mm厚と、高断熱タイプの5層6mm厚の二種類があります。

111209_2
-----image(”断面拡大写真”) : 同リリースより

【基本性能(品種別)】
             5層4mm厚  5層6mm厚
熱貫流率(W/㎡K)  3.4       2.9
日射熱取得率(%)   60       56
可視光線透過率(%) 63       63
重量(㎏/㎡)     1.6       1.7
..........


111209_4
-----image(”『エアサンドイッチ』5層6mm厚 大型窓の施工例”) : 同リリースより
........... "

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2012 2月のクリッピング

クリッピング 2012

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2012/02/14

住友林業、太陽光発電+大容量(12kWh)蓄電池搭載のスマートハウス Smart Solabo スマート ソラボを新発売

高性能、長寿命、大容量の定置型家庭用蓄電池システムを標準搭載 住友林業のスマートハウス「Smart Solabo(スマート ソラボ)」新発売-----住友林業、平成24年2月3日
201202034
-----image(”「Smart Solabo」イメージ”) : 同リリースより

" エネルギーを賢く活かす木の家

住友林業株式会社(略)は、自然の恵みを活かした木の家そのものが持つ省エネルギー機能に、スマートハウス技術を搭載した「Smart Solabo」を2月3日から発売しますので、お知らせいたします。

 本商品は、「住友林業の家」特長である、再生可能で優れた自然素材である「木」の良さを活かしながら、エネルギーのさらなる効率的な活用を実現する住まいです。太陽光発電システムによりエネルギーを創り、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)によってエネルギーを見える化し、12kWhという大容量定置型の家庭用蓄電池システムによって電気を蓄える、エネルギーを賢く活かすスマートハウス技術を搭載しています。電力消費とCO2排出量を抑え、経済性と環境負荷低減を両立する暮らしを提案します。
..........
■商品概要
商品名 Smart Solabo(スマート ソラボ)
発売日 2012年2月3日
販売エリア 全国(沖縄、および一部地域を除く)
構造 マルチバランス構法、ビッグフレーム構法、ツーバイフォー構法
搭載システム (1)太陽光発電システム
(2)家庭用蓄電池システム
・蓄電池容量12kWh(冷蔵庫200W、液晶テレビ150W、照明100Wを約24時間継続使用可能)
(3)ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)
本体価格 3.3m2あたり68万円から(税込)
初年度販売目標 300棟

■開発経緯
当社は、再生可能な資源である木を活かした住まいづくりを通じて、日々の暮らしの中で効率的なエネルギー消費と、最適なマネジメントを行うことにより、住宅のライフサイクル全体を通してCO2排出量をマイナスにするライフサイクルカーボンマイナス(LCCM)住宅の研究開発を推進しています。

2008年、家庭用蓄電池に関する検討・研究開発を開始し、2010年からは日産自動車株式会社と住友商事株式会社の合弁によるフォーアールエナジー株式会社と共同で、「日産リーフ」に搭載されるリチウムイオンバッテリーを活用する定置型家庭用蓄電池の実証実験に取り組んでまいりました。

2011年には10件の定置型家庭用蓄電池搭載住宅モニターを募集し、現在、一般家庭における充放電、電力消費のデータ収集、使用状況に関するアンケート情報の蓄積を始めています。

HEMSと連携する設備機器、最適な制御システムの拡充をはかり、当社独自のスマートハウス技術の開発を進めることで、LCCM住宅の実現を目指し、低炭素社会の構築に貢献します。

■商品特長
(1)エネルギーを創る
.....
201202031
-----image(”「Smart Solabo」概念”) :  同リリースより
..........
(2)エネルギーを蓄える
家庭用蓄電池システム
「Smart Solabo」に採用した蓄電池は、電気自動車にも使われている高性能のリチウムイオン電池で、住宅用としては最大級となる12kWh(定格容量)という大きな容量を備えています。今までは蓄えることのできなかった電気を蓄え、必要な時に使い、また蓄えるというコントロールが可能です。平均的な家庭1日分の電力使用量は8kWh~10kWhといわれており、「Smart Solabo」では連続使用した場合で24時間程度、使用する電力を抑えた場合は2日間程度使用することができます。夏の冷房、冬の暖房等によって電力需要が増える時間帯に、貯めておいた深夜電力を使用することで電気料金の節約ができ、また、電力需要のピークを低く抑える「ピークカット」に寄与する等、環境負荷の低減を実現します。
<非常用電源として活用可能>
停電時においては、蓄えた電力を非常用電源として活用できます。太陽光発電システムからの電力を充電することで、より長く活用でき、長引く停電にも対応可能です。

(3)エネルギーを賢く使う
..........
(4)電気自動車(EV)、プラグインハイブリット車(PHV)対応、充電専用コンセント標準装備
..........
(5)再生可能な資源である木を活かし、自然の恵みを活かす省エネルギーな住まい
.......... "

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2012 2月のクリッピング

クリッピング 2012

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