2016/03/08

トヨタ、ミラノで木のボディをもった電気自動車SETSUNAをお披露目

 トヨタ自動車が、イタリア・ミラノにて開催されるミラノデザインウィーク2016向けに、木製のボディをもった電気自動車を発表しました。“人とクルマの新たなつながり”を「木」を用いて具現化したコンセプトカーの名前は、SETSUNA。なんとまぁ、「一瞬一瞬、 ” 刹那 ” という短い時間の繰り返しの中でかけがえのないものになっていく、という想いを込めて名付け」たのだそうです。
 美しい木製ボートみたいな車には、恐れ多くて乗れないでしょうが、もしそれが2016年の今、ポストモダンを想起するために造られた木製の”国民車”のコンセプトカーだと考えると話が違ってきます。永代、手を入れて、メンテナンスをしつつ乗る車。部品点数が少ないといわれる電気自動車なら、そんな使い方が、将来の車には求められる時代が来るかもしれません。

 木製ボディの電気自動車、SETSUNA。次は、走行している動画を見てみたいところです。トヨタさんよろしくお願いします。


プレスリリース / トヨタ自動車、2016年03月04日
トヨタ自動車、ミラノデザインウィーク2016に、“人とクルマの新たなつながり”を具現化したコンセプトカーを出展
Setsuna
-----image(”SETSUNA”) : 同リリースより
Toyotasetsuna_20160304-----image(”SETSUNA W800”左右800ピクセルのより解像度の高い画像です) : 同リリースより

" トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、4月12日(火)~17日(日)イタリア・ミラノにて開催されるミラノデザインウィーク2016*1に、クルマが家族の積み重なる想いを受け継ぎ、歳月を経て変わっていくことを愛でる、という“人とクルマの新たなつながり”を、「木」*2を用いて具現化したコンセプトカー「SETSUNA」を出展する。

 「SETSUNA」は、一瞬一瞬、「刹那」という短い時間の繰り返しの中でかけがえのないものになっていく、という想いを込めて名付けている。クルマと一緒に過ごした時間や出来事を積み重ね、愛着を持って労わり手をかけて受け継いでいくことで、家族だけの新たな価値となっていくことを提案するコンセプトカーである。

 本コンセプトの具現化に適した材料として、外板やフレームなどに「木」を採用。「木」は、①環境(温湿度の変化)や使われ方で色や風合いが変わっていくことで味わいや深みが増し、唯一無二の存在となる、②手をかけることで、世代を超えていつまでも使い続けることができる、などの特長があることから、これまでのクルマに存在しえない新しい価値観を持たせることができる。

 「SETSUNA」の開発責任者である辻賢治は「コンセプトの表現方法について様々な検討を行う中、外板は杉、フレームには樺といった用途に応じた木材の選定をし、一つ一つのパーツの大小や配列にもこだわった。また、組み付け構造には釘やネジを使用しない日本古来の伝統技法である送り蟻*3などを取り入れ、ボディラインは船のような美しいカーブを描くSETSUNAが完成した。さらに、世代を超えて時を刻む100年メーターや、機能美と木の優しい色合いが融合したシートなど、歳月を経て輝きを増すSETSUNAの様々な表情を想像していただきたい」と出展への想いを述べた。
.........
SETSUNA主要諸元
全長(mm) 3,030
全幅(mm) 1,480
全高(mm) 970
ホイールベース(mm) 1,700
乗車定員(人) 2
パワートレーン 電動モーター
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トヨタ出展概要
開催期間 4月12日(火)-4月17日(日) 11:00 - 21:00
プレスプレビュー 4月11日(月) 11:00 - 18:00
会場 ミラノ市内・トルトーナ地区(Via Tortona 31, Milan)
*1 イタリア・ミラノで行われる世界最大のデザインエキシビション。家具メーカーやファッションブランドが独自性をアピールする様々なイベントを開催。ミラノサローネとも呼ばれる。
*2 車両外板は住友林業株式会社と共同開発。
*3 梁(はり)や鴨居(かもい)をつくるときに用いる接合のしかた。
.......... "

関連
Toyota created a stylish electric car made almost entirely out of wood-----Tech Insider、2016-3

Toyota Launches A Wooden Car-----Forbes、2016/03/04


2016/3/7 のしなかな技術研究会のクリッピング

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2016/02/20

2016/2/19 のしなやかな技術研究会

 ウガンダの電動バス+太陽光発電充電システムについての情報をクリッピングしました。

 これまで各国の再生可能エネルギーなどの話題をクリッピングする際には、 #renew+国名というハッシュタグで整理するようにしてきました。今回の#renewugandaは、初出となりました。ウガンダの自動車会社Kiira Motorsは、大統領の国際自動車企業を育て国の産業にするという号令のもとに行われている事業です。イタリアなどの外国に学び、一から車を作る試みをここ15年続けてきたようです。そして、今回の電動バスは、同国内用としてはもちろん、他のアフリカ諸国にも売り込める製品として期待されているものです。以下が、そのプレスリリースです。

Kayoola SolarBus Launch-----Kiira Motors、16th Feb 2016

 アフリカ、ウガンダの国策で造られた自動車会社Kiira Motors が発表したKayoola Solar Bus(電動バス+太陽光発電システム)。ディーゼルエンジンのバスと比べて、100km走行した時に必要なコストを比較すると、Kayoola Solar Busの方が63%となり十分効果があるとのことです。プレスリリースによると、35席の電動バスに搭載されたモーターは、定格100kW(Max.150kW)。搭載されているリチウムイオンバッテリは、意外に小さい。70kWH(180AHとも書かれている)。太陽電池は、せいぜい1.32kWp程度なので、独立というより補充と考えたほうがいいようです。将来的には、充電設備自体に太陽光発電を配する計画もあるようです。一番驚いたのは、イタリアなどの外国に国民を送り学び、一からの設計で車を作っていることです。
 バスも製品化までは、まだ道半ばというところと見受けます。成功を期待しつつ、今後もウガンダの情報を見ていきたいと思います。

 まだまだ、フロンティアはあります。


参考

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2014/02/05

走りはじめた、小型二人乗り電気自動車 Honda MC-β(エム・シー・ベータ)

 意外に”とがった顔”をしている。当初の発表では、予想の付かなかった顔だ。ホンダが昨年発表した、超小型EV「MC-β(エム・シー・ベータ)」の話です。

Honda MC-B Driving Review

Honda_mcb_face
-----image : (AutoMotoTV,2013/11/20)より

 MC-β(エム・シー・ベータ)は、こんな車です。

Benefit_image06
-----image : 上下ともHonda :MC-β(エム・シー・ベータ)より-----
Benefit_image04

”Hoda MC-β サイズ(全長×全幅×全高) 2,495×1,280×1,545(mm) 最高速度 70km/h以上 モーター出力 定格6kW/最大11kW バッテリー リチウムイオンバッテリー 最大航続走行距離 80km以上 充電時間 3時間以下(200V) 7時間以下(100V)

二人乗り”

 この二人のりも、前後に並ぶ形なのが面白い。後座席は、運転席の真後ろではなく、ずれているのが上の写真ではわかります。実際に後席にのってどんな感じがするか知りたいところです。そして、2013年11月から熊本県、さいたま市、宮古島市の各自治体と、MC-βを使った共同社会実験が開始され、宮古島では充電ステーションの電源を太陽電池でまかなう試みも開始されました。

Hondaと東芝、宮古島で超小型EV「MC-β」を再エネで運用するプロジェクトを開始-----ソフトエネルギー、2014/02/03

Main_image02
-----image : Honda :MC-β(エム・シー・ベータ)より

 都市での通勤や買い物を支える小さくて燃費のいい車。軽くて取り回しがいい車。シティ・コミューターとも表現される車の未来がはじまりつつある。


参考
超小型EV「MC-β」を発表 ~熊本県、さいたま市、宮古島市と社会実験を開始-----Honda,2013年11月19日

関連
・Honda : MC-β(エム・シー・ベータ)

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2012/11/14

ホンダ Honda、超小型EV「マイクロコミュータープロトタイプ」の実証実験を来年より開始

 ホンダ Hondaは、超小型EV「マイクロコミュータープロトタイプ」モデルを公開するとともに、実証実験を来年より開始すると発表しました。国交省が新しいEVミニカーの規格を作るということで、各社の動きが実用車の開発に向けて加速しそうですね。

 昨年11月の東京モーターショーで公開された、Honda : MICRO COMMUTER CONCEPTから1年。今回公開されたプロトタイプモデルの超小型EV「マイクロコミュータープロトタイプ」は、大人1人+子供2人、あるいは大人前後に一人づつで2名乗車が選べるなど、だいぶ現実の用途を意識した作りになっているのが印象的です。
 最高速度は、80km/h(最高出力 15kW)。最大航続走行距離は、60km程度で、近場の送り迎えや買い物用には便利そうです。


プレスリリース / Honda,2012年11月13日
超小型EV「マイクロコミュータープロトタイプ」を公開 ~2013年より「Variable Design Platform」を採用した車両で実証実験を開始~

Honda_micro_commuter2012
-----image : 同リリースより

"Hondaは、国土交通省主導で検討されている超小型モビリティーの車両区分および欧州L7カテゴリー※1を視野に入れた近距離移動用の超小型EV(電気自動車)「マイクロコミュータープロトタイプ」を公開しました。このプロトタイプの設計コンセプトである「Variable Design Platform」を採用した車両で、2013年から日本での実証実験を開始します。
実証実験では、子育て層や高齢者層の近距離圏内の日常的な移動支援のほか、宅配や通勤、カーシェアリングといったさまざまな用途での可能性を検証していきます。

このプロトタイプは、2011年の東京モーターショーで初公開したコンセプトモデルを進化させ、超小型ボディでありながら、ドライバーと子ども2名の乗車※2を実現しました。
バッテリー、モーター、コントローラーなどを床下およびリアスペースに配置し、動力機能をコンパクトに完結させたプラットフォームであるVariable Design Platformを採用することで、さまざまな用途や顧客の要望に合ったボディや内装を、既存の自動車より比較的容易に開発・生産することを可能にしています。その他の特徴として、個人所有のタブレット端末をそのまま使用して、メーター類の表示やナビゲーション、オーディオ、バックモニターなどの機能に応用したり、ルーフに設けた太陽電池でタブレットのバッテリーを充電することが可能です。さらに、この太陽電池は将来的に、太陽エネルギーによる走行補助を目指して研究を継続していきます。
また、先行してさいたま市で実証実験を開始しているHSHS(Honda Smart Home System)との連携により、単にEVということではなく家庭用蓄電池としても機能させ、日常生活におけるエネルギーマネジメントの最適化でCO2削減効果や顧客価値を検証していく予定です。

Hondaは今後も、環境への負荷を最小限にしたうえで、移動する喜びや楽しさを拡大する次世代のモビリティーの提案を目指して、積極的に研究開発に取り組んでいきます。

※1 欧州の二輪カテゴリーのひとつで、EVの場合はバッテリーを除き、重量400kg以下、出力15kW以下
※2 リアシートを交換することで大人2名の乗車も可能
..........
プロトタイプ主要諸元
サイズ(全長×全幅×全高) 2,500×1,250×1,445(mm)
最高速度 80km/h
最大航続走行距離 60km程度
充電時間 3時間未満
バッテリー リチウムイオン
最高出力 15kW
※ ただし、諸元については、各法規に準拠する予定です
.......... "

関連
ホンダの超小型EV マイクロコミューター試作車 概要説明

(responsejp, 2012/11/12)

参考
Honda : MICRO COMMUTER CONCEPT
Honda_micro_commuter_concept
-----image : 上記サイトより

ホンダが提案する未来都市型マイクロコミューターコンセプト #DigInfo

(diginfonewsjapan,2011/12/07)


おすすめエントリー
週刊GreenPost 48号 - しなやかな技術研究会 2012/11/12-16日版

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2012/10/16

三菱自動車の世界初のSUVプラグインハイブリッドEV、アウトランダーPHEV登場!

 三菱自動車は、年明けに発売予定のアウトランダーのプラグイン・ハイブリッド車 PHEV を先週開催されたパリモーターショーに出品しました。この、MITSUBISHI OUTLANDER PHEVは、新型アウトランダーをベースに、EV派生型の「プラグインハイブリッドEVシステム」を搭載。EVの特長である環境性能・静粛性・高い動力性能と、SUVならではのユーティリティや4WDによる走行性能を高次元で両立させ、エンジン車と同等の航続距離を持った、SUVタイプとしては世界初のプラグインハイブリッド車であるとのことです。

 「環境性能」-----従来のエンジン車を大きく凌駕する複合燃料消費率61km/L以上(JC08モード)
 「航続距離」-----エンジン車同等の航続可能距離880km以上(JC08モード)
 
 そして、

 「SUVの走行性能」-----EV走行モードに、エンジンを発電専用として動かし、その電力も使ってモーターで走行するパラレル走行モード。そして、エンジンの駆動力を主体に走行し、モーターの駆動力がアシスト、エンジンの効率が良くなる高速走行時に作動するパラレル走行モード。これらのモードを屈指できるのは「ツインモーター4WD」による優れた走行性能のおかげ、エンジン車を凌駕する性能と乗り心地を可能にするとのことです。

i-MiEV(アイ・ミーブ)で電気自動車のノウハウを世界に先駆けて実現し蓄積した三菱自動車が作った、世界初のSUVプラグインハイブリッドEV、「アウトランダーPHEV」は、2013年初めから国内市場に投入され、順次、欧州や北米などへの世界展開を進める予定、とのことです。


プレスリリース / 三菱自動車、2012年09月05日
三菱自動車、2012年パリモーターショー 出品概要~「プラグインハイブリッドEVシステム」搭載の『アウトランダーPHEV』を世界初披露~ / 出展概要

"三菱自動車は、9月27日(木)〔一般公開は29日(土)〕から10月14日(日)まで、フランス パリ市のパリエキスポで開催されるLe Mondial De L' Automobile 2012(通称:パリモーターショー)において、同社が新たに開発した電気自動車(EV)派生の「プラグインハイブリッドEVシステム」を搭載した新型『アウトランダーPHEV』(参考出品車)を初披露します。

『アウトランダーPHEV』は、「EVの環境性能」「エンジン車の航続距離」「SUVの走行性能」を兼ね備えた世界初のSUVプラグインハイブリッドEVであり、2013年初めに市販を予定しています。
.......... "

 - アウトランダーPHEV
Outlander_phv
-----image : 上記サイトより-----
Mitsubishioutlander_phev

Img_02
-----image(”「プラグインハイブリッドEV システム」”) : 上記サイトより


MITSUBISHI OUTLANDER PHEV (2012 Paris Motor Show)

(MitsubishiMotorsTV, 2012/09/27)

関連
三菱自動車 : 三菱の電気自動車 - プラグインハイブリッドEVシステム
Outlander_phv2
-----image : 上記サイトより(市販車もこのルックスがいいな)
- 三菱自動車 技術ライブラリー : PHEV

三菱プラグインハイブリッドEVシステムについて

(MitsubishiMotorsTV, 2012/06/27)

三菱自動車 : 新型アウトランダー

新型三菱アウトランダーPHEV新車情報 プリウスPHV比約2.7倍もの電池を搭載! EV性能にこだわったアウトランダーPHEVの燃費は61km/L!画像&スペック詳細追加! クリーンディーゼルを搭載したSUV新型アウトランダーを世界初公開!【新型三菱アウトランダー新車情報】ジュネーブショー出展車-----Corism,2012/09/13(*インテリア、シートアレンジなどの写真が掲載されている)
- 新型三菱アウトランダー新車情報
トータルバランスに優れたお買い得感のあるSUV。期待の新型アウトランダーPHEVは2013年初頭にデビュー予定! クリーンディーゼル車も導入検討中!
9月13日更新 プリウスPHV比約2.7倍もの電池を搭載! EV性能にこだわったアウトランダーPHEVの燃費は61km/L!
-----Corism,2012/10/25


コメント続き
 搭載されるバッテリーは、12kWh(300V)のリチウムイオン蓄電池。EVモードで55km走行できる。注目は、発電機の容量は、なんと70kW! 非常時に活躍できる機能の搭載にも期待しております。

 ついでに、電動軽トラの情報もここにクリップしておきます。MINICAB-MiEV TRUCK(ミニキャブ・ミーブ トラック)の詳しい情報は公開されていないようですが、発売時期は来年。農作業などで”電源車”として使える仕様も備えているという話です。

参考
485819_209113032552334_3526208_n
-----image(”MINICAB-MiEV TRUCK(ミニキャブ・ミーブ トラック)”) : Mitsubishi Motors MiEV(FaceBook 公式ページ)より


おすすめエントリー
週刊GreenPost 44号 - しなやかな技術研究会 2012/10/15-19日版

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2012/09/26

トヨタ自動車、小型電気自動車eQを発表。まずは限定販売を開始

 トヨタ自動車が、ついに電気自動車eQを発表、当初は限定販売で価格は360万円と報道されました。トヨタ自動車のサイトでの情報は今のところ限られていますが、トヨタ自動車の今後の世界戦略の中に組み込まれた初の電気自動車として注目されます。

 ”燃費”もよく、小型でありながら、ベース車iQの特徴を生かしそれなりの運転室内のスペースを快適に確保しているようです。バッテリー容量は、12kWhと小さいく、一充電走行距離」は100kmです。用途は、近所の下駄代わりと限られます。価格は360万円で、グローバルでの販売台数は100台と限定的です。日本と米国で自治体などに限定して販売を始めるとのことです。

NHK - Toyota enters electric car market with eQ model

(NHKReloaded, 2012/09/24)

電費性能の世界記録を更新、トヨタが小型EVを発表-----スマートジャパン、2012年09月25日

"トヨタ自動車は電気自動車(EV)の新製品「eQ(イーキュー)」を発表した(図1)。2012年12月以降に、日本と米国で自治体などに限定して販売を始める。価格は税込みで360万円。
..........
1km走行するために必要な電力を示す「交流電力量消費率」は106Wh/kmだが、eQの交流電力量消費率は104Wh/kmと、フィットEV以上の値を記録
..........「一充電走行距離」は100kmとかなり短い。これは、搭載するリチウムイオン蓄電池の蓄電容量が12kWhと小さい.........."

トヨタ、電気自動車「eQ」を360万円で100台だけ発売‎-----日本経済新聞、2012/9/25

"トヨタ自動車は2012年9月24日、小型車「iQ」をベースとした電気自動車(EV)である「eQ」を2012年12月に限定発売すると発表した。国内での価格は360万円で、グローバルでの販売台数は100台と少ない。
.........."


トヨタ、環境技術開発の取り組みと展開計画を公表…新型EV「eQ」開発 など-----トヨタ自動車 - GAZOO News,2012年9月25日

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-----image(”トヨタ・eQ”) : 上記サイトより

"トヨタ自動車は、燃費向上・エミッション低減に向けた「省エネルギー」、電気や水素をなど代替エネルギーの利用促進による「燃料の多様化」を基本方針として環境技術開発を進めており、9月24日、最新の開発状況と2015年までの展開計画を公表した。
..........
エコカーについては、今後、2015年末までの約3年間で、新型ハイブリッド車(HV)を21モデル投入することを公表。同社では、2013年以降2015年までの年間HV世界販売台数を毎年100万台以上と見込んでいる。

「燃料多様化」への取り組みでは、高性能コンパクトEV『eQ』を開発。消費電力の高効率化を追求し、コンパクトなパッケージに容量を最小限に抑えた高出力の新型リチウムイオン電池を搭載し、世界最高の電費104Wh/kmを実現。これにより、12kWhの小容量電池ながら、一充電走行距離100km、最高速度125km/hを達成。また、満充電は、AC200Vで約3時間という短時間で可能。2012年12月以降、日本と米国において、自治体や特定利用者向けの限定導入を開始する。
.......... "

関連
トヨタ自動車 ニュース 2012 / 2012/09/24環境技術開発の最新の取り組みと今後の展開計画を公表

"トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、燃費向上・エミッション低減に向けた「省エネルギー」、電気や水素をはじめとした代替エネルギーの利用促進による「燃料の多様化」を基本方針として環境技術開発を進めており、このほど、最新の開発状況と2015年までの展開計画を公表した。
詳細はこちら(PDF)
”..........
新型 EV「eQ」の概要
【主な特長】
・主な用途を通勤や買い物など日常での近距離走行と想定し、電池容量を極力小さくしながら、
効率的なエネルギー利用、コンパクトなボディによる扱いやすさ、軽快でキビキビとした走り
を実現した高性能 EV。
・電費は世界最高の 104Wh/km を実現。一充電走行距離は 100km、最高速度は 125km/h を達成。
・満充電に要する時間は、AC200V で約 3 時間という短かさ。
・高効率パッケージによるコンパクトなボディと先進的で洗練されたデザイン。 ..........”
.......... "

トヨタ自動車 : 電気自動車 "トヨタFT-EV III"
- iQ

トヨタ自動車に環境対応車用リチウムイオン電池を供給-----パナソニック、2012年9月24日

おすすめエントリー
週刊GreenPost 41号 - しなやかな技術研究会 2012/9/24-27日版

総合資源エネルギー調査会 基本問題委員会が9月18日に開催されました-----ソフトエネルギー、2012/09/25

日米スマートグリッドプロジェクト、ロスアラモスで設備が完成し、本格的な実証運転を開始-----ソフトエネルギー、2012/09/24

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2012/08/28

トヨタ自動車、デューク・エナジーらと米インディアナ州でプリウスPHVと電力網をつなぐ共同実証実験実施へ

  トヨタ自動車は、米国の大手電力会社デューク・エナジー社(ノースカロライナ州)と、NPO法人 エナジー・システムズ・ネットワーク(ESN、インディアナ州)と共同で、電力網の負荷平準化と電気利用車両の最適充電設定に関する実証実験を、2013年初めから約1年間にわたり米国インディアナ州で行うと発表しました。
 米国自動車技術会(SAE)が定める通信標準技術、PLC(電力線通信)の1種であるHomePlug GreenPHYを利用して、電力の需給状況に応じて電力消費を調整するデマンドレスポンスを使って電力網の負荷を平準化するこころみや、夜間の時間帯を利用し充電コストが最も安くなるように、かつ電力消費のピークシフト効果などを検証する。
 具体的には、デューク・エナジー社管内であるインディアナ州インディアナポリス市在住の一般消費者5世帯を対象に、各家庭にプリウスPHV1台を貸与し、充電スタンドと通信機器を各1台設置する。双方向通信により、各世帯で充電を最適に管理・モニターする。実験を通じて得られたデータを基に、車両と電力網との間の通信システムの性能評価と充電管理システムの動作検証を行う、とのことです。トヨタのV2Hと電力会社の関心の高いV2Gの実証実験として、新たな通信規格採用の場としても注目されます。

V2H : Vehicle to Home
V2G : Vehicle to Grid

プレスリリース / トヨタ自動車、2012年08月22日
トヨタ自動車、米インディアナ州でプリウスPHVと電力網をつなぐ共同実証実験に参画

" トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、米国の大手電力会社デューク・エナジー社(ノースカロライナ州)と、NPO法人 エナジー・システムズ・ネットワーク*1(ESN、インディアナ州)と共同で、電力網の負荷平準化と電気利用車両の最適充電設定に関する実証実験を、2013年初めから約1年間にわたり米国インディアナ州で行う。

この実証実験では、米国自動車技術会(SAE)が定める通信標準技術を採用し、電気利用車両と電力会社の電力網との間で双方向のデジタル通信を行うことにより、「デマンド・レスポンス」(需給状況に応じて電力消費を調整するシステム)による電力網の負荷の平準化と、利用時間帯により料金が変動する制度を踏まえた最適な充電設定を自動的に行う仕組みの確立を目指す。こうした先進技術により、消費者は、電力需要の電気料金を極力抑えることができるようになる。国際電気標準会議(IEC)でもデジタル通信の標準化が進められており、自動車会社が米国内のみならずグローバルに利用できることが期待される。

本実証実験では、デューク・エナジー社管内であるインディアナ州インディアナポリス市在住の一般消費者5世帯を対象に、各家庭にプリウスPHV1台を貸与し、充電スタンドと通信機器を各1台設置する。双方向通信により、各世帯で充電を最適に管理・モニターする。実験を通じて得られたデータを基に、車両と電力網との間の通信システムの性能評価と充電管理システムの動作検証を行う。

なお、トヨタと共に、ITとクルマに関する調査・研究・開発会社である(株)トヨタIT開発センターの100%子会社 トヨタ・インフォテクノロジー・センターUSA*2 と、トヨタの北米における研究開発・製造統括会社トヨタ・モーター・エンジニアリング・アンド・マニュファクチャリング・ノースアメリカ(TEMA)*3も実証実験に参画する。

トヨタでは、電気利用車両の普及期を想定し、このような取組みを通じて低炭素社会の実現に貢献したいと考えている。

*1 インディアナ州における新エネルギー関連の技術・製品に関する合弁事業やプロジェクトの開発・コーディネーションを担当するNPO法人

*2 Toyota InfoTechnology Center, U.S.A., Inc.

*3 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc.
.......... "

関連
Central Indiana Pilot Project with Toyota, Duke Energy, Energy Systems Network Envisions Common Standard between Plug-in Cars, Charging Stations and Utilities-----(Bisinesswire)Toyota,Duke Energy, Energy Systems Network (ESN),August 22, 2012

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-----image(”Graphic depiction of PHEV communication system”) : 上記リリースBusiness Wire : Smart Multimedia Galleryより

"As plug-in hybrid electric vehicles (PHEVs) continue to gain consumer acceptance and market share, automotive companies, utilities and charging equipment providers are collaborating on common standards to seamlessly align vehicles, charging stations and the power grid. Toyota Motor Corporation’s new pilot project in central Indiana will begin to answer the question of how best to manage plug-in vehicle charging based on integrated communication between the vehicle and the electric power grid, taking advantage of the region’s existing efforts deploying plug-in vehicles as part of the ‘Project Plug-IN’ initiative.
.......... "

Central Indiana pilot project with Toyota, Duke Energy, Energy Systems Network envisions common standard between plug-in cars, charging stations and utilities-----Energy Systems Network (ESN),Aug 22 2012
- Hoosier commuters will debut new technologies and practices to help cars, chargers, and utilities ‘speak the same language’-----Energy Systems Network (ESN),Aug 22 2012
 - PROJECT PLUG-IN
- Flickr esnstaff : 19. Toyota Prius Plug-in

toyota.jp プリウスPHV
/ 諸元表
/ プリウスPHVのポイント

「プリウスPHV」と電力網をPLCで接続、充電効率化を目指しトヨタが米国で実験-----@IT MONOist オートモーティブ、2012年08月23日


コメント続き
 トヨタも、日産のリーフに続き、クルマから家庭へ電力を供給する V2H(Vehicle to Home)への対応を進めています。確かに、そこに大きな蓄電池があるのですから、使わない手はないのです。あとは、省エネや家庭のエネルギーマネージメントにどう組み込めるか? ですね。

トヨタもクルマから家庭へ電力を供給、プリウスPHV向けに年内に提供開始-----スマートジャパン、2012年06月04日

参考動画

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2012/07/25

BMWの電気自動車 ActiveE を運転できる! カーシェアリングサービス「タイムズプラス」に登場

 BMWの電気自動車 ActiveE を運転できる!
 そんなサービスが、カーシェアリングサービス「タイムズプラス」に登場した。
 期間は、2012年7月20日(金)から2013年12月31日(火)までの18カ月間で、はTimesPLUS の会員になればだれでも利用できるということです。
 予約および会員認証はTimesPLUS と同様の方法となり、安全性確保のため、パーク24グループが運営するマツダレンタカー店舗にて利用説明、鍵の受け渡し、返却時の車両確認を受けた後の貸し出しとなるとのことです。

 BMWの電気自動車 ActiveEの走行音を聞いてみたいという知り合いは、すでに申し込みをしたとのことです。先進の電気自動車を実際に運転できる機会です。


プレスリリース / タイムズ24、2012年07月20日
【BMWグループ・タイムズ24】タイムズ24とBMW グループが電気自動車BMW ActiveE の カーシェアリングの合同実証試験で合意。

" 「持続可能なモビリティの実現」の貢献に向けた協力体制を発表。
BMW グループが計4 台のBMW ActiveE をTimesPLUS のカーシェアリング車両として提供。

タイムズ24株式会社(略)とビー・エム・ダブリュー株式会社(略)は、BMW ブランドの電気自動車「BMW ActiveE(アクティブイー)」を、タイムズ24が展開するカーシェアリングサービス「TimesPLUS(タイムズプラス)」の車両として、導入し、合同実証試験を開始すると発表した。これにより、タイムズ24が展開するタイムズステーション有楽町イトシアに2 台、タイムズステーション池袋およびタイムズステーション横浜山下町に1 台ずつの、計4 台のBMW ActiveE をTimesPLUS 車両として配備し、本日よりサービスの提供を開始する。

タイムズ24とBMW は、都市化が進む現代における「持続可能なモビリティの実現」に貢献することを、一つの共通の企業目標として掲げている。タイムズ24は、合理的かつ経済的な個人の移動手段の一つとして、タイムズ駐車場を活用し、カーシェアリングサービスを展開することで、大都市における移動の利便性を上げつつ渋滞緩和によるCO2 排出量の削減に大きく貢献している。また、充電設備を備えたタイムズ駐車場「パーク&チャージ」を展開し、EV の普及促進に取り組んでいる。BMW グループは、革新的な環境対応技術を採用した製品の提供に加え、材料調達、生産工程、サービスなど、バリュー・チェーンのあらゆる段階でCO2排出量の削減を実現するなど
して環境への影響を最小限に抑えるビジネスモデルを追求。その結果、ダウ・ジョーンズ・サステイナビリティ・インデックス(DJSI)において、7 年連続で自動車部門トップに選定される等、世界で最も「サステイナブル(持続可能)」な自動車メーカーとして、その地位を堅持している。今回発表の日本における協力体制は、この「持続可能なモビリティの実現」に向けた革新的ソリューションの提案の一つとして実現したものである。

BMW グループはドイツ本国において、SIXT(ジクスト)との提携により、カーシェアリングサービス「DriveNow(ドライブナウ)」を2011 年4 月より展開している。日本では、2010 年7 月より、タイムズ24のTimesPLUS に車両供給しており、BMW グループの製品であるBMW1 シリーズおよびMINI(ミニ)が、2012 年4 月末時点で、全国に合計144 台、配備されている。
今回、CO2 を一切排出しないゼロ・エミッション走行が可能な電気自動車BMW ActiveE をTimes PLUS 車両として使用することにより、両社の「持続可能なモビリティの実現」への貢献をさらに前進させることが可能である。

BMW ActiveE について
今回発表のBMW ActiveE は、2013 年以降に新たに導入されるBMW の電動化された車両を中心とするサブ・ブランド「BMW i(アイ)」の重要なマイルストーンとして日本市場に導入される。
BMW ActiveEは、125 kW(170 ps)の最高出力に加えて、最大トルクの250 Nmを静止状態からすぐに発揮し、0km/h から100 km/h までをわずか9 秒で加速し、BMW の電気自動車としての優れた運動性能と俊敏性を実現している。このモデルには新設計のリチウムイオン・バッテリーを搭載し、日常使用において約160 Km の航続距離を可能にする。
2013 年以降に導入される「BMW i3(アイ・スリー)」には、このBMW ActiveE に搭載される電気モーターおよびバッテリー・セルに近いものが採用される。今回、このBMW ActiveE のカーシェアリングサービスを通して、同サービスのあり方につき研究すると同時に、日本のユーザーにBMW i の技術にいち早く触れる機会を提供し、TimesPLUS 利用者からのコメントをBMW i の将来の商品開発へフィードバックする予定である。
BMW i のマイルストーンの第一弾である2011 年3 月より実施されたMINI E(ミニ・イー)の実証試験では、日本において28 名の一般ユーザーが5 ヵ月間、使用したが、今回のBMWActiveE では、カーシェアリングを通してより広範囲のユーザーから意見を集める事が可能である。

BMW ActiveE 主要諸元データ(EU 仕様車値)
・全長 4,360 mm
・全幅 1,748 mm
・全高 1,438 mm
・ホイールベース 2,660 mm
・トレッド前/後 1,474 mm / 1,507 mm
・最少回転直径 10.7 m
・車両重量 1,815 kg
・トランク容量 200ℓ
・エンジン 電気モーター(ハイブリッド型同期モーター)
・最高出力 125 kW / 170 ps
・最大トルク 250 Nm
・バッテリー リチウムイオン・バッテリー(32 kWh)
・バッテリー重量 450 kg
・充電時間 240V/32A(7.7kW)の場合:4~5 時間
110V/16A(1.3kW)の場合:16~20 時間
・0-100 km/h 加速 9.0秒
・最高速度 145 km/h
・CO2 排出量 0 g
・乗車定員 4人
.......... "


関連
BMW ActiveE CAR SHARING PROJECT.-----BMW グループ、2012.7.20

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-----image : 上記リリースより

- BMW ActiveE


タイムズプラス / 料金
- タイムズプラス : BMW ActiveEの使い方

BMW ActiveE

BMW ActiveE Driving Scenes City

(AutoMotoTV,2012/01/28)
- BMW ActiveE Driving Scenes Country Road-----AutoMotoTVgerman, 2012/01/29


参考
BMW : BMW i. BORN ELECTRIC ツアー


おすすめエントリー
GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/7/23-25日版

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2012/06/20

トヨタ、EVミニカーコンセプト、Camatte そら&だいち を発表。何これ、かっこいい!

 トヨタ自動車が、6/17日まで開催されていた東京おもちゃショーに、親子で楽しむクルマと題してミニEV、Camatte そら と だいち を発表しました。”そら”と”だいち”は、着せ替えパーツでまったく表情の違う車になるという、かまって Camatte のその着せ替えパーツの名前です。着せ替えの様子は、以下の動画をどうぞ!

Toyota Camatte Concept: joy and dreams for current and future drivers

(ToyotaEurope, 2012/06/13 )

 いやー! おもしろい。コンセプト車ということで、販売の計画などは発表されていないが、小型EVとしての魅了を感じる車です。どこかで、実用化を期待したい車です。国道交通省は、新しい車、2人乗りなどの超小型モビリティの規格を導入にむけて検討中です。ぜひ、雛形としての役目も果たしていただきたいです。

国土交通省、新しい車、2人乗りなどの超小型モビリティの規格を導入にむけて検討中-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/6/6

 Camatteは、公道を走るようには設計されていないでしょうが、強度、安全性を確保しつつ、現在のデザインを生かしていただければ、一番のりたい超ミニカーです。

 国土交通省は、18日に国土交通省正面玄関前の駐車場で、ダイハツ「PICO(ピコ)」、ホンダ「マイクロコミューターコンセプト」、スズキ「Q-CONSEPT」、ルノー「トゥイジー」と基本コンセプトを同じにする日産「ニューモビリティコンセプト」、さらに、この夏にも国内発売を予定するトヨタ車体「COMS Concept」などをデモを行ったようです。これから、超ミニカーの検討を行うようですが、トヨタさんには、EVミニカーコンセプト Camatteから、新しいミニカーを作ってくれないかなー、と思っています。よろしくお願いします、トヨタさん。

国交省駐車場で超小型モビリティのデモを実施…ダイハツ PICOなど走行-----レスポンス、2012/6/18


プレスリリース / トヨタ自動車、2012年06月13日
トヨタ自動車、「東京おもちゃショー2012」に親子で楽しむコンセプトカー「Camatte」を出展

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-----image(”上-Camatte そら、下-「Camatte だいち」への着せ替え例”) : 同リリースより
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"トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、6月14日(木)から17日(日)までの4日間*1、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「東京おもちゃショー2012」の「キッズライフゾーン」に、親子で楽しむクルマ「Camatte(カマッテ)*2」を出展する。

「Camatte」は、クルマを走らせ、カスタマイズし、語り合う楽しさを、親子が一緒に体験することにより、クルマが持つ「夢・楽しさ」を幅広いお客様に伝えることを目指したコンセプトカーである。

<主な特長>
1.簡単にカスタマイズできる“着せ替えボディ”
・ボディの脱着が簡単にでき、カラーやデザインの組み合せをカスタマイズできるなど、おもちゃ感覚での“ボディの着せ替え”を実現。
・“着せ替え”を通じて部品に触れ、クルマの構造・仕組みを理解することで、親子でクルマに興味が持てるように、シンプルなボディ構造を採用。

2.コンパクトで親密度の高い室内
・「前席1、後席2」の三角配列シートとし、各シートの間隔を狭めて密着感を高め、親子が近づいてコミュニケーションをとりながらドライブを楽しめる空間を実現。

3.子供も運転できるクルマ*3
・子供でも運転できるよう、ペダルとシートの位置を子供用に調整する機能を装備。親は右後席からハンドル操作や車両停止を補助しながら、子供に運転を教えることが可能。
..........
【Camatteそら主要諸元】
全長(mm) 2700 全幅(mm) 1300 全高(mm) 1200 ホイールベース(mm) 1800 乗車定員(人) 3

*1 6月14日~15日:商談見本市、6月16日~17日:一般公開
*2 「人にかまって。クルマにかまって。」の意
*3 子供の運転体験は、カート場等、公道以外の場所を想定
.......... "


参考エントリー
日産自動車、二人乗り超小型電動車両 Nissan New Mobility CONCEPT の公道走行テストを開始-----しなやかな技術研究会、2011/10/03

桐生市、群馬大学の一人乗りの電気自動車 μ-tt2 とヤマハの電動バイク ECO3で実証実験に参加-----しなやかな技術研究会、2011/01/19

トヨタ Toyota Motorsport GmbH、最高速度260km/hの電動フォーミュラーカーTMG EV P001で新たなサーキットレコードを樹立-----しなやかな技術研究会、2011/09/01

光岡自動車とユアサM&B、新型三輪電気自動車【雷駆-T3】(ライク-T3)を開発。実証試験を行うモニタ ーを募集開始-----しなやかな技術研究会、2011/07/08

ゴードン・マレイ氏 Gordon Murray - F1 マクラーレンの自動車デザイナー - 世界でもっとも効率のいい電気自動車、T27開発中-----しなやかな技術研究会、2010/07/14

GM、上海で小型電動2輪車 EN-Vコンセプトを発表。上海万博で本格お披露目-----しなやかな技術研究会、2010/03/30

ホンダ EV-N 電気自動車の未来-----しなやかな技術研究会、2009/11/02

[ カテゴリー : 電気自動車 ]


おすすめエントリー
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2012/06/11

シーメンス Siemens 、パンタグラフ付電動トラックによる物流革命 eHighway 実験中

 5月初旬に開催されたロスのEVS26(26th Annual Electric Vehicle Symposium)でシーメンスは、パンタグラフ付のディーゼルハイブリッド電動トラック(ディーゼル発電機搭載、モーター駆動)による、画期的なeHighwayコンセプトを発表しました。

 世界中で物流を担う、トラックなどHGV(Heavy goods vehicle : 重量積載物車両)をより合理的に省エネ化しようとする試みが行われています。シーメンスによると、高速道路に架線とコントロールシステムを既存のインフラに整備することで使えるこのeHighwayコンセプトには、コストや導入時間の面で大きなメリットがあるということです。

 動画を見ていただくのがてっとり早いです。さらに、”関連”にあげたサイトにはより詳しい動画がいくつかあがっています。

Siemens Announces 'eHighway Of The Future' Concept

tsport100,2012/05/09)

プレスリリース / Siemens、2012-May-11
Siemens tests electric-powered system for heavy good vehicles

Soicmol20120301_072dpi
-----image : 同リリースより

"..........
The aim of the ENUBA project ("Electromobility in heavy commercial vehicles to reduce the environmental impact on densely populated areas"), which is funded by the Federal Ministry for the Environment, Nature Conservation and Reactor Safety (BMU), has therefore been to study how HGV traffic can become more energy-efficient and environmentally cleaner. In the context of this project Siemens produced an holistic concept for the electrification of HGV traffic by means catenaries and to test the technical feasibility of the system on a specially built test track in the north of Berlin, Germany. This test track enabled the design engineers to prove the overall technical feasibility of the HGV electrification system. Accompanying ecological studies, which accounted for various factors such as a comparison of the number of electric-powered transports versus those powered by internal combustion engines, confirm the impact-reducing potential of HGVs connected to an overhead contact line.
.......... "

関連
Siemens : Electric-Powered HGV Traffic - Mobility -

コメント続き
 パンタグラフは、高速道路上で条件がそろうと上昇させることができ、ボタンひとつで確実に電力の供給を受けられるように工夫されているということです。車の安全確保、制御などもある程度できるようです。

 高速道路にレールや、非接触で給電できる仕組みを埋め込むよりはコスト的に安そうです。既存の高速道路の外型のレーンにだけ架線をすばやく張る工事もできそうな気がします。

 シーメンスは、そもそもの電力を再生可能エネルギーを含む非核エネルギーから得るというコンセプトで総力をあげて、ドイツの脱原発を支えることを表明しています。

 ガス発電や石炭発電を中心に、再生可能エネルギーをできる限り導入していく。この中で打ち出された、トラック物流の革命的な展開へとつながるか大いに注目されます。


参考
独シーメンス、原子力事業から撤退-----AFP BB News,2011年09月18日

Renewable energies - Siemens Global Website

参考エントリー
韓国科学技術院 KAIST、非接触給電の電動車両 OLEV をソウルのアミューズメントパーク向けに開発-----しなやかな技術研究会、2011/07/26

トヨタ自動車、ワイトリシティ・コーポレーションと車両向け”共鳴式”非接触充電で技術提携-----しなやかな技術研究会、2011/07/14

羽田空港で非接触給電ハイブリッドバスが運行します / プレスリリース 国土交通省-----しなやかな技術研究会、2008/02/20

国土交通省、環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験地を選定。電動バス、電気自動車の充電場、小型モビリティ車両の実証実験を夏より開始-----しなやかな技術研究会、2010/06/18

" 電動バスにおいて実際の充電サイクルが運行にどのように実施されうるのか、問題点などをさぐる。非接触給電タイプの充電施設の実用試験もおこなう。 "

CEATEC2010で、EVが絡んだ未来の暮らし ------しなやかな技術研究会、2010/10/07


MEMO
The SARTRE Project

Volvoが半自動運転「ロードトレイン」の試験に成功-----Wired Japan,2012年1月31日

Volvo Car Corporation concludes following the SARTRE project:Platooned traffic can be integrated with other road users on conventional highways-----Volvo,Sep 17, 2012


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