2016/03/24

フランス人冒険家、ラファエル・ディネリ、エコプレーン Eraole で大西洋横断に挑む

 ヨットの冒険で知られるフランス人のラファエル・ディネリ(Google image : Raphael Dinelli)氏は、6月にバイオ燃料と太陽電池と滑空を利用して飛行することができるエコプレーン、Eraoleによる大西洋横断飛行に挑みます。
 ラファエル・ディネリさんは、ヴァンデ・グローブ(Vendee Globe)単独無寄港世界一周ヨットレースでの数々の冒険で知られるヨットマン、そして科学者とのことです。ヨットレースでは、太陽電池や風力発電機も利用され、かつ極度に合理的な運用が求められることから、そうした技術を活用し、今度は海から空へと冒険の巾を広げることになったようです。
 ラファエル・ディネリさんが設立したOCÉAN VITAL FOUNDATIONのサイトに掲載されている情報や報道から内容をまとめると、

 5月から6月の天候がいい時を狙って、北米(たぶんニューヨーク発)からフランスまでの大西洋横断の60時間のフライトに挑むということです。飛行については、autoblogの記事によると、翼の太陽電池で25%、藻由来のバイオ燃料による発電で55%、そして残りの20%はグライダーのような滑空により飛行。
 となると気になるのは、電動飛行機のEraoleの仕様。ところが、現在画像データーなどへのアクセスができない状況です。リリースがありしだい、掲載させていただきたいと思います。

 そこで、以前発表(一昨年のデーター)されたスペックから概要(予測)を見てみましょう。

• 翼長 Span 14m (46 ft)
• 翼面積 Wing area 30.8 sq. m
• 全長 Length 7.5 m (25.6 ft)
• 高さ Height 1.15 m (3.8 ft)
• 最大飛行重量 Maximum takeoff weight: 750 kg
• 巡行飛行速度 Cruising 140 km / h

 この時点のデザインでは、上下にならんだダブルウィングに合計約5.5kWpの太陽電池とLi-Po 蓄電池 80Ah(システム電圧400Vdc)を搭載。モーターは定格50kW(Max100kW,400Vdc)でした。

 YouTubeでご本人自ら機体に太陽電池を取り付けてる貴重な動画を見つけました。機体の様子はこの動画をご覧ください。

Innovation & écologie : Eraole, un avion du futur ? (Vendée)

(TVvendee,2015/10/13)

関連
OCÉAN VITAL FOUNDATION / ERAOLE® : l’avancement de la fabrication avant son premier et proche décollage

・Twitter : DefiAirMer

Hybrid solar and biofuel plane to attempt first zero-carbon trans-Atlantic flight-----inhabitat,03/14/2016

参考
Greener skies: Frenchman prepares for history-making zero-carbon Atlantic flight-----CNN,March 9, 2016

ヴァンデ・グローブ単独無寄港世界一周ヨットレース-----Yamamoto Shunichi,2010/09

".....ラファエル・ディネリ....."

*正式な機体の仕様へのアクセスができない状態なので、Google検索 : New York – Paris flying Eraole® the aircraft of the future 2015のデーターを利用しました。


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2013/06/28

Googleが買った凧風力発電の姿

Makanipower_site

Googleが、自律凧型空中風力発電システムのMakani Wind Power社を買収-----ソフトエネルギー、2013/06/27

 Googleは、データーセンターの省エネ化や再生可能エネルギーの採用に積極的に取り組もうとしていることで、昔から有名でした。そして今回、Googleが、凧発電システムのマカニ・ パワー Makani Power社を買収しました。同社は、実証飛行・発電を成功させています。本当に役立つのか? という話も大切ですが、この姿に惚れました。まずは、ビデオクリップをご覧ください。

Airborne Wind Turbine Flight Demonstrations

(makaniarchives,2012/05/04)

Googleは今後、先進のテクノロジーを開発し発表してきたGoogle Xプログラムにおいて、この自律凧型空中風力発電システムに取り組むようです。どんな形で、どんな点に着目して取り組みが行われるのか楽しみです。


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2012/10/09

IHIの燃料電池ユニットを積んだボーイング 737 ecoDemonstratorがテストフライトを実施

 IHIの燃料電池ユニットを積んだボーイング 737 ecoDemonstratorがテストフライトを実施したとのことです。ボーイング社は、燃費の向上、静穏化、そして環境を意識した使用部材の調達などに一貫して取り組む実証機の開発、 ecoDemonstratorプロジェクトを実施しています。

 今回は、米国シアトル近郊においてアメリカン・エアラインのボーイング737型機を用いてのテスト飛行が行われました。その機には、民間航空機用補助電源の製品化に向けて開発されたIHIの燃料電池ユニットが搭載されたとのことです。発電規模などは明らかになっていませんが、フライト試験では、航空機の離陸前から高度上昇中において、燃料電池からの発電による電力供給を行い、巡航飛行時に航空機の電源を用いて充電を実施、その後、再度、発電、充電、発電のサイクルを行うことに成功したとのことです。

 また、過去にはボーイング社や電動プロペラ小型機による燃料電池駆動型の小型飛行機を開発を行っています。きわめて高い安全性と機能性が問われる航空機搭載用の発電ユニットとしての燃料電池の開発が続いています。

ボーイング社が燃料電池駆動型の小型飛行機を開発-----しなやかな技術研究会、2008/04/08

プレスリリース / IHI、2012年10月4日
世界初となる再生型燃料電池システムの民間航空機飛行実証に成功 -IHI/ボーイング共同研究によるフライト試験-

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-----image : 同リリースより

"IHIとIHIエアロスペースは、米ボーイング社と共同で再生型燃料電池システムを民間航空機に搭載し、飛行実証することに成功しました。再生型燃料電池システムの飛行実証は、世界初の試みとなっています。

 再生型燃料電池は、充電可能な燃料電池であり、エンジンとは独立して電力を供給することが出来ます。また副産物は水のみであるため、省エネルギー化、二酸化炭素排出削減を可能とし、航空機の環境負荷を低減することができます。今回の飛行実証は、ボーイング社の環境対応技術実証を目的としたecoDemonstrator計画の一環として、米国シアトル近郊においてアメリカン・エアラインのボーイング737型機を用いて行われました。フライト試験では、航空機の離陸前から高度上昇中において、燃料電池からの発電による電力供給を行い、巡航飛行時に航空機の電源を用いて充電を実施、その後、再度、発電、充電、発電のサイクルを行うことに成功しています。

 再生型燃料電池の航空機適用技術は、経済産業省が公募した「航空機用先進システム基盤技術開発(航空機システム革新技術開発)」で採択されたプログラムを活用し、平成21年度より研究を行ってまいりました。 ここで得られた研究結果を、ボーイング社との共同研究でのフライト実証試験につなげることにより、今回の成功に至っています。
 航空機という閉鎖空間に、水素ガスを用いた燃料電池システムを搭載する必要があったため、飛行安全をどのように確保するかという部分が、一番重要な課題でした。水素ガスを民間航空機に搭載するための基準が現状は存在しないため、航空機の安全性確保のための安全設計基準を検討し、安全性解析、システム設計をボーイング社と共同で繰り返して行いました。 本システムにおいては、航空機を安全に飛行させるためのバックアップを含め、各種安全機能が備えられていることが特徴となっています。

 IHIは、ジェットエンジンでは国内最大のシェアを有し、航空機装備品メーカーとしての経験は豊富です。また、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)と地上発電用燃料電池の研究開発を行った経験があり、IHIエアロスペースにおいてもJAXA(宇宙航空研究開発機構)と成層圏プラットフォーム飛行船プロジェクトの電源系開発の一環として再生型燃料電池の研究を進めてきており、今回 実証した再生型燃料電池システムの基礎技術になっています。

 IHIは、今回得られた経験をもとに、再生型燃料電池の小型化、大出力化の改良を進め、航空機の低燃費及び環境負荷低減に寄与する将来の民間航空機用補助電源の製品化に向けた検討を実施していきます。
.......... "

関連
Boeing, American Airlines, FAA collaborate on 737 ecoDemonstrator Airplane-----Boeing,Sept.18, 2012(PRNewswire版)

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-----image : 上記リリースより

" Boeing (NYSE: BA) and American Airlines today showcased a Next-Generation 737-800 airplane known as ecoDemonstrator in Washington, D.C., to highlight testing of environmentally progressive technologies. The visit to the nation's capital follows extensive flight testing in Glasgow, Montana, where it flew a series of missions designed to test and accelerate advanced technologies that increase fuel efficiency and reduce airplane noise.
Top officials from Boeing, American Airlines, and the Federal Aviation Administration (FAA) held a joint news conference at Reagan National Airport to highlight innovation and collaboration among government and industry.
..........
Other technologies on the 2012 ecoDemonstrator airplane include variable area fan nozzles, active engine vibration reduction, a regenerative fuel cell, and testing of flight trajectory optimization to enable more efficient routing for fuel savings. With fuel now the leading operating expenditure for airlines worldwide and increasingly stringent environmental regulations, improving fuel efficiency and reducing carbon and noise emissions is a top priority for the aviation sector.
.......... "



Boeing : ecoDemonstrator Takes Flight-----September 17, 2012)


参考エントリー
ボーイング社が燃料電池駆動型の小型飛行機を開発-----しなやかな技術研究会、2008/04/08


おすすめエントリー
週刊GreenPost 43号 - しなやかな技術研究会 2012/10/9-12日版

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2011/08/18

PC-Aeroの電気飛行機 エレクトラ・ワン Elektra One、リンドバーグ飛行機賞の電動飛行機賞を受賞

ドイツ製のPC-Aeroの電気飛行機 エレクトラ・ワン Elektra Oneは、リンドバーグ飛行機賞の電動飛行機総合システム賞 Lindbergh Prize for Electric Aircraft を受賞しました。PC-Aeroの電気飛行機 Elektra Oneの太陽電池や太陽光発電システム付き格納庫は太陽電池メーカー SolarWorldとの共同開発で、Tech Crunch Japanの記事によると、”充電は、ソーラー発電付格納庫内で行われ、格納庫は飛行機の想定価格14万5000ドルに含まれている”とのことです。

エレクトラ・ワン Elektra Oneの主なスペックは、翼長8.6m、機体の重さは100kg、バッテリーは最大100kgまでで、積載重量は、飛行士一名を含み100kgまで。つまり飛行時の合計重量は300kgまでです。最高速度160km、おおよそ3時間の飛行が可能で、最大飛行航続距離は400km以上。モーターは、16kW。

 エレクトラ・ワン Elektra Oneは、2011年中に認可を得て、来年中には発売される予定ということです。

プレスリリース / PC-Aero,July 29, 2011
Press Centre / Lindbergh Prize for Electric Aircraft Vision Award Given to the Electric
Aircraft ELEKTRA ONE from PC-Aero(PDF)

" The seventh Lindbergh Prize for Electric Aircraft focuses on the vision for integrated electric power.

PC-Aero is the winner of the Lindbergh Prize for Electric Aircraft Vision Award for their integration of Solar World’s solar technology into their ELEKTRA ONE aircraft and the supporting hangar. Their vision is for the
energy from the rooftop solar cells to not only provide power to the aircraft but also the hanger itself and excess energy to feed back to the power grid.

Today at the World Electric Aircraft Symposium at EAA’s AirVenture, Erik Lindbergh,
founder of LEAP, announced the 2011 AirVenture winner of the Lindbergh Prize for
Electric Aircraft.
.......... "

関連
Lindbergh Prize for Electric Aircraft Vision Award Goes to Aircraft System That SolarWorld is Co-Developing-----SolarWorld,July 29, 2011
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-----image : 上記リリース(Photo: Business Wire)より

" The electric-powered Elektra One from PC-Aero received the Lindbergh Prize for Electric Aircraft Vision Award on Friday, July 29, 2011, at the giant EAA AirVenture Oshkosh 2011 air show in Oshkosh, Wis. The award recognizes the aircraft system, which includes wing-borne SolarWorld photovoltaic cells to extend flight time as well as a charging hangar powered by SolarWorld solar "

Lindbergh Prize

PC-Aero : Electric Aircraft

" Advantages:
- more than three hours flight time
- over 400 km range
- cruise at 160 km/h
- CO2-emission zero in conjunction with a Solar Hangar
- very low noise level (propeller speed for cruising at 1400 RPM)
- operating costs below 35 Euro/hour and 0.2 Euro/km
- a total system (aircraft + hangar + power) for less than 100,000 Euro
- very easy and safe to fly
- attractive design

Specifications:
number of seats 1
maximum weight 300 kg
wing span 8,6 m
wing surface 6,4 m2
maximum engine power 16 kW
empty weight
(without batteries)
100 kg
max. batteries 100 kg
payload 100 kg
max. range over 400 km
max. endurance over 3 hours "

EAA AirVenture Oshkosh

この電気飛行機は、ソーラー格納庫で充電される-----Ttech Crunch Japan,2011年8月15日

参考動画
Elektra One.mov

(CalinGologan,2011/07/15)

German Company Develops Battery-Powered Plane

(NTDTV, 2011/04/28)

参考エントリー
Yuneec International E430、世界初と謳われる電気飛行機-----しなやかな技術研究会、2009/09/16

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2011/05/16

ソーラーインパルス Solar Impulse、初の国際飛行成功。スイスのパイエルヌ-ベルギーのブリュッセルまで約500kmを13時間で飛行

 太陽のエネルギーだけで世界を一周する飛行に挑もうとしている、ソーラーインパルス Solar Impulse 号のチームは、初の国際飛行を成功成功させました。5月13日に飛び立ち、スイスのパイエルヌからベルギーのブリュッセルまで約500kmを13時間で飛行したということです。さっそく、飛行のビデオクリップが公開されました。久しぶりに”高揚”する動画を見ることができました。

 使用された機体は、プロトタイプ機で実際の世界一周飛行が予定されてりのは2013年で、それまでさらにテスト飛行を積み上げる予定とのことです。

Solar Impulse - European Solar Flight - Journey to Brussels

(SolarImpulseChannel,2011/05/14)

プレスリリース / SOLAR IMPULSE,13.05.2011
13.05.2011 - SUCCESSFUL FIRST INTERNATIONAL FLIGHT FOR SOLAR IMPULSE-----12.05.2011 - 1ST INTERNATIONAL FLIGHT BY SOLAR IMPULSE

関連
SOLAR IMPULSE

SOLAR IMPULSE - The Blog- AROUND THE WORLD IN A SOLAR AIRPLANE-2011-05-11 BRUSSELS FLIGHT: THE LATEST

・Twitter solarimpulse : HB-SIA landed in Brussels!!! 21:38 Well done Andre!!!! That was a flight!!!!(4:42 AM May 14th)

Solar plane makes maiden international flight-----Reuters, May 14, 2011

秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話:太陽エネルギーで世界一周飛行を目指す、夢のソーラーインパルス・プロジェクト(前編)-----Business Media 誠、2011/4/15

秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話:太陽エネルギーで世界一周飛行を目指す、夢のソーラーインパルス・プロジェクト(後編)-----Business Media 誠、2011/4/22

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2010/09/28

”ダ・ビンチが構想した”人力飛行機 オーニソプター Ornithopter、トロント大学の学生たちが中心となって飛行実験に成功

トロント大学の航空宇宙研究所 University of Toronto, Institute for Aerospace Studies は、人力飛行機プロジェクトHuman-Powered Ornithopter (HPO) Project を学生たちが中心となって続けてきたということです。それは、ダ・ビンチが構想した、はばたく人力飛行機 オーニソプターで、製作を続けてきたということです。
 そして、この8月に飛行実験を行い、その画期的な飛行に成功したということです。
 スノーバードと命名された、この羽ばたき飛行機は、重量がわずか43kgで翼長32m、減量して飛行に望んだ搭乗員トッド・ライヘルト Todd Reichertさんの体重を入れても、114.3kgという大変軽量な人力飛行機です。機体の構造はカーボン素材で造られ、まずは通常のグライダーのように車で牽引して滑空、その後羽ばたきを開始、19.3秒間飛行して145メートルを飛行したということです。

 この飛行機の製作プロジェクトは、実用化を狙ったものというよりは、羽ばたく人力飛行機というコンセプトを実際に作り検証するということだったということです。この成果は飛行に関する関連団体により評価され、公式の記録として記録されることになったということです。

World's First Human-Powered Ornithopter

(OrnithopterProject,2010年09月21日)

プレスリリース / University of Toronto,September 23, 2010

Hpoinflight
-----image(”The HPO takes to the sky during flight testing in August 2010. An epic conclusion to a long journey for the project team. ”) : Mediaより
U of T's human-powered ornithopter becomes first ever to achieve sustained flight

" Fulfils aeronautical dream first envisioned by da Vinci
On July 31st and August 2nd, 2010 the Snowbird succeeded in completing several sustained flights!! On the longest flight the altitude and airspeed were maintained for 19.3 seconds, setting a world first, and achieving the age-old aeronautical dream of self-powered flapping wing flight! The accomplishment of our goal is a success shared by all, and I must thank everyone who was involved for their help, sponsorship, advice, or simply for their interest in our project, which has motivated us when times where hard.

Please check out the media section of our website for pictures and video.

So what’s next?

As much as we would love to keep flying the aircraft, the failure of the drive line on the last flight of the day on August 2nd reminded us of the reality of the project. Fortunately the line broke in such a way that the wings were spared, but there are many parts where we have seen fatigue wear, and the risk of destroying a historical artifact is not worth the reward. Additionally, the pilot's training cycle, tapering period and weight loss phase (18 lbs in 4 weeks) were very specifically timed for the flight, and any further flights this season would be unlikely to result in longer records.
.......... "

関連
Successful Flight of the Snowbird!!!!-----Human Powered Ornithopter Projec,09/22/2010

wix.com : When Dreams Take Flight

Institute for Aerospace Studies

羽ばたき式人力飛行機、145メートルの飛行に成功 カナダ-----AFP BB News,2010年09月26日

コメント続き

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2010/08/30

シコルスキー・イノベーションズ Sikorsky Innovations社、電動ヘリコプターのデモ機 Sikorsky Firefly prototype- EAA 2010をお披露目

 ヘリコプターメーカーのシコルスキー・イノベーションズ Sikorsky Innovations社は、電動ヘリコプターのデモ機 Sikorsky Firefly prototype- EAA 2010をお披露目しました。プロジェクトファイヤーフライ(蛍) Project Firefly と呼ばれるこのプロジェクトは、1パック250kg以上ある(585 pounds)リチウムイオンバッテリーの重さの問題の解決への挑戦です。このバッテリーパック2台を搭載してもなお、たった15分のフライトしか行うことができないのです。しかし、それでも同社は完全に電気で動く電動ヘリコプターの未来に楽観的です。その理由の一つが静けさ、巨大なエンジン音がなくなりローターの風切り音だけがするヘリコプター、確かにそれははるかに操縦者にも乗り手にも新しい経験をもたらしてくれるでしょう。

 このデモ機やまもなく、飛行実験が行われ、その飛行の姿を私たちに見せてくれる予定だということです。楽しみに、待ちたいと思います。
 
Sikorsky Firefly: An Electric Helicopter

(AVweb, 2010年07月28日)

プレスリリース / Sikorsky Innovations,July 29, 2010
Sikorsky Introduces “Project Firefly,” Electric Helicopter Demonstrator

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-----image(”Model:Firefly Technology Demonstration Aircraft-Description:July 29, 2010, OSHKOSH, Wisconsin - Show visitors crowd around the Firefly at the Sikorsky Innovations booth at EAA.”) : 同リリースhttp://www.sikorsky.com/Products/Image+Galleryより

" Sikorsky Innovations, the technology development organization of Sikorsky Aircraft, today officially introduced “Project Firefly,” an all-electric helicopter technology demonstrator, at the Experimental Aircraft Association (EAA) AirVenture exhibition. Sikorsky Aircraft is a subsidiary of United Technologies Corp. (NYSE:UTX).
The Firefly Technology Demonstration Aircraft at EAA is part of the world symposium on electric aircraft. The demonstrator is one of the main attractions in the Aviation Learning Center along with other state-of-the-art commercially available and prototype electric aircraft.
..........
In building the demonstrator, the Innovations team replaced the legacy propulsion system of an S-300CTM helicopter with a high-efficiency, electric motor and digital controller from U.S. Hybrid, coupled with a lithium ion energy storage system from Gaia. Integrated sensors provide real-time aircraft health information to the pilot through a panel integrated interactive LCD monitor. Eagle Aviation Technologies, LLC, executed the custom airframe modifications and assembly of the demonstrator aircraft.
..........
The demonstrator will feature a 190-horsepower electric motor, a motor controller, a battery system, and cockpit controls. First flight is anticipated later this year, upon completion of ground tests and safety of flight reviews in accordance with Sikorsky standard practice for all aircraft programs.
..........
Features of the “Firefly” include:
・ All-electric drive system
・Safe and efficient high-density energy storage system
・Automated monitoring and alert technologies
・Next generation cockpit displays
.......... "

An All-Electric Helicopter: How Far Will It Fly?-----Greentech Media,AUGUST 20, 2010

コメント続き

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2010/04/13

ソーラーインパルス Solar Impulse。祝! テスト機により約1時間半のファーストフライト

 2012年に世界一周を目指すソーラーインパルス Solar Impulseは、4月7日に試作機(Solar Impulse HB-SIA)によるテスト飛行をスイスのPayerneで行い、約1時間半のテスト飛行を成功させました。テスト機は、2012年で使われる実機とほぼ同じ大きさでカーボンファイバーの機体の重さは約1.6tで、全長21.85m、翼長63.4m。両翼に取り付けられた12000枚の太陽電池とモーターなどのセッティングも確認されたようです。周到な準備期間を経て発表された、地道なプロジェクトの進行と今回の成功を一ファンとしてともに喜びたいと素直に思います。

Solar Impulse - First Flight Helio Cam Special

(SolarImpulseChannel,2010年04月11日版が削除されたので— 2010年04月25日 — Extended Versionに変更)

関連
YouTube : SolarImpulseChannel

solarimpulse.com : PICTURES

プレスリリース / Solar Impulse,07.04.2010
Successful Maiden flight for SolarImpulse!

" This morning at 10:27, the Solar Impulse HB-SIA took off from Payerne (VD) airfield on its maiden flight.
Under the eyes of thousands of spectators from all over Switzerland, Solar Impulse HB-SIA slowly climbed up to 1200 meters. The next 87 minutes Solar Impulse test pilot Markus Scherdel spent familiarizing himself with the prototype’s flight behaviour and performing the initial flight exercises before making the first landing on the Vaudois tarmac. The execution of these various manoeuvres (turns, simulating the approach phase) was designed to get a feel for the aircraft and verify its controllability.

“This first flight was for me a very intense moment!” exclaimed Solar Impulse test pilot Markus Scherdel, still under the emotion of the event, on stepping down from the aircraft. “The HB-SIA behaved just as the flight simulator told us! Despite its immense size and feather weight, the aircraft’s controllability matches our expectations!”

“This first mission was the most risky phase of the entire project. 1h27 of intense emotion after 7 years of research, testing and perseverance. Never has an airplane as large and light ever flown before! The aim was to verify the prototype’s behaviour in flight and to test its reaction to various manoeuvres. The success of this first flight allows us to envisage the further program with greater serenity!” said a delighted Andre Borschberg, CEO and co-founder of the project.

“We still have a long way to go until the night flights and an even longer way before flying round the world, but today, thanks to the extraordinary work of an entire team, an essential step towards achieving our vision has been taken”, adds Solar Impulse Chairman and initiator Bertrand Piccard. “Our future depends on our ability to convert rapidly to the use of renewable energies. Solar Impulse is intended to demonstrate what can be done already today by using these energies and applying new technologies that can save natural resources.”
......... "

「ソーラー飛行機」、スイス上空を1時間半舞う-----ロイター、2010年 04月 8日

コメント続き
 ビデオクリップでフライトをいろいろと楽しめます。

 ついに、走り始めた

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2010/03/15

豪華でエコな飛行船による空の旅の提案 Seymourpowell Aircruise Concept

 豪華な空の旅、大量の水素ガスを内部に蓄え、その水素を使って燃料電池駆動で電源を得ることができる、さらに太陽電池や風も利用する飛行船。そんなスカイクルージングをSamsung Construction and Trading (C&T)の依頼でSeymourpowell社が形にしました。題してシーモアパウエルのエアークールーズコンセプト Seymourpowell Aircruise Concept。
 そこで提案されているのは、乗客百名のための378tもある高さ265mの巨大な空の城です。水素ガスは、上下に移動する浮力調節と搭載された燃料電池で電源の確保を可能にします。フレキシブルな外殻にとりつけらえた太陽電池も電源を供給し、風の助けをかりて飛行することもできます。まさに、ゆったりとした滞空経験を約束する巨大な空のホテルです。最大飛行高度は12,000 feet(3600m)、飛行速度は時速100-150kmで、ロンドン-ニューヨーク間を37時間の豪華な空の旅で結ぶことが可能だということです。

"Cruising speed without tail or headwind is 100 - 150 Km/hr. This equates to journey times that are appropriate to the cruise experience: London to New York in 37 hours; Los Angeles to Shanghai in 90 hours."-----以下リリースより

プレスリリース / Seymourpowell,03 February 2010
Seymourpowell introduces the Aircruise - a clipper in the clouds-----Seymourpowell : Seymourpowell Aircruise Concept

Aircruise_bridge
-----image : 同リリースより

" Visionary concept work for Samsung C&T explores the future of travel and transport.
Leading design and innovation company Seymourpowell is today unveiling full details of its visionary transportation concept, Aircruise - a giant, vertical airship powered by natural energy and designed to carry travellers in style and luxury.

Originally a self-generated project, Seymourpowell's Aircruise is the concept design for a hotel in the sky, with low passenger numbers and huge internal spaces offering room for living, dining and relaxing, as well as scope for dramatic and inspirational public spaces. The initial design proposes a bar/lounge zone, four duplex apartments, a penthouse and five smaller apartments.

The concept subsequently captured the imagination of Korean giant Samsung Construction and Trading (C&T). Driven by its interest in new materials for building, Samsung C&T appointed Seymourpowell to refine the idea and produce a detailed computer animation of the proposed experience to illustrate this visionary approach to the future. The video can be viewed here:
ttp://www.youtube.com/watch?v=bP15Vgt55Gk
..........
Lifted by hydrogen and powered by solar energy, the Aircruise concept also has obvious environmental benefits. Seung Min Kim, design director at Samsung C&T commented, "This was a dream concept project for us, helping to realise a future of sustainable buildings combined with innovative and luxury lifestyle. In an age when environmental impact is a key consideration for architecture, we are keen to extend this vision of the future by searching for solutions that can be realised by 2015 - the year that many futurologists foresee as the turning point for the future."

Although only a conceptual proposal, the transportation design team at Seymourpowell developed a detailed and achievable technical specification for the craft. See below for further technical details.

Proposed conceptual specifications for Aircruise as follows:
From the docking rig at the base to the tip, the ship is 265 metres tall. Hydrogen, the lightest gas, is used as the lifting gas, and is capable of lifting around 1.2Kg per cubic metre of volume. Large PEM hydrogen fuel cells will provide on board power and some drinking water.

The volume of the main envelope in the ship is calculated at 330,000 cubic metres, which equals 396,000 Kg of available lift at sea level (1,000Kg = 1 Tonne (t)).

Estimated weights:
Primary structure, envelope and systems 270t (reference - around the same weight as an airbus A380 super jumbo, empty weight)
..........
People (estimate max 100 people on board) 15t
..........
Total load factor 378t
Available lift excess is therefore 18-20t or 20,000kg of lift.
.......... "

関連
Seymourpowell Aircruise Concept

(seymourpowell,2010年01月29日)

コメント続き

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2010/03/02

ソーラーインパルス Solar Impulse、試作機を今月予定されているテスト飛行のためにスイスのペイエルン Payernenに移送

追加情報
ソーラーインパルス Solar Impulse。祝! テスト機により約1時間半のファーストフライト-----しなやかな技術研究会、2010/04/13

-2010/4/9 初飛行おめでとうございます!
ファーストフライト!

Successful Maiden flight for #SolarImpulse! http://bit.ly/dc0h4R ;参考-しな研('10/03/02) http://bit.ly/a4gRmQ #solar #renewsolar #pv #ecoplane
  Solar Impulse - First Flight Around Payerne-----SolarImpulseChannel(YouTube) http://bit.ly/bU0ERc #SolarImpulse #solar #pv #ecoplane
on twitter greenpsot


 以下(2010/03/02)掲載記事

 2012年に世界初の試みとなるソーラープレーン、ソーラーインパルス Solar Impulseによる世界一周飛行に向けて準備を進めているスイスの冒険家を中心としたチームは、チューリヒ近郊の 軍の飛行場デューベンドルフ(Dubendorf)で短いテスト機による飛行を終えたあと、同機をペイエルン Payernenに移送しました。そこで、3月中にもテスト機の本格的な飛行実験行う準備に入ったようです。

Solar Impulse - Move to Payerne

(SolarImpulseChannel,2010年02月22日)

 試作機の翼はテストを経て製作される予定のSolar Impulseと同じ幅64メートルということです。実機とほぼ同じテスト機により、飛行実験を成功させさらに飛行を重ね、その成果を2012年の飛行へとつなげたいということです。

SOLAR IMPULSE - AROUND THE WORLD IN A SOLAR AIRPLANE / 2010-02-03 Blog

関連
ソーラー・インパルス 新居へ-----Swiss Info,2010-02-17

" 2009年12月にチューリヒ近郊で行われた短いテスト飛行の後、ソーラー・インパルスは、高い高度と夜間時の初飛行に備え、ペイエルンへ本拠地を移した。 "

ブランド腕時計ガイド : OMEGA 太陽光で世界一周飛行を目指すソーラーインパルス-----エキサイトism,2010-03-01

関連エントリー
ソーラーインパルス - Solar Impulse HB-SIA、26日デビュー。翼長63.4m、重量1600kgの機体で世界の空に挑む-----しなやかな技術研究会、2009/07/03

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コメント続き
 テスト機のスペックは、以前公開されたときのデーターだと、全長21.85m、翼長63.4m、重量1600kgで、4 x 10 HP electric enginesを搭載しているということですが、目指す高度は8500メートルです。

" TECHNICAL DATASHEET

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