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2023/12/16

COP28が閉幕した。今後の取り組みは? 再エネ促進、脱火力、低炭素燃料の開発、化石燃料補助金の廃止など

 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催されていた国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)は、12月13日に、今後の取組を集約した文書を採択して閉幕しました。
 COP28の決定文書は、1.5℃目標の実現に向け、2030年までに温室効果ガスを43%削減、2035年まで60%削減する目標が取り入れられました。また、化石燃料からの脱却、さらなる再エネの拡大加速が求められています。

 

 具体的には、以下の内容が盛り込まれています。

 ・2030年までに、世界で再エネ設備容量を3倍に、エネルギー効率改善を2倍にする
 ・2030年までに、石炭火力のフェーズダウン(段階的削減)を加速する
 ・2050年までに、ゼロカーボンあるいは低炭素の燃料を加速させる
 ・非効率な化石燃料補助金をできるだけ早く廃止する

 COP28の決定文書は、1.5℃目標の実現に向けた大きな一歩となりました。しかし、依然として、化石燃料からの脱却は十分に進んでいません。
 今後、各国は、決定文書に基づいた具体的な対策を実施し、1.5℃目標の実現に向けて取り組んでいくことが求められます。

 また、COP28では、損失と損害基金の運用ルールも採択されました。損失と損害基金は、気候変動の影響によって被害を受けた国や地域への支援を行うための基金です。損失と損害基金の運用ルールの採択により、気候変動の影響によって被害を受けた国や地域への支援が加速されることが期待されます。

 

参考

・COP28 結果報告-----WWW Jpanan,2023/12/14
https://www.wwf.or.jp/activities/activity/5497.html
" 目次
化石燃料からの転換に合意!
2025年提出期限の次国別目標(NDC)に向けてのメッセージ
カーボンマーケットの国際基準
気候変動の影響へ対応するための2つの合意
非国家アクターに求められる役割の深化
日本はどう受け止めるべきか
WWFジャパン気候グループ コメント "

・気候崩壊の始まりに直面し開催されたCOP28 1.5℃目標の実現に向けて脱化石燃料に向けて踏み出す - 改めて問われる日本のエネルギー政策-----気候ネットワーク,2023年/12/13
https://kikonet.org/content/32845
" ....最終的に、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第6次評価報告書を踏まえた決定文書が採択された。1.5℃目標の重要性とその実現を重く掲げ、かつ残余のカーボンバジェットの急速な減少を踏まえ、IPCCが提言した温室効果ガスを2019年比で2030年までに43%削減、2035年まで60%削減する目標が取り入れられた...."

・It’s time to kick our addiction to fossil fuels----thejapantimes,2013/12/14
https://www.japantimes.co.jp/commentary/2023/12/14/world/cop28-deal-fossil-fuels-action/

 

コメント

 前回当しな研で取り上げたのは10年以上前だから、久しぶりにこのような内容を読むことにしたのが、自分でも意外だ。再エネの仕事を23年やって、関連の活動を2010年に辞めることにしたのだが、翌年起こった東日本大震災と原発事故により、2011年は被災地の学校や避難施などに太陽電池を設置するボランティア活動に参加、それがいったん落ち着くと家族が病気になり、その後数年間は介護の生活がメインとなり、その後はその時の円で介護関連の仕事を現在までしています。それが、のこのことこのブログにまた記事を書いて行こうと考えたのは、2023年のChatGPTなどの文章、画像生成AIの登場を目の当たりにしたことが一番の理由です。以前やめたときに、あまりお金にならない再生可能エネルギーのリサーチ関連の仕事に時間を取られて、やりたいことができなくなっていたのです。

 ところが、大規模事前学習生成AIが、クリッピング(文章の拾い出しも)、英・和訳、梗概、アクションペーパー、さらに提言、ときにはブレストの相手をしてくれる(有名な科学評論家を相手にブレストできる!?)。そyして、まだまだ勘所が戻らないけど、一本の記事を仕上げるまで長くても数時間でまとまるんです? 短文なら十数分!!!!!  

 何度も復帰しようと考えていたのですが、今回は面白い! が前面にあり、なにかが始められる予感です。どうなるかわかりませんが、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

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