フランス人冒険家、ラファエル・ディネリ、エコプレーン Eraole で大西洋横断に挑む
ヨットの冒険で知られるフランス人のラファエル・ディネリ(Google image : Raphael Dinelli)氏は、6月にバイオ燃料と太陽電池と滑空を利用して飛行することができるエコプレーン、Eraoleによる大西洋横断飛行に挑みます。
ラファエル・ディネリさんは、ヴァンデ・グローブ(Vendee Globe)単独無寄港世界一周ヨットレースでの数々の冒険で知られるヨットマン、そして科学者とのことです。ヨットレースでは、太陽電池や風力発電機も利用され、かつ極度に合理的な運用が求められることから、そうした技術を活用し、今度は海から空へと冒険の巾を広げることになったようです。
ラファエル・ディネリさんが設立したOCÉAN VITAL FOUNDATIONのサイトに掲載されている情報や報道から内容をまとめると、
5月から6月の天候がいい時を狙って、北米(たぶんニューヨーク発)からフランスまでの大西洋横断の60時間のフライトに挑むということです。飛行については、autoblogの記事によると、翼の太陽電池で25%、藻由来のバイオ燃料による発電で55%、そして残りの20%はグライダーのような滑空により飛行。
となると気になるのは、電動飛行機のEraoleの仕様。ところが、現在画像データーなどへのアクセスができない状況です。リリースがありしだい、掲載させていただきたいと思います。
そこで、以前発表(一昨年のデーター)されたスペックから概要(予測)を見てみましょう。
• 翼長 Span 14m (46 ft)
• 翼面積 Wing area 30.8 sq. m
• 全長 Length 7.5 m (25.6 ft)
• 高さ Height 1.15 m (3.8 ft)
• 最大飛行重量 Maximum takeoff weight: 750 kg
• 巡行飛行速度 Cruising 140 km / h
この時点のデザインでは、上下にならんだダブルウィングに合計約5.5kWpの太陽電池とLi-Po 蓄電池 80Ah(システム電圧400Vdc)を搭載。モーターは定格50kW(Max100kW,400Vdc)でした。
YouTubeでご本人自ら機体に太陽電池を取り付けてる貴重な動画を見つけました。機体の様子はこの動画をご覧ください。
Innovation & écologie : Eraole, un avion du futur ? (Vendée)
(TVvendee,2015/10/13)
関連
・OCÉAN VITAL FOUNDATION / ERAOLE® : l’avancement de la fabrication avant son premier et proche décollage
・Twitter : DefiAirMer
・Hybrid solar and biofuel plane to attempt first zero-carbon trans-Atlantic flight-----inhabitat,03/14/2016
参考
・Greener skies: Frenchman prepares for history-making zero-carbon Atlantic flight-----CNN,March 9, 2016
・ヴァンデ・グローブ単独無寄港世界一周ヨットレース-----Yamamoto Shunichi,2010/09
".....ラファエル・ディネリ....."
*正式な機体の仕様へのアクセスができない状態なので、Google検索 : New York – Paris flying Eraole® the aircraft of the future 2015のデーターを利用しました。
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