協和機電工業ら、福岡県に100kW規模の浸透圧発電所を建設へ
浸透圧発電 初の実用化 淡水化施設の塩分濃度差活用 #福岡 市で年内稼働 #長崎 の企業、世界市場へ-西日本新聞 http://t.co/XRBD8FkZMP "..協和機電工業..淡水化施設でも発電.." #renewjapan #renewosmosis #osmotic
— greenpost (@greenpost) January 7, 2015
コメ-
水処理などを行っている長崎県の協和機電工業は、浸透圧発電の実用施設を福岡市東区に建設、稼働させるとのことです。報じた西日本新聞によると、出力規模は100kWで浸透圧発電装置の建設予定地は、1日当たりの処理能力5万トンを誇る、日本最大の淡水化施設「海の中道奈多海水淡水化センター」(通称まみずピア)。今後、大学や他企業を加えて新会社を設立し、約4億円かけて発電施設を建設するとのことです。
数キロワット(4kW ?)の規模では、2009年にノルウェーのスタットクラフト Statkraft が浸透膜発電プラントでの実証実験を成功させています。しかし、実用化の前にはコストの壁が大きく立ちはだかります。より安い膜や効率的なシステムの確立が鍵となってきました。
今回福岡では、淡水化施設の塩分濃度差を活用し、しかも、「淡水化で発生する濃縮海水はそのまま海に戻すと生態系への影響が懸念されるが、浸透圧発電では下水処理水を混ぜることで、通常の海水並みに濃度調整できるメリットもある」(西日本新聞)とのことです。しかも、今回の規模は100kWで売電を前提としたプラントが作られるということです。
世界初の塩分濃度差発電、浸透圧発電プラントとしての世界が期待されます。
関連
・浸透圧発電 初の実用化 淡水化施設の塩分濃度差活用 福岡市で年内稼働 長崎の企業、世界市場へ-----西日本新聞、2015年1月5日
・協和機電工業 : 福岡海水淡水化紹介 平成17年4月供給開始 海の中道奈多海水淡水化センター
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施設規模
50,000m³/日[生産水量]
施設構成
浸透取水設備・UF膜設備・高圧RO設備・低圧RO設備・生産水導水設備)
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参考エントリー
・日東電工、ノルウェーのスタットクラフト Statkraft と浸透膜発電 Osmotic Power の共同技術開発契約を締結-----ソフトエネルギー、2011/06/27
・ノルウェーで世界初の浸透膜発電(osmotic power)の実証プラントが稼働-----ソフトエネルギー、2009/11/30
・ノルウェーの浸透膜発電計画 Osmosis Power-----ソフトエネルギー、2007/11/21
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