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2012/01/06

経済産業省、電力行政のありかたを見直すための研究会「電力システム改革タスクフォース」の論点整理を公開

 経済産業省は、わが国の電力行政のありかたを見直すための研究会「電力システム改革タスクフォース」を昨年11月10日から都合6回開催し、このほど昨年末の12月27日に、「論点整理」を発表しました。これまで、電力市場の諸類型、国内外の電力市場の現状などを有識者に問い、今後の電力をめぐる環境を整備するための指針としたい考え。
 今回、言葉としては、電力自由化、発送配電分離など、福島第一原子力発電所事故後に急速に高まった私たちの関心にも重要な見直しとなります。また、報道では、政府は、電力会社の送電と配電事業を一括運営するアメリカの独立系統運用機関(ISO)のような公的機関の設立を検討しているとのことです。

送配電、公的機関で一括運営検討…発電参入促す-----YOMIURI ONLINE,2012年1月4日

 問題は、この重大な”見直し”が非常に早いスピードで、あまり表にでない形で、どこかで確実に進められている点です。果たして、ユーザーサイド、原子力発電の電力に締める量と位置に関して重大な関心を国民がもっているという現状において、公正な見直しが行われていくのか? 注視していく必要があります。

電力システム改革タスクフォース「論点整理」-----経済産業省、平成23年12月27日

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◇「電力システム改革に関するタスクフォース」においては、以上のような状況、問題点を踏まえ、白紙から、我が国の電力供給システムを果断に見直すため、主に以下のテーマを中心に、精力的な意見交換を行った。
(1) 電力市場のあり方 ~ピーク需要の抑制ができる電力システム、需要家の選択と公平で透明な事業参入の確保など~
(2) 欧米における電気事業制度改革と論点
(3) 電力小売事業(PPS等)の実態と課題
(4) 電力系統システムの現状と今後の可能性(スマート化等)
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II.タスクフォースの議論を通じて得られた示唆

1.電力市場のあり方
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2.欧米の電力供給システム
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3.我が国の電力市場と電力技術の現状と課題
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III.我が国の今後の制度設計に当たっての視座と論点
1.我が国が目指すべき電力システム改革の理念

 震災により明らかになった、我が国電力供給システムの問題点を踏まえ、以下の4つの基本的視座の下、「低廉で安定的な電力供給」を実現する「より競争的で開かれた電力市場」を構築することを基本理念とし、改革に早急に着手すべきではないか。

(1) 需給逼迫時に需要抑制や供給促進のインセンティブが働く電力市場の形成
(2) 企業や消費者の自由な選択、創意工夫を最大限活用する電力市場の形成
(3) 需要サイドによる需給管理が可能な次世代スマート社会の構築
(4) このような電力市場を支える公正で透明な競争環境の整備
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2.「競争的で開かれた電力市場」を構築するための論点整理
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関連
経済産業省 : 電力システム改革タスクフォース



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