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2011/10/04

オムロン、事業所内複数エリアのピーク電力を複数同時に予測監視するマルチピーク電力監視装置を発売

 オムロンは、事業所内複数エリアのピーク電力を複数同時に予測監視するマルチピーク電力監視装置を発売すると発表しました。事業所内の各エリアに分配された電力に対し、業界で初めて電力(2次側計測)に対し個別に6か所まで、内蔵する通信装置により、社内LANを通じて各エリアの1日のピーク電力の推移を表示することが可能で、正確な予測監視が可能になるということです。
 今年の夏同様、冬もそして来年の夏もまだまだ高い削減の達成が求められる状況下で、事業所内の電力の状況を把握する機能が今後ますます求められると考えられます。事業所などに求められる厳しい省エネ要求に対し、確実に対応するための、さらなる見える化が進みそうです。

プレスリリース / オムロン、2011年9月28日
業界初!事業所内 各エリアのピーク電力を複数同時に予測監視する 「マルチピーク電力監視装置」の発売について

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-----image(”製品の外観”) : 同リリースより

" オムロン株式会社(略)は、ピーク電力のカットを実行するため、事業所内の各エリアに分配された電力に対し、業界で初めて個別に6か所までピーク電力の予測監視が可能な「マルチピーク電力監視装置」を、2011年11月初旬より販売開始します。

形式 価格 販売目標
EW700-P40L 18万6千円 5,000台
(3年間累計)

今夏のエネルギー管理指定工場の節電活動では、コジェネレーション稼働による発電や、土日を含めた生産シフト、工場間の輪番操業などによって、ピーク電力のカットを実行することが主流でした。ただしこの方法では費用や業務面での負担が大きく、資源エネルギー庁によると400社において今夏の15%削減未達成の事業所が存在したともいわれています。
エネルギー管理指定工場など大規模な事業所では、ピーク電力のカットを目的として、全体の電力に対するピーク電力の予測監視を行うデマンド監視装置がすでに導入済みの企業がほとんどです。しかし、15%カットという高い目標に対し、従来のデマンド監視装置では、リアルタイムにどのエリアでピーク電力が発生するかの把握が難しく、節電責任者のみではピーク電力のカットが困難でした。

このような課題に対し、「マルチピーク電力監視装置」は、工場や建物で既に設置済みのデマンド監視装置(1次側計測)によるピーク電力のカットとは別に、事業所内の各エリアに分配された電力(2次側計測)に対し、最大6か所まで個別にピーク電力の予測監視をする業界初の機能で解決します。「マルチピーク電力監視装置」は、Webサーバを内蔵しているため、お客様の社内LANを通じて各エリアの1日のピーク電力の推移を表示することで、それぞれの状況をシェアすることが可能です。また、各エリアでピーク電力を超えそうな場合、従来のデマンド監視装置と同様に、メールや警報装置で各エリアの節電担当者に通知することもできます。これにより、1次側計測のみでは実現が困難であったピーク電力のカットを、各エリア単位で実施していくことで、事業所内全体のピーク電力のカットが可能になります。

今夏だけではなく、今冬や来夏も再び電力不足に陥る事態が想定されます。「節電」という社会的ニーズにこたえるため、オムロンでは「見えると、できる節電。」をコンセプトに、様々な省エネ機器やサービスを提供していくことで、節電に大きく貢献してまいります。

※今回発売する「マルチピーク電力監視装置」は、10月4日から8日に幕張メッセにて開催される「CEATEC JAPAN 2011」のオムロンブース(ホール8/ブース番号:8G67)に出品いたします。

≪新しい電力のピークカットのイメージ≫


C0928_a
-----image : 同リリースより
..........
≪主な商品機能≫
エリアに分配された電力に対し、個別に6か所までのピーク電力監視が可能
接続できる電力センサは、最大30台。
ひとつのエリアに供給される電力配線が複数ある場合は、電力の合算によるピーク電力監視が可能
各エリアのピーク電力監視の状況をシェア可能
「マルチピーク電力監視装置」を社内LANに接続することで、内蔵されたWebサーバにより、各エリアの1日のピーク電力予測状況をリアルタイムにシェア可能
メールや警報灯などにより、各エリアへ警報通知が可能
メール通報は用途に応じ10種類までのパターン、計100アドレスまで通報可能。
本体の4点の汎用出力に警報灯やブザーを接続し警報を通報可能

≪主な仕様≫
形式 形EW700-P40L
定格電圧 AC100~240V(-15~+10%) 50/60Hz
消費電力 15W以下
ピーク電力監視数 6点
最大計測性能 計測チャネル数 30ch
表示機能 Webによるピーク電力のグラフ表示
警報機能 警報メールの通知、汎用出力と連動した警報出力
接続センサ数 RS-485接続 最大30台
計測間隔 センサ計測間隔:1分固定。ピーク電力監視:30分固定
通信インタフェース LANポート   1ポート
RS-485通信  4ポート
通信プロトコル CompoWay/F
対応メモリカード SDカード(別売)max2GB、SDHCカード(別売)max32GB
データ保護 リチウム電池 寿命:5年(周囲温度23℃にて)
表示機能 Webによるピーク電力のグラフ表示
警報機能 警報メールの通知、汎用出力と連動した警報出力
取付 ネジ止め又は、DINレール取付け
.......... "

関連
オムロン : 環境関連・機器ソリューション

参考エントリー
オムロン、製造現場の省エネ活動を革新するクランプ式簡易電力ロガーを発売-----しなやかな技術研究会、2011/08/23

パナソニック電工、エコ電力量計と接続し電力消費のデータ蓄積や遠隔モニタを容易に実現 できるデータロガー ライト Data Logger Light を新発売-----しなやかな技術研究会、2010/08/06
 
[ カテゴリー : エネルギーマネージメント/EMS,HEM ]



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