川崎重工、セントラル自動車向け世界最高効率のカワサキグリーンガスエンジン KG-18V、7800KWを受注
川崎重工は、トヨタ自動車傘下のセントラル自動車向けにカワサキグリーンガスエンジン KG-18V、発電出力7800KWを受注したと発表しました。全国的に省エネ、電力の需給関係に関心が高まり、さらには長期化も懸念される中で、企業のバックアップ電源の確保という問題が新たに注目されています。
カワサキグリーンガスエンジン KG-18Vは、世界最高となる発電効率49.0%を誇る高効率タイプで、熱併用利用のガスコージェネレーションを採用した場合の総合効率は、最大84.1%に達します。今回も該当システムより発生する電力および蒸気は全てセントラル自動車宮城工場内で使用されるということです。
プレスリリース / 川崎重工、2011年08月02日
・国内自動車会社向けに「カワサキグリーンガスエンジン」を受注
-----image : グリーンガスエンジンより
" 川崎重工は、エンジニアリング会社である(株)エネ・ビジョンより、トヨタ自動車(株)100%出資のセントラル自動車(株)宮城工場向けに「カワサキグリーンガスエンジン」を受注しました。
今回受注した「カワサキグリーンガスエンジン」は発電出力7,800kW、世界最高となる発電効率49.0%を誇る高効率タイプであり、当社はエネ・ビジョンに対してガスエンジン発電設備、電気・制御装置およびエンジン補機を供給します。
エンドユーザーであるセントラル自動車の宮城工場はトヨタグループの最新工場であることから、東北地区における重要な生産拠点として位置付けられており、このたびエネルギー使用合理化を目的としてガスエンジン・コージェネレーションシステムが採用されることとなりました。このガスエンジン・コージェネレーションシステムは今年度公募の都市ガス振興センター「ガスコージェネレーション推進事業費補助金」の採択を受けており、本システムより発生する電力および蒸気は全て宮城工場内で使用されます。
本システムのセントラル自動車への最終引き渡しならびに稼動開始は2012年1月の予定です。
エネルギーの有効利用と環境負荷の低減が求められる中、当社は今後ともガスエンジンを始めとした環境負荷低減に貢献する発電設備の提供、販売に取り組み、エネルギー・環境ビジネスを積極的に展開していきます。主要目
型式
KG-18V
シリンダ数
18シリンダ
発電出力
7,800kW
発電効率
49.0%
NOx排出量
200ppm以下(O2=0%換算)
.......... "
関連
・川崎重工、グリーンガスエンジン
" 特長
・世界最高の発電効率48.5%
燃焼室形状の最適化と、シリンダ毎の個別制御により世界最高の48.5%を達成しました。
・優れた環境性能
排出NOxは200ppm以下(O2=0%換算)を達成しました。
・液体燃料不要
電気着火方式の採用で、パイロット着火用液体燃料が不要です。
・幅広い出力レンジ
シリンダ径300mmの小型高出力エンジンです。5~7.8MWの発電出力をカバーしています。
・高いフレキシビリティ
川崎重工の技術を結集した自社開発エンジンです。種々のご要求にフレキシブルに対応可能です。
・発電効率をさらに向上させ、49.0%を達成したKG-Vシリーズの販売を開始しました。KG-18-V
発電出力(kW)7,800
発電効率(%)49.0%
-----image(”KG-18型発電装置外形”) : 上記サイトより
-----image(”エネルギーバランス”) : 上記サイトより -----image(”プラント構成例”) : 上記サイトより "
関連
・川崎重工 : カワサキ非常用ガスタービン発電設備をお使いの皆様へ 計画停電に対する非常用ガスタービン発電設備運用上のお知らせ
[ カテゴリー : コジェネレーションシステム ]
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