豊田市、低炭素社会システム実証推進協議会、実験用モデル住宅でエネルギーマネジメントシステムの試験運用を開始
豊田市および低炭素社会システム実証推進協議会は、『豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト』の実験用モデル住宅を完成させました。この実験用モデル住宅でエネルギーマネジメントシステムの試験運用を開始するということです。
独自開発のエネルギーマネージメントシステムによって、家庭内の創エネ機器(太陽光電池、燃料電池など)や蓄エネ機器(家庭用蓄電池・エコキュートなど)、次世代車両(PHV・EV)、スマート家電をつなぎ、家庭単位での電力需給、機器制御の最適化と見える化を行い、家庭の電力消費の低コスト化・低炭素化を促すシステムの実証実験を進めるということです。蓄電池は、災害時等の非常電力源となります。また、電気自動車などに搭載された蓄電池の電力を家庭電力へ供給する電力やりとりなども行うということです。具体的なスケジュールは、豊田市東山地区、高橋地区で実証住宅の販売を開始し、実証実験は9月からの第1期・14棟の入居にあわせて開始する予定ということです。
実際に家族が暮らす形で行われる国も支援する官民一体となったプロジェクトです。経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に選定されている豊田市では、コミュニティでのエネルギー有効利用としてさまざまな実証実験が行われる予定です。(2t)
プレスリリース / 豊田市、2011年06月30日
・『豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト』の実験用モデル住宅が完成、独自に開発したエネルギーマネジメントシステムの試験運用を開始
" 『豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト』の実験用モデル住宅が完成しました。愛知県豊田市における『家庭・コミュニティ型の低炭素都市構築実証プロジェクト』(以下、プロジェクト)を推進する豊田市低炭素社会システム実証推進協議会(以下、協議会。豊田市、民間企業ほか26団体。会長 鈴木公平 豊田市長)は、エネルギーマネジメントシステムの実験用モデル住宅(スマートハウス(注釈1))を完成させ、システムの試験運用を開始しました。
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2) 今回試験運用を開始する家庭・地域エネルギー分野での実証について
プロジェクト2年目となる本年は、家庭・地域のエネルギーマネジメント分野の実証段階に入ります。
6月3日に豊田市東山地区、高橋地区で実証住宅の販売を開始、実証実験は9月からの第1期・14棟の入居にあわせて開始する予定です。それに先立ち、このほど完成した実験用モデル住宅でシステムの試験運用を行います。
実証住宅内では、HEMSによって、家庭内の創エネ機器(太陽光電池、燃料電池など)や蓄エネ機器(家庭用蓄電池・エコキュートなど)、次世代車両(PHV・EV)、スマート家電をつなぎ、家庭単位での電力需給、機器制御の最適化と見える化を行います。HEMSに連携制御された蓄電池は、家庭の電力消費の低コスト化・低炭素化を促すとともに、災害時等の非常電力源となります。
またコミュニティレベルでは、EDMSが、家、コンビニエンスストアや学校などを結んで地域内の電力需給バランスを調整し、コミュニティ全体でのエネルギーの「地産地消」を目指します。例えば、地域内で太陽光発電量の不足が予測される場合、生活者に対してエネルギー消費を控える行動をアドバイスし、それに従った生活行動にエコポイントを付与します。さらに専用端末やインターネット、スマートフォンから電力使用実績やエコポイント取得累計などの情報を提供し、無理のない継続的なエコ行動を支援します。さらに家庭電力からPHV・EVへの充電にとどまらず、クルマのバッテリー電力を家庭へ供給するV2H(注釈2)の実証にも取り組みます。平常時は家庭内・地域内の余剰電力を備蓄し、一層無駄のないエネルギー活用に貢献するとともに、災害時には「動く非常用電源」として地域のエネルギー自立化を支えます。
(注釈1):スマートハウス
・家電などの住宅機器と、太陽光発電や家庭用蓄電池、自動車搭載蓄電池などを情報ネットワークでつなぎ、家庭内の電力平準化やエネルギー最適化を行う住宅のこと。
(注釈2):V2H
・Vehicle to Homeの略。家庭の電力からPHVやEVの自動車搭載蓄電池への充電、あるいは、自動車搭載蓄電池の電力を家庭電力へ供給する電力やりとりの連携。
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関連
・豊田市低炭素社会システム実証推進協議会 / 協議会について
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参加団体 計19団体(設立時点 以下50音順)
◆会員: エナリス、KDDI、サークルKサンクス、シャープ、中部電力、デンソー、東芝、
東邦ガス、豊田市、トヨタ自動車、豊田自動織機、トヨタすまいるライフ、
豊田通商、トヨタホーム、ドリームインキュベータ、名古屋鉄道、富士通、
三菱重工業、三菱商事
◆幹事: 豊田市(会長)、トヨタ自動車(副会長)、中部電力、ドリームインキュベータ
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・豊田ホーム / 20
11.06.30 豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト実験用モデル棟(スマートハウス)が完成(PDF:280kb)
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モデル棟の仕様>
商品名 シンセ・スマートステージ
敷地面積 172.03㎡
建物延べ床面積・間取り 122.01㎡・(2 階建て)4LDK
<主な設置機器等の概要>
HEMS
太陽光発電状況と電力消費状況の見える化
蓄電池、エコキュートや PHV への充電の制御
太陽光発電 発電量:3.2KW/h
蓄電池 容量:5.0KW/h、電池材料:鉛
PHV 排気量:1800CC、蓄電池容量:5.2KW/h
充電スタンド
高さ:1400 ㎜、幅:300 ㎜、奥行き:200 ㎜、
コードの長さ:7.5m、充電時間: 1 時間 40 分
専用LED
シーリング照明
5基
専用エアコン 5台
専用TV 1台
家電コントローラー 1台
スマートフォン 1台、機能:エネルギーの見える化など
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/ 2011.06.03 豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト
トヨタホーム・トヨタすまいるライフが実証住宅(スマートハウス)を販売開始(PDF:585kb)
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