大和ハウス工業、オフィスの消費を最大約50%削減可能な省エネからソーラー利用、EMSまでを総合的に提供するディーズ スマート オフィスプランを発売
大和ハウス工業は、環境配慮型オフィスとして、消費を最大約50%削減可能な省エネからソーラー利用、エネルギーマネージメントシステム(EMS)までを総合的に提案するディーズ スマート オフィスプランの販売を開始すると発表しました。
政府の2020年までに温室効果ガスの排出量を1990年比で25%削減する目標に対応した、オフィスのありかたを総合的に提案するスマートエコプロジェクト第一弾、「D’s SMART OFFICE(ディーズ スマート オフィス)」の登場です。具体的には、パッシブソーラーや断熱、自然対流、省エネ対応の電気器具、設備を導入、太陽光発電や蓄電池までをそなえ、それらの全体の消費パターンと発電パターンの総合的なマネージメントにより、オフィスの総合的なエネルギーの管理を可能にするシステムだということです。
これだけの設備を投入されたオフィス環境を総合的に管理するシステムを早期に開発し経験を積むことは、開発企業にとっても、そしてそれを使うオフィス運営側にとっても大きなメリットを産むことになります。こうした総合的な省エネ、発電から蓄電までの管理を徹底的に行うことは、そこそこ快適で豊かな日本型の極省エネ社会を実現する上で大きな挑戦になる分野だと思います。注目したいと思います。
プレスリリース / 大和ハウス工業、2011/07/15
・スマートエコプロジェクト第一弾 CO2排出量を最大約50%削減可能な環境配慮型オフィス 「D’s SMART OFFICE(ディーズ スマート オフィス)」発売
-----image(”「ディーズ スマート オフィス」概念図(エクストラグレード)”) : 同リリースより
" 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大野直竹)は、法人のお客さま向けの建築物について、2020年までに環境負荷「0(ゼロ)」(運用時のCO2排出量をゼロ)を目指す新たなプロジェクト「Smart-Eco Project(スマートエコプロジェクト)」をスタートさせます。
その第一弾として、2011年7月19日より、CO2排出量を最大約50%(※1)削減可能な環境配慮型のオフィス「D’s SMART OFFICE(ディーズ スマート オフィス)」を販売します。政府は、2020年までに温室効果ガスの排出量を1990年比で25%削減する目標を掲げており、民生(業務)部門においては、「エネルギー基本計画」において、「2030年までに新築建築物の平均でZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を実現することを目指す」とのビジョンが示されています。
今回、東日本大震災による影響により、各地で電力不足が避けられない状況となっており、今後、ますます自然エネルギーの利用とさらなる省エネ対策が重要になってきます。
そのような中、当社では、法人のお客さまが無理なく継続的に環境負荷低減に取り組むことができる「ディーズ スマート オフィス」を開発しました。
お客さまの個別のニーズに対応した自由設計タイプと、当社独自のシステム建築を採用したダイワコンフォルトタイプ(システム建築商品:ダイワコンフォルト)の2タイプを用意。法人のお客さまの業種・業態・規模など、多様な条件にも対応することができる最先端の環境配慮型のオフィスです。
※1.当社従来建築と比較した場合(当社試算による)。ポイント
1.自然の力を活かす「パッシブコントロール」
2.創エネ・省エネ・蓄エネを行う「アクティブコントロール」
3.「パッシブ」「アクティブ」を適正に制御する「スマートマネジメント」
4.環境シミュレーションを活かした最適設計の提案
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2.自然の力を活かす「パッシブコントロール」
「ディーズ スマート オフィス」では、建物の外壁や外構に環境配慮技術を導入し、自然エネルギーの利用と快適性の向上を図りました。
(1)外張り断熱通気外壁
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(2)D’sフレーム
ダイワコンフォルトタイプでは、太陽光発電パネルや壁面緑化等の環境アイテムを設置することができる多機能タイプの外装フレームを採用しています。
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(3)高断熱複層ガラス
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3.創エネ・省エネ・蓄エネを行う「アクティブコントロール」
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(1)太陽光発電システム
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(2)高効率空調機・全熱交換器
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(3)高効率照明
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(4)タスク・アンビエント照明
事務所内の照明には、室内照明(アンビエント照明)を控えめの照度である300lxで照らすとともに、作業用照明(タスク照明)を机上面照度700lxで局部的に照らす照明方式「タスク・アンビエント照明」を提案します。
消費電力を削減しながら、CO2排出量も減らすことができます。
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(5)節水型衛生器具(便器・水栓)
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4.「パッシブ」「アクティブ」を適正に制御する「スマートマネジメント」
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(1)人感・昼光センサー
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(2)BEMSによる設備機器の自動制御と電力使用量のデマンド監視
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5.万一の自然災害に備える防災型対応の太陽光蓄電システム
「ディーズ スマート オフィス」では、東日本大震災級の大災害や計画停電などにより、電力供給がストップした際、非常用電源のみに電気を供給できる太陽光蓄電システムを提案します。
蓄電池は、晴天時に太陽光発電システムで電力を蓄えることができ、夜間や雨天時には深夜電力を蓄えることができるため、万一の際でも、蓄電池に貯めた電力で事業を継続することができます。6.環境シミュレーションを活かした最適設計の提案
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商品概要(ダイワコンフォルトタイプ)
名 称:「ディーズスマート オフィス(ダイワコンフォルトタイプ)」
販売地域:全国
販売価格:「エクストラグレード」300坪の場合
建物本体価格3.3㎡当たり50万円台から(税込み)
構 造:鉄骨構造
外 壁:外張り断熱通気外壁
設備仕様:「エクストラグレード」の場合
全熱交換器、高効率空調機、Hf蛍光灯、LED照明(トイレ・廊下)
タスク・アンビエント照明、節水型衛生器具、エネルギーモニター、
BEMS、太陽光発電システム(10kW)
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-----image(”ダイワコンフォルトタイプ”) : 同リリースより
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参考エントリー
・大和ハウス工業、エリーパワーの家庭用リチウムイオン蓄電池システムを組み込んだ太陽光発電、LED照明、エネルギーマネージメントシステムなど搭載の展示住宅を公開-----しなやかな技術研究会、2010/07/06
・大和ハウス工業、愛媛県松山市に太陽光発電、さらにはリチウムイオン電池システムやEMSを完備したローソン松山東石井六丁目店を施工-----しなやかな技術研究会、2010/06/11
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