東京電力、7月1日から翌日の需給関連予測ならびに5分ごとのリアルタイム電力の使用状況グラフなどの細かな電気予報を開始
追加情報
番組名は不明だが、テレビ番組のリポーターが東電の最大発電能力の内訳と5680万kWという数字をゲットン!(2011/7/8)
・Googlドキュメント
・節電の夏が始まった-----しなやかな技術研究会、2011/07/01
2011/06/10の記事は以下
東京電力は、福島原子力発電所の事故ならびに震災による被害による電力の需給関係の逼迫する状況を受けて、7月1日から9月30日まで、翌日の需給関連予測ならびに5分ごとのリアルタイム電力の使用状況グラフなどの細かな電気予報の提供を開始すると発表しました。
これまでの1時間ごとの電力使用状況の表示が、5分ごとになります。さらに、提供される情報は、通常のPC用のウェブサイトに加え、携帯サイトも公開されるということで、まさに、東京電力管内の関心のある人全員が”需給調整の役目”を勤めることができることになります。
今回の6月9日のプレスリリースに添付資料1:当社ホームページにおける「でんき予報」の実施内容について(PDF 292KB)によると、
" 実施期間 7/1-9/30・毎日18時を目途に、翌日のピーク時供給力ならびに予想最大電力、需給逼迫度合いに応じた節電の願い文を掲載。
・「電力の使用状況グラフ」に5分間隔の電力の使用実績を表示することによって、電力の使用状況をリアルタイムにお知らせ
・平日8時を目途に、「電力の使用状況グラフ」に需要予想値(平日のみ9時~20時)を追加表示
・上記の数値データーについて、CSVファイルにてご提供 "
などとされています。この期間、電力消費のピークは、昼間の一番暑い時間帯になります。まさに、その時間多くの人がこの情報をうまく生かすことができれば、人間が調節することで、この難問を解決することができます。
気になるのは、みんながこの情報にPCや携帯でアクセスする不合理です。アクセス集中で情報が途絶する危険がありますし、なによりも電力消費をみることで押し上げもします。解決方法として、多数のミラーサイトや通信チャンネルの確保、場合によっては、ラジオで実況してくれると、助かります。他社からも情報の提供は計画されると思いますので、当しな研では、随時お知らせしたいと思います。
さて、基本的には、計画停電の「原則不実施」は継続されます。5月13日お知らせによると、火力発電所の一部を除いた全てについて、8月末までの復旧の見通しと新たなガスタービンの設置、揚水発電のさらなる活用により、今夏の供給力は5,520万kW(7月末)~5,620万kW(8月末)へと上方修正されました。しかしながら、東京電力から東北電力への電力融通も計画されています。融通された場合、供給力は、5,380万kW(7月末)~5,480万kW(8月末)となり、猛暑や不足の事態が起こることも考えられます。その場合には、計画停電が実施されます。今顔のリリースでは、計画停電の実施方法とグループ別対象地域詳細も発表されました。
プレスリリース / 東京電力、平成23年6月9日
・「でんき予報」開始によるお客さまへの節電のお願い等について
-----image : 「添付資料1:当社ホームページにおける「でんき予報」の実施内容について(PDF 292KB)」より
"..........
このたび、社会の皆さまに、日々の電力需給状況を分かりやすくお伝えさせていただくことを目的として、7月1日より、当社ホームページ(PC・携帯)において、「でんき予報」を開始いたします。
当サイトでは、翌日の電力需給見通しのほか、新たに5分間隔の電力使用実績などのリアルタイム情報や、当日の1時間毎の需要予測値を提供することといたしますので、日々の節電にご協力いただく際に、是非ともご活用ください。
..........計画停電の「原則不実施」を継続するため、需給両面の対策を着実に進めてまいりますが、万が一計画停電を実施せざるをえない場合に備え、お客さまのご負担を可能な限り軽減するために、夏期に向けて計画停電の運用を見直す
こととし【5月13日お知らせ済み】、その具体的な取り扱いを取りまとめましたので、併せてお知らせいたします。
..........
添付資料
資料1:当社ホームページにおける「でんき予報」の実施内容について(PDF 292KB)
資料2:万が一計画停電を実施せざるを得ない場合の運用見直しについて(PDF 394KB)
別紙1:グループ別対象地域詳細【平成23年6月20日(月)から適用】
......... "
関連
・今夏の需給見通しと対策について(第3報)-----東京電力、平成23年5月13日
" .....
1.需給状況と見通し
このたび、当社の長期計画停止中の火力発電所の一部を除いた全てについて、 8月末までの復旧の見通しが得られたことや、新たなガスタービンの設置、揚水発電のさらなる活用などにより、今夏の供給力を5,520万kW(7月末)~5,620万kW(8月末)へと上方修正することといたしました。
他方、当社は、今夏の需給両面の対策を通じて、今回の震災により甚大な被害を受けた東北地方の電力需給バランスの緩和に向け、東北電力株式会社に、最大140万kWの電力融通を行いたいと考えております。したがって、電力融通を考慮した場合の供給力は、5,380万kW(7月末)~5,480万kW(8月末)になります。
.......... "
電気予報
PC
・http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html
・http://www.tepco.co.jp/en/forecast/html/index-e.html(英語)
携帯
・http://www.tepco.co.jp/forecast/mobile/yohou-j.html
・http://www.tepco.co.jp/en/forecast/mobile/yohou-e.html(英語)
・今夏の需給見通しと対策について(第3報)-----東京電力、平成23年5月13日
" 当社は、東北地方太平洋沖地震により、多くの発電所が停止した事態に対処するため、これまで供給力の確保に全力で取り組んでまいりましたが、このたび、追加供給力の確保の見通しが立ったことから、今夏の供給力を5,520万kW~5,620万kWへ
と上方修正いたします。
また、この夏の計画停電の「原則不実施」を継続するためには、供給力のさらなる確保に加え、引き続き、広くお客さまの節電へのご理解・ご協力が不可欠であることから、政府の電力需給緊急対策本部より示されました「夏期の電力需給対策について」の内容を踏まえ、当社としての具体的な取り組み内容を取りまとめましたので、お知らせいたします。
.......... "
東北電力では、
・東北電力 / 最大限の節電ならびに計画停電実施へのご協力のお願いについて
プレスリリース / 東北電力、平成23年 6月 6日
・電力の需給状況データの当社ホームページへの掲載について
" ..........
6月8日より、当社管内における電力の需給状況に関するデータをホームページに掲載いたします。
具体的には、当社管内全体における当日24時間の電気の使用実績を30分間隔でグラフで表示するほか、当日の予想最大電力および当日のピーク時供給力、前日の1時間ごとの電力使用実績等を表示いたします。また、翌日の予想最大電力およびピーク時供給力についても、前日の夕方に掲載いたします。なお、これらのデータについては、様々な形でご活用いただけるようダウンロード可能な形式でも提供いたします。
..........
今回公開するデータの概要は別紙のとおりです。
<東北電力「電力の使用状況」の掲載ページ(URL)>
・グラフ http://setsuden.tohoku-epco.co.jp/graph.html
・データ http://setsuden.tohoku-epco.co.jp/common/demand/juyo_tohoku.csv
・翌日の予想最大電力およびピーク時供給力
http://www.tohoku-epco.co.jp/information/1183323_821.html※6月8日(水)午後6時掲載開始予定
(別紙)電力の需給状況データの概要(PDFファイル/50KB)
.......... "
・経済産業省 : 東日本大震災 関連情報 / 電力需給対策について
/ 計画停電について> 東京電力株式会社
/ 計画停電について > 東北電力株式会社
・Yahoo! JAPAN : 電気予報(ベータ版)
-Twitter : Yahoo_DenkiYoho(Yahoo! JAPANが、東京電力エリアの毎日の電気使用状況を予測し、電気予報(ベータ版)としてお知らせしています。毎日7時半、12時、17時、22時ごろに更新予定です。フォローしてご利用ください。)
/ 東京電力の電力使用状況
/ 東北電力の電力使用状況
・Atsushi's Homepage ~ 東京電力/東北電力/中部電力/関西電力 電力使用量
・Google Crisis Response : 東日本 計画停電情報(当面の間計画停電は実施されない模様のため、計画停電情報サービスは一旦終了)
計画停電関係
・東京電力 : 平成23年6月20日(月)から適用分の計画停電情報 (グループ検索)
関連エントリー
・Twilog@greenpost : 「#tepco」の検索結果
コメント続き
節電には十分な準備と対応が必要です。しかし震災後に実施された計画停電の必要性や実施内容については、数々の疑問や問題点も指摘されています。実際には必要なかったという情報もあります。さらに、鉄道や信号まで影響を受けるような形での停電はまったく必要なかったという話もあります。
さらに、計画停電による企業活動への影響が懸念される中で、すでに経済産業省が誤った東京電力からの情報をもとに、企業に今夏の使用電力の上限を通知したという混乱も起こっています。電力は、生活と経済にとってまさに生命線です。なによりも正確な情報が必要です。もし、意図的に電力における原子力発電の必要「悪」性を強調したいがための情報操作などということがあってはいけません。
節電努力をしながらも、電力のこと、今回の事故とその後の経緯について、国民全員で動向を注視する必要があります。(t_t)
・使用電力、東電報告に誤り千件 経産省、再発防止を指示-----47NEWS、2011/06/04
参考
・飯田哲也の新・エネルギー原論 : 「脅し」でなく適切な「政策」で 今夏の電力は充分足りる!-----ダイヤモンド・オンライン、2011年6月9日
" .....東京電力の供給能力は日を追って増強されている。確かに、震災直後の3月下旬には、4650万kWという厳しい見通しだった。..... 最も大きな効果が期待される大口需要家との需給調整契約..... "(必読!)
・計画停電の疑問、東電担当者に聞きました-----asahi.com,2011年3月19日
・東京電力株式会社に対する誤った情報の報告の再発防止策作成指示について-----経済産業省、平成23年6月3日
・経済産業省 : 電気事業法第27条による電気の使用制限の発動について
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