B9 Shipping、ポスト化石燃料の時代、最新型三本マストのバイオガス駆動の大型貨物用帆船の復活のとき?
風を利用した船のプランが世界中で検討されている中で、アイルランドやイギリスでで風力やバイオガスなどのエネルギープラントを手がけるB9 Energyグループが、全長100mの三本マストの大型貨物船を建造中とのことです。コンピューター制御で帆を制御し完全自動化航行可能なことはもちろん、ロールスロイスのガスエンジンを搭載し、バイオガス(混合燃料)により、また食料や木材由来の燃料なども利用し、100%再生可能エネルギーでの航行が可能ということです。詳細がわからないので、判断できないところもありますが、カーボンニュートラルに近い形で航行することができるということのようです。
この計画には、イギリス政府や企業も参加し2009年より開始、2012年中の航海を目指しているということです。海に浮かんだ段階でまたいろいろ情報がでてくるでしょう。船、海の世界も変わる、また変わらざるをえない時代がきています。日本のハイテクエコ船とは、またちがったソリューションがみられそうです。
・B9 Shipping - Flagships of the Future
/ Power From Food Waste
-----image : 「YouTube - Flagships of the Future」(すぐ下のビデオクリップ)より
(b9Shipping,2010/05/24)
関連
・B9 Shipping Carbon Neutral Coastal Vessel, United Kingdom-----ship-technology.com
/ Specifications : B9 Shipping Carbon Neutral Coastal Vessel, United Kingdom
" Key Data:
CountryUK
Development startedNovember 2009
Entry into service2012
Overall length100m
Displacement3,000dwt
Range1,610km
PropulsionRolls-Royce biogas-powered engine with forward soft sail system "
・B9′s Carbon Free Cargo Ships: Wind and Biofuel Powered Shipping-----Triple Pundit ,February 12th, 2010
・Carbon-Neutral Sail-Powered Cargo Ships Scheduled to Return to European Waters in 2012-----treehugger.com,12.10.10
コメント続き
B9 Shippingのプロジェクト、今回の100mの三本マストの”フラグシップ”のあとには、小さなものからいろいろなタイプの新型帆船が作られるということです。
以前紹介したSkySailsは、凧で船をひっぱるというアイディアで耳目を集めました。
・ドイツの大型船用の帆システム、スカイセイル SkySails が漁船で使われはじめました / YouTubeから-----しなやかな技術研究会、2010/04/09
今回のものは、プロジェクトにかかわっている面々をみると、今後の注目度はかなり大きなものになりそうです。
今は、そのB9 Shippingの船の現実の姿、”彼女”が降臨する日を指折り数えることにします。(t_t)
参考エントリー
・ソーラーシップのソーラー・セイラー Solar Sailor、上海万博を機に中国へ-----しなやかな技術研究会、2010/06/17
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