東芝ライテック、光束効率 110[lm/W] - 100超えを実現した新形E-COREシリーズLEDベースライトを来年より発売
東芝ライテック、光束効率(固有エネルギー消費効率) 110[lm/W] - 100超えを実現した新形E-COREシリーズLEDベースライトを来年より発売すると発表しました。Hf蛍光ランプ用器具と比べて約22%の省エネ効果ということで、これまでむずかしかった高効率高周波安定器を利用したHf蛍光ランプを置き換えることができます。
例
O社 FL40S 87.3 [lm/W]
(6550 lm - 75W)
東芝ライテック LEDT-76021W-LD9 110 [lm/W]
(7600 lm - 69W) セミオーダー 2011年2月上旬W
5月に発表されたパナソニック電工のベースライトが100[lm/W]ということでしたので、今回の110[lm/W]は、さらに光束効率が向上したということです。これがローコストタイプにまでその性能が波及してくると白熱灯系の電球、そして蛍光灯をも置き換えられるシーンが爆発的に増えそうです。発売予定は2011年1月7日より、LEDベースライトを含む全18機種を順次発売するということでうす。
ところで、[lm/s](ルーメン/ワット)という単位ですが、今回のリリースでは固有エネルギー消費効率となっています。他のメーカーでは違う言い方をしているところもあります。これまでは、光束効率というのがグリーン・ポストではわかりやすくて使ってきたのですが。総合効率という言い方をする人もいます。専門家は、固有エネルギー消費効率という言い方をするので、これに固まるのでしょうか? できれば人に説明したときに、照明の効率だと一度聞いたらわかるような、わかりやすい言い方にしてほしいのですが。
プレスリリース / 東芝ライテック、2010年10月20日
・業界最高の固有エネルギー消費効率(110 lm/W)を実現した 新形LEDベースライトの発売について
-----image["LEDベースライト(LEDR-76021W-LD9)"] : 同リリースより
" 東芝ライテックは、「E-CORE」(イー・コア)シリーズに、Hf蛍光ランプ用器具の後継に相当する新形LEDベースライトをラインアップ。業界最高(注1)の固有エネルギー消費効率(注2)110 lm/Wを実現した新形のLEDベースライトを含む全18機種を2011年1月7日から順次発売します。
LED照明は、省エネ・長寿命などの優れた特性から高い注目を集めています。しかし、学校やオフィスなどで広く普及している高効率なHf蛍光ランプ用器具と比較した場合は省エネ効果が得にくいため、LED照明器具への代替えは難しいとされていました。
このたび発売する新形LEDベースライトの固有エネルギー消費効率(注2)は、業界最高の110 lm/W(注1)を達成しています。Hf蛍光ランプ用器具と比べて約22%の省エネ効果が得られる(注3)高い性能を実現したことにより、Hf蛍光ランプ用器具からの代替えを可能にしました。
注1: 対象機種:LEDT-38021W-LD9 ,LEDT-56021W-LD9 ,LEDT-76021W-LD9 ,LEDR-76021W-LD9。
32形Hf蛍光ランプ用器具相当のLEDベースライトにおいて。2010年10月20日現在、当社調べ。
注2: 日本照明器具工業会JIL5006に規定される定格光束(器具光束)を定格消費電力にて除した値。
注3: 新LEDベースライト(LEDR-76021W-LD9)と当社32形Hf蛍光ランプ×2灯用器具(FHR-42930K-PH9)の比較
。
..........
-----image(”新形LEDベースライト 諸特性 および ランニングコスト比較 32形Hf蛍光ランプ×2灯用(高出力点灯)器具相当の明るさで、約22%の省エネ”) : 同リリースより "
コメント続き
今回の製品は、セミオーダーということです。高い効率LED灯具のより広い普及前段階というところでしょうか。LEDが100[lm/W]を越えたというところで、高い効率のラインナップに並んだというところです。あとは、価格。パナソニックの価格がすでに出ていますので、これから出る製品もそれを意識した価格になるでしょうから、すでに設備用としては普及段階の価格になると思います。
ところで、今月の頭に自然エネルギーのワークショップを行い、消費電力のWh-発電のWhということを具体的に見ることを行ないました。
そこで、 54Wの電球 850[lm/W]や電球型蛍光灯15W 840[lm/W]。そしてさまざまなLED電球を暗い中で実際に付けて明るさをみんなで確認するということをやりました。その時、オスラムの2Wの電球型LEDランプをみせて54W電球の明るさの何分の一ぐらいの明るさかを聞くと、なんと三分の一程度の方が54Wの白熱球と変わらないというのです。電球ではなく、照らされた側をみれば、明らかにぜんぜんくらいのですが、みなさん直接電球をみて評価するのでこういうことになりました。2WのLED電球でそうした印象を与えることが使い方によってはできるということです。ようやく、明るさでもそして本当に蛍光灯においつきはじめたLEDライト、照明の様々なシーンでいろいろな使い方ができそうです。(t_t)
参考エントリー
・パナソニック電工、FL20形(20W直管)相当、FHP32形の街灯置き換え用LEDライトを発売! さらに7月には100 lm/WのLEDベースライトも-----しなやかな技術研究会、2010/05/27
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