続くロシアの異常高温。森林火災による一酸化炭素などの燃焼ガスを含んだ大気の広がりをNASAが発表。影響は広範
ロシア、収まる気配のない猛暑。露中部では気温35~42度にも達し、森林火災も消火活動の手がつけられない地域もあり拡大、燃焼による一酸化炭素などを含む有毒な煙は大気に広がり、NASAが11日に公開した情報によれば、北半球の広範な地域にその影響が広がろうとしている。公開された動画は、下のサイトで見ることができ、またこの内容を報じたニュヨークタイムズの記者の手によりYouTubeにも掲載されています。
モスクワでは、有害物質が含まれている燃焼ガスにより、一酸化炭素や二酸化窒素の濃度が許容基準を越え、健康にも脅威となっています。NASAの発表したこの動画を見ると、日本への影響もありそうです。どの程度のものかの見極めも必要です。
・NASA Video Shows Global Reach of Pollution from Fires-----NASA Jet Propulsion Laboratory,August 11, 2010-----Animation
-----image : 上記サイトより
関連
・Carbon Monoxide over Western Russia-----Earth Observatory,August 11, 2010
-----image : Google Earth「Carbon Monoxide over Western Russia」レイヤー。公開のKMZファイルをGoogle Earthに読み込んだ画像。詳細は、こちらをご覧ください。
・NASA's Eyes on the Earth : Climate Change
NASA Animation: Pollution from Russian Fires
-----NASA Tracks Pollution Flow from Russian Fires-----Dot Earth Blog - NYTimes.com,August 11, 2010
・露森林火災で7地域に非常事態宣言、死者は40人に-----AFP BB News,2010年08月03日(clipping)
・ロシア火災 核施設延焼の恐れも モスクワでは死者倍増-----東京新聞、2010年8月10日
・チェルノブイリは、燃えているか?-----GreenPost -Heuristic Life - ,2010/8/12
コメント続き
ロシアの異常高温は、干ばつという形でも人々の生活に深刻な影響を与えています。異常高温の原因は、さまざまな説があるが特定はされていません。ロシアの130年の観測史上初の出来事ということですので、今後の分析が待たれます。(t_t)
参考
・ヨーロッパ東部からロシア西部周辺にかけての異常高温について-----気象庁、平成22年8月6日
・平成22年(2010年)7月の北半球中緯度の高温について-----気象庁、平成22年8月11日
・灼熱の夏のロシア、穀物生産への気候変動の影響-----GreenPost -Heuristic Life -,2010.07.29
追加情報
・ロシアの森林火災、3地域で非常事態解除 農作物には深刻な被害-----AFP BB News,2010年08月13日
・Twitter - greenpost: チェルノブイリ汚染地域の火災、放射性物質飛散はわずか=専門家-----Reuters http://bit.ly/dpVIH4 コメ-怖いのは吸引による体内被曝だろうが、専門家! #russia #climatechangeja #heatwave #wildfire
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