« ヤマハ発動機、一充電当たりの走行距離43kmの電動バイク EC-03(原付1種)を発売開始 | トップページ | 愛媛県、コンバート電気自動車と電気漁船の開発研究を実施中 »

2010/07/16

林野庁、学校の木造化に取り組む動きを支援するための情報を取りまとめた

 林野庁と文部科学省は、地方公共団体や設計者等が学校の木材利用に取り組みやすくなる方策について検討してきたそうです。今回学校の木造化に取り組む動きを支援するための情報を取りまとめた情報サイト「こうやって作る木の学校~木材利用の進め方のポイント、工夫事例~」をオープンしました。

 東京の郊外でも昭和40年ころから順次、木造校舎から鉄筋コンクリートの学校の建設ラッシュが始まりました。都内では、木造校舎は、奥多摩で数年前にみたのを最後に最近目にすることすらなくなってしまいました。今後、少子化の波、そして国産材の有効利用という文脈の中で、木造化に取り組む学校の動きが活発化し、子供の成長にいい影響を与えるような建物のすぐれたデザインもいっしょに提案されていくならば、とてもいい空間作りが実現するかもしれません。

プレスリリース / 林野庁、平成22年5月27日
「こうやって作る木の学校~木材利用の進め方のポイント、工夫事例~」の取りまとめについて

" 文部科学省と林野庁は、この度、「こうやって作る木の学校~木材利用の進め方のポイント工夫事例~」を取りまとめましたので、お知らせいたします。

1.検討の経緯
文部科学省と林野庁は、共同で昨年7月から「学校の木造設計等を考える研究会」(主査:長澤 悟 東洋大学教授)において、地方公共団体や設計者等が学校の木材利用に取り組みやすくなる方策について検討してきました。その成果として、特に課題として考えられている、木材利用の検討の進め方やコストの抑制の方法を中心に、そのポイントや、工夫した取組について事例をとりまとめました。
なお、本工夫事例集は、都道府県及び市町村教育委員会等の関係機関に対し、送付する予定です。

2.資料
「こうやって作る木の学校~木材利用の進め方のポイント、工夫事例~」は、次のURLで、ご覧になれます。
URL:http://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/riyou/gakkou.html
<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)
「こうやって作る木の学校~木材利用の進め方のポイント、工夫事例~」の概要(PDF:67KB)より
”木材を利用した学校施設の工夫事例集のとりまとめについて
「こうやって作る木の学校~木材利用の進め方のポイント」の概要
..........
2.工夫事例集のポイント
(1)木材利用の意義と効果
① 教育的効果の向上(教室内の温熱環境、心理・情緒面等)
② 環境への配慮(地球温暖化防止、森林整備への貢献等)
③ 大工技術者の育成、地域経済の活性化、文化の継承等
(2)木材利用を進め易くするための方策
① 木材利用の目的の明確化と共通理解、木材利用推進体制の構築等
② 木材利用の進め方
・木材の品質、規格や適材適所の使用等について関係者の合意形成
・伐採・製材・乾燥期間を考慮したスケジュール設定等
・タイプ別木造化事例(市町村材・地元の森林・流通材の活用)、内装の木質化等
・コストを抑制するための設計上の工夫(一般流通材・定尺材の活用、接合部の形状の統一化、適材適所の木材利用、維持管理を配慮した設計等)
③ 木造校舎の改修、耐震補強による継承等を通じた地域文化の継承
・既存の文化や景観の継承、有効活用
・木造校舎等の耐震診断・耐震補強の方法、改修による温熱環境等の向上
(3)今後の課題
・コンサルティング的役割を担う組織の形成
・規格材の流通促進による価格情報の提供と効率的な積算手法の確立等”
.......... "

関連
こうやって作る木の学校~木材利用の進め方のポイント、工夫事例~

第1回学校の木造設計等を考える研究会の概要について-----林野庁、平成21年7月10日

文部科学省 : 学校の木造設計等を考える研究会



ninki blog ranking

人気blogランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。





greenpost(@greenpost) - Twilog-----twitter : greenpost
--- グリーン・ポストのおすすめ”本”(amazon.co.jpインスタントストア)-----しなやかな技術研究会のGoogleマップ-----はてなのブックマーク----------掲示板



[PR GreenPostの商品案内のサイトへ PR]

|

« ヤマハ発動機、一充電当たりの走行距離43kmの電動バイク EC-03(原付1種)を発売開始 | トップページ | 愛媛県、コンバート電気自動車と電気漁船の開発研究を実施中 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 林野庁、学校の木造化に取り組む動きを支援するための情報を取りまとめた:

« ヤマハ発動機、一充電当たりの走行距離43kmの電動バイク EC-03(原付1種)を発売開始 | トップページ | 愛媛県、コンバート電気自動車と電気漁船の開発研究を実施中 »