ZEBを知っていますか? ネットエネルギーゼロビルの可能性
ZEBを知っていますか? 私も少し前に通産省などのサイトで知ったネットエネルギーゼロビルのことだそうです。それは、省エネと創エネとそれをマネージメントする総合的な技術を屈指したエネルギー使用ゼロを目指した建物ということです。その可能性について情報を集めていたら、記事がアップされました。
・特集 ゼロ・エネルギー・ビルの真価-1 エネルギー使用ゼロを目指せ ZEBが示す建築物の未来-----bp special ECOマネジメント、2010年4月19日
・ビルのエネ消費「ゼロ」に 東ガスが挑戦-----SankeiBiz,2010.3.8
" .....建築物における一次エネルギー消費量を“正味”でゼロに限りなく近づける試み..... "
参考エントリー
・東京ガス、港北NTアースポートビルを再生可能エネルギーと都市ガスの融合によるネット・ゼロ・エネルギー・ビルへ改修-----しなやかな技術研究会、2010/02/08
東京ガスの港北NTアースポートビルの試みをみることで、具体的なZEBのイメージがつかめたきがします。この試みは2030年までにさまざまな技術を使って、年間の一次エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることをめざすということです。2030年という中期的な目標において、計画的にZEBを具体化していく、この過程の経験が共有されれば、他の企業やビルなどの試みに貴重な経験を添えてくれそうです。
ただ、いかんせん、一つの企業の一つの場所としての試行であっては、省エネ、温暖化効果ガスの削減において、国が目標としている目標の達成のためには、速度、規模が小さいすぎます。このZEBはくにの主導で、
プレスリリース / 経済産業省、平成21年11月24日
・「ZEBの実現と展開に関する研究会」の報告書公表について
" 本件の概要「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」の実現と展開に向けて、具体的な道筋を検討するため、本年5月に「ZEBの実現と展開に関する研究会」が立ち上げられ、計8回に亘り検討が重ねられました。この検討の過程では、欧米におけるZEBに向けた政策や技術動向を把握するための現地調査も実施されました。こうした検討を通じて、今後の我が国の建築物のZEB化に向けた新たなビジョンを提案するとともに、課題やその対応策としての提言を報告書にまとめましたので、公表します。
..........
発表資料名
「ZEBの実現と展開に関する研究会」の報告書公表について(PDF形式:437KB)
ZEB研究会報告書(PDF形式:4,910KB)
-----以下、上記報告書より-----
オフィスビル、小売店舗、病院、学校等の業務部門については、その最終エネルギー消費は対1990 年比で4~5割程度増加した後高止まりしており、省エネ対策の強化が最も求められている部門です。
「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の達成に向けて、具体的な道筋を検討するため、本年5月に「ZEBの実現と展開に関する研究会」が立ち上げられ、計8回に亘り検討が重ねられました。この検討の過程では、欧米におけるZEBに向けた政策や技術動向を把握するための現地調査も実施されました。
こうした検討を通じて、今後の我が国の建築物のZEB化に向けた新たなビジョンの提案や、課題とその対応策としての提言を報告書にまとめましたので、公表します。【ZEB の定義】
建築物における一次エネルギー消費量を、建築物・設備の省エネ性能の向上、エネルギーの面的利用、オンサイトでの再生可能エネルギーの活用等により削減し、年間の一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ又は概ねゼロとなる建築物。
-----image : 同リリース「ZEB研究会報告書」より2030年・ZEB化に向けた新たなビジョンとその実現の方策
【ZEB化に向けた新たなビジョン】
●新たな中期目標、ZEB化の技術的可能性を踏まえれば、我が国のZEB化に向けたビジョンについては、本年4月に策定された新築公共建築物に限定したものから、「2030年までに新築建築物全体での実現」と、一歩踏み込んだ、より野心的なものとすることが適当。
●このビジョンが実現され、既築の省エネ改修の効率も大幅に高まる場合、2030年の業務部門の一次エネルギー消費量は概ね半減。追加必要投資額は、概ね年間8000億円程度。
●ZEB化への取組は幅広い産業にとって成長の機会。我が国は省エネビルの設計・制御でも世界をリードすべき。
【ビジョン実現に向けて】
1.規制
.......... "
関連
・経済産業省 : 資源エネルギー庁 / ZEBの実現と展開に関する研究会
コメント続き
省エネと再生可能エネルギーなどを屈指したビルのデザインやリフォームはアメリカでも注目されている分野です。昨年ぐらいから情報が増えてきています。中でも、もRMI加わって進められているエンパイアステートビルの省エネ改修工事は、老朽化が伝えられるアメリカのシンボルの再生として大きな注目を集めています。日本でも、これぐらい派手に動いてみることも必要なのではと思います。どこかでかい、あまり効率のよくないビルでのZEB化計画こそみてみたいものです。(t_t)
参考エントリー
・エンパイアステートビルのグリーン改修工事が進行中-----自然エネルギー、2010/01/07
・テレビ番組 NHK BShi 9/3, BS1 9/20 未来への提言 エネルギー学者 エイモリー・ロビンス - 世界をエコにデザインする-----ソフトエネルギー、2009/08/31
・エンパイヤステートビルディングで省エネ化プログラムがスタート-----しなやかな技術研究会、2009/04/08
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