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2010/04/06

内閣府、専門調査会は大規模水害対策に関する報告書をまとめ公表しました。高潮などでの被害が詳細に検討されています

 内閣府の中央防災会議「大規模水害対策に関する専門調査会」は、三年以上におよぶ、首都圏における大規模水害発生時の対応方策の検討の結果を、A4版130ページにおよぶ「大規模水害対策に関する専門調査会報告 首都圏水没 ~被害軽減のために取るべき対策とは~」という報告書にまとめ発表した。大規模水害の規模と危険の周知により迅速な避難経路、避難方法、孤立者の可能な限りの減少のための避難誘導など多くの課題が帰されています。高潮でのシナリオでは被害は死者7600人に達するとするなど、大都市東京がかかえるリスクへの理解のために、企業や環境問題に関心のある人はぜひとも、ざっとでも目を通しておいたほうがいい内容になっています。
 また、気候変動による海面上昇や台風などの被害の甚大化の可能性を考えれば、そのリスクは高くなることはあっても、低くはならないと理解すべき内容です。

プレスリリース / 内閣府、平成22年 4月 2日
大規模水害対策に関する専門調査会 / 大規模水害対策に関する専門調査会報告 首都圏水没 ~ 被害軽減のために取るべき対策とは ~ の公表について

" 中央防災会議「大規模水害対策に関する専門調査会」(座長:秋草直之 富士通株式会社取締役相談役)は、大規模水害発生後の被害を最小限にとどめるための対策について検討を進めてきたところですが、平成18年8月の第1回開催以来、20回の会合を経て、この度「大規模水害対策に関する専門調査会報告 首都圏水没 ~被害軽減のために取るべき対策とは~」がとりまとめられました。主な対策の内容等は次のとおりです。
.....
平成22年3月18日に開催されました中央防災会議「大規模水害対策に関する専門調査会」(第20回、最終回)において、「大規模水害対策に関する専門調査会報告(案)」については、秋草座長一任のもとで修正されることになっておりましたが、修正が完了しましたので報告します。

Ⅰ.大規模水害時の被害事象の特徴と課題(P66~67)
1. 広大な地域が浸水する場合があること
..........
2. 浸水深が深く避難しなかった場合に死者の発生率が極めて高くなる地域
があること
..........
3. 地下空間を通じて浸水が拡大する場合があること
..........
4. 浸水地域では電力が停止する可能性が非常に高いこと
..........
5. 浸水継続時間が長く、ライフライン被害の発生と併せて孤立者の生活環境
の維持が極めて困難となる地域があること
..........
6. 堤防決壊に至る前からの被害発生の予測が可能であること
..........
7. 堤防決壊から浸水域拡大までに時間があること
..........
Ⅱ.大規模水害対策のあり方(P68)
.....将来の気候変動による影響への対応も視野に入れた河川整備等の治水対策等
を着実な実施が重要であるが、堤防決壊等による氾濫等が生じる可能性も視野に入れた対
策も重視すべき.....

Ⅲ.実施すべき対策
.......... "

/ 大規模水害対策に関する専門調査会発表資料

"..........
資料1 大規模水害対策に関する専門調査会報告 首都圏水没~被害軽減のために取るべき対策とは~ 概要版(PDF:2.40MB)
資料2 大規模水害対策に関する専門調査会報告 首都圏水没~被害軽減のために取るべき対策とは~(PDF:5.53MB)
  参考資料1 大規模水害対策に関する専門調査会報告 参考資料集
  参考資料1-1(PDF:5.30MB) 参考資料1-2(PDF:6.50MB)
  参考資料1-3(PDF:5.23MB) 参考資料1-4(PDF:5.50MB)

  参考資料2 大規模水害対策に関する専門調査会報告 被害想定、アンケート調査集
  参考資料2-1(PDF:6.10MB) 参考資料2-2(PDF:6.95MB)
  参考資料2-3(PDF:7.49MB) 参考資料2-4(PDF:5.57MB)
  参考資料2-5(PDF:7.53MB)  
......... "

Takashiotokyop60
-----image : 「資料2 大規模水害対策に関する専門調査会報告 首都圏水没~被害軽減のために取るべき対策とは~(PDF:5.53MB)」 P.60 3.2.3 浸水継続時間 シナリオF より

関連
内閣府 : 大規模水害対策に関する専門調査会

温暖化による東京湾高潮、死者7600人と試算-----YOMIURI ONLINE,2010年4月2日

コメント続き

 都市防災、地震や台風そして、今回の高潮。日ごろから考えておかなければならないことがたくさんありそうです。気候変動では、海面上昇や台風や気象災害の甚大化も指摘されています。危険な地域にお住まいの方は、予想し予想される内容があるならば、自主防災と地域での連携を始める必要がありそうです。巨大都市、東京の災害への備え。大きな課題ですね。(t_t)

MEMO
(日本のカントリーリスク”地震”、”洪水”についての資料など)
OECD Reviews of Risk Management Policies. Japan: Large-scale Floods and Earthquakes-----OECD-----image: 同リポートカバー-----42312663_2

Detailed Research Study of the Earthquake Hazard Map and Disaster Prevention Measures Project (Earthquake Risk Mapping) in Armenia----International Development Business

JAPAN: Economic Policy Analysis-----THE McKEEVER INSTITUTE OF ECONOMIC POLICY ANALYSIS

Countryrisk.com : the country analysis resource / Country Risk Ratings

Best Company / Country Risk / Japan

EIU : Country Risk Service Japan



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