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2010/04/05

富士通研究所、電力センサー内蔵のスマート電源タップを開発

富士通研究所は、業界最小の電力センサー内蔵のスマート電源タップを開発を開発したと発表しました。これまでの製品は、連タップの消費電力をまとめて表示することができる製品はありましたが、今回の製品はコンセントごとの細かい消費電力の把握と、PCにより解析にも対応しているということです。
 このタップを使った実際のオフィスでの実験では、20%の省エネに成功したということです。

プレスリリース / 富士通研究所、2010年3月31日
業界最小の電力センサー内蔵のスマート電源タップを開発

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-----image(”図1. 業界最小クラスの電力センサー内蔵タップ”) : 同リリースより

" コンセント単位の電力を“見える”化し、オフィスの消費電力を20%削減
 株式会社富士通研究所(注1)は、業界最小クラスの電力センサー内蔵のスマート電源タップ(注2)を開発しました。このタップを利用することで、従来は把握できていなかったオフィスでのコンセント単位の消費電力を見える化できます。さらに、利用者の電力消費の状況をスケジューラと連動させることにより、パソコンの消し忘れなどの不要電力を明らかにすることができ、利用者の省エネ意識を改革できます。
 本タップを当社内の一部オフィスで利用してみたところ、消費電力を約20%削減することに成功(注3)しました。
.........
開発した技術
上記の課題を解決するために、以下の2つの技術を開発しました。これらの技術を組み合わせることで、オフィスでの業務と絡めた電力消費を把握できます。さらに、不要電力を見える化することによって利用者に促し、省エネルギー化を推進できます。
1.業界最小クラスの電力センサー内蔵のスマート電源タップオフィスでの利用を考慮に入れ、コンセントごとの消費電力を測定してデータを収集できる、小型で安全なテーブルタップタイプの電力センサーを開発しました。
1.非接触で消費電力を測定できる組み込み型電力センサー
安全性に配慮して、AC100Vの電源に非接触で電流を測定できる専用電流センサーを開発しました(図2)。本電流センサーは、磁気センサーであるホール素子と、磁界をホール素子に収束するフェライトにて構成し、フェライトの設計を最適化することでコンセントごとに1W単位で最大2.0KWまでの電力測定を実現しました。
2.小型外形サイズでコンセントごとに電力測定を可能とする電極構造
センサー装着部はコンセントから電極を延伸した構成にすることで、隣り合うコンセントでの電力消費による影響を最小限にしました(図3)。これにより、4つのコンセントの個別電力を業界最小サイズの小型テーブルタップサイズで測定できるようになり、オフィスのレイアウトを変更することなく、さまざまな場所でのきめ細かい消費電力の把握が可能になります。

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-----image(”図2. 新開発した電流センサー図3. センサー装着部の電極構造”) : 同リリースより

2.業務と絡めた消費電力の見える化技術
スケジューラと連携して利用者の業務と消費電力を関連付けて表示したり、所属部門内の他のメンバーの消費電力と比較表示することで、無駄な電力をわかりやすく見える化します。これにより、離席時の電気スタンドやディスプレイの電源オフ、消費電力が多いデスクトップPC利用から消費電力の少ないノートPC利用へ移行などを促すことができるため、個人単位での省エネルギー化が促進できます。
313c-----image(”図4. 消費電力見える化技術”) : 同リリースより
.......... "

コメント続き

 消費電力の見える化は、省エネのにとってのキーとなる技術です。今回開発せれたセンサーを将来的には負荷ごとや回路ごとに取り付けることでより細かな把握が可能になりそうです。すぐに製品化される技術ではないのかもしれませんが、製品になれば、その効果を考えればかなり普及しそうな製品です。このあたり、オフィスの省エネ基準みたいなもの、広さや使用状況に合わせて評価のための基準が有効に機能すれば、省エネオフィスに対して、明確な促進させるような支援策も可能でしょうね。(t_t)



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