パナホーム、パナソニックグループ、東京大学・日建設計・海法圭建築設計事務所とCO2 ± 0(ゼロ)住宅』産学共同研究を開始
パナホーム、パナソニックグループは、東京大学・日建設計・海法圭建築設計事務所とCO2 ± 0(ゼロ)住宅』産学共同研究を開始。太陽光発電、蓄電システム、見える化、省エネ、さらにはパッシブソーラー、などに総合的に組み入れた家を実際にたてて、研究するということです。風力発電やLED照明、エコキュート、電気自動車用の設備、AC-DCハイブリッド配線システムなども設備されるようで、最近エコ住宅で話題になる技術のてんこ盛り状態ですね。研究の成果に期待しております。
プレスリリース / パナホーム、2010年3月31日
・東京大学・日建設計・海法圭建築設計事務所との産学共同研究とパナソニックグループとの連携による『CO2 ± 0(ゼロ)住宅』の開発について
-----image("『CO2 ± 0(ゼロ)住宅』研究棟 設備・仕様の配置イメージ") : 同リリースより
" ..........環境No.1住宅の実現をめざし、東京大学・株式会社 日建設計・海法圭(かいほうけい)建築設計事務所との産学共同研究とパナソニックグループとの連携による『CO2 ± 0(ゼロ)住宅』の開発に着手いたしました。
このたび、当社の本社工場(滋賀県東近江市)内に、『CO2 ± 0(ゼロ)住宅』研究棟を建設するとともに、将来的な商品化をめざし、2010年7月から3年間の実証試験を実施いたします。
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■ 『CO2 ± 0(ゼロ)住宅』の開発と実証試験について
『CO2 ± 0(ゼロ)住宅』は、建物の気密・断熱性能を向上させ、自然エネルギーを有効活用するとともに、創エネ・蓄エネ・省エネ・?エネ(エネルギー収支を可視化)を実現するさまざまな設備・仕様を計画的に組み合わせることで、住宅全体でCO2排出量が収支上ゼロになる住まいです。
実証試験を実施する研究棟は、断熱・気密性能を向上させたパナホームの建物に、東京大学・日建設計・海法圭建築設計事務所との連携による、ダイレクトゲイン(日射熱取得と蓄熱)やヒートポンプ技術の導入、居室間の熱融通等の空間設計を導入し、自然エネルギー活用の研究を行います。
また、オール電化仕様やソーラー発電システムをはじめ、直流電力の給電が可能な「AC/DCハイブリッド配線システム」、家全体のエネルギー収支状況が把握できる「ライフィニティECOマネシステム」、直流駆動LED照明等を採用し、パナソニックグループが推進する「家まるごと」のエコアイディアを具現化します。
実証試験の最終年(2013年)においては、1990年築の在来木造住宅のCO2排出量4.5トンに比べ、CO2排出量を1.5トン(33%)まで削減し、この1.5トンを創エネ設備によるCO2削減効果で収支ゼロをめざします。
【試験項目】
住宅エネルギー検証 ⇒ 創エネ・蓄エネ・省エネ・?エネ(エネルギー収支を可視化)、自然活用エネルギーを、家1棟まるごと収支検証し、年々のエネルギー削減効果を評価。
実生活型検証 ⇒ 4人(夫婦、中学女子、小学男子)を想定し、実際の家族が7日間程度居住し、日常生活において、創エネルギーと消費エネルギーの収支を評価。
パナソニックグループ連携 ⇒ 「AC/DCハイブリッド配線システム」や「ライフィニティECOマネシステム」等の導入性を評価。
産学連携 ⇒ 東京大学、日建設計・海法圭建築設計事務所と、ヒートポンプ技術や蓄熱技術、自然エネルギーの活用による快適空間のあり方や空間設計について研究・評価・検証。
【共同研究先】
東京大学 大学院工学系研究科 前 真之 准教授 研究室
株式会社 日建設計
海法圭建築設計事務所
■『CO2 ± 0(ゼロ)住宅』研究棟 概要
-----image("『CO2 ± 0(ゼロ)住宅』研究棟 完成予想図") : 同リリースより
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<主な設備・仕様および概要>
オール電化住宅で5つの技術を活用し、エネルギー収支を家1棟まるごと評価
1. 創エネ ソーラー発電を採用。地域毎の理論発電量と実際の発電量を比較検証。
2. 蓄エネ ソーラー発電の余剰電力を蓄電し、夜間に使用。
3. 繋エネ 「ライフィニティECOマネシステム」でエネルギー収支を可視化し、省エネルギー意識の啓発による削減効果。
4. 省エネ 5大消費(冷房、暖房、照明、給湯、換気)。特にヒートポンプ技術や蓄熱技術を駆使し、快適で省エネな空間を実現。
5. 自然エネ 太陽熱を利用するダイレクトゲイン(日射熱取得と蓄熱)、ソーラー集熱と蓄熱、熱融通(南面室の熱を北面室へ搬送、LDK空調熱を洗面所やトイレ廊下へ搬送)。
.......... "
関連
・日建設計
コメント続き
以前熱心にエコハウスに関する情報を集めたことがあります。家に関しては、耐震や免振の技術、火災などへの対応も含めた総合的なデザイン、設計が大切だと思いました。家をまるごと一軒作ったことがあります。結果は、お金もかかって結構大変でした。今その家はそこに向かう道路が大雨で流されたこともあって伊豆の山中で朽ちつつあります。すごく残念な結果でした。その経験から学んだことは、すべて自分でやろうとせずに、専門家や技術者の的確なアドバイスに触れながら情報収集をすることの大切さです。それがその失敗から学んだことです。そういう人と出会えたら幸せです! (t_t)
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
saipan-skyさん
島の環境は過酷でしょうねぇ。しかし、豊かでもある。日本人が目を覚まして、海洋大国として海と共存して生きることを決めることができれば、サイパンとも正しく”海続き”になります。そのために、どうしたものか頭を悩ます変な大人になってしまっております。
今後ともよろしくお願いします。
東京暮らしに飽き足らなくなってきた
t_t
投稿: t_t | 2010/04/20 23:19
オリンピック選手候補生が負荷のかかるトレーニングをするように、こういう企画もこちらの島の様な過酷な条件でのテストにトライして頂きたいものです。
投稿: saipan-sky | 2010/04/20 10:47