環境省、チャレンジ25キャンペーン(チーム・マイナス6%改)を本格スタート
環境省は、2020年に、温室効果ガスを、1990年比で25%削減するとの目標を掲げた国の方針にしたがい、京都議定書対応のキャンペーンとしてきたチーム・マイナス6%をチャレンジ25キャンペーンを開始すると昨年12月に発表しました。1月14日にはキックオフ・イベントを開催するということです。
プレスリリース / 環境省、2009年12月17日
・チーム・マイナス6%は、新しい国民運動「チャレンジ25キャンペーン」に生まれ変わります!!
・地球温暖化防止のための国民運動「チャレンジ25キャンペーン」キックオフ・イベントの開催について(第1報)-----環境省、平成22年1月8日
関連
・環境省 : チャレンジ25キャンペーンのスタートについて / チャレンジ25関連情報
参考エントリー
・次期首相となる民主党の鳩山代表の温暖化効果ガス1990年比、25%削減目標表明の重み-----しなやかな技術研究会、2009/09/10
・民主党のマニフェスト-----しなやかな技術研究会、2009/09/01
・民主の削減目標、25%減は現実離れしているか?-----しなやかな技術研究会β、2009-08-06
”CO2等排出量について、2020年までに25%減(1990年比)、2050年までに60%超減(同前)を目標とする。 【具体策】 ○「ポスト京都」の温暖化ガス抑制の国際的枠組みに米国・中国・インドなど主要排出国の参加を促し、主導的な環境外交を展開する。 ○キャップ&トレード方式による実効ある国内排出量取引市場を創設する。 ○地球温暖化対策税の導入を検討する。その際、地方財政に配慮しつつ、特定の産業に過度の負担とならないように留意した制度設計を行う。 ○家電製品等の供給・販売に際して、CO2排出に関する情報を通知するなど「CO2の見える化」を推進する。 43.全量買い取り方式の固定価格買取制度を導入する”
となっています。しかし、ここで2020年までに25%減(1990年比)、2050年までに60%超減(同前)という数字がどのようなライフスタイルを志向し、現実化していくのかについて、具体的にイメージできる人はほとんどいないと思います。生活者としては、この政権が何を実現し何を実現しないかという問題に注意深く注意を向ける必要があります。政権交代から”第一四半期”については、すでに支持者の四分の一程度は、失望感をもっているようですが、まだ多くの人が自民党の後始末には、相当の時間と金がかかると覚悟もしながら見守っているという感じでしょうか? とはいえ、支持率が50%を切るといわれる現在、ポイント、ポイントで的確な情報公開と説明を行うことができなければ、参議院選挙までもたないという悲観論も聞かれます。気候変動、エネルギー問題は、わが国の行く末と国民生活にとって重要なテーマです。とにかく、真剣に見守りたいと思います。
しかし、環境省のYouTubeサイト、単なる宣伝サイトとしても、機能していません。せっかくやるならば、定期的で重要課題を含めた情報の公開となる内容に改めてほしいところです。(t_t)
参考
・YouTube : 環境省
・WMO GREENHOUSE GAS BULLETIN 2008-----World Meteorological Organization,23 November 2009
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The globally averaged mixing ratio of carbon dioxide (CO2) in 2008 was 385.2 ppm (number of molecules of the gas per million molecules of dry air), with an increase of 2.0 ppm from the previous year, continuing the tendency of exponential increase. CO2 is the most important human-emitted greenhouse gas in the atmosphere, contributing 63.5% to the increase in overall radiative forcing since 1750.
..... "
・2007年の温暖化効果ガスの濃度をWMOが発表。CO2は、383.1ppm-----しなやかな技術研究会、2008/11/28
・UNEP、主要な国の温暖化効果ガス削減値が一目でわかるClimate Pledge Tracker(気候誓約トラッカー)を公開-----しなやかな技術研究会、2009/12/14
・日本の07年度CO2排出量、8.7%増 なぜ"増"なの?!-----しなやかな技術研究会、2008/11/17
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