« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »

2009/12/30

本年は大変おせわになりました

 2009年、大変お世話になりました。
 今年は、課題山積の1年でした。それでも、多くの出会いと多くのチャンスをいただいた貴重な1年でした。
 みなさま、本当にお世話になりました。

 来年もよろしくお願いいたします。

 グリーン・ポスト 代表 恒任とうじ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/28

フォルクスワーゲン、小型ハイブリッドコンセプト車「Up! Lite」を発表。4人乗りファミリーカーで、合金や炭素繊維などにより車重695kgを実現

 軽い車。それが現代の車としての十分な他の性能を保証するものであれば、重量がその車の環境性能そのものとなります。Volkswagen社発表した小型ハイブリッドコンセプト車「Up! Lite」は、TDI(ターボディーゼル)エンジンと電気モーターのハイブリッドシステムで、4人乗りファミリーカー。その重さは695kgということです。日本おKカーなみで十分な大きさと走行、環境性能をそろえてきています。アルミ合金や炭素繊維を多用ということですから、それは日本の得意分野です。次代の車は、かなり手堅いでなければならないと思っています。日本からも軽量、さらに小型で”車として満足できる”コンセプトカーの出現にも期待しています。2009年の最後にこの注目の車を記事に選びました。

プレスリリース / フォルクスワーゲン、2009/12/24
更新情報 / コンセプト「Up! Lite」のページを公開しました
コンセプト「Up! Lite」

Popup330_220popupdb2009au01926_up_l
-----image : VW Media Services : To the Point: To the Point: Volkswagen Premiere in Los Angeles Up! Lite ? This car is the world’s most fuel-efficient four-seater

" Volkswagen’s Up! Lite concept consumes just 2.44 l/100 km (70 mpg/highway)
Concept based on the future New Small Family from Volkswagen
.......... "

コメント続き
 フォルクスワーゲンに注目するもうひとつの理由は、今年利用するにようになったiPhoneを利用するようになったことと無関係ではありません。携帯やPDAの利用の可能性がパソコンのサブとしてのとりあえずの存在から、携帯することで新しいメディアへのかかわりや表現が可能になるということに気づかされつつあるかあらです。以前フォルクスワーゲンは、アップルとiCarの開発に向けての協議を行ったと報道されたことがあります。

VWとアップルがトップ会談、「iCar」の共同開発を協議か-----GreenPost -Heuristic Life -,2007年08月31日

続きを読む "フォルクスワーゲン、小型ハイブリッドコンセプト車「Up! Lite」を発表。4人乗りファミリーカーで、合金や炭素繊維などにより車重695kgを実現"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/25

経済産業省、第14回「新エネ大賞」を発表。イベント 1/15 新エネシンポジウムで表彰

 経済産業省が第14回「新エネ大賞」を発表。経済産業大臣賞2件、資源エネルギー庁長官賞2件が発表されました。また、同時に資源エネルギー庁長官賞2件、新エネルギー財団会長賞6件及び審査委員長特別賞1 件が発表されました。
 
プレスリリース / 経済産業省、平成21年12月24日
平成21年度第14回「新エネ大賞」の発表について

" 本件の概要
経済産業省では、新エネルギー等に係る機器の開発、サービスの提供、設備の導入及び普及啓発の取組を広く公募し、この度、応募のあった43件の中から、審査委員会による厳正な審査により経済産業大臣賞2件、資源エネルギー庁長官賞2件が選ばれましたので、発表します。
なお、表彰式については、平成22年1月15日(金)に東京国際フォーラムにて開催される「新エネシンポジウム」の場で同時開催します。
.....
発表資料名
平成21年度第14回「新エネ大賞」の発表について(PDF形式:38KB)
(別紙)受賞案件概要(PDF形式:1,619KB)
.......... "

関連
新エネルギー財団 : 新エネ大賞 / 平成21年度 第14回「新エネ大賞」受賞一覧

" 経済産業大臣賞
■新世代電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」 三菱自動車工業株式会社
■真庭地域のバイオマス利活用の実態を見て、触れて、学べる「バイオマスツアー真庭」社

資源エネルギー庁長官賞
■CO2排出量を半減!!バイオマス資源の地産地消および地中熱・冷温排熱の相互利用を実現した食品加工工場のシステム 株式会社アレフ
■『アサヒスーパードライ』の製造にグリーン電力を活用

新エネルギー財団会長賞
■家庭用燃料電池「エネファーム」 東京ガス株式会社、新日本石油株式会社、大阪ガス株式会社、東邦ガス株式会社、株式会社ENEOSセルテック、東芝燃料電池システム株式会社、パナソニック株式会社ホームアプライアンス社、株式会社長府製作所

■真空管ソーラーシステム Fuji ヒートP・SOLAR 富士エネルギー株式会社

■3つの太陽エネルギーをフル活用 ~トリプルエネジー±0、エネルギーが“見える”すまい~ 三洋ホームズ株式会社

■三峰川電力発電事業及び小水力発電事業(第四発電所建設) 三峰川電力株式会社

■特別養護老人ホーム『でいご園』エネルギー施設等整備事業 社会福祉法人 清明会

■市民風車の風が育てる地場産品 特別非営利活動法人グリーンシティ
........... "

・イベント 1/ 15 新エネルギーシンポジウム
-----イベント案内より-----(要事前申込)

" 目的 「新エネルギー」に関心のある企業関係者を中心とした一般の方々を対象に、基調講演では、来るべき低炭素社会を見据えた日本の現状と課題について、また、パネルディスカッションでは、太陽光発電システムの最先端技術や導入の現状、将来展望及び新しい買取制度についての有益な議論を展開し、新エネルギー関連業界の活性化を図るとともに、新エネルギーの導入促進を目指します。
日程 平成22年1月15日(金)13:45~17:00(開場13:00)
場所 東京国際フォーラム ホールB7
http://www.t-i-forum.co.jp/function/map/index.html
対象 企業関係者及び一般の方々
内容 基調講演
「低炭素社会構築に向けた日本の課題と取り組み」 小宮山 宏 氏 三菱総合研究所理事長(前東京大学総長)

パネルディスカッションテーマ「新エネルギーの飛躍的な普及に向けて」(仮題)
・コーディネーター: 竹内 敬二 氏 朝日新聞編集委員
・パネリスト:
富田 孝司 氏 東京大学先端科学技術研究センター 客員教授
三輪 真 氏 パナソニック株式会社 東京R&Dセンター 所長
小川 里美 氏 オペラ歌手(1999ミス・ユニバース日本代表) 
齋藤 圭介 氏 経済産業省 資源エネルギー庁 省エネ・新エネ部長

※同時開催 第14回新エネ大賞 表彰式
参加費 無料(どなたでも参加できます)
.......... "

----参加申し込みのフォームがイベント案内に用意されています。詳細、お問い合わせは同サイトををご覧ください。

コメント続き

続きを読む "経済産業省、第14回「新エネ大賞」を発表。イベント 1/15 新エネシンポジウムで表彰"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/24

イベント 1/29 「統合化された地球温暖化観測を目指して」-雪氷圏における観測の最前線-

-----イベント案内より-----(要事前申込、定員200名)

Head100129
-----image : 同サイトより

" 開催趣旨
 地球温暖化は、我々の時代の重大な地球規模の問題の一つです。地球温暖化問題における適応や緩和の課題に適切に取り組むためには、温暖化影響に関する正確な実態把握が必要不可欠です。
 今回のワークショップでは、温暖化の影響が最も現われやすい領域の一つである極域および雪氷圏を取り上げ、 最新の観測技術や観測成果についてご紹介するとともに、極域および雪氷圏における観測研究の今後の展望についてもお伝えします。
日時 平成22年1月29日(金) 13:00~17:15 (受付開始12:15~)
場所 千代田放送会館ホール (定員200名)
東京都千代田区紀尾井町1-1 Tel: 略
主催 地球温暖化観測推進事務局/環境省・気象庁
後援 内閣府、文部科学省、国立極地研究所、国立環境研究所地球環境研究センター
参加費 無料
プログラム 地球観測連携拠点(温暖化分野)平成21年度ワークショップ (PDF:709KB)
*Adobe Acrobat Reader7.0以上の環境でご覧下さい。
参加申込方法
....
申込期限 定員(200名)になり次第登録を締切ります。
お問合せ先 地球温暖化観測推進事務局 /環境省・気象庁(OCCCO)
.....
プログラム
13:00~13:10 開会挨拶
13:10~13:55 基調講演「温暖化から地球を守る雪氷圏」 中尾 正義(人間文化研究機構)
13:55~15:55 講演
1.「北極域の海氷と温暖化」 榎本 浩之(北見工業大学)
2.「アジアの氷河・氷河湖と温暖化」 藤田 耕史(名古屋大学)
3.「極域の氷床と温暖化」  東 久美子(国立極地研究所)
4.「日本の海氷・降雪・積雪と温暖化」 高野 清治(気象庁)
15:55~16:10 休憩
16:10~16:40 講演
5.「雪氷圏における温暖化影響研究の今後」 大畑 哲夫(海洋研究開発機構)
16:40~17:10 総合討論 「雪氷圏における観測研究の今後の展望」
~17:15 閉会
........... "

 詳細、お問い合わせは、イベント案内をご覧ください。

関連
地球観測連携拠点(温暖化分野)平成21年度ワークショップ 「統合化された地球温暖化観測を目指して」-雪氷圏における観測の最前線- の開催について----気象庁、平成21年12月15日

続きを読む "イベント 1/29 「統合化された地球温暖化観測を目指して」-雪氷圏における観測の最前線-"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/22

IBM、次5年程度で実現可能な5つの注目技術、The Next 5 in 5を公開

 IBMは、ここ数年自社の保有する技術や研究成果から次世代の技術を次5年に実現可能な5つの注目技術として発表しています。今年も、このThe Next 5 in 5を発表しました。
 発表されたのは、

・自動防疫を備えた都市
・生命体のようなセンシングと制御機能を備えエネルギーなどの管理能力を高めた建物
・再生可能エネルギーを利用し、自動でエネルギー補給可能な電気自動車とバス
・スマートメーターによる水道の見える化と管理
・犯罪や災害に通報前から対応できる危機管理能力を備えた都市

 の5つ。あくまでもしな研の意訳なので正確には原文を参照してください。いずれも、スマートメーターやスマートグリッドを可能にする技術が反映した内容になっています。

プレスリリース / IBM,17 Dec 2009
BM Reveals Five Innovations that Will Change Cities in the Next Five Years

The Next 5 in 5

(IBMSocialMedia,December 17, 2009)

" Today, IBM (NYSE: IBM) unveiled a list of innovations that have the potential to change how people live, work and play in cities around the globe over the next five to ten years:

・ Cities will have healthier immune systems
・ City buildings will sense and respond like living organisms
・ Cars and city buses will run on empty
・ Smarter systems will quench cities’ thirst for water and save energy
・ Cities will respond to a crisis -- even before receiving an emergency phone call

An estimated 60 million people are moving to cities and urban areas each year ? more than one million every week. The fourth-annual “IBM Next 5 in 5” focuses on cities because the world is experiencing unprecedented urbanization. Last year, our planet reached an important milestone - for the first time in history, the majority of the world’s population resided in cities.
.....

Cities will have healthier immune systems
.....

City buildings will sense and respond like living organisms
 As people move into city buildings at record rates, buildings will be built smartly. Today, many of the systems that constitute a building - heat, water, sewage, electricity, etc. - are managed independently. In the future, the technology that manages facilities will operate like a living organism that can sense and respond quickly, in order to protect citizens, save resources and reduce carbon emissions. Thousands of sensors inside buildings will monitor everything from motion and temperature to humidity, occupancy and light. The building won't just coexist with nature - it will harness it. This system will enable repairs before something breaks, emergency units to respond quickly with the necessary resources, and consumers and business owners to monitor their energy consumption and carbon emission in real-time and take action to reduce them. Some buildings are already showing signs of intelligence by reducing energy use, improving operational efficiency, and improving comfort and safety for occupants. China Hangzhou Dragon Hotel (Dragon Hotel) has selected IBM to build an instrumented, interconnected and intelligent hotel management system as part of the hotel's transformation into a "Smart Hotel". Under the agreement, IBM will integrate the hotel's major systems.

Cars and city buses will run on empty
.....

Smarter systems will quench cities’ thirst for water and save energy
 Today, one in five people lack access to safe drinking water, and municipalities lose an alarming amount of precious water -- up to 50 percent through leaky infrastructure. On top of that, human demand for water is expected to increase sixfold in the next 50 years. To deal with this challenge, cities will install smarter water systems to reduce water waste by up to 50 percent. Cities also will install smart sewer systems that not only prevent run-off pollution in rivers and lakes, but purify water to make it drinkable. Advanced water purification technologies will help cities recycle and reuse water locally, reducing energy used to transport water by up to 20 percent. Interactive meters and sensors will be integrated into water and energy systems, providing you with real time, accurate information about your water consumption so you will be able to make better decisions about how and when you use this valuable resource.

Cities will respond to a crisis -- even before receiving an emergency phone call
.......... "

関連
IBM Reveals Five Innovations That Will Change Our Lives in the Next Five Years-----IBM,25 Nov 2008(昨年版)

IBM - Five innovations that will change the way we live over the next five years - United States-----IBM,09 Jan 2007(一昨年版)

IBM's Next 5 in 5

続きを読む "IBM、次5年程度で実現可能な5つの注目技術、The Next 5 in 5を公開"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/21

環境省、住宅版エコポイント制度の実施を発表

 国は、エコ住宅の建設、エコ住宅へのリフォームに対して住宅版エコポイントを発行する制度(住宅版エコポイント制度)を創設すると発表しました。対象となるのは、「経済対策の閣議決定以降(平成21年12月8日以降)に建築着工した住宅で、補正予算の成立日以降に工事が完了し、引き渡されたもの」で、

① エコリフォーム ・窓の断熱改修(内窓設置(二重サッシ化)、ガラス交換(複層ガラス化)) ・外壁、天井又は床の断熱材の施工 ※ これらに併せて、バリアフリーリフォームを行う場合、ポイントを加算

② エコ住宅の新築
・省エネ法のトップランナー基準(省エネ基準+α(高効率給湯器等))相当の住宅
・木造住宅(省エネ基準を満たすものに限る)

 を対象に、後日発表される”内容”でエコポイントを発表。商品券・プリペイドカード(環境寄付を行うなど環境配慮型のもの、公共交通機関利用カード)、地域振興に資するもの(地域商品券、地域産品)、省エネ・環境配慮に優れた商品などを対象にエコポイントの交換を行えるようにすると発表しました。

プレスリリース / 環境省、平成21年12月15日

1138
-----image : 同リリースより
住宅版エコポイント制度の実施について

" 平成21年12月8日に閣議決定した「明日の安心と成長のための緊急経済対策」において、エコ住宅の建設、エコ住宅へのリフォームに対して住宅版エコポイントを発行する制度(住宅版エコポイント制度)の創設が掲げられました。
 住宅版エコポイントのポイント発行対象については、「平成22年1月1日以降に工事に着手した住宅で、補正予算の成立日以降に工事が完了し、引き渡されたもの」を対象とすることとしてきましたが、今般、新築住宅については、「経済対策の閣議決定以降(平成21年12月8日以降)に建築着工した住宅で、補正予算の成立日以降に工事が完了し、引き渡されたもの」を対象とすることとしましたので、お知らせいたします。
 なお、ポイントの発行方法や還元方法等制度の詳細は決まり次第、改めてお知らせいたします。

Ecopointhome

-----image :添付資料 住宅版エコポイントの概要[PDF 378KB]より "

関連
住宅版エコポイント制度の実施について-----国土交通省、平成21年12月15日

住宅版エコポイント制度の実施について-----経済産業省、平成21年12月15日

コメント続き

続きを読む "環境省、住宅版エコポイント制度の実施を発表"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/18

日本は、気候変動パフォーマンスインデックスで50.9ポイントで35位。かろうじて及第(Moderate)

 Climate Action Network EuropeとGermanwatchが毎年発表している、Climate Change Performance Indexにおいて、日本は50.9ポイントで35位。かろうじて及第(Moderate)となりました。昨年の43位から大きくランクアップしたのは政策のせいですが、その具体的な内容はこれからですから、気になるのはCOP15以降の日本の気候変動に関する具体的な動きしだいでは、ランクダウンは必至かと思われる点です。
 この国別の指標は、温室効果ガスの排出削減実績や政策などを国別に評価しポイントをつけ、ランキングし、50ポイント以上を及第(Moderate)ランクとしています。主要な排出国トップ10では、いい(good)と評価されたのは、6位のイギリス、7位のドイツ、9位のインド。ついで、だいぶ間があき、まあまあ(Moderate)との評価の日本が35位となっています。貧弱(poor)が、イラン、韓国、ロシア。最悪(very bad)が、52の中国、53位のアメリカ、59位のカナダということです。ちなみに、このランキングではvery goodランキングは空位で発表されています。総合で一位のブラジルでさえ、ポイント68で4位となります。5位がスウェーデンとなっています。

Climate Change Performance Index 2010
Climate_change_performance_index_20-----image : CCPI 2010: Results incl. Tables + Maps [PDF]カバー

プレスリリース / Climate Action Network Europe and Germanwatch,December 14, 2009
Emerging economy front runner in climate policy for the first time

" The fifth Climate Change Performance Index (CCPI) [1] ? a worldwide national ranking of climate performance - was published today by Germanwatch and Climate Action Network (CAN) Europe, Europe's leading network for climate and energy issues. The annual report ranks countries based on which ones show the strongest climate protection performance relative to one another, comparing 57 industrialised countries and emerging economies [2]. This year’s index showed Brazil to be the biggest mover, knocking the usually strongest player Sweden farther down the scale.

“It’s great to see emerging economies like Brazil moving up the rankings, sending a clear signal during these negotiations that they are more and more committed to combating climate change,” said Matthias Duwe, Director of CAN Europe. “I only wish more EU countries were showing the same commitment to positive change.”
.......... "

コメント続き
 ほんと、日本の評価は平均ということですね。しかし、京都議定書の経緯とその後を考えれば、昨年までのランクは非常に残念な内容です。そして、今COP15。このタイミングで日本がさらに具体的な対策と国づくりのヴィジョンを内外に示すことができるのか? まさに今問われています。(t_t)

続きを読む "日本は、気候変動パフォーマンスインデックスで50.9ポイントで35位。かろうじて及第(Moderate)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/17

ボーイングは、12月15日に燃費のいい新型中型ジェットボーイング787ドリームライナーのファーストフライトを実施

 12月15日、ボーイングは開発中の新型中型ジェットボーイング787ドリームライナーのファーストフライトを実施、20%の燃料効率性が向上し、貨物搭載量は45%増量という優れたエコ飛行機のお披露目を行った。
 機体は、日本が世界に誇るカーボンコンポジットという炭素繊維の加工技術により作られ、日本製のパーツの占める割合も3割を超えると言われています。また、第一号の納機も日本向けということです。日本とも関係が深いこの中型機に乗れる日が早く来ることに期待しています。

プレスリリース / ボーイング、2009年12月15日
ボーイング787ドリームライナー、ファーストフライトを実施

Imagephp
-----image : Image Gallery : Boeing 787 Dreamliner Completes First Flightより

" ボーイングは本日、787型機のファーストフライトを実施、空の旅の新時代に向け第1歩を踏み出しました。このファーストフライトは、フライトテストの開始を意味するもので、今後、6機のテスト機を使い、世界各地で24時間体制にてフライトテストが実施されます。なお、初号機のデリバリーは2010年第4四半期を予定しています。
..........
787型機は、乗客には新しい空の旅を、運航航空会社には、ポイント・ツー・ポイントでの運航を可能とし、増便も可能として乗客の希望をかなえる最高の効率性を提供します。787型機が採用する最新のテクノロジーは、同サイズの航空機と比べて20%の燃料効率性が向上し、貨物搭載量は45%増量、客室内は、より清浄された空気、大型窓、大型手荷物収納棚、改善された照明設備などをはじめとした乗客に快適性を与える多くの要素を採り入れています。
787型機は、本日時点で55社より840機を受注しており、民間航空機史上、最速で受注数を増やしている航空機プログラムです。 "

関連
787 Dreamliner

ボーイング787初飛行、全日空など、なお警戒感-----NIKKEI NET,2009/12/17

Boeing787FirstFlight.wmv

(airlinereporter,2009年12月15日)

コメント続き
 飛行機に乗るとき、チケットを手配するときに乗る飛行機のエコチェックなんてしたことはありませんが、意識できる状況になったほうがいいでしょうね。航空機の機種別、ペイロード割り燃費なんて数字はどこかにあるのでしょうか? 今度探してみます。(t_t)

Boeing 787 Dreamliner makes first flight

続きを読む "ボーイングは、12月15日に燃費のいい新型中型ジェットボーイング787ドリームライナーのファーストフライトを実施"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/16

トヨタ、プラグインハイブリッド車の先行600台の納品を開始。一般への本格投入は、2年後と発表

 トヨタは、2010年前半までに日・米・欧で2010年企業や官公庁などに600台のプリウス プラグインハイブリッドのリース用車両の納品を開始。そして2年後に一般市場投入を目指すと発表しました。

プレスリリース / トヨタ、2009/12/14
トヨタ自動車、プラグインハイブリッド車を市場導入

Nt09_087
-----image(”プリウス プラグインハイブリッド”) : 同リリースより

" 2年後に市販を開始し、年間数万台規模の販売を目指す
 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、本日よりプリウス プラグインハイブリッド(PHV)を市場導入する。今後は2010年前半にかけて、日・米・欧の特定顧客を中心に約600台を順次納入していく。

 日本においては、官公庁、『EV・PHVタウン』選定自治体、電力会社をはじめとする法人など特定利用者に対し、約230台をリースする。米国では、官公庁、企業、大学、研究機関などを対象にデモプログラムの位置付けで約150台を提供、走行データの取得やインフラの開発推進などを行う予定である。欧州では、約200台をリースする。フランスのストラスブール市への約100台の他、英国やポルトガルに導入が決定しており、さらにドイツやオランダなど約10カ国にも導入を検討している。その他にも、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどに導入する予定である。

 プリウスPHVは、家庭用電源からの充電を可能とし、電池容量を大幅に増やすことにより、EV走行距離を拡大した上に、電気を使いきりEV走行できなくなった後は、従来のハイブリッド車と同様に走行することができる。例えば、通勤や買い物などの日常での近距離使用はEV(電気自動車)として走行し、休日のレジャーや遠出などの長距離使用は、エンジンを併用して従来のHV(ハイブリッド車)として走行できるため、電池の残存量や充電インフラの整備状況にかかわらず使用できる。
すなわちプリウスPHVは、ハイブリッドシステムを備えることで、EVとしても安心して使えるクルマ、ということができる。

 3代目プリウスをベース(ベース車両は、Sグレード)としたプリウスPHVは、駆動用電池にトヨタとして初めてリチウムイオン電池を搭載している。燃費等の審査値の試験法は、国・地域により異なり、日本では、満充電状態でのEV走行換算距離は23.4km、EV走行とHV走行の燃費を複合して算定したプラグインハイブリッド燃料消費率は57.0km/L、CO2排出量は41g/kmとなっている(いずれもJC08モード走行、国土交通省審査値)注1~3。

 充電エネルギーの利用によりHVを大幅に上回る燃費を実現し、化石燃料の消費抑制、CO2排出量削減、大気汚染防止などの効果も期待できる。トヨタは、エネルギー多様化への対応のひとつとして、自動車エネルギーへの電気利用の促進においては、現時点では、PHVが本格的な普及に適したエコカーであると考えており、今回の車両導入における様々な検証や市場からのフィードバックを踏まえ、PHVの早期普及を図るため、2年後に市販を開始し、年間数万台規模の販売を目指す。

 トヨタでは、電気をはじめとした代替エネルギーの利用促進により、石油消費の抑制、CO2排出量の削減を進めるため、長年にわたるハイブリッド車販売、RAV4 EVや燃料電池ハイブリッド車の市場導入を通じて培った電気利用技術の開発を加速させていく。
..........
【車両名称】
▽名称:プリウス プラグインハイブリッド
▽プリウスSグレードをベースとし、プリウスの1グレードとして設定。
.....
【寸法等の主要諸元】
.....
②ハイブリッド燃料消費率 km/L 30.6(CO2排出量 76g/km)
③プラグインハイブリッド燃料消費率  *2 km/L 57.0(CO2排出量 41g/km) "
.....
エンジン 1.8L ガソリン
.....
駆動用電池 リチウムイオン
容量 kWh 5.2
定格電圧 V 345.6
充電所要時間 AC100V 約180分
AC200V 約100分
.......... "

関連
アンケート
2009/12/14
【トヨタメタポリス】プラグインハイブリッドについてご意見をお聞かせください!

PLUG-IN HYBRID|TOYOTA(プラグインハイブリッドについて写真と動画でわかりやすく紹介)

プリウス プラグインハイブリッド取材会動画配信

コメント続き

続きを読む "トヨタ、プラグインハイブリッド車の先行600台の納品を開始。一般への本格投入は、2年後と発表"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009/12/15

環境省、「地球温暖化対策の基本法」の制定に向けた意見を募集(2009/12/11-12/28)

 環境省は、コペンハーゲンでCOP15が行われている、このタイミングで「我が国は、温室効果ガスの排出量を2050年までに80%、2020年までに1990年比で25%削減するという目標」のために地球温暖化対策の基本法の制定が必要とし、その内容につての意見の募集を始めました。

プレスリリース / 環境省、平成21年12月11日
「地球温暖化対策の基本法」の制定に向けた意見の募集について

" 我が国は、温室効果ガスの排出量を2050年までに80%、2020年までに1990年比で25%削減するという目標を掲げ、京都議定書に続く次の国際的な枠組みの構築に向けた交渉を行っているところです。このような中長期的な目標を達成するためには、今後、国内排出量取引制度や地球温暖化対策税を始めとしてあらゆる政策を総動員していかなければなりません。
 このためこれらの政策の位置付けや基本的な方向性を明らかにする「地球温暖化対策の基本法」を制定することが必要です。12月11日(金)から12月28日(月)までの間、広く国民の皆様からこの「地球温暖化対策の基本法」に関する御意見を募集します。

1.意見募集の対象
「小沢環境大臣からのメッセージ」(地球温暖化対策の基本法の制定に向けたメッセージ)

参考資料「地球温暖化対策基本法案」
(第171回国会(平成21年通常国会)に民主党が提出した法律案、以下の参議院ホームページ参照)
・審議情報
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/171/meisai/m17107171019.htm
・法律案
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/171/pdf/t071710191710.pdf
2.意見募集要領
(1)意見募集期間
平成21年12月11日(金)~平成21年12月28日(月)
(2)意見提出方法
次の様式により、電子メール、ファックス、郵送のいずれかの方法で(3)の提出先へ提出してください。なお、電話での御意見の提出はお受けしかねますので、あらかじめ御了承ください。
(注意事項)
提出いただいた御意見については、氏名、住所、電話番号等個人情報に関する事項を除き、すべて公開される可能性があることをあらかじめ御了承願います。
皆様からいただいた御意見に対し、個別にお答えすることはできませんので、その旨御了承願います。
<意見提出様式>
..........
3.資料の入手方法
 資料は、以下により入手可能です。
(1)環境省ホームページのトピックス欄を参照
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/act_gwc/pc0912.html
(2)環境省ホームページのパブリック・コメント欄を参照
http://www.env.go.jp/info/iken.html
(3)窓口での配布・環境省地球環境局地球温暖化対策課
<東京都千代田区霞ヶ関1-2-2 中央合同庁舎第5号館23階>
.......... "

コメント続き
 重要な意見を提出する機会です。法律案に目を通し、よく考えてみたいと思います。(t_t)

法律案(PDF)

" 第一七一回
参第一九号
地球温暖化対策基本法案
目次
第一章 総則(第一条-第八条)
第二章 中長期的な目標(第九条・第十条)
第三章 基本計画等(第十一条-第十三条)
第四章 基本的施策
第一節 国の施策(第十四条-第三十条)
第二節 地方公共団体の施策(第三十一条)
第五章 地球温暖化対策本部(第三十二条-第四十一条)
附則
第一章 総則
(目的)
第一条 この法律は、気候系に対して危険な人為的干渉を及ぼすこととならない水準において大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させ地球温暖化を防止すること及び地球温暖化への適応を図ることが人類共通の課題であり、国際的協調の下にこれらの課題に取り組むことが重要であることにかんがみ、豊かな国民生活を実現しつつ温室効果ガスの排出量の削減を達成することができ、かつ、地球温暖化への適応をすることができる社会の構築を図るため、環境基本法(平成五年法律第九十一号)の基本理念にのっとり、地球温暖化対策に関し、基本原則を定め、並びに国及び地方公共団体の責務等を明らかにするとともに、温室効果ガスの排出量の削減に関する中長期的な目標を設定し、国内排出量取引制度、地球温暖化対策税及び固定価格買取制度の創設、革新的な技術開発の促進等について定めることにより、新たな産業の創出及び就業の機会の拡大を通じて経済成長を図りつつ地球温暖化対策を推進し、もって地球環境の保全並びに現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に寄与することを目的とする。
(定義)
第二条 この法律において「地球温暖化」とは、人の活動に伴って発生する温室効果ガスが大気中の温室効果ガスの濃度を増加させることにより、地球全体として、地表、大気及び海水の温度が追加的に上昇する現象をいう。
2 この法律において「地球温暖化対策」とは、温室効果ガスの排出の抑制並びに吸収作用の保全及び強化(以下「温室効果ガスの排出の抑制等」という。)その他の国際的に協力して地球温暖化の防止を図るための施策並びに地球温暖化によってもたらされる自然災害その他の人の生命又は身体、食料の生産、生物の多様性等への悪影響の防止又は軽減その他の地球温暖化への対応(以下「地球温暖化への適応」という。)を図るための施策をいう。
.......... "

参考
COP15で小沢環境大臣 議長国の新たな提案に期待(09/12/14)

ANNnewsCH,2009年12月13日)

小沢環境大臣からのご挨拶-----YouTube : kankyosho,2009年11月19日

小沢環境大臣の「気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)及び京都議定書第5回締約国会合(COP/MOP5)閣僚級会合」等への出席について-----環境省、平成21年12月11日

コメント続き

続きを読む "環境省、「地球温暖化対策の基本法」の制定に向けた意見を募集(2009/12/11-12/28)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/14

UNEP、主要な国の温暖化効果ガス削減値が一目でわかるClimate Pledge Tracker(気候誓約トラッカー)を公開

 コペンハーゲンで開催されているCOP15に合わせて、11日に国連環境計画(UNEP : United Nations Environment Programme)は、主要な国の温暖化効果ガス削減目標が一目で確認できるClimate Pledge Tracker(気候誓約トラッカー)を公開しました。これにより、日本
" Japan Pledge:
-25% in 2020; -60% -80% in 2050 based on 1990 levels "
のように一目で確認できます。

UNEP : Emissions reduction pledges

プレスリリース / UNEP,11 December 2009
UNEP Launches Peoples' Climate Pledge Tracker

Climatepledgemapunep
-----image : Welcome to the UNEP Climate Pledges Site[http://www.unep.org/climatepledges/]より

" People across the globe can track the proposals and plans of countries to combat climate change via an online 'climate pledge tracker', launched today by the UN Environment Programme (UNEP).

The 'tracker', which is being updated as new proposals are made during the UN climate convention meeting in Copenhagen, compares and consolidates all the national pledges made so far with the scientific goal of getting the world at or under a 2 degree Celsius rise compared to pre-industrial levels.

Experts estimate that what is needed is to bring emissions of greenhouse gases down to 44 billion tonnes (44Gt) of CO2 equivalent by 2020 in order to give the world a 50 percent chance of meeting that temperature target.

After 2020, emissions need to be cut to 16 billion tonnes (16 Gt) of CO2 equivalent in 2050. Meeting a 1.5 degree Celsius goal, which some countries are calling for, will require even more ambitious emissions reductions over the next 40 years.
.......... "

ソース
UNEP、「クライメート・プレッジ・トラッカー」始動へ-----日刊温暖化新聞、2009年12月14日

参考エントリー
COP15への道。21世紀の世界に影響を与える大きなイベント、国連気候変動枠組条約締約国会議をウォッチしよう!-----しなやかな技術研究会、2009/12/07

関連記事
Scientists: Climate talks aim too low for target-----COP15 COPENHAGEN,13/12/2009

コメント続き
 コペンハーゲンで開催されている国連気候変動枠組条約第十五回締約国会議COP15についての連日のニュース、興味のない人は、まったく興味がないという周囲の状況は相変わらずですが、世界ではもっとも関心の高いテーマだと報じられていますから、私の周囲の一部の現象なのかもしれません。とはいえ、エネルギーや気候変動問題に関心がある人の間では最も語られるテーマです。今週いっぱい、関心をもって情報のチェックなどしていきたいと思います。

 そんななかで現地の様子を知るには、やはり動画と写真。いくつか下にあげておきます。(t_t)

参考
COP15 - Climate Protest in Copenhagen

(Americagov,2009年12月13日)

続きを読む "UNEP、主要な国の温暖化効果ガス削減値が一目でわかるClimate Pledge Tracker(気候誓約トラッカー)を公開"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/11

日本ガイシのNAS電池が「eco japan cup 2009」で「環境ビジネスアワード」を受賞

 日本ガイシのNAS電池、世界でも注目を集めています。太陽光発電、風力発電などの自然エネルギー、そして最近ではスマートグリッドでも話題に上る大型蓄電池です。今回、「eco japan cup 2009」で「環境ビジネスアワード」を受賞したということです。

プレスリリース / 日本ガイシ、2009年12月10日
NAS電池が「eco japan cup 2009」で「環境ビジネスアワード」を受賞

1210_01
-----image(”NAS電池外観写真”) :

" 日本ガイシ株式会社(社長:松下 雋、本社:名古屋市)のNAS(ナトリウム硫黄)電池事業がこのほど、「eco japan cup 2009」(主催:環境ビジネスウィメン、環境省、総務省、日本政策投資銀行、三井住友銀行)のビジネス部門で「環境ビジネスアワード」を受賞しました。
..........
NAS電池事業について

「電力は貯められない」という従来の常識を覆し、大容量の電力貯蔵を実現したNAS(ナトリウム硫黄)電池。高出力・大容量(数百メガワット、6時間以上)、高エネルギー密度(鉛蓄電池の約3倍)、高速応答性(2ミリ秒)などの特長があります。

1984年から東京電力と共同で開発に取り組み、当社独自の高度なセラミック技術を駆使して世界で初めて実用化に成功。2003年から量産を開始し、これまでの納入実績は国内外で200カ所以上、累計出力は300メガワットを超えています。

そのアプリケーションは、電力需要家での負荷平準によるエネルギーコストの削減に始まり、風力・太陽光発電などの再生可能エネルギーの出力安定化、電力負荷の平準化による発電所の運転効率化などに拡大し、CO2排出抑制による地球温暖化防止に貢献しています。

いま話題の次世代送電網「スマートグリッド」の構築にも不可欠な技術とされ、世界中から注目を集めています。
.......... "

関連
|eco japan cup - エコビジネスの芽を見つけ、育てるコンテスト-

GreenPostサイト横断検索 : 日本ガイシ NAS電池

コメント続き
 電力に占める割合があるレベルを越える場合、つまり石油代替エネルギーとして再生可能エネルギーがその電力網全体に大きなウェイトを占めるようになると、バッテリーが必要とされるといわれています。その割合については、さまざまな意見があり、情報の整理ができていません。日本でも、10%未満であれば、バッテリーは不用と考える専門家も多いです。システムによっては、投資額を膨らませる大型蓄電池、その合理的な運用技術の蓄積こそ、再生可能エネルギーの利用と蓄電池の組み合わせに関するさまざまな議論に、結論を出していく唯一の道なのでしょう。(t_t)

Fixing the Power Grid-----Technology Review, OCTOBER 17, 2007
 
Battery Research Aims To Store Renewable Energy-----PhysOrg.com,November 19, 2009

続きを読む "日本ガイシのNAS電池が「eco japan cup 2009」で「環境ビジネスアワード」を受賞"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009/12/10

三洋電機、エコプロダクツ2009に太陽電池とバッテリーを搭載し、外部に電力供給可能な電動トラックを出展

 本日から東京ビックサイトで開催されるエコプロダクツ2009に、三洋電機が太陽電池とバッテリーを搭載し、外部に電力供給可能な電動トラックを出展するということです。本格的な作りで、1.89kWの太陽電池、円筒形リチウムイオン電池(18650サイズ)3,510本で構成するシステム電圧144V換算で180AH(容量25.9kWh)のバッテリーバンク、インバーターなどを搭載。同展示会に出展される各メーカーの電動自転車に試乗できる、「電動アシスト自転車体験コーナー」に設置し、試乗用の電動自転車の充電を行うということです。この車写真でみると結構コンパクトな仕上がりです。バッテリーとその制御システムなど、是非直接拝見したい車です。

プレスリリース / 三洋電機、2009年12月08日
太陽エネルギーをリチウムイオン電池システムに蓄えて走行、電力供給ソーラーEVトラックを「エコプロダクツ2009」で活用

0912082a
-----image : 同リリースより

" 三洋電機株式会社は、12月10日(木)~12日(土)に東京ビッグサイトで開催される、日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2009」(主催:社団法人 産業環境管理協会、日本経済新聞社)に、ソーラーEVトラック「solar electric vehicle(ソーラー エレクトリック ビークル)」を展示、活用します。各メーカーの電動自転車に試乗できる、「電動アシスト自転車体験コーナー」に設置し、試乗用の電動自転車の充電を行います。
 「ソーラー エレクトリック ビークル」は、当社「HIT太陽電池」と「リチウムイオン電池」を搭載したフルEVトラックです。既存のガソリントラックの車体に太陽電池を取り付け、エンジン・鉛電池をモーターとリチウムイオン電池に置き換えてEV化しています。太陽電池で発電したエネルギーを「リチウムイオン電池システム」に蓄電し、走行はもちろん、外部への電力供給が可能です。当社が誇る、創エネ・蓄エネ技術を融合したシンボルカーとして、エコプロダクツ展で初公開します。
 なお、今後は、全国各地のイベントや非常時の電力供給車として活躍する予定です。
..........
出展場所
第6ゲート前 東4ホール駐車場 「電動アシスト自転車体験コーナー」
※三洋電機ブース(東3ホール)とは異なりますので、ご注意ください。
「ソーラー エレクトリック ビークル」概要
・高効率HIT太陽電池
:210W「HIT太陽電池パネル」 9枚(3直列3並列)
 太陽電池容量 1.89kW、年間予測発電量 約2,000kWh
・リチウムイオン蓄電システム
:円筒形リチウムイオン電池(18650サイズ) 3,510本
 (リチウムイオン電池195本のシステムを18ユニット搭載)
 出力電圧117~160V、容量25.9kWh
 重量約250kg
 ※AC100Vでの充電も可能
・充電時間
:ソーラー充電で約5日(約16時間)、AC充電で約8時間
 (完全放電状態からの時間)
・走行距離
:約130km(当社試算による計算値)
・車体重量
:約2t
・製作協力
:学校法人トヨタ東京整備学園 専門学校 トヨタ東京自動車大学校、
 日本EVクラブ
創エネ・蓄エネ・活エネのイメージ
091208202
-----image : 同リリースより "

関連エントリー
三洋電機、自然エネルギーや軽車両で使える大容量のリチウムイオン電池を開発-----しなやかな技術研究会、2009/11/18

コメント続き
 三洋電機の開発したリチウムイオン蓄電池と充電、インバーターシステムなど社会で実際に活用するための商品がどんどんそろってきている感じです。ニッケル水素とリチウム蓄電池、太陽電池、そして電動自転車や家電。同社の描く商品の姿、明確になってきた感じで、私の中の同社への評価は、同社の洗濯機のお世話になっていることもあって(?)よくなってきています。コレも買うつもりでいますし、、、。[家族へのwishlist!](t_t)

続きを読む "三洋電機、エコプロダクツ2009に太陽電池とバッテリーを搭載し、外部に電力供給可能な電動トラックを出展"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009/12/09

南極生活記者ブログが面白い / おすすめサイト

 47Newsの南極生活記者ブログが面白いです。51次南極観測隊を乗せた観測船「しらせ」は、南極に向けて南進中。(
2009年12月8日南緯59度01分 東経85度36分)そのようすを記者が伝えてくれます。

12月8日南極ダイエット(29日目)-----47News : 南極生活記者ブログ、09年12月08日


 体重が上下7キロも変化する理由については、同ブログをお読みください。

関連
観測船しらせ、暴風圏を航海 隊員「あまり揺れない」-----47News,2009/12/05

" .....「新しいしらせはあまり揺れない」..... "

意外に揺れず、拍子抜け 新南極観測船「しらせ」-----asahi.com,2009年12月5日

 ほかにも東京立川市にある国立極地研のブログも面白いです。南極についてからの記事も楽しみにしています。

氷山が見えた!!-----南極観測隊ブログ ペンギン村からこんにちは!、2009年12月 4日 (金)

関連
国立極地研究所 / 南極観測のホームページ

文部科学省 : 南極地域観測事業

参考
新型しらせ南極へ出発

(SankeiNews,2009年11月14日)

 もうすぐこうした景色を見ることができるのでしょうね!

続きを読む "南極生活記者ブログが面白い / おすすめサイト"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/08

自転車都市、コペンハーゲン。www.copenhagenize.com  / おすすめサイト

 www.copenhagenize.comのサイトは自転車という”今世紀最も注目される乗り物”に焦点をあてています。よく拝見するサイトで、コペンハーゲンの街を舞台にcopenhagenize、コペンハーゲン化された社会の暮らしとカルチャーを立体的に感じさせてくれます。自転車や、次代の暮らしに興味のある人は是非ご覧ください。Vimeoのサイトもあります。

Copenhagenize.com - The Copenhagen Bike Culture Blog

Copenhagenize_com
-----image : 同サイトキャプチャー画像

Copenhagenize on Vimeo

 ところで、コペンハーゲンとはどんな町なんでしょうか? Google Earthで観てみました。Copenhagenize.comの過去の記事には自転車スーパーハイウェイ構想に関するものもありました。是非、日本でもどこかの都市で実現してもらいたい計画です。自転車で、安全に安心して移動できるエコな交通整備計画、魅力的に思えます。wikipediaによるとコペンハーゲンの人口は、自治市の人口は52万人。コペンハーゲン(ケベンハウン)県の人口は112万人さらには、周辺までいれると都市圏人口は280万人に達するそうです。自転車を中心とした街づくりをすることになれば、その都市は日本でも注目されると思います。日本の交通事情を考えるといろいろ大変そうですが、気候変動とエネルギー問題の課題の大きさを考えれば、日本でもチャレンジする自治体がでてきてほしいものです。

Bicycle Commuter Superhighways in Copenhagen-----Copenhagenize.com,18 AUGUST 2009

" .....Currently 55% of the citizens in central Copenhagen ride a bicycle daily and the number is 37% for Greater Copenhagen. ..... "

 コペンハーゲンの中心から放射状にのびる自転車スーパーハイウェイ構想の地図には、移動距離7km-30分、15km-50分と記載されています。日本でも交通事情が許せば、今でも可能な時間ですね。大量の人間が通勤通学の足として自転車を選択するために整備することが必要なさまざまなことについていろいろと学び、調査することが必要です。
 
Copenhagena1-----image : Google Eartyキャプチャー画像:Copenhagen Danmark。[Google Map : Copenhagen Danmark Bicycle]-----
Copenhagena2sky

 新旧の街区と川、海があり、道路が網の目のように走っています。ビデオなどを見ると車は少ないですね。平らで半径20kmぐら、休みの日ならもっと遠くまで自転車で暮らす圏内とすることが楽にできそうです。こんな朝のあわただしい様子を撮影したビデオを見つけました。交通事情からか、カーゴタイプの自転車は日本にはないので、めずらしいです。

Copenhagen goes to work

(mediaman58,2009年09月06日)

参考サイト
TwitVid : @bloch_party(COP15にからめて自転車のビデオクリップがたくさん)

Cycle Chic from Copenhagen - The Original. Streetstyle and Bike Advocacy in High Heels(女性ライダーの走る姿がたくさん)

City of Copenhagen(E)

コメント続き

続きを読む "自転車都市、コペンハーゲン。www.copenhagenize.com  / おすすめサイト"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/07

COP15への道。21世紀の世界に影響を与える大きなイベント、国連気候変動枠組条約締約国会議をウォッチしよう!

 周囲の状況をみると、COP15、気候変動への関心はそれほど高くない気がします。国内政治では、良くも悪くも政権交代によって、もっと耳目を集める話題が次々とあり、優先順位はそれほど高くないということかもしれません。しかし、世界中で気候変動問題に大して動く政治的な力、資金を考えると将来の私たちへの暮らしへの影響はかなり大きな問題であることは間違いありません。また、仮にエネルギーと気候変動問題に十分な対策と投資がされなかったり、できなかった場合の影響もまた子供たちの世代への禍根となってしまう問題です。ということでできるかぎりその動きを見つめていきたいと思っています。
 COUNTDOWN TO COPENHAGENもこのエントリーが公開される時点で、時間単位のカウントダウンとなってきます。







-----image : United Nations Framework Convention on Climate Changeより

Cop15countdownlast1sec
----追加image : 開幕しました。最後の1秒カウントのキャプチャ画像です。18時ちょうどでした。

公式サイト
COP15 United Nations Climate Change Conference Copenhagen 2009 DEC 7-DEC 18

 いろいろなソースで情報が集まると思いますが、iPhoneユーザーには朗報。COP 15 Navigatorというフリーのアプリがリリースされています。まだ始まっていないからか、一部表示されませんが、さまざまな情報に一度にアクセスできて便利です。

Cop15navi_2
-----image : COP 15 Navigator-----APP Store,Nov 16, 2009より

 さらに、twitterでCOP15関連の団体、報道機関、NGO、NPO、個人がさまざまな情報を発信、交信しそうです。以下のブログにアカウントがまとめられています。

人を追いかける:COP15関連のツイッターディレクトリ-----京都議定書の次のステップは何だろう、2009-12-05

 titterでは、タグを付けると付けた”つぶやき”を拾い上げることができます。#COP15jaというタグに、日本語でのCOP15情報が集まります。

Twitter : Search - #COP15ja

twilog : - Twilog http://ow.ly/J8yf(twitter : greenpostの関連のつぶやき集)

関連の報道
More than 50 papers join in front-page leader article on climate change-----guardian.co.uk,6 December 2009

"Opinion piece to be published in 56 papers across 46 countries – including the Guardian, Le Monde and two Chinese papers"
(via : twitter : え~!これはスゴイ事ですよね。まさに歴史的。そんな事が可能なんでしょうか&ワンボイスの力を日本の新聞社は理解出来ないんでしょうか? RT @anno69: The Guardian http://bit.ly/6vy53C #COP15ja)

Google News : Climate Change

Google ニュース : 気候変動

参考
COP 15 and COP/MOP 5 - 7-18 December 2009 - Copenhagen - Denmark (International Institute for Sustainable Development - Reporting Services (IISD RS) - "Linkages")

関連エントリー
国連気候変動枠組条約締約国会議 United Nations Climate Change -Conference Conferences of the Parties -COP/ ブックマーク-U,C、き、こ-----自然エネルギー、投稿日 2009/02/03

コメント続き

続きを読む "COP15への道。21世紀の世界に影響を与える大きなイベント、国連気候変動枠組条約締約国会議をウォッチしよう!"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/04

イギリス、2020年までに全戸に電力用スマートメーター導入を完了する大規模なスマートグリッド化計画を発表

 イギリス政府は、2020年までに全土で全戸にスマートメーターの導入を完了する大規模なスマートグリッド化計画を発表しました。スマートメーターとは、さまざまな通信手段により電力の消費の見える化、そして将来的には制御を可能にする電力計の進化した形の計量器とそのシステムのことです。それにより、省エネ、節約、そして温暖化効果ガスの削減が可能になります。また、電力網も発電から一般家庭や工場などの施設までが高効率化、さらに最新のIT技術を屈指してダイナミックでかつさまざまな危機管理にも対応できるようになることが期待されています。
 イギリスのエネルギー&気候変動省は、Smarter Grids:The Opportunityというパンフレットの公開を行いました。国の電力、さらにはガス用のスマートメーターも開発し、エネルギー全体の有効な管理を模索する動きは、国民にも納得がいく形で進んでいる点がなにより印象的でした。2020年という近未来を政府がより具体的な形で国民に描こうとしている点が非常に印象的です。
 以前から販売されていてるGoogleのパワーメーター用のフリーウェアである”Google Power Meter”対応のイギリス製のスマートメーターも、この発表を受けてさらに販売がのびそうです。

プレスリリース / UK Department of Energy and Climate Change,02 December 2009
UK energy system gets smart

" ・All homes will have smart meters from their supplier by end of 2020
・Smart energy use will save consumers money, make electricity use more efficient and cut carbon emissions
・The case for developing smart grids in the UK is also being published

£6 million to develop smart technology

Smart meters will be rolled out through energy suppliers to every home by the end of 2020 under final plans published today by Energy and Climate Change Minister Lord Hunt. A paper setting out the case for developing smart grids in the UK is also being published.

Lord Hunt said:

“A global climate deal in Copenhagen needs all countries to make the most ambitious commitments possible, but it will also require all of us to change how we lead our lives and how we generate our energy.

“Smart meters will put the power in people’s hands, enabling us all to control how much energy we use, cut emissions and cut bills.

“Smart grids will help manage the massive shift to low carbon electricity such as wind, nuclear and clean fossil fuels.
.......... "

関連
Department of Energy and Climate Change : Developing a UK Smart Grid
Smarggridukcover2009
-----image : "Developing a UK Smart Grid"カバー(A4,p35,pdf)、下: いずれも同書より。関心のある方は是非ダウンロードしてください。-----
Smarggridukcover2009p5
Smarggridukcover2009p8

Department of Energy and Climate Change : Smart electricity and gas meters

Empowering the UK with Google PowerMeter-----Official google.org Blog,10/27/2009


追加情報
KEY MILESTONE FOR SMART METERS ROLLOUT-----Department of Energy & Climate Change(イギリス エネルギー・気候変動省)、12 DECEMBER 2012


コメント続き

続きを読む "イギリス、2020年までに全戸に電力用スマートメーター導入を完了する大規模なスマートグリッド化計画を発表"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/03

マツダ、『プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』を山口県に納車

 マツダは、水素を燃料にする独自の水素ロータリーエンジン"発電"車『マツダ プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』を山口県に納車したと発表しました。なお、同車は水素だけでなくガソリンも燃料として使用できる「デュアルフューエルシステム」を搭載しています。マツダ独自のロータリーエンジンで発電する電動車という、マツダ独自の技術の進化系として出色のエコカーといえるかもしれません。

プレスリリース / マツダ、2009年12月01日
マツダ、『プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』を山口県に納車-----(E)

091201b
-----image(”『マツダ プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』(山口県納入車)”) : 同リリースより

" マツダ株式会社(以下、マツダ)は、ハイブリッドシステムを搭載し、水素を燃料として走行する水素ロータリーエンジン車『マツダ プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』を、山口県にリース販売し、本日納車いたしました。

 『マツダ プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』のリース販売は、2009年5月の岩谷産業株式会社、2009年9月の広島県、広島市に続き4台目となります。今回納車された車両は、環境啓発イベントなどで使用されるほか、公用車としても利用される予定です。

 『マツダ プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』は、電気モーターで走行する独自のハイブリッドシステムの採用により、従来の水素自動車『マツダ RX-8 ハイドロジェンRE』に比べて、水素での航続距離を2倍の200kmに延長するとともに、走行性能を大幅に向上させています。また、『マツダ RX-8 ハイドロジェンRE』と同様、水素だけでなくガソリンも燃料として使用できる「デュアルフューエルシステム」を搭載しています。
..........
『マツダ プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』の主要諸元は以下の通りです。
・ベース車両 マツダ プレマシー
・全長 4,565mm
・全幅 1,745mm
・全高 1,620mm
・ベースエンジン マツダ 水素ロータリーエンジン(デュアルフューエルシステム)
・モーター 交流同期電動機
・最高出力 110kW
・ジェネレーター 交流同期電動機
・バッテリー リチウムイオン(Li-ion)
・乗車定員 5名
・使用燃料 水素およびガソリン
・燃料タンク 水素:35MPa(気圧)高圧水素ガスタンク
..........
2007年 ノルウェーの国家プロジェクト『HyNor』と『RX-8 ハイドロジェンRE』の納入に合意
2008年 ノルウェーにて『RX-8 ハイドロジェンRE』モニター車の公道走行を開始
2009年 『プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』リース販売開始 "

関連
山口県 / やまぐちの環境ホームページ サイトマップ

Premacy Hydrogen RE Hybrid

Mazudapremacy_hydrogen_re_hybrid
-----image : MAZDA:Premacy Hydrogen RE Hybrid | Environmental Technologyより

参考動画
マツダ プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド : DigInfo

(Diginfonews,2009年01月22日)

コメント続き

続きを読む "マツダ、『プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』を山口県に納車"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/02

”気候変動は急速に顕在化し。緊急の削減策が必要” 26名の気候学者がIPCC以降のさらなる厳しい展開について報告書 Copenhagen Diagnosis を発表

 11月25日、米欧豪などの26名の気候学者がIPCC以降の状況について、最新の観測結果や研究を元に、”気候変動は急速に顕在化し。緊急の削減策が必要”という提言を行いました。
 発表されたリポートは、Copenhagen Diagnosis。コペンハーゲンでまもなく開催されるCOP15(気候変動枠組み条約締約国)を前に、このままでは、欧州などが目標としてる温暖化を2度までに抑えることはむずかしく、2100年に7度も上昇することを警告する内容になっています。リポートの全体は、

プレスリリース / The Copenhagen Diagnosis,25th November 2009
Climate change accelerating beyond expectations, urgent emissions reductions required, say leading scientists

Copenhagen_diagnosis2009
-----image : Copenhagen Diagnosisカバー

" Download:
English: PDF (90 KB) - Deutsch (German): PDF (92 KB) -
Francais (French): PDF (83 KB)

Global ice-sheets are melting at an increased rate; Arctic sea-ice is disappearing much faster than recently projected, and future sea-level rise is now expected to be much higher than previously forecast, according to a new global scientific synthesis prepared by some of the world’s top climate scientists.

In a special report called ‘The Copenhagen Diagnosis’, the 26 researchers, most of whom are authors of published IPCC reports, conclude that several important aspects of climate change are occurring at the high end or even beyond the expectations of only a few years ago.

The report also notes that global warming continues to track early IPCC projections based on greenhouse gas increases. Without significant mitigation, the report says global mean warming could reach as high as 7 degrees Celsius by 2100.

The Copenhagen Diagnosis, which was a year in the making, documents the key findings in climate change science since the publication of the landmark Intergovernmental Panel on Climate Change (IPCC) Fourth Assessment Report in 2007.

The new evidence to have emerged includes:
・Satellite and direct measurements now demonstrate that both the Greenland and Antarctic ice-sheets are losing mass and contributing to sea level rise at an increasing rate.
・Arctic sea-ice has melted..........

Full report: High resolution PDF (23.3 MB)

Full report: Low resolution PDF (3.3 MB)

Figures: PDF (4.4 MB) - PPT (17.2 MB)

Read report online: Flip book
.......... "


関連
21世紀末、海面1~2メートル上昇 米欧などの研究者発表-----NIKKEI NET,2009/11/25

" 米欧豪などの科学者は25日、地球温暖化により今世紀末までに最大で気温が7度、海面が2メートル上昇する恐れがあるとの報告書を発表した。最新データの分析から、2007年の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次報告書の予測を上回る速度で温暖化が進んでいることが明らかになったという。
.......... "

'Copenhagen Diagnosis' offers a grim update to the IPCC's climate science-----25 November 2009

http://www.realclimate.org/index.php/archives/2009/11/copenhagen/-----RealClimate,24 November 2009

Experts warn climate change to raise seas by 2m by 2100-----English Xinhua,2009-11-25

コメント続き

続きを読む "”気候変動は急速に顕在化し。緊急の削減策が必要” 26名の気候学者がIPCC以降のさらなる厳しい展開について報告書 Copenhagen Diagnosis を発表"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/01

ファミリーマート、つくば市の「低炭素交通社会システムの共同実証プロジェクト」に参加

 ファミリーマートは、つくば研究学園店において、つくば市の「低炭素交通社会システムの共同実証プロジェクト」に協力、電気自動車充電スタンド、カーシェアリングシステム、太陽光発電、同蓄電システムなどを設置し低炭素社会の交通システムの実証実験を行うと発表しました。

プレスリリース / ファミリーマート、2009年11月27日
「つくば市」の「低炭素交通社会システムの共同実証プロジェクト」ファミリーマートつくば研究学園店にて実験

Hc0g74000001n797
-----image : 同リリースより

" 株式会社ファミリーマート(本社:東京都豊島区/代表取締役社長:上田準二)は、つくば市が、2010年3月から実施する「クリーンエネルギーを活用した低炭素交通社会システムの共同実証プロジェクト」に協力いたします。
■低炭素交通社会に向けて様々な取り組みを実施
 このたびの取り組みは、つくば市と伊藤忠商事が実験として進めている、地球温暖化の主な原因とされる温室効果ガスの1つであるCO2の排出量が少ない社会「低炭素交通社会」の実現に向けた取り組みの一環で、ファミリーマートも参画します。
2010年3月からおよそ1年間を目処に、つくば市の新庁舎に最も近いコンビニエンスストアである「ファミリーマートつくば研究学園店」で、電気自動車のカーシェアリング、電気自動車用急速充電スタンド、蓄電池、太陽光発電を連携させた低炭素交通社会システムを実証してまいります。
 また、これに伴い、当社の現地営業所(つくば営業所)に、営業車として電気自動車を導入し、低炭素交通社会の実現に寄与してまいります。

<ファミリーマートでの実施内容>
○ファミリーマートつくば研究学園店
・電気自動車を用いたカーシェアリングの実施
・電気自動車用急速充電器の設置(1台)
⇒近隣住民に対して、電気自動車を体感していただきエコカーの普及に寄与。
・太陽光発電システムの設置(店舗と電気自動車用急速充電器に供給)
⇒通常店と比較して、CO2排出量4.2t削減見込。
・リチウムイオン蓄電池を設置(太陽光で発電した電力を蓄電)
○株式会社ファミリーマート
・現地営業所に電気自動車を導入(1台)
  
■今回の実験を今後のエコ店舗に活用
 ファミリーマートでは、このたびの実験により、低炭素交通社会の実現性の検証に協力すると共に、太陽光発電システムなどの有効性を確認し、今後の地球環境保護を目指したエコ店舗としての活用を検討してまいります。

■エアコン熱の二次利用や、店内の照明を自動的に調整して省エネルギー化を推進
 ファミリーマートでは、このたびの取り組みに留まらず、店舗設備においても、下記に挙げるシステムをはじめ、LED看板の実験導入なども含め、原則大多数の店舗で導入できる省エネ設備を選択し、地球環境にやさしい店舗づくりをすすめております。

◆『総合熱利用システム』2003年から導入。約4,000店舗(2008年度末現在)。
店内のエアコンや什器などから発生する熱を大気中に放出することなく店内で二次利用するシステム。このシステムを導入することにより、冷蔵・冷凍ケースからの排熱を冬期の暖房などに活用できるとともに、約15%(当社従来比)の年間電気使用量の削減効果が得られます。

◆『店内照明調光システム』調光システムを約7,500店舗(2008年度末現在)に導入。
店内照明の消費電力を抑えるため、1990年からインバータ式照明器具を導入し、1999年からは照明効率の高い良いHf照明(高出力型蛍光灯)を使用しています。また、2001年から店内を3つのゾーンに、更に2005年からは5つのゾーンに分けて自動的に蛍光照度を抑えたり、昼間と夜間で店内の照度を調節するシステムで、導入前と比較し約45%の年間電気使用量の削減を実現しています。

◆『太陽光発電店舗』
1997年に開店した港南台インター店(神奈川県横浜市)を皮切りに、現在8店舗を展開。

 ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」をスローガンのもと、お客さまに「気軽にこころの豊かさ」を感じていただくために、常に「あなたの家族になりたい」という気持ちを持って「ファミリーマートらしさ」を追求し、地球環境保護に貢献してまいります。

以上 "

関連
つくば市 : 「実験低炭素タウン」の展開

つくば市 : 【アンケート】「実験低炭素タウン」適用技術に関する調査について(提出期限 平成21年12月8日 火)

コメント続き

続きを読む "ファミリーマート、つくば市の「低炭素交通社会システムの共同実証プロジェクト」に参加"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »