三洋電機、エコプロダクツ2009に太陽電池とバッテリーを搭載し、外部に電力供給可能な電動トラックを出展
本日から東京ビックサイトで開催されるエコプロダクツ2009に、三洋電機が太陽電池とバッテリーを搭載し、外部に電力供給可能な電動トラックを出展するということです。本格的な作りで、1.89kWの太陽電池、円筒形リチウムイオン電池(18650サイズ)3,510本で構成するシステム電圧144V換算で180AH(容量25.9kWh)のバッテリーバンク、インバーターなどを搭載。同展示会に出展される各メーカーの電動自転車に試乗できる、「電動アシスト自転車体験コーナー」に設置し、試乗用の電動自転車の充電を行うということです。この車写真でみると結構コンパクトな仕上がりです。バッテリーとその制御システムなど、是非直接拝見したい車です。
プレスリリース / 三洋電機、2009年12月08日
・太陽エネルギーをリチウムイオン電池システムに蓄えて走行、電力供給ソーラーEVトラックを「エコプロダクツ2009」で活用
" 三洋電機株式会社は、12月10日(木)~12日(土)に東京ビッグサイトで開催される、日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2009」(主催:社団法人 産業環境管理協会、日本経済新聞社)に、ソーラーEVトラック「solar electric vehicle(ソーラー エレクトリック ビークル)」を展示、活用します。各メーカーの電動自転車に試乗できる、「電動アシスト自転車体験コーナー」に設置し、試乗用の電動自転車の充電を行います。
「ソーラー エレクトリック ビークル」は、当社「HIT太陽電池」と「リチウムイオン電池」を搭載したフルEVトラックです。既存のガソリントラックの車体に太陽電池を取り付け、エンジン・鉛電池をモーターとリチウムイオン電池に置き換えてEV化しています。太陽電池で発電したエネルギーを「リチウムイオン電池システム」に蓄電し、走行はもちろん、外部への電力供給が可能です。当社が誇る、創エネ・蓄エネ技術を融合したシンボルカーとして、エコプロダクツ展で初公開します。
なお、今後は、全国各地のイベントや非常時の電力供給車として活躍する予定です。
..........
出展場所
第6ゲート前 東4ホール駐車場 「電動アシスト自転車体験コーナー」
※三洋電機ブース(東3ホール)とは異なりますので、ご注意ください。
「ソーラー エレクトリック ビークル」概要
・高効率HIT太陽電池
:210W「HIT太陽電池パネル」 9枚(3直列3並列)
太陽電池容量 1.89kW、年間予測発電量 約2,000kWh
・リチウムイオン蓄電システム
:円筒形リチウムイオン電池(18650サイズ) 3,510本
(リチウムイオン電池195本のシステムを18ユニット搭載)
出力電圧117~160V、容量25.9kWh
重量約250kg
※AC100Vでの充電も可能
・充電時間
:ソーラー充電で約5日(約16時間)、AC充電で約8時間
(完全放電状態からの時間)
・走行距離
:約130km(当社試算による計算値)
・車体重量
:約2t
・製作協力
:学校法人トヨタ東京整備学園 専門学校 トヨタ東京自動車大学校、
日本EVクラブ
創エネ・蓄エネ・活エネのイメージ
-----image : 同リリースより "
関連エントリー
・三洋電機、自然エネルギーや軽車両で使える大容量のリチウムイオン電池を開発-----しなやかな技術研究会、2009/11/18
コメント続き
三洋電機の開発したリチウムイオン蓄電池と充電、インバーターシステムなど社会で実際に活用するための商品がどんどんそろってきている感じです。ニッケル水素とリチウム蓄電池、太陽電池、そして電動自転車や家電。同社の描く商品の姿、明確になってきた感じで、私の中の同社への評価は、同社の洗濯機のお世話になっていることもあって(?)よくなってきています。コレも買うつもりでいますし、、、。[家族へのwishlist!](t_t)
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コメント
saipan-skyさん
サイパンの空はいかがですか? 三洋電機、展開が前より明確になってきたような気がします。この電気トラック、本当に見に行きたいのですが、時間がとれるかどうか、、、、
まだ購入できる価格になっているとは思えませんが、売り出せば結構売れそうな車だと思います。
投稿: 追加情報 | 2009/12/11 10:18
ちょっと前に、そんな事が起きたらいいな、と思っていいた事が現実化され始めましたね。
もう少し経てば、今までとは趣の違う組み合わせの企業再編が普通に行われる様になるのでしょうか。とても楽しみです。
それにしても、ウチで利用出来るトラックの形になる迄、もう少し時間が必要なのかな…
投稿: saipan-sky | 2009/12/10 12:40